「推薦?一般?」【高1から意識したい大学受験のルートとは】
今回は新高1年生の人、あるいはその保護者に向けて話をしていきたいと思います。新高1生といっても、高校受験が終わったばかりの人もいれば、中高一貫校に通っていてそのまま高校生になる人もいるでしょう。今回はどちらの人にも向けた動画となっております。というのも、大学受験に向けた話になるからです。
まず、新高1生にもっとも訴えたいこととしては、大学受験に向けて「高1」が非常に重要であるということです。高校受験が終わったばかりの人にとっては、「え、受験が終わったばかりなのに、もう次の受験を考えないといけないの??」と思うのも無理はないでしょう。しかし、よく考えてください。中学受験であれ高校受験であれ、基本的にはローカル戦です。大学受験は全国区での戦いとなりまるので、当然ライバルの数もけた違いに多く、また学習内容にしてもはるかに難しく、また出題範囲も広いのが現実です。
さらに言いますと、大学受験がもっとも多様な受験方法があります。だからこそ、早いうちから準備をすることが重要だと声を大にして言いたいのです。
今回は大きく四つの章に分けて以下のような話をしていきます。
第1章:大学受験の主なルートとは?
第2章:なぜ高1が重要なのか
第3章:進路をどう考える?親としてのサポート
第4章:塾選びのヒント
このような構成で話を進めてまいります。
第1章:大学受験の主なルートとは?
現在では、一般入試で大学に合格する人の割合は既に半分を以下となっています。そうしますと、当然その他の受験方法についてもある程度の知識をもっておいたほうが良いと言えるでしょう。基本的に大学受験には以下の四つの方法があります。
- 一般入試:高3で本番に向けて勝負
- 総合型選抜:活動実績+志望理由+面接+(小論)
- 学校推薦型選抜:評定平均と学校内順位が命
- その他の推薦(スポーツや宗教系など):活動実績+志望理由+面接+(小論)
合否を決める試験内容が異なるわけですから、当然どの受験方法を選択するかによって、高校時代に力を入れるべきことが変わってきます。
第2章:なぜ高1が重要なのか
1章で述べたように入試方法によって、求められるものが異なるわけですから、高校時代に頑張るべきことが、入試方法によって変わってくるのです。要するに、学校で出される課題の延長に必ずしも入試に出題されるものがあるとは限らないのです。だからこそ、ゴール(志望大学とその入試方法)を意識し、そこから逆算していくことが重要になってくるのです。
- 自分の強みをいかすには、高1の時点で受験方法を知っておくこと!
- 評定平均は高1から積み上がる!(推薦狙いなら必須)
- 部活やボランティア、資格などの活動も1年生からカウントされる
- 学習習慣がこの1年で固まる→高2・高3がラクに
- 一般入試志望でも国立と私立では何に力を入れるかが変わる。
学校の進路指導が必ずしもすべての入試方式に対応しているとは限らないので、自分で調べていくことが重要です。高校時代はやるべきことが山ほどある。だからこそ、初めに優先順位をつけておくことが大切になると言えるでしょう。
第3章:進路をどう考える?親としてのサポート
このように大学入試が多様化していきますと、戦いが情報戦になってきます。昔のように一般入試がメインであれば、能力=学力と分かりやすかったのですが、現在のように受験方式が多様化していますと、持っている武器を最大限いかせる入試方法を探すことが重要です。そのためには、早い段階からの情報収集が重要です。
- 志望校とその大学の入試方式を早くから調べておく
- 早めに「どんな大学生活を送りたいか」の対話を
- 文系・理系を意識し始めるタイミング
- 推薦を狙うなら高1で何を積み上げるか決めておく
- 将来進みたい道などを考えさせる機会をつくる
第4章:塾選びのヒント
それでは、高1で塾を探す場合、何を基準にすれば良いのでしょうか?
- とりあえずの塾選びをにせず、何に力を入れるのかを明確にしてから塾を探す
- 推薦向け:内申対策・活動サポート
- 一般向け:基礎からの先取りと習慣化
- 自分に合ったスタイル(集団?個別?オンライン?)
たとえ、最初は補講のような形での授業が必要であったとしても、それだけでは大学受験を目指せないので、合格への道筋をキチンと示してくれる塾を選ぶこと。
さて、本日お話したことをまとめると、高1は準備期ではありますが、ここをどう過ごすかで選択肢が増えると言えます。推薦入試であれ一般入試であれ、どちらを目指す場合でも、スタートの意識は同じです。まずは、“何を目指すか”を親子で話してみてください。
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