Kip学伸のブログ



合格したのに「入学できなかった」理由

本日は、大学受験に関するお話です。毎年、「合格したのに、入学できなかった人」が必ず一定数いることをご存じでしょうか。ふつうに考えれば、合格したら入学できるはずです。学力が足りなかったわけでも、面接で失敗したわけでもありません。それなのに、大学に通うことができなかった。実際に、そういう人が毎年出ています。

では、なぜそんなことが起きるのか。理由はとてもシンプルです。入学金の振り込みを忘れてしまったからです。

 

《合格=入学ではない》

まず、ここを強調しておきたいのですが、合格しただけでは、大学には入学できません。合格後に、
・入学金を振り込む
・所定の手続きを期限内に済ませる

こうした手続きを経て、はじめて「入学が確定」します。私の知り合いに、私立大学の事務局で働いている人がいます。その人から聞いた話ですが、推薦入試でも一般入試でも、「振り込みが確認できない受験生」は、毎年思っている以上に多いそうです。しかも、この数は年々減るどころか、増えているとのことでした。そうした場合、大学側はどうするかというと、多くの大学では、期限前に一度、受験生や保護者に電話をかけてくれるそうです。ただし、これは大学側の善意です。義務ではありません。おそらくですが、webで手続きができるようになり、書類が簡素化されたことが、かえって「うっかり忘れる」原因になっているのだと思います。紙の書類が分厚かった時代は、「まだ何か残っている感じ」が目に見えていました。ところが今は、スマホやパソコンで完結します。その結果、手続きの重さが見えにくくなっています。

 

《一般入試ほど起こりやすい》

「そんなこと、さすがにあり得ないでしょう」と思う方もいるかもしれません。ただ、特に一般入試では、複数の大学を同時に受験するケースがほとんどです。そうしますと、

 

・合格発表の日程が違う
・振り込み期限が大学ごとに違う
・滑り止め校のほうが期限が早い

 

こうした状況が重なると、ついうっかり忘れてしまうということは、十分に起こり得ます。

今これをご覧になっている方は、大丈夫でしょうか。もちろん大学側も、先ほどお話ししたように、電話をかけてくれることがあります。ただし、まったく連絡がつかない人も一定数いるそうです。そもそも知らない番号からかかってきた場合に、電話に出るという習慣がなくなってきました。当然、大学側も、すべての受験生に何度も何度も連絡できるわけではありません。公平性の問題もありますし、期限を過ぎてしまえば、原則としてアウトです。

 

当たり前ですが、《最終責任は受験生側》だということです。ですから、「電話が来るから大丈夫」と思わないことです。大学からの電話は、あくまで善意ですから、最終的な責任は、受験生側、そして保護者側にあります。特に注意が必要なのは、次のようなケースです。

 

・親は「もう全部終わった」と思っている
・本人は「親がやってくれている」と思っている

 

このすれ違いが、もっとも危険です。成績が良いかどうか、真面目かどうかは、ほとんど関係ありません。では、こうした事故を防ぐにはどうすればよいか。
最低限、次の3つを徹底してください。

 

【ステップ】親子で「役割」を決める

最初にやるべきことは、
入試に関する事務手続きの役割分担をはっきりさせることです。

・誰が合格発表を見るのか
・誰が入学手続きを確認するのか
・誰が振り込みを行うのか

ここを曖昧にしないでください。「たぶんお母さんがやってくれているだろう」といった思い込みがもっとも危険です。

 

【ステップ】合格発表を見た「その場」でやること

合格を確認したら、その場で、入学手続きの書類をすべて開いてください。確認するのは、最低でも次の3点です。

・入学金・学費の振り込み期限
・振り込み方法(銀行・ネット・窓口)
・期限必着かどうか

大事なのは、「あとで読む」をしないことです。あとで、は事故のもとです。

 

【ステップ】期限を「見える化」する

最後にやるのが、期限の見える化です。

・紙に大きく書いて貼る(冷蔵庫、机など)
・スマホのカレンダーに入力する
・前日ではなく、2〜3日前にアラームを設定する

 

特に、複数校合格している場合は注意してください。

・滑り止め校の期限が一番早いことが多い
・辞退する大学でも、「何もしない=辞退」ではない
・手続き放棄は、後々トラブルの元になります

 

すべてリスト化することをおすすめします。こういった話は、大学入試に限った話ではありません。奨学金、入学後の手続き、社会に出てからの契約ごとなど、「能力ではなく、手続き」で結果が変わる場面は意外と多くあります。せっかく勝ち取った合格を、たった一つの振り込み忘れで失わないために、ぜひ、今日お話ししたことを確認してみてください。

 

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