Kip学伸のブログ



中学受験ではなく高校受験が向く人

カテゴリー:高校受験2026.02.22

2026年度の中学受験もほぼ終わりました。今年も受験率が過去最高レベルのようです。東京は20%前後が受験をするような状況です。23区になるとさらにその数値が上がります。受験率が上がると、おのずと、「中学受験しようかな」という層が厚くなってきます。

中学受験をするかどうかで悩まれる場合、その多くはお子さんの「能力」が問題だと思われています。たとえば、下記のようなものです。

 

 ・大手塾のカリキュラムについていけない

 ・自分から進んで机に向かうことがない

 ・偏差値が上がらない

 

これらが原因で中学受験が向かないと判断される場合は、すべて「能力不足」が原因だと言えるでしょう。もっと言ってしまうと、

 

勉強ができる⇒中学受験

勉強ができない⇒中学受験をしない

 

というような図式で考えているとも言えるでしょう。もちろんそういった側面がないとは言えません。特に難関中学を受験することを基準にすると勉強ができない、苦手であるとその時点で合格は難しいと言えます。しかし、「中学受験」という大きなくくりで考えれば、何も「中学受験=難関中学受験」となるわけではありません。そういった側面も含めて考えると、受験をするかどうかは、お子さんの「気質」や「ご家庭の方針」で向き不向きが分かれると言えるでしょう。

 

一つ補足をしますと、中学受験をしないということは、高校受験をするということです。こうした認識をもって判断される方が意外に少ないように感じます。つまり、「中学受験をするかどうか?」という問いは正しくは「中学受験をするか、高校受験をするか」というのが正確だと言えるでしょう。

 

そうした比較を踏まえてうえで、中学受験よりも高校受験の方が合いやすいタイプを言語化してみましょう。

 

本編 学校の成績が良い人

まず言えることは、「学校の成績が安定して良い人です。」高校受験の場合は、学校での成績が何割かを占めますので、学校の勉強をきちんと積み上げられる人ほど、高校受験と相性がいいケースは多いと言えるでしょう。

 

  • 授業を聞く・発言をする
  • 提出物を守る
  • 定期テストで点を取る

 

ポイントは、「自頭が良いかどうか」は関係がないということです。

 

本編 人に流されにくい人

「周りのみんながやっているから」という理由で動かない人も向いていると言えるでしょう。中学受験はどうしても『みんながやっているから』という空気に引っ張られがちです。保護者の方も、周りのママ友やネット情報に右往左往してしまうものです。周りに影響を受けやすい人は難関中学に目が向きがちの傾向があります。自分のペースでコツコツやれて、周りが騒いでもブレない人は、自分のペースでコツコツと学習が続けられるので、結果として、高校受験の頃には成績が伸びることが珍しくなくなります。

 

ポイントは、保護者が高校受験の情報も収集しているかどうかです。

 

本編 小学生時代を「土台づくりにしたい家庭

三つ目は、小学生のうちは無理をさせたくないという家庭の方針です。当然ですが、中学受験は、どうしても
・勉強時間が長くなる
・親の関与が増える
・生活が受験中心になる

 

となって家庭も影響を受けざるをえません。兄弟がいればやはり大変な時期を過ごすことになるでしょう。そうした無理をしたくない方、たとえば、

 

・趣味や習い事

 ・家族との時間

 ・好きなことを探す時間

 

こうしたことのために過ごせる時間をしっかりと確保したいというご家庭は、高校受験は非常に相性がいいと言えるでしょう。

成城学園高校/沖縄から東京へ!

カテゴリー:合格体験記2026.02.18

沖縄在住の小学生が中3まで東京の塾に通う。だれがそんなことを想像できるでしょうか。

 Hさんが初めてkip学伸に来たのは小4のときでした。当時は講習のたびに沖縄から東京に来ていました。東京に来たのであれば、「~に遊びに行きたい」と思うのが一般的だと思うのですがHさんは、「勉強がしたい」と言って、どこかに遊びに行くこともほとんどせず、塾に勉強をしにきていました。とにかく頑張り屋さんで負けず嫌いです。こうした性格が彼女の学力を高めてくれました。3年間中学でオール5をとることがいかに大変か。英検も漢検もそれぞれ高校卒業レベルの2級をとりました。それが彼女の努力を物語っていると思います。やれることはとにかくすべてしてきたといっても過言ではありません。そんなHさんも4月から東京暮らし。どこの大学を目指して勉強していくのか、私が今からワクワクしています。

私は親戚が Kip 学伸に通っていたことをきっかけとして小学 4 年生の時にKipに入塾しました。入塾するまでは,まさか自分が東京の塾に通い,東京の高校に進学することになるなんて思ってもいませんでした。最初は講習の時のみの参加でしたが,小 5 の冬からオンラインで授業を行うようになり,中 3 の受験期は週 3 回授業を受けていました。学校の長期休みに合わせて東京に来て塾に通っていて,中 3 からは自習室に通うようになりました。

私は勉強することに苦手意識を持ったことはあまりなく,塾での学習が辛いと感じたこともありませんでした。入塾当初は大沢先生をはじめとした先生方に学力を褒めてもらって,とても嬉しかったのを覚えています。中学 1 年生に上がる前,大沢先生に『小学生の時に勉強ができていても中学でつまずいて勉強が苦手になる子が多い』と言われました。私はそれを聞いてから今よりも勉強しないといけないと感じ,中 1 の最初から良い成績を取り続けることを目指しました。その結果中学 3 年間全てオール 5 を取ることができました。

