学校紹介【昭和女子大附属昭和中学校・高等学校】
昭和女子大学附属昭和中学校は、東京都世田谷区太子堂に位置する私立の中高一貫の女子中学校です。 アクセスは、東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」から徒歩7分と便利な立地にあります。学校の設立は、大正9年でもともと文京区にありました。
高校は募集をしていない完全な六年一貫教育となっています。
入試においては、2科目、4科目、3科目から選択でき、英語資格を持つ受験生には試験免除の制度も設けています。 英語資格が利用できる入試というのは、今のはやりにのっていると言えるでしょう。
昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校では、生徒の多様な興味や将来の目標に応じて、以下の3つのコースを設けています。
- 本科コース:基礎的な学力を養い、多様な進路に対応する一般的なカリキュラムを提供しています。
- グローバル留学コース:英語力やコミュニケーション能力を高めることを目的とし、高校2年次にカナダでの10か月間のホームステイと現地校への通学を通じて、国際的な視野を広げます。
- スーパーサイエンスコース:理数分野に興味を持つ生徒を対象に、STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)教育を推進し、高度なサイエンスプログラムを展開しています。
英語と数学に力を入れているという意味では今のはやりにしっかりと乗っていると言えるでしょう。また、昭和⼥⼦⼤学の推薦を得たまま、他⼤学受験の準備をし進学することもでき、そういったことが理由となってか、偏差値も12年前に比べると上がっているようです。
2013年
卒業生 226名
首都圏模試偏差値 53と53 四谷大塚偏差値 45と47
2025年
卒業生 179名
首都圏模試偏差値 59と61 四谷大塚偏差値 46と49
偏差値は上がっていますが、注意が必要です。首都圏模試では偏差値が6~8上がっていますが、四谷大塚模試ではそうでもありません。大学進学実績を見ても、2013年に比べて良くなっているわけではないなぜ、首都圏模試だけ偏差値が上がったのでしょうか?背景には「模試の特性」と「受験層の違い」が関係しています。ポイントを整理します。
首都圏模試の偏差値が上がった理由としては、中学受験率の上昇(地元人気)が最大の理由だと思います。要は昔であれば受験しなかった人も中学受験をするようになった結果、偏差値があがったのです。一方の四谷大塚は首都圏模試よりも難しい模試であるため、受験者の顔ぶれがあまり変わってないから偏差値は大きく動かないと言えるでしょう。
分かりやすく言うと、
四谷大塚の偏差値は →「御三家や早慶レベルを受ける子が併願で受けたときの昭和女子の立ち位置」
首都圏模試は →「地元の子・公立併願の子が本命で受けたときの昭和女子の立ち位置」
このズレが今回の現象の正体です。
また学校の最大の特徴として、五修⽣制度というものがあります。
「五修生制度」は、高校3年生(6年生)の1年間に、在籍を維持しながら昭和女子大学の授業を受講できる独自の制度です。この制度により、高校卒業後に昭和女子大学へ進学する場合、受講した大学の授業が単位として認定され、大学生活を1年早く開始することが可能となります 。
主な特徴とメリット
- 中高一貫教育の早期修了:中高の5年間で高校卒業に必要な単位をほぼ修得し、6年生で大学の授業に参加します 。
- 大学単位の先取り:昭和女子大学に進学した場合、6年生で受講した大学の授業が正式な単位として認定されます 。
- 進路の多様性:大学生活を1年早く始めることで、留学や研究、大学院進学、就職活動などに余裕を持って取り組むことができます 。昭和女子大学附属学校
- ダブルディグリー制度との併用:五修生制度とダブルディグリー制度を組み合わせることで、5年間で昭和女子大学と海外協定大学の2つの学位を取得することも可能です
この制度は、昭和女子大学附属校ならではの特色であり、生徒にとって多様な進路選択や早期の専門的学習の機会を提供しています。
小中高生【残席僅か】受付中
大学受験、中学受験の個別進学指導塾 Kip学伸(キップがくしん)
小田急線「千歳船橋駅」より徒歩3分
住所:〒156-0054 東京都世田谷区桜丘5-49-3
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