暁星・・・通塾生の学校紹介
カテゴリー:学校紹介2017.03.29
*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)
暁星中学
現在中3のMくんは幼稚園から暁星に通っています。
暁星は、幼稚園からの生徒が40名・小学校で80名・中学で60名入ってきて、高校では募集をおこなっていません。中高一貫校ですから進度も速く、中学生2年生頃から高校の学習に入ります。
去年の合格実績では
東大 17名
京大 3名
一橋大学 4名
東京工業大学 4名
・・・
と国立では東大が一番多い合格者を出しています。
Mくんによると半分以上がお医者さんの子どもで、それもあってか医学部志望者が多いとのことです。「東大の理3行きたいなあ」と言っているクラスメートも何名かいるそうです。
合格実績を見ると、東京慈恵会医科大学、東京医科歯科大学、北里大学、順天堂大学といった私立医学部が多いのが特徴といえるでしょう。
医師の子どもが多いこともあって、裕福な家庭が多く、Mくんによると「お父さんが車をたくさん持っているから、車に詳しいという人が多い」とのことでした。Mくん自身も医学部志望者です。
また、フランス語をやっていることも大きな特徴だと思います。
勉強ばかりに力を入れているわけではなく、サッカー部は強いそうで、そのためグランドは人工芝とのことでした。足を怪我しないようにしているのですね。
暁星の英語の授業では、多くの進学校が私用している「Progress in English」を使用しています。
このテキストはイエズス会の神父さんが作ったもので難易度が高いことで有名です。
ちなみにこの「Progress」、教科書ガイドがないので自学自習をするのがとても大変です。使用校の生徒はみな苦労しながら予習をしています。
女子学院・・・通塾生の学校紹介
カテゴリー:学校紹介2017.03.29
Kさんは女子学院に通う中学2年生。
女子学院は桜蔭、雙葉と並んで女子御三家と言われる学校です。とはいえ、学習進度はそれほど速くなく、わりとゆっくりとしています。
全国的に女子校は、年々変わってきているとはいえ、進学意識が男子校に比べ弱いと言えます。トップ校の偏差値は男女ともに大きな差はないのですが、進学実績で開きがあるのはそのためでしょう。
ところで、女子御三家の生徒をたとえるのにこういう話があります。
道に空き缶が落ちていると、桜蔭生は本を読んでいるので気付かない。雙葉生は拾ってゴミ箱に捨てる。女子学院生は思い切り蹴る。
世間では自由闊達な校風からか割とおてんばなイメージもあるのでしょうか。制服も一応ありますが、普段は私服だそうです。
合格実績を見ると国立では
東大 30名
一橋大学 11名
東京工業大学5名
の順になっています。
私立では早慶をはじめ医学系の大学や東京理科大学といった理系が多いのも特徴かもしれません。
*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)
日本女子大付属豊明小学校・・・通塾生の学校紹介
カテゴリー:学校紹介2017.03.29
Rちゃんは日本女子大の附属校の一つである豊明小学校をこの春卒業しました。豊明幼稚園時代からKipに通っているので通塾期間も丸6年になりました。最近は国立の歯学部を目指すと言って勉強を頑張っています。
豊明小学校は長い伝統のある学校で、それゆえ学校内では、とても伝統を大切にするそうです。一般的にはお嬢様のイメージが強いのではないでしょうか。Rちゃんの話を聞いていても、豊かな方が多いように感じます。軽井沢に学校の施設があるそうで、小中高それぞれがその施設を利用するそうです。
Kipには他にも何人か日本女子大付属に通っている生徒がいますが、みな書くことが得意です。日本女子大付属は小学校の時から、書くことをとても重視する学校で、書かされる量は半端ではありませんから、それが多いに関係しているのではないでしょうか。
たとえば、学校行事があると、全て原稿用紙で4~5枚で書かなければならず、他にも週に2回書かなければいけない日記もあります。中学校の定期テストの記述量も他校と比べると群を抜いています。そうした訓練を経ることできちんとした日本語を書くことができるようになるのではないでしょうか。
また8割の生徒は日本女子大に進学しますが、残りの2割の生徒は難関大学や国立の医学部、歯学部を目指すそうです。内部進学した人の半分以上は家政科に進学します。
*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)
早稲田大学に決まって!
カテゴリー:大学受験2017.03.18
自分は中学二年生から約5年ほど、kipでお世話になりました。
高校では、部活を最優先し、勉強は二の次となっていました。
そのせいで、最初のほうは成績が良かったものの、時間が経つにつれ学力は低下していきました。
しかし、急激に落ちるということはありませんでした。
これは、kipに継続的に通ったおかげだと思います。
また、このおかげで、受験勉強を始める際に英語に関しては比較的楽に取り組むことができました。
やはり、長期休暇の際に一気に取り組むより、長い間続けて勉強するほうが良いと受験が終わって感じました。
志望する大学に受かったのはkipに通っていたおかげだと思います。
今までありがとうございました !
