中学受験の直前期、親が不安になる理由とその対処
いよいよ年が終わろうとして、受験生がいる保護者の方は、不安が大きくなってきているのではないでしょうか。のんきに構えているお子さんをご覧になってますます「この子、大丈夫?」と不安が増している方も少なくはないでしょう。要するに、中学受験の直前期にもっとも不安になっているのは、お子さんではなく保護者の方なのです。
・成績が上がらない
・点数が安定しない
・本人にやる気がない
・何をすればいいかわからない
・過去問の点が突然落ちる
こうした不安は「正常」です。今日は、直前期に保護者が不安になる理由と、その正しい対処法を、塾で見てきた実例とともにお話しします。
第1章:なぜ直前期に「親だけが」不安になるのか
① 子どもより「未来」を想像してしまうから
大人は「落ちたらどうする?」「このあと何校受ける?」「併願校は?」など未来のリスクを具体的に想像してしまいます。その一方で、子どもは「今日の勉強」しか見ていないため、温度差が生まれます。こうした認識の違いはイライラを増大させますがしょうがないことでしょう。
② SNS・ブログ・周囲の声で焦りが倍増する
Xやインスタなどの他の受験生の情報、あるいは過去問の合格者最低点を見ると、焦りが生じます。特に、ママ友に色々と言われると、焦りは募るばかりになります。最良の方法は、そうした不要な情報は遮断することです。
第2章:親の不安が悪影響を与える理由
〇親の表情で子どもが緊張する
特に敏感な子ほど、親の顔色を読み取る。
〇不安は過干渉に変わる
- 点数を確認しすぎる
- スケジュールに口出ししすぎる
- ミスを責めてしまう
→ これがやる気喪失につながる。
〇子どもが「自分はダメなんだ」と誤解する
大人の「焦りの声かけ」は、子どもには否定として伝わる。
第3章:直前期の不安を軽減する方法
① 過去問の点数は平均値だけ見ればOK
点数は基本的に上下するので、「ここ4〜5回の平均」を見る。決して1回の失敗に反応しないこと。毎回毎回のテストの結果に一喜一憂しても疲れていくだけ。
② 「できたところ」だけ言葉にする(褒めるのではなく事実を伝える)
例:
×「よくできたね」
〇「ここ、前より5点伸びてるね」
→ 評価ではなく事実を伝えると、子どもが落ち着く。
③ 勉強内容に口出ししない
直前期の「何をやるか」は、本人と塾に任せる。船頭多くして船山に上るになります。
④ 親は「生活マネジメント担当」に徹する
- 体調管理
- 睡眠
- 朝型にする
- 温度管理
- 食事
- インフル対策
これが最も価値がある。
⑤ 併願校を早めに確定し、不確実性を減らす
スケジュールが見えた瞬間、親の不安が激減する。
第4章:直前期に「親が言ってはいけない言葉」
❌ 「なんでミスしたの?」「本当に間に合うの?」
→ 子どもを責めるような言葉を言っても、追い詰めるだけ。
❌ 「友だちの○○ちゃんはもう〜」
→ 比較は逆効果。
第5章:直前期に「親が言うと効果が高い言葉」
「体調崩さないよう気をつけようね」
→ 安心感が出る。
「今日やることは、もう自分で決まっているよね」
→ 自尊心を刺激する。
「応援しているよ」
→ もっとも効果的。
受験直前は保護者が不安になるのが普通です。しかし、不安が表情や言動を通して、お子さんに伝わると、悪影響が出ます。
今日お話しした
- 点数の見方
- 声かけの仕方
- 生活管理のポイント
を意識するだけで、お子さんのコンディションは大きく変わります。
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