東京海洋大学ってどんなところ?後編
【後編】東京海洋大学に入るまでしてきたこと
大沢:では、具体的にどんな勉強をしてきたのか。国立なので5教科7科目、全部やったの?
池田:全部やりました。
大沢:何が一番得意なんですか。
池田:生物です。
大沢:なかなか塾では教える機会のない生物が一番得意で、今もそういうのが好きなの?
池田:今も生物が好きです。
大沢:なるほど。生物が得意で、あとは?
池田:あとはしいて言うなら英語か国語と社会。
大沢:あれ、数学理科はそうでもない?
池田:そうでもないです。
大沢:そうだったんですね。国立なので、センター試験をやって、2次試験をやって、点数配分ってどれくらいだったんですか?
池田:他の大学だと全部圧縮されたりすると思うんですけど、うちの大学では英語は圧縮されないで250点満点で換算されて、他の教科を圧縮するって感じなんで。
大沢:じゃあ、センター英語が非常に重視される?
池田:ですね、はい。
大沢:じゃあ真面目にやってる子は行きやすいよね?
池田:そうです。そうです。
大沢:2次試験は?
池田:2次試験は私の学科だと小論文と、数学か化学か生物から1つ選んで2つで受験する。
大沢:あー、なるほど。じゃあもちろん生物をとって。
池田:はい、生物と小論文で受験しました。
大沢:小論はどういう題材が多いんですか?
池田:そんなに海の関係とかではなくて、文章を読んで求められた答えが書けるのかっていうのが知りたい内容なので、普通に何かの本の本文から引っ張ってきて・・・
大沢:国語みたいな?一番オーソドックスな筆者の主張みたいなのをまとめていって?
池田:要約したりみたいな。
大沢:そういう感じなんですね。他なかなか一緒に目指そうっていう友達もいなかったんじゃないですか?
池田:いなかったです。
大沢:うちでも多分、受験した子はいなかったと思います。
他にもじゃあ、特殊と言っても、今日の話を伺ってると、食品流通とかだとここの大学じゃないと絶対ダメっていうわけじゃないと思うので、私大もいろいろ受けたと思いますけど、どんな私大を受けたんですか?
池田:まずは明治大学農学部、法政大学生命科学部、東京農業大学。
大沢:全部そういう関連なんですね。たとえば今の3つでいうと、明治なんかだと、明治が滑り止めになるのか、明治の方がレベル高いのか?
池田:どうなんでしょう?私は第一志望が国立で、第二が明治大学という感じで受験しました。
大沢:やっぱりそういう人が多いのかな?国立受けると、明治や法政だと滑り止めなるの?ならないくらいなの?
池田:滑り止めになるかならないかギリギリ。
大沢:同じくらいのレベルになるのかな?
池田:そうですね。
大沢:で、農大だとちょっと滑り止め?
池田:はい。
大沢:ちなみに大学に向けての勉強っていうのはいつぐらいからスタートを切ったのですか?
池田:本格的に始めたのは高3の夏休みくらいからですね。4月から夏休みまでの間は実感がなくて、何をすればいいのかわからなくて、行動に移せなかったというか。
大沢:頭ではわかっていても?なるほど。 結構じゃあ、夏はがんばりましたか?
池田:はい、普通に大手の塾に通ってたんですけど、毎日朝9時から夜10時まで塾に行って。
大沢:予備校?
池田:映像授業の塾ですね。
大沢:自習室みたいなところで?
池田:映像の授業を受けて、今日の分の勉強をしたあとに、夜までずっと自習するっていう感じです。
大沢:9時から10時だと13時間?
池田:途中お昼休憩を入れながら。
大沢:結構きつい勉強を夏休みめいいっぱいして、何か覚えてることありますか?夏前にセンターこれくらいだったけど、終わるとこれくらいになったとか。
池田:英語は多分伸びたと思います。
夏前あったら6割7割だったのが、夏終わったらはそれを当たり前に超えるようになってきました。
大沢:最終的にはどれくらいになったのかな?
池田:最終的には8割。
大沢:その30日40日の間で力をつけて、国立で全科目必要なので数学も?社会は何を取ったんですか。
池田:政治経済です。
大沢:なるほど、あまり勉強しなくて済むようなものを?
池田:そうです。
大沢:それでも科目多いので大変で、小論もやらなきゃいけないしとか?
もし、センター試験をしくじってしまったら変えようかなとかありましたか?
池田:いや、それはなくてダメ元で受けようと思ってました。
大沢:自分の想定の点数を下回っていたとしても、うけてやろうと?
池田:はい。0%ではないじゃないですか。
大沢:そうだね。結構やりたいことがはっきりしている人が多そうな大学なので行きたい人にはすごい魅力的な大学な感じが。うちにも生徒で海が好きで行きたいって言ってる子もいるので、そういう子には理想の大学かも。4年間ずっと船に乗れるってわけではない?
池田:そうですね、でも船乗りの学科に、他の学部学科に行けば、1年に2,3回乗船実習っていうのがあって、2週間とか長かったら1か月2か月くらい船の上で生活するのはあります。
大沢:そこで漁師さんでは学べないことを何かいろいろ学ぶってことだよね?
池田:大型の船の機械室とか航海に関わる仕事、技術面とかで資格が取れるようにっていうのはあります。
大沢:じゃあそういう船に乗る人っていうのは、そういう船を運転するような人に就職したりする?
池田:はい、そうです。
大沢:じゃあちょっとコロナで大変だったのかな?
池田:今は乗船実習の前は2週間家から出るなって言われているらしいです。
大沢:なるほど。2週間の隔離を経て、陰性であることがわかって乗れるみたいな。
そういうことなんですね。
学校の勉強も夏までは普通にしてたと。じゃあいつから大学は目指しだしたんですか?
池田:大學は、夏休みのオープンキャンパス行ったときにちゃんとここ目指そうと。
大沢:それは行ったのは高2?高3?
池田:高3です。それまではなんかいくつか候補があって、第一志望にする大学があやふやだったんですけど、とりあえず全部第一志望は国立だったので幅広く勉強しておけば対応できるのかなって思って。
大沢:ちらっと前に授業が終わったあとお話ししていた時に、お母さまが北陸の方だと聞いて、その時にお母さまはすごい魚介類にうるさくて、東京のスーパーの魚は食べられないから東京で買うときはデパートに行くって話をしてたと思うんだけど、そういうお母さんの影響もあって?
池田:この大学を初めて知ったのはお母さんに言われたからですね。さかなクンがうちの大学の客員教授をしていて、お母さんがなぜかわからないけどさかなクンが好きで。
大沢:お母さん、やっぱり魚が好きなんですね。そういうのもあって、海のものにきっと小さい頃からお母さんの話を通して近かったのかもしれないですね。
はい、わかりました。こんな感じでうちで講師をしてくれている池田さんが、大学でどういったことを学んで、こういう勉強をしているというお話をしました。今日はありがとうございました。
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