*合格の報告に、お母様と一緒にきてくれました。その後、ラインで感想を送ってくれました。
早稲田大学 社会学部合格
カテゴリー:大学受験2017.03.17
S君が入塾してきたのは、彼がロシアから帰国した中2の時でした。
現地では日本人学校に通っていましたので、英語圏からの帰国子女のように
英検1級・準1級を武器に受験を突破するというわけにはいきませんでした。
彼は、中学生の時から、自立していました。
親御さんからすると、何も話してくれないので何を考えているのかわからずに、
戸惑いがあったようです。
ただ、「ママがいないと何もできない男子」が多い中で、自分をもっている中学生でしたので
塾ではとても指導しやすかったです。
家庭内反抗期?
家庭内無愛想?
親離れの早い男子の特徴かもしれません。
ご家庭ではお母様が大変かもしれませんが、他人とのコミュニケーションがきちんととれていれば問題はありません。
大学生くらいになると、母親想いの頼れる息子に変貌しますよ!!
彼は、口数は多い方ではありませんでしたが、コミュニケーションもきちんととれますし、素直でした。
それに、ぶれない逞しさがありました。
公立中学から都立高校へ進学し、部活動と勉強も両立させました。
中学生の時から、小田急線で通塾していましたが、高校生になると吉祥寺へ引っ越しをしましたので、一緒に通塾していた小学生の妹さんは通えなくなってしまいました。
遠方でしたので、継続するのは無理があるかと心配もしましたが、彼は淡々と
高校の帰りに塾に通い続けました。
1年生の時は、週1で塾に通いました。春休みや夏休みを利用して足りない分を
カバーしてきました。
部活を卒業してからは授業数を増やし、最後は毎日来ていました。
学校での成績も上位でしたが、受験体制に入ると、グングン学力が伸びてきました。上智・立教、明治も合格圏でしたが、早稲田も圏内に入ってきましたので最後は持ち前のぶれない性格が功を奏し、強気で責めることができました。
5年間通塾している間に彼の口から愚痴や文句、
言い訳等を聞いたことはありません。
学校から塾へ直行。
授業が終わってから帰宅。
午後11時を回っています。
吉祥寺の駅から自宅まで結構時間がかかると聞いていました。
私たちも、通塾が無理かもしれないと何度も思いました。
きっと彼も悩んだ時期があったと思います。
しんどいこともたくさんあったと思います。
Kipでは遠方から通塾している子が多く、無理をしないように話しますが、
そういう大変な子に限って、頑張り屋さんが多いのも不思議です。
通塾の電車を利用して単語を覚えるように、指導し励ましたこともあります。
私立大学最終日受験の早稲田大学受験日まで、持ち前の集中力で頑張りました。
受験生への年賀状に書いた言葉です。
「メンタルブロック」は自身が作り出しているものです。
さあ! 弱気な自分を乗り越えよう!!!
やる気をすっかりなくさない限り、失敗はありえない。
自分の内部から生まれる敗北以外に敗北はない。
心の弱さ以外に越えられない障害などない
By エルバート・ハバード
学力の高い人の共通点
カテゴリー:モチベーションアップ2017.03.10
過去の記事の再アップです
受験は、学力の争いだと思われていますが、最後はかなりの比重で自分の気持ちとの戦いになります。
受験が近づいてくると、それだけ不安は増します。
この不安を誰かと共有するのはなかなか難しいため、どうしても思いつめがちになってしまい、ますます不安が募ります。
この不安を軽減するにはどうすれば良いのでしょうか。
ニューヨークヤンキースに所属して、大リーグで活躍しているイチロー選手。
大リーグのシーズン最多安打記録や10年連続200安打などの多数の記録を保持しています。
大リーグへ移籍する前は、日本で活躍し、シーズン最多安打など多数の記録を残しています。
打って当たり前と思われるイチロー選手。活躍して当たり前と思われているイチロー選手。
では、試合に出場する時は、緊張しないのでしょうか?
いつも、恐怖と不安と重圧を、抱えています。
たのしいだけでは、プロの世界にいられない。
こんなに苦しいのは自分だけか、と思うこともたくさんあります。
それを見せるか見せないかの話です。
みなさん、ぼくのことは、疲れていないと思っていませんか?
