Kip学伸のブログ



東大への道・・・12

カテゴリー:東大への道(連載)講師体験2016.11.12

僕は自分ではかなり数学が得意と思っていましたが、東大に入ってびっくりするくらい数学ができる人間にあいました。


前にも書いた通り、受験において求められているのは数学の天才的な能力ではなくて、日々の努力の力です。

しかし、数学の研究の世界にはそういったことでは説明のつかない能力を持った人がいます。同じ問題を考えていたときに、その人の考え方、考えの流れが自分には理解できないと思ったときに「この人には自分にない力がある」と思いました。


ところで、スポーツなどでもそのように天才的な能力をもった人は時折います。世界的に活躍する選手などは、明らかに人とは違った能力をもっているようにも見えます。

しかしながら、彼らがどのくらいすごいのか、ということに関してはあまりよくわかりません。

最近、サッカー選手の本田圭祐氏がセリエAの強豪チームに移籍することが決まったということで盛り上がっていましたが、彼はもちろんサッカーにおいてはすばらしい能力をもっているのだと思います。

僕は昔サッカーを少しだけやっていたので、彼のサッカーのプレイをみて「これはすごい」と思うことが多々あります。(あまりサッカーは見ませんが)。でもそれは自分がサッカーをやっていなければわからなかったことのように思います。


世間をみると、サッカーの試合をみて「誰々はダメだ」とか「他の誰々という選手のほうがいい」といったことをいって批判している人は多いです。スポーツはある種のエンターテイメントであるので、これが許されますし、逆にその人の意見が反映されることはないので問題はないですが、全然数学の勉強をしたことがない人がある数学者が問題を解けなかったのをみて「あいつはばかだ」といってもまったく説得力はないでしょう。


翻って、日常的なこと、例えば政治や経済、社会的なことを考えてみても同じようなことがいえます。これらの土台にあることの多くは、小学生から高校生くらいまでの間に勉強したことがほとんどです。


でも、それもしらないで多くのことを批判しようとしてもそれはほとんど空回りになる気がします。

例えば今まさに話題の都知事選の争点にしても、その意味内容をしらないで議論するのはほとんど「候補者の見た目の好き嫌い」を言っているのとレベルはかわらないことになってしまいます。



僕は数学をある時期一生懸命勉強したので、「すごい人のすごさ」と「そのレベル」がわかったのですが、何かについて考えてみるにはそのような知識が絶対に必要になるでしょう。
数学のすごい力がある人が「どのくらいすごいのか」というのがわかっただけででも数学を勉強した意味があったのではないかなと思います。

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