Kip学伸のブログ



スカイプ授業でAO合格!

先日、スカイプ授業受講生の生徒さんがAO入試で白百合に合格しました。お母様が合格記を書いてくださったので紹介させていただきます。

いかに便利な世の中になったとはいえ、愛媛県松山市在住のかたですから情報収集という点で不利な状況は否めません。そうしたなかで合格をもらえた最大の要因は彼女の意志だったように思います。


 

 

「ママ、私S女子大のAOを受けてみたいんだけどいいかなぁ・・。」と娘に相談されたのは、高3の七月半ばでした。母親の私世代では当たり前ですが、AOや自己推薦という制度は、自分の時代にはありませんでした。その馴染みのないAO入試にチャレンジしたいという娘の言葉を聞き、私なりにいろいろ調べてみることにしました。

英語や数学を解かなくても合格でき、受かったらラッキー的な感覚に思う方も多いかもしれません。実際、私たちの住む地域では、AO入試で合格しようと試みる親子は、「考えがぬるい!非国民だ!」みたいな言われ方をします。ところが、実際蓋を開けてみると現在多くの大学では、一般入試以外の入試制度を利用しており、私は、娘が行きたい学校に何度でもチャレンジできる第一歩のつもりでこの入試にトライすることにしました。

前述の通り、非国民的な目で見られる我々にきちんとした指導をしてくれる専門の塾などは、当然私たちの住む地域にはありません。お母さんができることは、ご飯を食べさせ環境を整えることと考えていましたので、さっそくインターネットで検索をしてみました。

「AO 大学受験 スカイプ授業」 多くのヒットがありました。しかし、なぜか私自身その中で

Kip学伸のサイトに惹かれるものがあり、さっそくお問合せメールを本人に出すように促してみました。

娘は、塾嫌いで、家庭教師も経験したことがありますが、「いや!!」と拒絶心を起こすと徹底していやな性格なので、「どうか、どうか」と祈って反応を観察しておりました。

今回ばかりは、大学に合格したい⇒AO入試を受けたい⇒どうやって、どこからどのように手をつけたらいいのかわからない。そういう状況の中必死でメールを送信したようでした。

「これでいいかなぁ・・。返信くれるかなぁと・・。」と言いながらメールを送っていました。

メールをしてわずか数時間後に03で始まる番号から電話がかかってきたときは、正直びっくりしました。あれよ、あれよという間に体験授業を受けさせていただく運びとなり、これを経由してスカイプでの授業+夏休みの通塾で指導いただくことになりました。といっても、願書提出までわずか二か月ほどしか時間はありませんでした。あの時の私たち親子の気持ちは、まさに「藁をもつかむ。」そんな心境でした。

夏休みの初旬、娘は単身東京に行きました。目的は志望校のオープンキャンパスに行くことと、生の大沢先生の指導を受けることでした。このオープンキャンパス後、さらに行きたい度が増し、同時並行で考えていた大学は眼中にないものになっていました。

さて、AO入試の第一の関門は、自己推薦書と志望理由書です。限られた字数の中でいかに自分を売りこむかということです。自慢でもいけないし、卑下してもいけないのです。

その絶妙なるバランスがとても難しいようで、本人はかなり苦戦していました。そして、結果論としては、その個性が大学の求める人物像とマッチしなくてはなりません。スカイプ授業は、約30分ということですが、Kip学伸の大沢先生はいつもオーバーして真摯にみてくださっていました。スカイプと直接指導のおかげで、第一関門はなんとか整いました。

続いて、第二関門です。娘の行きたい学部では、事前課題を読んでこの感想文をだしこれに基づき、面接が行われます。これには正直かなり、苦戦していた様子でした。

読書は、八月の初めから始めたものの、読んでも読んでも一体どういうことかわからず、何度も何度も読んでいました。

すると読めば読むほど味が出るというか、読みこめば読み込むほど、いろいろな解釈ができるようになり、端から見ていて彼女の17年の人生で一番読み込んだ文庫本であったように思いますし、この課題を通して大学の先生はどういった視点で何を子供に気づかせたかったのかとお母さんである私はふと考えていました。

娘が幼稚園の頃のことです。 担任の先生に「お母さん、お子さんが独りでできるまで辛抱ですが待って差し上げてください。見守ることは難しいですが、信じて待っていてあげてください。ゴールにお母さんがいたら、安心して走れるものですよ。」と先生がおっしゃった言葉を思い出していました。冬の日に植えた球根の芽を引っ張り出すようなことはしてはだめなのです。ただし、芽が出るように肥料を与え、水は、与えなくてはなりません。Kip学伸の大沢先生の指導は、まさにその手法でした。娘が自分の力で自分の言葉で、自分自身を表現した第一関門の自己推薦書となぜ行きたいかを書く志望理由書。そして第二関門の課題感想文。AOのイロハもわからない娘が先生の指導の下変わっていく姿を私は、眺めていました。球根が膨らんでいく様子をただ眺めていました。

先生とスカイプがあるのに、できていない、できていないと焦ったり、体調を崩して思うように進まなかったりした日もありました。夏休みは、長いようで短く、学校の課題や補習授業もうんとありますし、AOの対策だけしておけばいいというわけにはいかないのが高3受験生です。そんな中ファックスやメールやラインやスカイプを駆使して、きちんと最終的には、自分のものとして成果品を提出していました。高校生らしい彼女の言葉で表した文章には、一文字一文字思いが詰まっているようで、課題図書の感想文も後で読ませてもらいましたが、この子がここまで二か月間で変わることができるとは夢にも思いませんでした。

課題提出後、ほっとしたのもつかの間。いよいよ第三の関門である面談です。

なんと大沢先生は、前日にも特別に面接練習をしてくださったのです。過去にも多くのお子さんを教えてこられた経験から、最悪のパターンも教えてくださったようでしたし、当日あがらない焦らない、自分の言葉で自分の足で進むことができるように最後まで支えてくださったようです。

試験の当日、私は正門の前までしか行けません。彼女の後姿を見送りながら、大きくなったなぁと思いました。立派な正門を眺めながら桜の季節にこの門の前で、今度は一緒にくぐることを夢見て、娘と別れました。

試験終了後、多くは語りませんでした。自分が言いたいことは全て言えたし、それが間違いでも悔いはない。落ちたらまた次頑張ると強い気持ちでまっすぐに私を見て話した娘の様子をみて、藁をもつかむ気持ちでどうしようどうしようとメールを大沢先生に送った二か月前との成長の差をわが子に感じていました。

結果は、合格です。受験生一人一人の個性に合わせ、その子が進みたい方向を導き、その子の最大限の力を引き出す指導をしてくださるKip学伸をお母さんの一人としてこれを読んでくださる方にお勧めいたします。

特に遠方で通塾が無理だとあきらめていたお母さんにもぜひおすすめしたいです。

この場をお借りして大沢先生には心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

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塾長 大澤 歩

塾長からのメッセージ

先の見えないこの時代、何か困難が起きたときに、それを乗り越えていくだけの知恵と心の強さがなければなりません。そして本来、教育とはそういう力を養成するものであると考えております。受験は本来学力を向上させるだけでなく、精神力も強くするものです。勉強を継続することは決して楽なことではありませんが、苦しみだけがあるわけでもありません。知る喜びもそこにはあります。塾では単に知識を伝えるだけではなく、学習を通して、「学ぶ力」「忍耐力」「継続力」「計画性」「目標設定」など人生に必要なものを多く学んでいただける場であることを常に心がけています。本気になったみなさんが来塾されるのをいつでも待っています!

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