あのイチロー選手ですら、日々恐怖と不安と闘っているのです。苦しい思いをしているのです。
高額の年俸をもらっているのもあって、シーズンを通して活躍しないと、
当然のように叩かれる。そういう重圧と日頃から戦っているのです。
つまり、能力が高いから重圧から逃れられるわけではないのです。
結局、どの世界でも、最後は自分との戦いになるのです。
受験も最後は自分との戦いです。自分よりも成績が良い子をみると「いいなあ。羨ましいなあ」と思うかもしれません。
でも、偏差値の高い子は、偏差値の高い子で同じようにプレッシャーを感じます。なぜなら、実力の接近している人がいるところを受験するのですから。
では、この不安が解消されることはないのでしょうか。
結果を求める限り解消はされません。
しかし、本番において限りなく普段通りの実力が発揮できるようにするための準備はできます。
イチロー選手は、
「特別なことをするためには、
普段の自分でいられることが大事です」
と言っています。
有名な話ですが、イチロー選手は、朝起きてから試合に出場するまでの行動はほぼ同じで、
ベンチからバッターボックスまでの歩数や動作はすべて決まっているそうです。
おそらく、その行為一つ一つにも意味はあるのでしょうが、それよりも、
毎回同じ行為をすることで、いつも平常心でいられるようにしているということが重要なのではないでしょうか。
もちろん、それだけではないでしょう。
圧倒的な練習をすることで自信をつけているのだとも思います。
受験は、数年間頑張ってきた結果がたった一回のテストで決められるのですから、緊張して当たり前です。
「落ちたらどうしよう」と思うのが当たり前です。
偏差値に関係なく全員が、今も不安と闘っています。
この不安を解消できない以上、この不安やプレッシャーと共存していくしかありません。
不安によって実力が発揮できなくなるならないようにすることが重要です。
今まで通りの勉強をしよう。
わが子が勉強できるようになるためにできること!◇~なぜ、成績が上がらないのか~◇
カテゴリー:中学受験2017.02.24
For 中学受験生ママ
わが子が、なぜ勉強ができないのか、ということで悩まれているお母様は多数いらっしゃいます。そして、そうした方のなかでこうおっしゃる方が多いのです。
「うちの子、勉強しないんです」
勉強すれば基本的には成績が上がりますから、成績で悩まれている多くの人は、上記のようなセリフがでるのは納得です。
では、なぜ勉強をしないのでしょうか?勉強が嫌いだからでしょうか?違います。もちろん、なかには勉強の好きな子もいますが、多くの人は勉強が嫌いです。ただ、嫌いだからしないというのと、嫌いなことでもすべきことはするというのでは異なります。
勉強をしない理由は明確です。勉強ができる環境にないからです。なかには、勉強をしているけど、成績が伸びないという方もいるでしょう。そういう方の多くは、椅子に座っている時間は多いが、必要な学習ができていないというケースが多く見られます。そういうことを踏まえ、上記の文をもう少し正確にかけば、成績の伸びていない子は、正しい勉強方法で、志望校に合格するのに必要な学習量が確保できる環境にない、となります。
①どうやって勉強量を確保するか
小学生・中学生・高校生すべてにあてはまりますが、成績の良くない子の大半は、勉強をしていません。勉強ができない理由の大半の原因はそれで説明がつきます。もちろん、必要な勉強量は置かれている状況によって異なりますから、どれくらいが勉強をしたことになるかというのは人それぞれです。しかし本来、目標(志望校)があるのであれば、合格するためにはどれくらいの学習が必要であり、それを残り時間で逆算をして一カ月、一週間でどれくらいの勉強をしなければならないのかをわかっていなければなりません。
もし、前提である志望校を合格するために必要な学習量が分からないのであれば、塾で毎週学習することを理解できているかを目安に考えてみましょう。
毎回の授業を帰ってから復習する
宿題をする
加えてこれまで習ってきたことを復習する
この流れができていれば、成績が良いはずです。ということは、現在成績が伸びていないのであれば、上記のどこかが欠けたまま時間が過ぎていっているということになります。つまり、たんに塾に通ったところで、日々の学習をしなければ成績は上がりません。学習時間は一週間単位で考え、上記のような流れをつくっていかなければなりません。ご家庭で多くの時間を
・テレビを観ている
・タブレットをいじっている
・スマホをいじっている
・机に向かわない
・・・・こうして過ごしていれば、成績の向上は望めません。誘惑の多い環境で、勉強を頑張れる人は、圧倒的に少数派です。つまり、多くの人にとっては、誘惑の少ない環境(もちろん、この場合は勉強できる環境)に長時間いることが、結果的に成績に結びつくのです。したがって、一週間のスケジュールを見直して、学習する時間が確保できているかを確認することが重要です。
②無駄な努力をしていないか?
