Kip学伸のブログ



志望理由書を書くコツ

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2022.07.14

孫氏の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という故事があります。

敵に勝つには、相手のことと自分のことを知ることだという意味です。

志望理由書を書くのも基本はこれと同じです。この基本を守るだけでずいぶんと良い志望理由書に生まれ変わります。

この場合、相手というのは、大学のことになりますから、まず大学を徹底的に調べることです。当然、大学のパンフレットやHPは隅から隅まで読むべきです。大学の理念は何なのか?どういう授業があるのか?大学が力入れていることは何なのか?どういう先生がいるのか?調べられることは無限にあります。

ただし、パンフレットやHPに記載されている言葉をコピペをしてはいけません。

大学のパンフレットは不特定宅数に向けて作っているため、間口を広げるために、具体的には書かれていません。受験生はこれとは逆の立場ですから、できるだけ具体的に書いて、その具体的な例が大学の求めていることと合致すると言えば良いのです。ですから、「様々な視点から」「幅広い知識を」などパンフレットやHPによくある言葉は受験生としては使わないほうが良いでしょう。

コツとしては、カリキュラムや留学制度、大学の先生など固有名を入れることです。

また、大学を調べると同時に大学の立場になって考えてみることも重要です。大学の立場になったときにどういう学生を欲しているのか。また、志望理由書で判断するとはどういうことなのかということについて考えてみるのです。

つまり読み手の立場を考えるのです。

ついつい書きたいことをすべて書こうとなりがちな志望理由書ですが、そうしたことよりも、どうしたら興味をもってもらえるかということを常に意識して書くほうが、はるかに相手の立場になっています。

そうすると、形式的に「無難に書く」という発想ではなく、読み手にどうやったら興味を持ってもらえるのかという発想になってきます。志望理由書に限りませんが、文章であれ映像であれ最初と最後がもっとも肝心です。だからこそ推敲を練って、読み手に伝わる表現を考える必要があります。そのために重要なのは、どこまで具体的に考えているかということです。ついつい使ってしまいがちな、「グローバルに活躍する」「多様な社会」「持続可能な環境」といった言葉には具体性がなく、何も考えていないことがすぐに分かります。コツは一つのことに絞って深堀して書くことです。「多様な社会」と書くのであれば、今どういった人が不利益を被っていて、その不利益をどうやって払拭できるのか、ということを書くのです。一方で、内容を詰め込みすぎると、しばしば一文が長くなります。読み手のことを思うのであれば、全体的に一文は短めで書いて読みやすくなるよう工夫をするほうが良いでしょう。

次に、己のことを知らなければなりません。

己のことを考えるには次のように考えると良いでしょう。

①将来はどういうことがしたいのか?
②そのきっかけは何なのか?また、どういう活動をしてきたのか。
③そのために大学で何を学ぶ必要があるのか。

上記のことを書く際に、自分の長所やこれまでの活動といったことも当然重要ですが、同時に「社会的意義」も意識しましょう。たとえば、建築学科へ行きたい場合、だれのためにどういった建築を作りたいという視点から離れずに書くのです。自分のことだからといって、内省ばかりしていると、社会的な視点がなくなってしまいます。そうした意味では己を知る場合も、情報収集が重要になりますから、書籍やインターネットを活用しましょう。たとえば、外交官になりたいのであれば、まずは元外交官の本を読んで自分なりに具体的なイメージをもてるようにするのです。

さて、最後に付け加えるとすると、書いた志望理由書は誰かに添削をしてもらうほうが良いでしょう。客観的な意見が聞けるからです。多くの人に意見を求めると、船頭多くして船山に上ることになるので、信頼できる人、一人か二人で良いでしょう。

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