私が3 年生に上がった際に学校では定期テストが廃止になりました。それまでは,定期テスト前になると皆が勉強に励みその中で点数勝負して楽しく勉強を行えていました。けれど,廃止になったことで日頃から勉強に励んでいる友達が減ったと感じました。受験生である自覚はあるけれどまだ大丈夫と感じている友達も多く,周りに流されてはいけないと分かっていても,自分の勉強のモチベーションも下がりつつありました。周りに県外を受験する子も少なく自分も大丈夫だと感じていました。夏休みまでは勉強のモチベーションもあまり上がらず,塾の授業と宿題でしか勉強していない状態でした。夏休みに東京に来て塾の自習室に通うとなった際にちゃんと自分で勉強計画を立てて勉強しないとまずいと思い,そこからちゃんと受験に向けて勉強するようになりました。具体的には勉強する前にその日やる学習事項を書いて机に毎日貼って,自分の頑張りが見えるようにしていました。そうすることで勉強をサボった日もがんばった日もわかるので自分がどうやって夏休みを過ごしていたのか一目でわかりました。

1 ヶ月の東京での夏の受験勉強を終えて沖縄に帰ってからも自分で勉強するようになりました。周りの雰囲気に流されずに勉強することがどれだけ大変なのかこの時期で学びました。  私はもともと成蹊高校を第一希望にしていました。夏休みに大沢先生から成城学園をすすめられてから悩み続けていた際に,成城学園なら推薦入試を受けることができると知りました。10 月に成城学園の学校説明会に参加させて頂き,自分に合っていると感じ、第一希望を変更しました。受験まであと半年もないという時期に第一希望を変更するなんて普通だったらありえないとは思いました。そこから成城学園の入試に向けた勉強が始まりました。推薦入試を受けると決めてから 2 週間後には中学校に志願書を出す必要がありました。自分が成城学園に対して思ったことを何回も書き直してまとめてギリギリ提出することができました。中学校での推薦判定会議の結果を聞くまでは,一般受験のための勉強に励んでいました。11 月中旬に学校推薦を通ったと聞いたときはすごく嬉しかったです。その後,12 月中旬から 1 ヶ月後に控えた推薦入試のため,冬休み前と 1 月をほとんど休んで塾に通っていました。国数英だけでなく,面接と作文の練習もあり今までで もっとも大変な時期だったと思います。午前中は過去問を解いて午後は面接の練習を少しやって,塾の自習室で過去問の直しや作文の練習していました。大沢先生に作文の添削や,他の先生方に面接の練習をしてもらいました。この時にも夏休みにやっていた 1 日 1 日の勉強記録の可視化をするようにしていました。絶対に推薦入試で合格するという意気込みで,一生懸命勉強しました。沖縄から東京の高校を受験するなんて特例で,自分以外にそんな人がいないことが 1 番怖かったです。

受験当日は前日にやった作文の内容と似た問題が出て,グループ面接でも予想していた問題の1 つがお題だったのでうまく行うことができました。個人面接ではなぜ沖縄から東京の高校に?という質問から予想していなかった質問まで聞かれましたが自信を持って答えることができました。結果が出るまでは安心できない反面,今までの勉強を全て活かせたから大丈夫だとも感じていました。翌日結果を家で見て,合格という画面が表示された時には努力が報われたとすごく嬉しかったです。手続きを済ませ沖縄に帰って学校に行くと,友達や先生方からたくさんのおめでとうを貰いました。

私の受験はなかなか高校が定まらなかったり,東京に行って結局自分は何をしたいのか考えたりして道に迷っている感じがしていました。沖縄から東京へ進学したという人も自分以外に前例がないことがいちばんの不安でした。しかし,塾で何回も進路相談に乗って貰い受験勉強を支えてもらったことで合格できたと思います。この1年間の受験勉強を通してちゃんと目標を決めないと勉強に励めない,周りの人の支えがないと落ちると学びました。学んだことを活かして今度は大学受験に向けて頑張ります。Kip に通っていて良かったと心から思いました。本当にありがとうございました。

 

合格したのに「入学できなかった」理由

カテゴリー:大学受験2026.02.15

本日は、大学受験に関するお話です。毎年、「合格したのに、入学できなかった人」が必ず一定数いることをご存じでしょうか。ふつうに考えれば、合格したら入学できるはずです。学力が足りなかったわけでも、面接で失敗したわけでもありません。それなのに、大学に通うことができなかった。実際に、そういう人が毎年出ています。

では、なぜそんなことが起きるのか。理由はとてもシンプルです。入学金の振り込みを忘れてしまったからです。

《合格=入学ではない》

まず、ここを強調しておきたいのですが、合格しただけでは、大学には入学できません。合格後に、

  • 入学金を振り込む
  • 所定の手続きを期限内に済ませる

こうした手続きを経て、はじめて「入学が確定」します。私の知り合いに、私立大学の事務局で働いている人がいます。その人から聞いた話ですが、推薦入試でも一般入試でも、「振り込みが確認できない受験生」は、毎年思っている以上に多いそうです。しかも、この数は年々減るどころか、増えているとのことでした。そうした場合、大学側はどうするかというと、多くの大学では、期限前に一度、受験生や保護者に電話をかけてくれるそうです。ただし、これは大学側の善意です。義務ではありません。おそらくですが、webで手続きができるようになり、書類が簡素化されたことが、かえって「うっかり忘れる」原因になっているのだと思います。紙の書類が分厚かった時代は、「まだ何か残っている感じ」が目に見えていました。ところが今は、スマホやパソコンで完結します。その結果、手続きの重さが見えにくくなっています。