上記に挙げたもの以外では、勉強を長時間しているにもかかわらず、まったく成績が上がらないという方もいます。その多くの原因は、消化不良です。
中学受験で多いパターンとしては下記のものがあります。
塾で大量の宿題が出される
⇓
分からない上に終わらない⇒分からないところはお父さんに訊く
⇓
⇒親子喧嘩勃発
or
分からないから放置
⇓
わからないまま、塾の授業が進んでいくため、ますますわからなくなる
⇒負のスパイラルに
どうしてよいか分からなくなる。
まずは、負のスパイラルから抜け出してください。チンプンカンプン状態で授業を聴いても、苦痛があるだけで学力向上は望めません。こうした状態であるならば、一刻も早く改善に努めてください。塾に相談しても、具体的な改善策がない場合は転塾を考えられた方が良いでしょう。
中学受験の場合、どこの塾に通っても宿題がある程度でますが、わからない状態で進んでいくと、あとで大きなツケがまわってきます。また、分からない問題をお父さんに訊くという選択肢もありますが、その多くは親子喧嘩に終わります。親子ですから、感情が出てしまうため、当然といえば当然です。感情的な問題以外にも、中学受験には特殊な解法がいくつも存在するため、塾の方針と異なった指導をお父さんがされると、お子さまが混乱をするケースがあります。
無駄なく学習するには、まずは目標を明瞭にすることです。中学受験と一口にいっても現在はさまざまな選択肢があります。御三家に行きたい場合と、大学付属に行きたい場合、あるいはとにかく地元の公立中学に行きたい場合とでは、目標がそもそも違うわけですから、学習する内容も変わってくるはずです。要するに、目標に合った学習をするということが重要なのです。下記のいずれかにあてはまれる場合、現状を改善する必要があるといえるでしょう。
・難し過ぎて自力ではまったく解けない。
・宿題の量が多すぎて終わらない。
・苦手な科目があるが復習する時間がなく、授業だけがどんどん進んでいく
③学習環境こそが重要である
毎年、大手の進学塾から転塾される方がいますが、最近その理由に以下のようなものが増えてきました。
・授業がうるさすぎる。
・学校の人間関係が塾にもちこまれる。
もちろん、最大の理由は成績が下がっていることです。それ以外の理由として上記のものがよく挙がるようになりました。まずは一つ目を考えてみましょう。
一斉授業でクラスが分かれている場合、上位のクラスはやる気のある子が多く、教室の雰囲気が学習意欲に満ちています。もちろん、優秀な先生がついています。こうしたクラスにいられるのであれば、転塾も考えないでしょう。下位のクラスでは反対に、教室がざわついており、先生もそういう状況を放置していることがあります。要するに、学習をする環境ではないのです。こうした環境で何時間過ごしても効果は望めません。学習するのに最も適した環境は、ピリッとした緊張感があり、周りの人間がもくもくと学習していて、なおかつ分からない問題がある場合に訊ける人がいるような場所です。お子様に教室の状況を訊けば一目瞭然だと思います。
また、女子の場合に多いのですが、学校の人間関係がそのまま塾に持ち込まれ、面倒くさい人間関係に巻き込まれるというケースです。学校の関係ではなくても、塾の中での人間関係がこじれることもございます。こうしたことはすべて学習の妨げになりますから、一刻も早く抜け出す必要があります。
オリジナルテキスト 主語と述語
カテゴリー:国語2017.02.07
Kip学伸では、国語のオリジナルテキストを作成している。
オリジナルテキストの目的は簡単にいうと、「文章を論理的に読み書きできるようにする」だ。
国語が苦手な子にとって、長文は苦痛以外の何物でもない。それが顕著になるのが高学年になってからだ。特に中学受験を始めると、5年生の段階で相当な長文が出題される。
ただでさえ国語が苦手であるうえに、そのような長文を読み解かなくてはならないとなると、その時点で挫折することが少なくない。
そうしたことを考慮したうえで作ってあるので、とにかく文章は短く、面白くできている。
たとえば、次のような問題だ。
猿(さる)は 桃(もも)太郎(たろう)から もらった きびだんごに たっぷり マヨネーズを かけて 食(た)べた。
この文章の主語と述語を答え、それらを繋いで一文にする。
ここでのポイントは、述語や主語を文法的に教えないことだ。述語を、「主語の動作や状態を表す言葉」と教えても、小学生にはチンプンカンプンである。
よって、Kip学伸では「述語は文の最後」と教えている。そして、あるレベルまではオリジナルテキストの文章はすべて、述語を文末においている。
そのうえで、主語を訊く。上の文でいうと述語は最後の「食べた」になる。そのうえで「だれが食べたの?」と訊けば、「猿は」という主語が自動的に導き出せる。
つまり、主語⇒述語の順序で考えるよりも、述語⇒主語で考えた方が分かりやすい。
もちろん、長文に出てくる文章がすべてそのようにできているわけではないが、とにかく「最後に述語でそこから主語を探す」ということを徹底化することで、基本的な型ができる。この型が身につけば、文章を書く際にも応用できる。
主語と述語を見つけていくオリジナルテキストを作成中にいくつもの困難が立ちはだかった。
その最大のものは、自分たちで文章を書いていて、主語が分からないような文章が作られていくことだった。
たとえば、
ライオンはメスが狩りをする。
といった場合、「(狩りを)する」が述語であるのは誰でも分かるが、その主語はライオン?メス?
