Kip学伸のブログ



作文が書けるようになるためのたった一つのコツ

 

今日は作文が苦手な人のために、書けるようになるたった一つのコツを教えたいと思います!対象は小学生と中学生です。小学生と中学生では、書けるようになるコツが若干ことなるので、別々に話をしていきます。

 

小学生

まずは、小学生から話をしていきましょう。作文が書けることは、ズバリ、「具体的に書くこと」。これが、小学生が作文を書けるようになるたった一つのコツです!

 

なぜ「具体的に書くこと」が大事なのか?多くの小学生が作文でつまずく理由は、「楽しかったです」「うれしかったです」「すごかったです」のように、感想だけで終わってしまうことです。でも、「何が?」「どうして?」を具体的に書くことで、一気に作文がふくらみます。

 

【例1】「楽しかった」で終わらせない

✖️ 悪い例
「ぼくは家族で海に行きました。とても楽しかったです。」

これでは、何が楽しかったのか分かりません。いつ何をしているときに楽しかったのかかを詳しく書く。

 

良い例
「ぼくは家族で海に行きました。海では、妹とカニを探しました。石を持ち上げると、赤い小さなカニが急いで歩いていて、それをつかまえたとき、とても楽しかったです。」

「何をして」「どんな様子で」「どの瞬間が楽しかったか」がわかる!

 

【例2】「うれしかった」で終わらせない

✖️ 悪い例
「テストでいい点をとれてうれしかったです。」

ただの感想で、読んだ人に伝わりません。テスト前からの話を書くとうれしく思う理由も伝わりやすくなります。

 

良い例(具体的に書く)
「テストで100点をとりました。前の日に、むずかしかった漢字を何回もノートに書いて覚えたので、その漢字が出たときに『やった!』と思いました。先生が点数を発表したとき、思わずガッツポーズをしてしまうほどうれしかったです。」

努力したことやうれしかった場面の行動があるから、気持ちが伝わる!

小学生が作文を書けるようになる【魔法の質問】

 

「楽しかった」「うれしかった」などと書いたときに、こんなふうに声をかけると効果的です!

  • 「どんなときにそう思ったの?」
  • 「そのとき、何を見た?聞いた?どんなことをした?」
  • 「体はどう動いた?声は出た?」
  • 「ほかに誰かいた?どんな様子だった?」

 

これを繰り返すだけで、作文がぐんぐん具体的になります!

 

中学生

中学生の場合は、作文や文章が「小学生っぽい」ままで止まってしまい、それが悩みになってしまうことが多くあります。中学生が作文をしっかり書けるようになるたった一つのコツを挙げるとすれば「理由や根拠を示して書くこと」です。これが、中学生が作文・小論文でレベルアップするためのたった一つのコツです!

 

なぜ「理由や根拠」が大事なのか?それは中学生になると、単なる感想文ではなく、「自分の意見を述べる力」が求められるようになるからです。しかし、多くの生徒は感想は書けても意見が書けていません。

 

【よくある例】

✖️「私は読書が大切だと思います。なぜなら、読書は良いことだからです。」

「良いことだから」では説得力がありません。理由が曖昧で、読み手に納得感を与えられません。

 

良い例(理由・根拠を示す)

「私は読書が大切だと思います。なぜなら、読書を通じてさまざまな考え方や価値観にふれることができ、自分の視野が広がるからです。実際に、私も歴史小説を読んだことで、過去の人々の生き方に興味を持つようになり、社会の授業がより楽しく感じるようになりました。」

「なぜそう思うのか」+「自分の体験や具体例」 があることで、説得力のある文章になる!

 

中学生向けのポイント

  1. 意見を書くだけで終わらない!

⇒「なぜそう考えたのか」を必ず書く習慣をつける。

  1. 理由が弱い時は「たとえば」で具体例を加える

⇒「たとえば」「実際に」「具体的には」などを使うと根拠が強くなる。自分の経験を書くと説得力が増します。

  1. 読み手を納得させる意識を持つ

⇒「相手が『なるほど』と思うにはどう書けばいいか」を考えさせる。

 

例:

テーマ:「部活動は必要か」

✖️悪い例
「私は部活動をすることは必要だと思います。楽しいからです。」

➡ これでは小学生レベルで終わってしまう。

 

良い例
「私は部活動をすることは必要だと思います。なぜなら、部活動を通じて仲間との協力や努力することの大切さを学べるからです。実際に私はサッカー部で、試合に向けて毎日練習する中で、チームワークの重要さを実感しました。この経験は、将来社会に出たときにも役立つと思います。」

理由+具体例+少し先を見据えた考え まで書けると良い。

 

まとめ

小学生も中学生も作文を書くコツは一つです。読み手に伝わるように詳しく書く!ということです。そのために、小学生の場合は、「具体的に書く」こと、中学生は「理由や根拠を示して書くこと」を意識するだけで、作文が急によいものに変わります!

 

 

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