《一般入試ほど起こりやすい》

「そんなこと、さすがにあり得ないでしょう」と思う方もいるかもしれません。ただ、特に一般入試では、複数の大学を同時に受験するケースがほとんどです。そうしますと、

  • 合格発表の日程が違う
  • 振り込み期限が大学ごとに違う
  • 滑り止め校のほうが期限が早い

こうした状況が重なると、ついうっかり忘れてしまうということは、十分に起こり得ます。

今これをご覧になっている方は、大丈夫でしょうか。もちろん大学側も、先ほどお話ししたように、電話をかけてくれることがあります。ただし、まったく連絡がつかない人も一定数いるそうです。そもそも知らない番号からかかってきた場合に、電話に出るという習慣がなくなってきました。当然、大学側も、すべての受験生に何度も何度も連絡できるわけではありません。公平性の問題もありますし、期限を過ぎてしまえば、原則としてアウトです。

当たり前ですが、《最終責任は受験生側》だということです。ですから、「電話が来るから大丈夫」と思わないことです。大学からの電話は、あくまで善意ですから、最終的な責任は、受験生側、そして保護者側にあります。特に注意が必要なのは、次のようなケースです。

  • 親は「もう全部終わった」と思っている
  • 本人は「親がやってくれている」と思っている

このすれ違いが、もっとも危険です。成績が良いかどうか、真面目かどうかは、ほとんど関係ありません。では、こうした事故を防ぐにはどうすればよいか。
最低限、次の3つを徹底してください。

【ステップ①】親子で「役割」を決める

最初にやるべきことは、
入試に関する事務手続きの役割分担をはっきりさせることです。

  • 誰が合格発表を見るのか
  • 誰が入学手続きを確認するのか
  • 誰が振り込みを行うのか

ここを曖昧にしないでください。「たぶんお母さんがやってくれているだろう」といった思い込みがもっとも危険です。

【ステップ②】合格発表を見た「その場」でやること

合格を確認したら、その場で、入学手続きの書類をすべて開いてください。確認するのは、最低でも次の3点です。

  • 入学金・学費の振り込み期限
  • 振り込み方法(銀行・ネット・窓口)
  • 期限必着かどうか

大事なのは、「あとで読む」をしないことです。あとで、は事故のもとです。

【ステップ③】期限を「見える化」する

最後にやるのが、期限の見える化です。

  • 紙に大きく書いて貼る(冷蔵庫、机など)
  • スマホのカレンダーに入力する
  • 前日ではなく、2〜3日前にアラームを設定する

特に、複数校合格している場合は注意してください。

  • 滑り止め校の期限が一番早いことが多い
  • 辞退する大学でも、「何もしない=辞退」ではない
  • 手続き放棄は、後々トラブルの元になります

すべてリスト化することをおすすめします。こういった話は、大学入試に限った話ではありません。奨学金、入学後の手続き、社会に出てからの契約ごとなど、「能力ではなく、手続き」で結果が変わる場面は意外と多くあります。せっかく勝ち取った合格を、たった一つの振り込み忘れで失わないために、ぜひ、今日お話ししたことを確認してみてください。

芝浦工大合格!

カテゴリー:お知らせ2026.02.14

小3から通塾してくれたM君から芝浦工大に合格した!と連絡がありました。

今年度最後の報告がM君の合格で最高の気分です!

都立三鷹中学合格!

カテゴリー:合格体験記2026.02.11

先日都立三鷹中学を受験したK君から合格の報告をいただきました。

おめでとうございます!

最初に受検した公中検模試では、適性検査Ⅱ(いわゆる適性検査)では、偏差値が65適性検査Ⅰ(作文)では、偏差値が25でした。もちろん得意不得意によって適性と作文での偏差値差は生じますが、ここまで極端なケースは珍しく、塾としてもその対策に当初頭を悩ませました。

適性問題ができるというのは救いでしたので、そちらは通常のカリキュラム通り進め、作文のみ彼のためのカリキュラムを考えました。

結論としては、簡単な読解と簡単な作文を完璧にすることから始める、というものでした。

何となく「長文読解」や「長い作文を書く」ことを中心に作文の指導というのは行われがちですが、そうしたことよりも、基礎に力を入れました。

一から力をつけるために、いきなり長い作文をすることはせずに、一文から書く訓練をしました。また、それと同時に一文の要約をおこなってきました。どちらも難しいものではありませんが、完璧にするには演習量が必要です。幸いkip学伸は、オリジナルテキストを何冊も作っているため、予備の問題やストックがかなりあります。彼は逃げることなくそれらの課題を一つひとつこなしていきました。

あせらずに基礎の力に注力し、年末あたりにようやく自由作文をたくさん書く練習に入りました。あせらずに基礎に徹底したことで、最終的に実力がついたのではと考えております。

頑張り屋さんだったK君は、塾ではとにかく集中していました。長い授業がある際も、ダレることなく、ひたすら問題を解き続けました。

最後まで力を抜くことなく全力て取り組んだことが、最終的に結果に結びついたのだと思います。

 

改めておめでとうございます。

【 中学受験】 出来ない子に模試を受ける意味はあるのか?

