Kip学伸のブログ



【上智大学公募推薦】課題レポートの書き方のヒント 応用編

 

上智大学の公募推薦には、基本的に課題レポートを課せられます。合格に近づくため、その課題レポートで、ライバルたちと差をつけることも一つの方法です。

 

今日は、そのレポートの効果的な書き方を紹介します。

①読み手を意識するために、意外性を入れる

たとえば、「キリンの首の骨は7つ」ということを伝える場合、以下の二つでどちらのほうが効果的でしょうか。

 

A「キリンの首の長さは約2メートルあり、その骨の数は七つだ」

B「キリンの首の長さは約2メートルもあるのに、その骨の数は人間と同じ 七つしかない」

 

 

どちらも「キリンの首の骨は七つ」という事実が書かれていますが、「骨の数が七つ」であることをより効果的に伝えているのはBであることは分かると思います。骨の数が七つというのは多いのか少ないのかは一般の人には判断ができないと思いますが、「2メートルもあるのに」骨の数が「人間と同じ」と書くことで意外性が伝わるのです。他にも例を挙げてみましょう。以前、中3生に作文の授業で50字の自己PRを書かせたことがありました。その中の一人の生徒が書いてきたのは以下のような文章でした。

 

数学が得意で学年トップを2回とりました。それは長所である諦めないことがいかされていると思います。

 

50字のPRにおいて最大のポイントはたった50字しか書けないことです。ですから工夫しなければ伝えたいことは伝わりません。ここでは、「数学が得意」「学年トップ」「諦めない性格」などのアピールがされています。自己PRとして形は整っていますが、少し一本調子なのが否めません。こうした場合に、少し意外性を入れると一気に読み手の好奇心が揺さぶられます。

 

粘り強い思考を武器に得意な数学は学年トップ。でも、机に積まれているのは、数学の本ではなくワンピース。

 

「ワンピース」というのは中学生に人気のある漫画です。数学が好きというアピールだけですと、だたの「ガリ勉」に思われかねません。せっかくのPRですから、そこに数学とまったく関係のない漫画の話を入れることで、実際に書かれていること(この場合、数学が得意で漫画も好きであるということ)以上のことが伝わります。読み手は、書き手のことに興味をもつようになります。

 

ちなみに、書き出しに意外性を入れるのがもっとも効果的であり、そのため多くの小説の書き出しはそのような工夫が施されています。たとえば日本でおそらくもっとも有名な書き出しであるのは、

「吾輩は猫である。名前はまだない」ではないでしょうか。まず、「吾輩」という格式ばった言い方と「猫」というのがちぐはぐない組み合わせです。そのうえ、名前がないとくるのですから、この後どういう展開に続くのか気になるところです。

②ネタを逆張りで考えてみる

 

「逆張り」というのは、他の人とあえて反対の意見を主張することです。たとえば、多くの人が

 

日本は今後、ますます就労人口が減っていくが反対に高齢者の数は増えるため、財政がひっ迫し、経済的にはジリ貧になっていく。

 

と主張しているとします。要するに少子高齢化によって、財政が悪化し、経済成長の足を引っ張るという主張です。現に多くの識者もこのようなことを言っています。しかし、「逆張り」の発想では、他の人とあえて反対のことを言うので以下のような主張になります。

 

日本は今後、就労人口が減り高齢者の数は増えるが、大きなチャンスだと言える。というのも、少子高齢化が進むというのは、ほとんどの先進国に見られる現象であるため、その良いモデルを作ることができれば、多くの国が日本を見習うことになる。

 

ポイントは、多くの人が述べそうなことをまずは考える。もちろん、その意見の良い点も悪い点も含めて。そのうえで、その意見とはまったく違う、あるいはまったく反対の意見を理屈付けできる形で述べるのです。

 

③海外の視点を入れてみる

 

みなさんは、オーストラリアで使用されている世界地図を見たことがありますか?

 

オーストラリアの世界地図は、オーストラリアが中心になっています。日本の世界地図は日本が中心です。誤解している人もいるのですが、日本の世界地図であるから日本が真ん中にくるように描かれているのです。

 

オーストラリアの世界地図は南北も反対になっており、見たことがない人も多いのではないでしょうか。世界地図というのは、基本的に自国を中心に作られています。オーストラリアは南半球の国ですから、当然われわれ北半球の国とは上下が反対です。こうした他国の世界地図を見ると見慣れた日本も少し違って見えないでしょうか?

 

反対にオーストラリア人にとっては、オーストラリアが真ん中に描かれた世界地図は、見慣れた世界地図です。こうして考えますと、「世界地図」と一口にいっても、なにを中心にするかによって見え方は変わってきます。そして、これは単に世界地図に留まらずあらゆる社会現象についても言えることです。日本で報道されるニュースは日本の視点です。当然、同じニュースが別の国では違って報道されています。

このことを敷衍(ふえん)しますと、あるグローバルイシュー(世界的に話題となっているような社会事象)について考える際に、「外国人(たとえばアメリカに住んでいるアメリカ人)であれば、この問題についてどのように考えるのだろう」と考える習慣をつければ、これまでとは違ったものの見方ができるかもしれないということです。こうした「視点」をレポートの中に入れることによってライバルたちに差をつけることができます。

 

以上の三点を意識して課題レポートを書くと他の人とは差別化できるものが書けると思います。

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塾長 大澤 歩

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