【2025年首都圏中学受験 総括】
2025年首都圏中学受験
どう変わった?5つのポイント!
こんにちは!今日はちょっと時間が経ってしまいましたが、「2025年の首都圏中学受験の総括」についてお話しします。今年の中学受験には、例年とは違う動きがたくさんありました。今回は、特に注目すべき5つのポイントを、具体的な学校名も交えてご紹介します!
① 少子化なのに、受験率は過去最高水準!
2025年の首都圏中学受験者数は約6万2,200人と減少しましたが、受験率は15.2%と非常に高い水準でした。東京ではここ数年20%前後の受験率で、「中学受験をするのが当たり前」という環境が続いています。
② 「御三家」信仰が変化!学校選びが多様化
これまで男子なら「開成」、女子なら「桜蔭」といった御三家が圧倒的な人気を誇っていましたが、最近は「偏差値だけでなく校風や教育内容で選ぶ」家庭が増えています。
例:
- 広尾学園 や 三田国際 のような先進的なカリキュラムを持つ学校
- かえつ有明 のように探究型学習を重視する学校
- 渋谷教育学園渋谷(渋渋) のようなグローバル教育
こうした特徴をもった学校が注目されるようになり、必ずしも「御三家一択」ではなくなっています。実際、多くの面談をしていて感じるのは、新しいタイプにまず保護者の方が反応しているということです。
③ 中堅校の人気が急上昇!現実的な選択へ
2025年は、いわゆる中堅校の人気がさらに高まりました。
例:
- 世田谷学園(落ち着いた校風+安定した進学実績)
- 東京都市大学付属(理系教育+自由度の高い校風)
- 恵泉女学園(探究・国際教育に力)
こうした学校は、落ち着いた校風や、無理なく大学進学を目指せる環境が評価されています。「難関校にこだわらず、確実に合格できる学校を選びたい」という、現実的な受験戦略が広がっています。加えて、難関校にない「面倒見の良さ」や一人ひとりの生徒に寄り添う校風が評価されているという側面もあるようです。
④ 英語入試の拡大!グローバル志向の学校が人気
2025年は英語入試を実施する学校が113校に達しました。
代表的なのは、
- 広尾学園
- 三田国際学園
- 開智日本橋学園
- 文京学院大学女子
これらの学校は、英語教育に力を入れており、帰国子女や英語が得意な子にとって人気の選択肢です。英語を武器に、偏差値とは違う軸でチャレンジする受験生が増えています。小学生から英語をしっかりと習わせるという家庭が増えていますので、今後も英語入試を導入する学校は増加すると思われます。
⑤ 受験スケジュールがより戦略的に!
2月1日の午前から始まり、午後、2日の午前午後、3日・・・という連日受験のスタイルから、2月4日・5日受験を活用する家庭が増加しました。入気には、学校側が入試日程のかぶりを避けるために後ろにずらしたことが挙げられます。
たとえば
- 広尾学園小石川 や 東京都市大学付属 の後半日程を狙うケースも目立ちました。
「第一志望がダメでも、次で確実に押さえる」という計画的な受験が浸透しています。
まとめ
2025年の中学受験は、
✅ 偏差値重視から“校風・教育内容重視”へ
✅ 中堅校や英語入試を活用した多様な受験戦略が進化
来年以降も同様の傾向は続くといっても良いでしょう。
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