カテゴリー:ブログ2026.02.09

中学受験をする人にとって模試の受験は避けて通れません。たとえば首都圏では、四大模試といって、「サピックスオープン」「四谷大塚の合不合判定テスト」「日能研全国公開模試」「首都圏模試」と1万人前後の受験者がいる模試が四つもあります。こうした模試に加えて、各塾で行うテストなども加えると、中学受験期というのは、常にテストに追われていると言っても過言ではないでしょう。

 

中学受験に慣れている保護者の方であれば、「そういうものだ」と思えるかもしれませんが、初めての方にとっては「こんなに試験ばっかりして意味あるの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。

 

最初に私自身の考えを言うと、模試や小テストの意味は当然認めているものの、頻繁な模試や受験直前の模試、あるいは1月のお試し受験などはあまり推奨していません。その理由はおいおい話をしていきます。

 

そもそも模試を受ける意味は何でしょうか?

 

・自分の学力が客観的なデータで分かる

・試験会場に慣れる

・広い範囲からの出題に慣れる

・自分の解くスピードの確認、ペース配分を学べる

・問題の解く順番

・何ができていないかを確認できる

・成績が出ることでモチベーションにつながる

 

模試を受ける意味は上記のように数多くあります。しかし、こうした模試から得られるものは、ある程度の条件が必要です。

 

・出題範囲をすでに学んでいる

・自分が目指している学校のレベルと模試のレベルが合っている

・成績に一喜一憂しない(成績の悪い場合にモチベーション低下につながらない)

・返却されたデータをきちっと分析できる

 

上記のような条件を満たしていなければ、模試にあまり意味がなくなります。たとえば、基本的に小6の夏以降ですと、全単元終わった状態になっていますので、出題範囲の問題はなくなりますが、それまでは塾によって学習進度や単元の学ぶ順番など異なりますので、まったく習っていない範囲が模試に出るということもしばしばあります。中学受験用の算数をまったく学んでいなければ、成績がとれるはずありませんから、返却される成績に意味はありません。出題範囲があまりにも学習している範囲と異なるようでしたら受験の必要はないでしょう。

 

また、成績が良くない人によくあるケースが次のようなものです。それは、成績が返却されたときに、成績が悪いために保護者の方がキレるというケースです。「こんな成績だと意味がないから受験をやめろ」というようなケースです。あるいは、ご本人自身が、「こんな成績しかとれないなら無理だ」と思うようなケースです。模試を受験することでやる気がそがれるようなら、模試など受験しないほうが良いでしょう。

 

塾が模試を受験させたり小まめにテストを実施したりするのは、理解の程度を測るという意味もありますが、競争心を煽ってモチベーションを高めるという意味もあるからです。というのも成績が良い人に共通していることは、モチベーションが高いことが挙げられるからです。やる気がないのに成績が良いということはありえません。ですから、競争によって「負けたくない」と強く思える人は、模試を受験することで自分の成績を上げようと思えます。

反対にこうした競争が嫌であれば、競争のない個別塾に行けば良いのです。ただし、この場合競争しなくても自分でモチベーションを高いまま保てなければ意味がありません。

 

自分のペース=楽ができる

 

では意味がなくなってしまいます。

 

もう一度確認をしましょう。そもそも学力の高い生徒はモチベーションが高いのです。ということは、モチベーションを高められれば成績が上がる(もしくは上がるであろう)と考えられます。そして、塾にとって生徒のモチベーションを上げるもっとも楽な方法が競争をさせることなのです。その是非はともかく、一定の割合で良い成績をとりたいという一心で勉強に打ち込める人がいるのです。そういう人は模試やテストに向いているといえるでしょう。最難関中学にもっとも合格者を輩出しているサピックスが小まめにテストを実施し、その成績でクラスを分けることをしていることを考えれば想像できると思います。

 

このことを裏返すと、成績の悪い人はモチベーションを模試によっては高められないのです。あまり競争したくないともいえるでしょう。だからといって、自分のペースでゆっくりと楽をしながら学習をしたところで学力が高まるわけではありません。そうした人の場合は、別の方法でモチベーションを高めていく必要があります。

 

そうした人の場合は、模試よりも、自分が習った範囲のテストを小まめにして、自分が理解できているかどうかに重点を当てるがお薦めです。要は、人との競争ではなく、自分の実力がついているかどうかの確認です。全体の中での自分の立ち位置よりも、習ったことがしっかりと分かっているかどうかの確認を通して、自信をつけていき、モチベーションを高めるのです。こういう人の場合は、4年生から定期的に模試を受ける必要はないと思います。むしろ、先ほど述べたような復習テストを中心におこない、模試は必要性を感じたときだけで良いでしょう。ただし、小6の夏から秋にかけては自分の立ち位置をしっかりと認識するためにも、3度、4度の大きな模試を受けてみてください。

 

最後になりますが、12月は模試よりも志望校の過去問対策に力を注いだほうが良いでしょう。模試というのはその性質上、どうしても最大公約数的な問題になります。最初に述べた四大模試は受験者数が一万人前後となります。そうすると、一万人の受験生の実力を測れ、なおかつ採点に差が生じないようにしなければならないので、実際の入試(受験生が数百人で偏差値も10前後の差しかない)とはそもそもの性質が異なるものです。

 

受験直前は、偏差値を上げるというよりは、志望校の対策に重点をおいて学習をしたほうが、はるかに効率的です。また、12月、1月はインフルエンザが猛威を振るう時期でもありますから、わざわざ人が密集しているところに行く必要もないでしょう。1月入試も同様のことが言えます。直前の貴重な日曜日一日を、行くことのない学校の試験に費やすのはもったいないと言えるでしょう。そもそも入試や模試というのは学校や塾が利益を出すためにおこなっているという側面もありますので、みんなが受験するからといって、わざわざ受験する必要はありません。

推薦系入試は本当にズルいのか?

