中学受験って費用はどれくらいかかるの?
現在、わが子に中学受験をさせようかどうかで悩んでいる小3、小4の保護者の方は多いと思います。過去に、「中学受験をするかどうかで悩んでいる保護者へ」という動画(こちら)を撮ったことがありますが、今日は物理的な側面である費用がどれくらいかかるのかについて話をしていきたいと思います。
というのも明朗会計な塾は思いのほか少なく、授業料だけを見て、「これくらいか」と想定をしていると、やれ教材費だ、テスト費用だ、志望校対策コースだといった当初想定していなかった費用を請求されることが多いからです。
もちろん、塾にかかる費用は塾によって大きく異なります。集団授業の塾か、個別の塾か二よっても異なります。特に個別授業の塾の場合は受講数によって授業料が決まってきますので、たとえ同じ塾に通っていたとしても個人差が大きくでます。あくまでもこれからお話しすることは参考程度に聞いてください。
学年別費用の目安(年間)
小4(新小3の2月から開始する場合)
- 年間費用:40万~60万円
- 内訳:
- 通常授業料:2万~3万円/月
- 教材費:5万円程度
- 模試代:2万~3万円程度(年4~5回)
- 季節講習(春・夏・冬):10万~15万円
- 内訳:
小5
- 年間費用:60万~100万円
- 内訳:
- 通常授業料:3万~4万円/月
- 教材費:6万~7万円程度
- 模試代:3万~5万円程度(年6~7回)
- 季節講習:15万~25万円
- 内訳:
小6(受験直前の1年間)
- 年間費用:100万~150万円
- 内訳:
- 通常授業料:4万~6万円/月
- 教材費:6万~8万円程度
- 模試代:5万~8万円程度(年10回以上)
- 季節講習:20万~40万円
- 志望校別特訓・直前講座:20万~40万円
- 内訳:
小6生の場合、全体的に高いのは当然としても、模試代や直前講座などがかなり大きい金額になっていることに注目してください。こうした金額は、事前に知らされることが少ないので、入塾前にきちんと確認をすることをお勧めします。また、個別授業形態ですと、志望校特別特訓がなくても通常の授業で志望校対策が行えます。ですから、授業料だけでは分からないこともあるのです。
また、意外に聞こえるかもしれませんが、教材費は、同じ教材を使っていても大手の塾よりも個人塾のほうが安いことが多いです。もちろん個人差があるのであくまでも私が知っている範囲での話となりますが、基本的には個人塾のほうが同じ教材であっても安いことのほうが多いです。
塾で使用するテキストは一般図書ではないため、普通の人には手に入らず、値段も分からないのが実情です。そうした事情に加えて、郵送料などが加わりますと、売値よりもだいぶ高い金額になっており、結果として大手の場合は、自分たちでテキストを制作し、それを高く売っているとなっています。
教材費は、授業料に比べると安いので軽視される傾向がありますが、3年間塾に通うとなると大きな金額になりますし、そもそも明確に把握されていない方が多いので、きちんと入塾時に押さえておくことが重要です。
さて話を戻しましょう。中学受験をする場合のトータルは下記のような金額になります。
中学受験をする場合のトータル費用の目安
- 小4から始めた場合:約200万~300万円
- 小5から始めた場合:約160万~250万円
決して安いとは言えない金額です。こうした塾の費用を抑える三つのポイントを紹介します。
費用を抑えるポイント
- 通塾回数を減らすコースを選ぶ:
- 週2回程度のクラスや、オンライン授業を併用することでコストを抑えられます。
- 模試や特訓を厳選:
- 志望校に合った模試や特訓に絞ることで無駄な出費を防げます。
- 家庭学習を重視:
- 塾で使う教材を活用して家庭で補完することで、コストを削減できます。
ただし、こうしたことは塾側がOKするかどうかも分かりませんので、きちっと確認をすることをお勧めします。中学受験は費用が大きくなりがちなので、塾選びの段階で費用と指導内容をしっかり比較検討することが大切です。また、塾以外に場合によっては交通費や家庭でのサポート費用(お弁当など)もかかるため、全体的な予算を把握しておくと安心です。
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