同様の例文はいくつも出てきた。
ぼくは足が痛い。
問題を解決するため、勉強が始まったのだが、その中で面白い人を発見した。
三上彰という言語学者でこんな面白い本を書いている。その名もずばり
『ゾウは鼻が長い』
その主張は面白く、日本語は英語のような主語・述語の関係で文が構造化されているわけではないと。
上の文でいうと「ゾウ」というのは主題であるというのだ。
なかなか面白い説ではあったが、現場で指導することを考えるとどうも腑に落ちなかった。われわれの求めているのは、文法的な正解・不正解よりも文章が分かりやすくなるための主語・述語探しでなければならない。学習を通して、頭がより混乱してしまっては、意味がなくなってします。
多くの本を読んだが、結局納得できるものはなかったので、自力で解決するしかなかった。
そして、ようやく解決することができた。
ゾウは鼻が長い
さあ、この文の主語と述語をどうやって考えるかだが、こうやって考えると辻褄があう。
ゾウは鼻が長い(動物だ)。
つまり、上記の文には大きな述語が抜けていると考えるのだ。
そうすると、「長い」に対する主語は当然「鼻が」になる。
同様に前に挙げた例文で考えてみよう。
ライオンはメスが狩りをする
も、後ろに「動物だ」という述語が省かれていると考えるのだ。
この場合も「(狩りを)する」という述語に対する主語は「メスが」になる。
ぼくは足が痛い
の場合は、「と感じる」が抜けているのだ。ここでも「痛い」に対する主語は「足が」となる。
しかし、すべてに共通しているのは大きな述語が省かれていることだ。それらの大きな述語に対する主語は文頭にある「ゾウは」、「ライオンは」、「ぼくは」となる。
つまり、日本語は主語のみでなく、しばしば述語が省略されるのだ。
このことは英語で考えてみるともう少しすっきりとする。
前項で、日本語は主語のみならず述語もしばしば欠落してしまうことを説明した。
そして、そのことは英語と比較するとよくわかることも書いた。
ライオンはメスが狩りをする
これを直訳しようと思うと、不可能である。なぜなら言葉が足りないからだ。
無理に直訳すると(こうした言い方をするかしないかは別にして)
A lion is the animal that females hunt.
となる。英語の文型でいうと第2文系、S V C というやつだ。
ここで名詞である「C]にあたるのが、「動物」という言葉であり、
that以下がこの「動物」という言葉を修飾する。
日本語ではここでの被修飾語がしばしば省略される。
前に挙げた
ゾウは鼻が長いも
An elephant is the animal which has a long trunk.
となるはずだ。
つまり、日本語にも節(修飾語に主語・述語がある)があるのをドリル形式で学習していくことで、
後々英語を学習していくときに役立つ。
中学受験ここからが正念場!!
カテゴリー:中学受験2017.01.28
ここからが正念場!!
毎年この時期になると胃炎で病院へいく。
「神経性胃炎なので、問題が解決しないと治りませんよ」なんて
他人事のようにドクターに言われる。
待合室で待っている間に、「ストレスアンケート」をやってみた。
ストレス満点ですぐに病院へ行くように
と出てしまった。
受験が終われば、治るのはわかっているけれど、きりきり痛むのでやはり薬の手を借りてしまう。
どうして日本の受験は2月なんだろう?
この寒い時期に受験なんて気が滅入る。
こどもたちが可哀そうだ。
毎年このシーズンがくると同じことを思う。
中学受験生にとっては、これからの1週間が正念場だ。
当日発表や翌日発表を繰り返しながら1週間を受験、受験ですごす子がほとんどだ。
一緒に付き添っているお母様方も、私と同じように胃がきりきりしているだろう。
合格!不合格!
どのような結果であっても、最後まで落ち着いて受験することが大事。
受験生全員がいま一番苦しい。
だから、「よ~し!!最後まであきらめないでがんばるぞ!!」って
いち早く気合いを入れなおしている子に合格の知らせが舞い込んでくるものだ。
受験はまだまだこれからだ!!
自分の内部から生まれる敗北以外に敗北はない!
カテゴリー:モチベーションアップ2016.12.13
師走に入り、受験生も緊張感でピリピリしているようです。
どんなに成績が良くて合格圏にいる子でも、弱気になるのがこの時期です。
「不合格だったらどうしよう?」
「本番で普段通りの力が発揮できるかなあ?」
弱気になると、悪いことばかりを考えてしまうものです。
特に大学受験生にとっては、精神的プレッシャーも半端ではありません。
大学は最終学歴になりますので、その後の就活や大学院への進学に大きな影響を
及ぼします。
でもKipの先輩たちも、皆そのプレッシャーと闘って受験を乗り越えているのです。
「メンタルブロック」は自身が作り出しているものです。
さあ! 弱気な自分を乗り越えよう!!!