カテゴリー:大学受験2026.02.08

本日は、総合型選抜入試を含めた一般以外の受験がズルいのか、ということについて話をしていきます。

最近でこそ少し減ったような気もしますが、以前はよく、「一般で最後まで頑張っている受験生はエラいが、総合型や指定校推薦生は早くに終わるうえに勉強していなくてズルい」というような声を聞きました。AO入試の時代も、「AO入試は一芸入試で勉強ができない」といった声をよく聞きました。また、指定校推薦入試は、学校の成績が良いだけで勉強があまりできないのに、難関大学にいくのがおかしいというような声もよく聞きます。一所懸命に勉強をしている人が受からない大学に、書類と面接と小論だけで受かるのはおかしいというのです。

 

こうしたことに答える前にまず大前提として、総合型選抜入試が「学力以外の能力を測る入試」であることを改めて確認しておきましょう。その背景には能力=学力といった神話が崩れたという社会背景があると思います。

 

さて、先に述べた批判ですが、二つの意味でおかしな批判であると思います。一つは、学校の成績が良いだけで難関大学に受かるのであれば、批判する人も高校時代に成績をとれば良いのでは?という疑問です。成績をとるチャンスは平等に与えられています。そもそも、良い成績をとり続けることは大変であり、その大変なことを努力し続けた人を、受験生になった段階で頑張りだした、要領よく学習できる人が批判するのは首を傾けざるを得ません。

 

最初に書きましたように、総合型選抜入試は「学力以外の能力を測る入試」です。それは、たとえば社会に出たときに、要領の良い人よりも愚直に努力をできる人が評価されることがあるように、大学がそうした人を評価するとしても何もおかしなことはないということです。そもそも学力のみによって、人の能力が測れるという考えが、必ずしも正しいわけではありません。

考えてみてください。能力というもの自体が社会的なものです。たとえば、百メートル走を世界一速く走れる人間は、その能力を称えられますが、その競技自体が社会的な存在です。というのも、もし百メートルを競争するのであれば、必ずしも平地でなく、垂直に百メートル登る競技であったとしても構わないはずです。しかし、残念ながら建物を100メートル登るスピードが速かったとしても、評価されることはないでしょう。それは、その人の能力の不足が原因ではなく、そうした競技が社会で認められていないということに起因します。あるいは、仮に現在の百メートル走の世界記録を上回る人がいたとしても、社会に認められなければ(社会のルールに則ってタイムを測らなければ)、その記録は、存在していないに等しいでしょう。要するに、能力を測るのが社会なのですから、社会が変われば求められる「能力」も変わるということです。

 

また、書類と面接だけで受かると思っているのであれば、それは書類を作成する難しさと手間を分かっていないといえます。高校生の段階でいったん、自分の夢を描き、その夢を実現するのに必要なこと、勉強しなければならないことを考え、調べる。そのうえで、自分にその適正があるかどうかも、自問していきながら少しずつ、ネタを集めることは、想像以上に時間と手間がかかることです。もちろん、ネタが集まったとしても、実際に書類を書き始めると何十回との書き直しがあり、その過程は不安との闘いです。周りの友達が確実に覚えるべき英単語を増やしていく中、自分は正解のない書類を作り上げていかなければならないのですから、その不安やプレッシャーは一般受験に劣るわけではりません。

 

私自身は、いくつもの理由があるにせよ、その一つには実社会の要請に従って、これまでの入試方式ではなく総合型選抜入試の類が生まれたと考えています。ペーパーテストがいくらできたとしても、海外の人たちと仕事を取り合う過程で勝てるとは限りません。日本の経済力が世界でも地位が高ければ、日本の価値観だけで生きていったとしても困ることはありませんが、経済力が低下するにつれて、世界標準に合わせていかなければならないのは当然の理であるといえるでしょう。

 

そのように考えますと、総合型選抜入試はズルい入試方法どころから、今後の時代もっともっと国をあげてレベルアップを図らねばならない入試方式だと思います。

 

 

【小学生】英語学習の落とし穴 ~英検だけに頼るな~

カテゴリー:勉強方法2026.02.07

英語教育の重要性がますます高まり、いつの頃からか、英語ができれば大学受験でも高校受験でも、そして中学受験でさえも有利であるようになりました。そのため、小学生から英語を学ぶ人も増えています。そしてそれに伴い、英検を早いうちから取得する人も多いのではないでしょうか。

 

早いうちから学習したほうが語学の習得は良いとされていますから、当然早い段階から始めることは良いことです。実際、小学生のうちから英語を学んでいる人は、中学時代に良い成績をとることができ、英語が得意科目になることもめずらしくありません。ただし、ここに落とし穴があるので、その落とし穴について今日は話をしていきます。

 

小さいときから英語を学習する最大のメリットは、「自然に学ぶことができる」ことです。それはちょうどわれわれが日本語を自然に学んだように英語を学ぶという考え方です。この「自然に学ぶことができる」というのは、感覚的に英語が分かることとも言えます。

 

ですから、小学生のうちから英語に触れることで、大人が学ぶのとは違った方法で学べます。自然に学ぶことができることで、特にスピーキングやリスニングはかなり上達すると言えるでしょう。もちろん、週に1度程度の学習ではネイティブスピーカーのようになれませんが、それでも英検でいえば3級程度の単語や言い回しは自然に覚えられると思います。中学に入っても英語が得意科目となり、中学時代はうまく進みます。

 

こんな良いことばかりありそうな小学生からの英語教育ですが、弱点がないわけではありません。というのも、このような学習をしてきた人の多くが、高校の勉強が始まったくらいから、「あれ、何かうまくいかない」と思うことが多くなり、覚える単語が多くなり、しだいに良い成績をとることが難しくなってくるからです。

