Kip学伸のブログ



東大への道・・・16

カテゴリー:東大への道(連載)講師体験2016.11.12

さて、前回の続きで東大の二次試験本番の話をしましょう。


前回は一日目までで、国語と数学が終わりました。

東大は国立大学の中でも例外的に文系でも理系でもすべて国語と数学を二次試験の科目として課しているので、一日目はどちらであってもこの二教科を受けることになります(前回書いた通り、試験時間や内容はある程度かぶっているものの異なります)


一方で二日目の最初の試験は文系であれば社会、理系であれば理科です。

自分自身は理系での受験だったので、ここでは理科を受けました。理科は「物理」「化学」「生物」「地学」からの選択二科目です。これらはどの科類をうける場合でも自由に選択できます。

医学部進学である理三であっても必ずしも生物を選択する必要はありません。

これらはすべて記述式で、すべて同じ解答用紙をつかうため、受験生は解答用紙の上部にある科目選択欄を「切って」提出しなければなりません。

そのため東大の入試では受験生は必ず「はさみ」をもってくるように言われます。これは何かすごく奇妙な感じがしますが、みんな試験前にはさみをだしてせっせと切っている様子が思い出されます。


理科は二科目あわせて150分、その中での時間配分は自由なのでそこがかなり勝負の分かれ目になるでしょう。


実際に受験生をみてみるとどの科類でも「物理」「化学」という選択が多いようです。

特に理一ではほとんどがその選択のようです。入学後を考えてもこの選択は妥当だといえるでしょう。

高校での物理や化学の知識は進学後もかなり重要になってきます。自分自身もこの二つを選択しました。東大の物理や化学は基本的に絶対にでる分野があり、またそれらの中には得点源になりやすい分野(逆に言えばおとしていけない分野)があります。理科の対策はこれらをしっかりとこなすことでしょう。


実はあまり理科の試験内容の記憶はありません。というより、もう試験内容の記憶はほとんどないのですがどの科目もなんとなくの記憶はある中理科だけははさみで切っていた場面しか思い出せないのです。受験生のころ理科があまり好きではなかったので、そのせいかもしれません。

そして最後が英語の試験です。

こちらは文系も理系もまったく同じ内容です。リスニングもかなりの割合であります。しかし他の科目と比べると、英語はかなりオーソドックスな問題だといえるでしょう。

偏差値でいうと東大と双璧をなす京都大学の英語の問題はかなり独特で問題数は数問しかなく、かなり長い英文を訳すもの、かなり長い日本語文を英訳するもの、この二つだけです。

一方東大は長文、文法、要約、リスニングと所謂英語の試験で出題されるようなものがまんべんなく出題されます。

レベルもそれほど高くはありませんが、正確に速く解くことが重要となってきます。これはしかし英語というものが、進学後に基本的なスキル(論文をよんだり書いたりするのは基本的に英語です)を考えれば当たり前のことかもしれません。

東大入試というのはまさに「東大はこんな人材を欲しがっている」ということを表しているのだということがわかります。


英語の試験中は、「ああ、これで入試もおわりなのだな」と思いました。高校生の間一番がんばったのはもちろん受験勉強でしたから、このときの開放感はいまだかつてないものだったように思います。(自信があったからかわかりませんが、合格発表のときよりも試験がおわる直前が一番開放感がありました)



とはいえ、東大の場合はここから発表まで2週間近くあります。(東大は国立のなかでも発表が一番最後です)この間は勉強するにしても、微妙に気が晴れないそんな二週間でした。

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