やる気をすっかりなくさない限り、失敗はありえない。
自分の内部から生まれる敗北以外に敗北はない。
心の弱さ以外に越えられない障害などない
By エルバート・ハバード
無料受験相談での悩み第2位:自分がどの学部に向いているのかわからない。
カテゴリー:その他2016.11.29
無料受験相談での悩み第2位:
自分がどの学部に向いているのかわからない。
Q.大学はなるべくレベルの高いところに行きたいと漠然と考えているのですが、自分が将来何をしたいのか、どんな職業につきたいのかわかりません。
大学の学部や学科を選ぶ際に、どの学科を選ぶことが自分に合っているのかで悩んでいます。
A:高校時代から、将来なりたい職業等がきちんと決まっている人はほとんどいません。
小学校の時に、サッカー選手になりたい、中学生の時はパイロット・・・やりたいことは
成長と共に、どんどん変化していくのが普通です。
これといった特技や個性がなかったりすると、自分は何を目標に勉強をすればいいのだろうと考え込んでしまう人もいます。
地方在住の高校生で、ただ、都会に憧れて都会にある大学を受験する人もいます。
Kipの高校生の話です。
彼は、学校では真面目に勉強をしていますし、大学受験をということも
決まっています。
ただ、「自分はどの大学に行ったらいいのかわからない」というのです。
彼の性格や得意科目、好きなこと等をじっくり話合うことで、少しずつ希望の大学&学部が見えてきます。
本人自身も、自分のことが良く分かっていないケースがほとんどですが、塾長や担当講師との話合いを継続していくなかで、漠然としていたものが形になってくるものです。
ひとりで悩んでいないで、是非、無料受験相談をお気軽に活用してください。
一歩行動することで、課題も見えてくるものです。
東大への道・・・1(kip講師の体験)1~17
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
あまり普通のことではありませんが、僕は中学高校大学大学院とすべて一般受験(内部進学などではなく)をしました。もちろん、その都度受験勉強をしましたが自分でも一番勉強をしたなと思うのは大学受験で、逆にあまりしなかったなと思うのは中学受験と大学院の受験です。試験の内容など、理由は色々とあるようにおもいますが今考えてみるとある一つの原因が思い浮かびました。
僕は静岡県出身ですが、静岡では東京のように中学受験がそれほど盛んではありません。そのため、中学進学時に公立を選ばずに受験する人は学校でも数人という状況でした。仲のよかった友達で受験をする人は一人もおらず(かくいう自分も、引越しで違う中学にいくことになるのでせっかくだからと受験を決めたのですが)、中々受験勉強をするという雰囲気でもありませんでした。中学受験のための塾もほとんどなく、かなり家から遠いところにひとつあったので週に一回だけそこに通っていましたが、モチベーションをあげるのは難しい状況だったと思います。
大学院のときも似たような状況で、自分の大学の学部から僕のいった大学院に進む人はおらず、勉強も一人でやっていました。
受験では周りはライバルでもありますが、やる気のある人や頑張っている人が周りにいるのは、むしろ自分のためにもなりますし、逆の関係も成り立ちます。
東京に出てきて、塾で子供たちを見るようになって、そのような環境が少し羨ましく思えました。
東大への道・・・2
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
大学を選ぶ時に、将来を考えて、といいますが実際には高校で自分の将来の姿を思い浮かべるのはなかなか難しい部分もあります。
僕は理数系の高校に通っていたので、周りには医学部を志望している友人も多かったのですが、そのように目標を定められるのはすごいことだなと当時思いました。
僕は結局決めることは出来ずに、大学に入ってから学部を決める制度(進学振り分け制度)がある東大にいって、理系で受験しましたが最後は文学部を卒業しました。
進学振り分けの話をたしか、高校一年生のときにはじめて先輩から聞いたのですが、その時はどうとも思いませんでした。が、いざ高校三年生で進路選択の時になるとなかなか魅力的な制度に思えてきます。
受験をするということは中学にしても大学にしても、一気に自分の進むことのできる範囲が拡がるわけですから、よく調べると自分にあった校風や制度がある学校にめぐり合うこともあるように思います。
東大への道・・・3
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
どのくらい勉強すれば~に受かりますか?と、時折質問されます。
明確な答えはもちろんありませんし、個人差もあります。
勉強の「量」は必ずしも実力に100%結びつくわけではないのです。しかし自分自身の経験としてはこんなことがありました。
僕は高校1,2年の時に、高校の数学科においてある数学の問題集を端から全てやってやろうと決めました。受験生でなければ、理科や社会にはそれほど時間をかける必要はないので数学ばかりやっていたというわけです。
それで大体のテキストをやり終えて、高2の終わり頃に東大の過去問をやってみたら十分合格点に届いたのでその後は他の科目の勉強に集中することができました。
過去問の結果もそうですが、とにかくがむしゃらにやった問題集の量は「質」がどうだったかは別として、その後の自信になったことは間違いありません。