 

というのも高校英語あたりから、文法事項が細かくなってくるので、基本的な文法が頭に入っていないと、次のステップにうまく進められないのです。感覚的に分かっていた人は、理屈が分かっていないので、自分の感覚外にあるものが理解できなくなります。たとえば、日本語の助詞の「が」と「は」の違いを説明できる人はあまり多くないでしょう。しかし、その違いを説明できなくても、我々は自然に区別できます。

 

「机の上にペンがある。そのペンは私のものだ」

「机の上にペンはある。そのペンが私のものだ」

 

上記の二つの文では、明らかに後者がおかしいのに、おかしい理由を説明するのは、我々にとって難しいものです。こうしたことからもお分かりいただけるように、いったん感覚で身についたものをレベルアップされるために、後付けで理屈を入れるのは難しいことです。

 

もちろん、ネイティブのように生まれたときから毎日英語を浴びていれば、理屈抜きでも習得できるのでしょう。ちょうど我々が「が」と「は」の使い分けを間違えないように。が、小学生くらいから週に何度か英語を習うくらいですと同じようには習得できるはずがありません。

 

たとえば、次のような英語の違いが分かるかどうかが一つの指標です。

 

I found the book easy.

I found the book easily.

 

単語そのものは中1・中2で学習する簡単なものです。感覚的に英語を身につけたひとは、この違いが分からないことが多いのです。しかし、文法事項をしっかりと身につければ、何も難しいことはありません。

 

I / found / the book / easy.

S   V       O         C

 

これはⅤ文型と呼ばれるもので、O=C となり、その本=簡単 となります。要するに、「私はその本が簡単であることが分かった」となります。一方の文は次のようになります。

 

I / found / the book / easily.

S   V        O        M

 

最後のeasilyは副詞です。この文ではfoundという動詞を修飾するので、「私は、その本を簡単に見つけた」となります。

 

つまり、二つの文は最後の単語の語尾が違うだけなのですが、意味としてはまったく異なるものとなります。上記の区別がついていない人は、下記のことを理解していません。

 

・「easy」、「easily」のそれぞれの品詞を分かっていない。

・「find」は三文型と五文型を作ることができる動詞。

 

 

文法を学んだ人は、単語を品詞で考え、また文型を考えるため文の構造が見えるのです。もちろんこの文は、中学一年で学ぶ単語しか入っていないので、感覚的に分かってしまう人もいるでしょう。ただし、単語がより難しくなったり、関係詞が入った複雑な構造になったりすると、感覚だけでは捉えられなくなってきます。

 

要は、単語を単に覚えていくような勉強法では限界がくるのです。文章の構造を読み解くには、文の要素を分けて構造を読み取れなければなりません

 

何度でも強調したいのは、小学生のときに英語が得意な人ほど、後に英語で伸び悩み苦しむことになることが多いのです。

 

とはいえ、小学生のときから文法事項をしっかりと学ぶのは楽しいことではありません。嫌いになってしまえば元も子もありませんから、楽しみながら進めていくことも小学生にとっては重要です。

 

最良の方法は、そうした感覚的に英語を捉えることから始めつつも、いずれそれでは通用しなくなることを保護者の方が分かっており、そのことを踏まえたうえでどこかの段階で、きちんと文法事項も学ばせることです。

北里大学合格!

カテゴリー:大学受験2026.02.07

今年はMさんとRさんが北里大学に合格しました。二人とも高い志をもって臨みました。

夢への第一歩。

 

指定校か総合型かで悩んでいる人へ

カテゴリー:大学受験2026.02.06

今日は、現在高2生で、「指定校推薦にするか、総合型選抜にするかで悩んでいる人」に向けて話をしてみたいと思います。多くの高2生が、2年生の成績が見えてきたことで下記のような悩みをもっていると思います。

 

  • 学校や親から進路の話が増えて
  • 「そろそろ決めないといけないのかな」と思っていて
  • でも、どちらが正解なのか分からない

 

こんな悩みを持っている人、たくさんいると思うのですが、今日は、無理にどちらかを選ぶ必要はなく、現実的に「両方を残す」考え方が良いのでは、という話をします。

 

①結論

最初に結論から言いますと、高2のこの時期にやるべきことは、指定校か総合型かを「決める」ことではありません。するべきなのは、指定校を狙いながら、総合型の可能性も同時に育てることです。これがもっとも、リスクが低く、選択肢が減らない方法です。これは、一般受験を加えても一緒です。指定校推薦一択というのは現実的ではないので、指定校推薦を第一にする場合でも、総合型も同時に考えるのが良いでしょう。

 

この時期にすべきこと

ここからが、今日もっとも伝えたいポイントです。高2のこの時期にすべきことは、実はとてもシンプルです。

 

まず一つ目。
学校の成績がしっかり取れる学習体制を整えること。

そして二つ目。
同時に、総合型選抜入試に向けた準備も始めること。

この二つは、どちらかを犠牲にしないと成り立たないものではありません。むしろ、正しくやれば、互いにプラスになります。

 

  成績を取りながら、総合型の準備も「同時に」進める

そして、もう一つ。この学習体制を整えたうえで、総合型選抜入試に向けた準備も、同時に始めます。もっとも手っ取り早いのは、対策をしてくれる塾に通うことです。これまで学校の成績をとることに注力してきましたが、それに加えて総合型に向けた学習も始めるのです。ただ、ここで一つ誤解してほしくないことがあります。「総合型の準備」と言っても、今すぐ志望理由書を完璧に書けとか、活動実績を無理に作れという話ではありません。

