Kip学伸のブログ



現在の大学受験制度・・・7

さて、ここまで大学受験の現状をみてきましたが、実は大きな影響力をもっているのが高校です。

 たとえば、私立高校と都立高校では大学受験に対するフォローが実に違います。AO入試などは、私立高校の方が格段に力を入れています。ですから合格実績は当然、同レベルの公立高校より良くなります。

しかし、その一方で、私立高校はクラス分けが細かくなされている場合が多く、上位クラスではAOや指定校推薦がとれないことがあります。途中でクラス変更ができないため、指定校推薦がとれず、下のクラスの子の方が良い大学に行った・・・ということは本当によくあることです。

 この背後には、合格実績をより良く見せたいという学校のおもわくがあります。上位クラスの生徒には一般で合格をさせ、学力が足りていない生徒に指定校推薦枠を優先させることで、合格者を増やすのです。
 都立高校の場合は、指定校推薦が多いのも特徴だと思います。

ですから、単に東大に何名合格したか、早稲田に何名合格したかというのを見るのではなく、どこの大学に最も進学したのか――その場合も合格ではなく進学がポイントです――、合格も一般とAOがどうなのか、指定校推薦枠はどこがあるのかなど、できる限り集められる情報を集めた上で判断される方が、より正確な状況がつかめると思います。


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大学受験、中学受験の個別進学指導塾 Kip学伸(キップがくしん)
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塾長 大澤 歩

塾長からのメッセージ

先の見えないこの時代、何か困難が起きたときに、それを乗り越えていくだけの知恵と心の強さがなければなりません。そして本来、教育とはそういう力を養成するものであると考えております。受験は本来学力を向上させるだけでなく、精神力も強くするものです。勉強を継続することは決して楽なことではありませんが、苦しみだけがあるわけでもありません。知る喜びもそこにはあります。塾では単に知識を伝えるだけではなく、学習を通して、「学ぶ力」「忍耐力」「継続力」「計画性」「目標設定」など人生に必要なものを多く学んでいただける場であることを常に心がけています。本気になったみなさんが来塾されるのをいつでも待っています!

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