どのくらいやれば、というのも情報としては重要かもしれませんが、まずは目の前にあるものを全て一生懸命やってみることで、むしろ自分に必要なものが見えるのだろうと思います。
東大への道・・・4
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
普通、受験などをしようとすれば模試をうけることになります。
模試を受けることで、自分の現在の実力や合格の可能性を判定することができます。
しかしこれがなかなか曲者です。
結果によって、大抵は一喜一憂してしまう、というのは大方経験のあるところでしょう。人間なので結果がよければ、喜ぶし、悪ければ落ち込む、模試はあくまで模試に過ぎないのだから復習して次に繋げるのが第一だと先生たちはいいますが、それはそう簡単なことではありません。
僕ももちろん多かれ少なかれ模試の結果を気にはしましたが、ある時からこれは単に学力の指針なのではなくて、自分のメンタルと発揮できる力の相関、もしくは結果をどのように受け止められるかという意味でのメンタルの課題だと思うことにしました。
本番に近い状況で自分のメンタルの変化を、確認しコントロールする練習はその後随分と役に立ちました。
模試にも色々な活用法があると思います。いずれにしてもやりっぱなしにしないことは大切です。
東大への道・・・5
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
東大に入るためには相当勉強したのでしょう、と時折聞かれます。
たしかに勉強はしたと思いますし、高校時代一番打ち込んだのは受験勉強だと思います。
しかし、それが何か度を越したものだったとは思いません。
というのも、受験勉強には志望校の合格という明確なゴールがあるので、ある程度しっかり勉強し、また受験する学校を調べればどのくらいの勉強が必要なのかということは見えてきます。
極端な例ですが、高校二年生のおわりに駿台か何かの東大模試をうけて全国で100番くらいに入りました、
そこに浪人生が加わるとしても、東大には毎年3000人受かるんだから、これはまあこのペースでこのくらいできれば受かるだろうなと思いました。自分は田舎の学校にいて、情報も少なかったのでそのような判断は割と大事だったと思います。
つまり、狂ったように勉強する必要がないということは、逆に一生懸命勉強した人にはわかること、というふうにいうことができます。
受験勉強をしっかりとすることで、必要なものや足りないものが見え受験そのものにもリアリティが生まれてくると思います。
東大への道・・・6
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
自分がどこの学校を受験するかというのを決めるのはなかなか難しいことですが、それを決めるためにも学校を見学するのは重要なことです。
中学、高校、大学、どれも学校説明会やオープンキャンパスなどを開いているので、気になる学校は見に行くことができます。
しかし実際には、特に大学のオープンキャンパスでは本当に重要なことはわからないかもしれません。なぜならそれは大学の表部分だけを見せる行事だからです。
ところで、僕自身はというと高校一年生のときにクラスで東大見学というのにいきました。
これは毎年の伝統らしく、夏休みのオープンキャンパスの日にクラス全員(1クラスだけの理数科というところにいました)で東京に来て、東大やその他を見学するというものでした。
ところが、僕は当時大学進学についてほとんど考えていなかったので(公立高校の一年生だと、そういうことも多いと思います)、あまり真剣にこのことを考えていませんでした。当時思ったのは、ただ大学のキャンパスが広いなということくらいです。
その後大学に進学して1年生の夏、恒例の東大見学で高校の後輩たちがくるという連絡がかつての恩師からありました。僕らのときとは違って、一泊でくるというので宿泊する夜は現役の東大生と高校一年生との懇親会をしたいとのことでした。
会場に行ったら先生に「今、テスト中だからちょっと待ってて」といわれ高校時代の勉強漬けの日々を思い出したりもしましたが(東京のホテルにきてまでテストをするような学校だったんですね)、当時の高校一年生には大学や受験についていろいろと本音を話したように思います。
そのイベントはその後も続いて大学4年のときもまた参加したのですが、そのときに今度は東大の1年生として、僕が1年生当時話した人が来ていました。
彼と話をすると、東大を見学したことよりも、東大生の先輩に聞いた話のほうがよく覚えていてその後の勉強のモチベーションになったと言っていました。
彼にとってはその話のほうがずっとリアルだったようです。
この話から、僕が思うことは二つあります。
一つは、そこにいる学生をみないと学校はわからないということです。
実際にそこで学んでいる学生の姿をみたり、話を聞いたりするのは特に大学受験においては非常に重要なことでしょう。
有名大学に見えても学生の活気がないところもあれば、それほど有名でなくても活気があり実際に就職の実績などのばしているところもあります。
そしてもう一つは、そのような先輩の話を聞ける場にいるということの重要さです。
僕自身がどんな影響を与えられたかはわからないですが、確かに当時の先輩から話を聞いて影響を受けたという後輩がいるということからもこのことはいえると思います。