 

総合型の準備とは「今は何をするか」

高2のこの時期にやる総合型の準備で、もっとも大切なのは

 

「自分が何に興味を持っているのかを、言葉にできるようにしておくこと」

 

ということです。多くの人は、


・将来やりたいことが決まってから準備する
・テーマが決まってから動く


と思っています。しかし、実際は反対で、考え始めた人から、しだいに言葉が形になっていくというケースがほとんどです。たとえば
・最近気になったニュース
・授業で面白いと感じたテーマ
・「これ、なんかモヤっとするな」と思ったこと

 

こうした小さな引っかかりを、


「なぜ気になったのか」
「自分はどう考えているのか」


と整理する練習を始める。これが、高2でやるべき総合型の準備です。

 

指定校を狙う人ほど、総合型を捨てない方がいい理由

ここは、少し現実的な話をします。

指定校推薦は、
・評定平均
・校内順位
・枠の有無

こうした自分ではコントロールできない要素が必ず入ります。どれだけ頑張っても、
・枠が来ない
・校内で競争に負ける
・学部が変わる
ということは、普通に起こります。だからこそ、指定校一本に絞るのは、実はリスクが高い。

一方で、総合型は
・評定
・書類
・面接
・小論文

 

複数の要素で評価されます。つまり、「成績がある人ほど、総合型でも戦える」という構造になっています。指定校を狙える成績がある人は、総合型を“保険”として持っておくことで、
進路の選択肢が一気に広がります。

私立小学生は「この二つ」だけを意識すればいい

カテゴリー:勉強方法2026.02.05

私立小学校に通っているご家庭から、よくこんなご相談をいただきます。

 

  • 「中学受験はしない予定だけど、どんな勉強をさせればいいですか?」
  • 「大手の進学塾に行かせているのですが意味ありますか?」
  • 「このままで中学に上がって大丈夫なのか、不安です」

 

結論から言うと、私立小学生は「中学受験用の勉強」は必要ありません特に理科や社会は力を入れてする必要はないでしょう。それよりはむしろ、やるべきことを絞ったほうが、その後の伸びは大きくなります。ポイントは、次の2つです。

 

  • 中学からは必ず「外部受験組」が入ってくる!

その外部生たちは、多くの場合

  • 小4〜小6まで中学受験塾で勉強
  • 毎週テスト、宿題、復習の繰り返し
  • 算数・国語を中心に、かなり鍛えられている

 

こうした環境で勉強してきた人たちと一緒に、中学校では同じ教室で、同じ授業を受けることになります。つまり「受験はしなかったけれど、学習内容は同じレベルで進む」という状況が生まれます。猛勉強してきた人たちと同じペースで進むわけですから、準備不足で臨むと、たとえば下記のような気持ちになるでしょう。


「急に授業が難しくなった」
「周りについていくのが大変」

  • 「大手塾で中学受験」は、実は相性が良くない

では、そういった人たちに負けないように勉強するためには。私立小学生も中学受験塾に通えばいいのでしょうか。ここには注意が必要です。というのも大手塾の中学受験コースは、最終ゴールが「中学受験」です。それらにともって下記のようなものがモチベーションの中心になります。

 

  • 偏差値
  • 合格判定
  • クラス分け
  • 志望校対策

 

一方で、私立小学生は「最終的に受験をしない」ケースが大半です。すると、

 

  • なぜこの問題をやるのか分からない
  • クラス分けに意味を感じにくい
  • 周りとの温度差が生まれる

 

という状態になりがちです。そもそものモチベーションが異なるわけですから、当然と言えば当然でしょう。目的がズレたまま勉強を続けると、効率は落ちやすいのが現実です。

 

では、上記二つを踏まえてうえで私立小学生にとって「本当に良い勉強法」とは、どういった勉強でしょうか。

 

ポイントは、次の2つに集約されますと考えています。

 

  • 中学に入ってから「確実に役立つ勉強」

一言でいいますと、英語・数学の先取り学習をする!ということにつきます。というのも、中学に入ると、

 

  • 英語は一気に文法中心になる
  • 数学は抽象度が一気に上がる

 

という状況になり、特に英語は、

 

  • be動詞・一般動詞
  • 三人称単数
  • 時制
  • 文の語順

 

と混乱が続くようなことを学び続けることになるからです。ここでつまずくと、取り戻すのが大変です。ですから、私立小のうちにできる理想は、英語も数学も中1の単元を終わらせる!です。「完璧にできる」必要はありません。中学に入ったときに、「見たことがある」「聞いたことがある」状態を作るだけで、スタートがまったく違います。

 

  • 受験がないからこそできる勉強

私立小学生ができる将来のための勉強として、作文・要約で「国語の土台」を作ることが大切だと思います。というのも、中学受験がある人は、

 

  • 設問処理
  • テクニック
  • 時間配分

 

にどうしても時間を取られます。要するに「点数をとるための学習」です。一方、私立小学生は、そうしたことをする必要がないので、下記のような「骨太な国語」の力を養成するチャンスがあるのです。

 

  • 自分の言葉で書く
  • 文章を整理してまとめる
  • 考えを筋道立てて表現す

 

こうした作文や要約は、

 

  • すぐに点数が伸びるわけではない
  • でも、中学・高校・大学で必ず効いてくる

 

これらは、まさに「あとから差がつく力」です。特に、

 

  • 要約ができる → 授業理解が深まる
  • 自分の考えを書ける → レポート・小論文で有利

 

という形で、長期的に大きな差になります。

このように長期的な視点で考えることで、私立小学校に通っている最大のメリットを活かすことができるようになります。

中学受験が終わった子に、今すぐ勉強させる必要はある?― 進学校・中堅校・附属校の違い―

カテゴリー:私立中学生2026.02.01

中学受験が終わった直後に、わが子に勉強させたほうがいいかで迷われる方は多いのではないでしょうか。大手の塾であれば中学の先取りを少ししましょうという勧誘を受けることもあるかもしれません。ご家庭を巻き込んでの大変な戦いが終わった後ですから、ご本人だけでなく、お母さんやお父さんもホッとされるときに、今後のことはしばらく考えたくないと思ったとしてもしごく当然のことだと思います。しかし一方で、ここでダラダラと過ごしてしまうと、そのダラダラずっと続いてしまうかもしれない、という不安もお持ちの方が多いのではないでしょうか。

本日は、こうした悩みを進学する学校別によって分けて考えてみたいと思います。パターンは以下の三つです。

①進学校
②中堅校
③附属校

Kip学伸がありますのが、小田急沿線ですので、小田急沿線の学校名を例にしながら整理してみたいと思うのですが、ただし、どのパターンに進んでも共通して言えることがあります。それは、どの学校タイプでも、中1の夏までに「定期テストである程度点数が取れる学習リズム」ができていないと、後から必ず苦しくなっていくということです。

要は中1の夏までに学習のリズムを作ってそれに乗りなさいということです。その前提で話を進めていきます。

① 進学校の場合

例:東京農業大学附属第一中学校(経堂・千歳船橋)

農一のような進学校に進む人については、受験後すぐにガリガリと勉強をさせる必要はありません中学に入っても先取り学習をしていくというよりは、学校のペースについていければ、おのずと難関大学が受験できるようにカリキュラムが組まれているからです。ですから重要なのは、入学前に難しいことに取り組もうとするのではなく、せっかくついた学習習慣をなくさないようにすることです。

進学校の特徴

  • 授業が進む速度が速く、なおかつ難しい
  • 特に数学・英語は中1後半から一気に差がつく
  • 中1の1学期は比較的余裕がもてるように見える

受験後にするべきこと

  • 受験勉強は一度リセットしてOK
  • ただし
    • 毎日机に向かう時間を固定
    • 英語:音読・単語
    • 数学:数学の先取り(正負の数と文字式程度)

上記のような学習内容に絞って、「負荷は軽いが毎日勉強をするリズム」だけは作っておく。量よりリズムが重要!ということです。

② 中堅校の場合

例:玉川学園中学部(玉川学園前)

中堅校の判断は難しいと言えるでしょう。そもそもどれくらい真剣に難関大学を目指すかが人によって大きくことなるからです。よくある誤解としては、「勉強が進学校ほど大変じゃないから大丈夫」というものがあります。これは半分正解ですが、半分は不正解です。確かに進学校ほどの内容の難しさはありませんし、進度もそこまで早いとは言えません。ただし、だからこそ進学校に通っている人と差がつきやすいとも言えます。中高一貫に通っていますと、他の学校の生徒と学力を競う機会が減ってしまいますが、大学受験では争わなくてはなりません。

また中堅校の魅力としては、「学校の成績が取りやすい」ことが挙げられるでしょう。

中堅校の魅力

  • 良い成績が取りやすい
  • 学習進度が早くないので、復習にも力を入れられる
  • 学校以外の活動に力を入れられる

上記の魅力と上手に向き合えば、「総合型選抜入試」や「推薦入試」で難関大学に進学することも難しいことではありません

ですから、入学後にやるべきこととしては、

  • 中1の1学期から「テスト2週間前 → 毎日勉強」というリズムを体に入れる。
  • 点数だけでなく「提出物・復習・やり直し」が忘れずに行われているかどうかの確認

③ 附属校の場合

例:成城学園中学校(成城学園前)

附属校は、当然ですがもっとも油断しやすいと言えるでしょう。実際によく「大学まであるから、勉強はほどほどで」といった言葉を耳にします。ただし、成城の場合は学部に出る人も多いので、所謂付属校とは少し異なるかもしれません。ただ、外に出る場合でも一般の受験よりも、推薦系の入試で出る人の割合が高いので、学校の成績が非常に重要になってきます。もちろん、内部進学の場合でも学校の成績順に学部が選べるわけですから、学校の成績がどちらにしても重要だということは変わりません。

入学後に必要なこと

  • 難しい問題は不要
  • ただし、
    • 授業を聞く
    • ノートを取る
    • テスト前に復習する

といった当たり前にことを当たり前にすることが重要です。附属校の場合は、魅力そのものは「大学に進学できること」ですので、むしろ心配事のほうに気をつけたほうが良いでしょう。もっとも怖いのは「自由=何もしない」になってしまうことです。

すべての学校にあてはまるNGパターンは「受験が終わったから、春?夏まで完全オフ」にしようというものです。これをしてしまいますと、せっかく築いてきた学習習慣が崩れます。そのうえ、 中1の2学期で「授業を聞いているとき分かるけど、一人では解けない/テストで点が取れない」という状態に入りやすいと言えます。中学の学習のなかでも、「英語」と「数学(代数)」は学んだことを積み上げていくタイプの教科になりますので、できていないと、先に進めば進むほどチンプンカンプンになっていくという負のループに入っていきます。

一つの目安としては1学期の定期テストの結果でしょう。良くない結果であれば、夏から立て直すためにも塾に通うことをお薦めします。