どんな高校からでも大学を目指すことはできますが、そのような先輩が代々いて、また同じような目標をもつ子が周りに居るような高校に在籍することは非常に意味のあることだと思いました。
東大への道・・・7
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
都立高校を受けようと思うと、学校の成績が重要になります。僕は地方の出身です
が、公立高校を受験したので大体仕組みは同じでやはり学校成績が入試に関係してく
るような試験でした。
内申といわれるこの仕組みは、主には中学三年生の成績ですが、当然それまでの成績
も重要になってきます。
つまり、中学三年間の総合的な学業成績と態度が、高校入試において重視されているということです(もちろん当日の試験結果が重要なことは言うまでもありません)。
時々中学生の話をきいていると学校の先生がいやで授業を聞かなくなった、まじめに
取り組まなくなったという人がいます。
気持ちはわからなくもないですが、これは絶対にやめたほうがいいことです。僕たちは人間なので、好きな人もいれば嫌いな人もいます。
しかし、どうしてもその先生のつける成績にその後が左右されてしまうような状況でそのようなことをするのは、テストでこの科目はあまり好きではないから白紙で答案を出すといっているようなものです。
こんなことを言うと極端だと思われるかもしれませんが、授業中50分間の付き合い
なのですから、そこはもう自分が大人になって変に意識せずに取り組むほうがずっと
得すると思います。
ところで僕は高校時代に自分のやり方に必ずケチをつけてくる先生がいましたが、途
中から基本的には授業中に当てられたとき以外は言われたことにその場でうなずくだ
けにして、後は勝手に自分で勉強していました。
毎回やり方にケチを付けられましたが、僕は自分の人生なのでその人には左右されたくないなと思い、自分の方法を通しましたし、もちろんその科目の勉強をやめることはありませんでした。
むしろその先生の科目では必ず学年1位をとろうと思って、実際そのようになりました。反抗して、それをやらなくなるなどというのは一時の感情で、人生を棒に振るようなものですか
ら、むしろ逆向きの力に変えられたらきっといい結果につながるんではないかと思います。
東大への道・・・8
カテゴリー:勉強方法2016.11.12
大学進学を前提とした普通高校では、概ね高校2年生の始めに、文系理系を選択することになります。そのくらいの時期の高校生によく、どちらにしたほうがいいのかということを相談されるのですが、大学入試を前提にして考えるんであれば
「特別な理由がないのであれば絶対に理系にすべき」と答えています。
その理由は以下のようなことです。
まず高校における文理選択の意味はほぼ「数学を第一に勉強するか否か」といってしまっていいでしょう。そして数学というのは受験の選択肢を広げる科目としてかなり特別な立ち位置にいます。
私自身は理数科というところにいたので、必然的に理系でした。その後東大の理科一類に入った後、文系の学部にうつり、そこを卒業しました。
高校の同期でも、受験の直前に文系学部をうけることを決め、そこに進学した人も居ました。一方で、高校二年生の段階で文系を選んだ人でその後理系の大学にいった人や、理系に進んだ人はいませんでした。
少ないサンプルからですが、他の高校の話をきいても大体が同じような様子です。つまり、理系で勉強をしていて、文系の大学をうけることは可能でも、その逆はほとんど不可能ということです。
また理系の勉強をしていることは、文系受験においてプラスになることすらあります。
僕自身の例をひとつあげましょう。
受験の際は、併願校を1,2つ受験するのは普通ですが、僕も早稲田大学の政治経済学部を受験しました。
ここは早稲田の文系学部では偏差値が高い、私立文系の最難関学部と思います。
受験科目は国語と英語は必修、そして選択で日本史・世界史・地理・数学、からどれかひとつでした。僕はもちろん、数学を選びましたが私立文系型の勉強をしてきたい人はそれ以外の社会科の科目を選ぶことになるでしょう。
さて、政治経済学部の数学の問題は理系の数学の勉強をしている人から見ればかなり簡単な部類に入る問題で、センター試験に程度なので十分満点も狙えるものです。一方、社会は大学入試においてはもっとも難しいといえるような問題が出題されていました。
そのどれかで選択の余地があるのですから、普通に考えても数学を選ぶのがベストです。
併願校だったので僕はこの学部の過去問を一回分解いただけでしたが、合格しました。
それは頭の良し悪しの話ではなく、単に僕が理系だったからにつきると思います。英語は文理問わず勉強しますし、国語はそれほど差がつきません。そうであるなら、数学ができると(しかもそれほどのレベルは問われないのです)それだけで圧倒的有利になります。
逆に、数学がまったくできないと一般入試での国公立への進学はほぼ不可能と言ってもいいでしょう。
それはセンター試験において、ある程度のレベルの数学の問題を解かなければいけないからです。
厳しいかもしれませんが、高校三年生のときに「国公立にいきたい」といっても、成績などで上位をとって推薦を録らない限り、文系コースにいるとかなり大変になってきます。
長くなってきたので、次回もこのことについて書こうと思います。