お休みのお知らせ
カテゴリー:お知らせ2025.03.28
3月29日~4月2日は塾がお休みとなっております。
ご不便をおかけして申し訳ございませんが、この間お問合せ・ご連絡をいただいた場合、ご返信が3日以降になりますので、あらかじめご了承ください。
都立豊多摩高校/「受験を通して学んだこと」
カテゴリー:合格体験記2025.03.21
私は中学3年生の冬休み前まではkipには週一回、大手の塾に週四回通っていました。私はこの頃まで、大きな悩みを抱えていました。それは冬休み前になっても大手の塾では自分が受けない高校の過去問をやっていたことです。大手の塾では都立の自校作成校を目指すクラスにいたため、自分が目指している高校よりもレベルの高い過去問を解いていました。自分にはこのようなことをする時間はあるのかとずっと考えているうちに冬休み直前になってしまいました。そのような状況であることを大沢先生に相談したら、「もう入試直前だから、受験に関係のない勉強はしない方がいいのでは?」と言ってくれて、強く共感したため大手の塾を辞めkipで残りの受験期間を乗り越えようと決心しました。
最初の頃はこの選択が正しかったのかどうか不安でいっぱいで、都立共通の過去問や日本大学櫻丘高校の過去問でなかなか点数が取れなくて焦っていました。私立の受験前までは、交互に都立と日本大学櫻丘高校の過去問をやり、私立の受験が終わってからは、学校を休んでいたため午前中は徹底的に理社の暗記、午後からはkipに行き都立の過去問、直しをやりました。最終的には都立の過去問は50回分と私立は10回分行ったため余裕を持って合格基準点を超えることができました。日大櫻丘は特別進学に上がれ、都立受験の日はとても緊張しましたが今までの努力を解答用紙にぶつけることができ無事合格できました。
志望校に合格できたのは、kipの先生達が記述を毎回見てくれたり、授業の時間が終わっても教えてくれたり、kipに絞ってからは学校が終わってから必ずすぐに塾行ったり、色々な人が色々な場面で支えてくれたりしたからだと思います。またkipで最終的な進路を大沢先生に相談していくなかで、高校受験はゴールではないから自分にとって余裕のある高校を選びました。大手の塾のときはただひたすら少しでも偏差値の高い高校に行けば良いと思っていましたがそうではなく、いかに大学受験を良い形でできるかを考えながら決めていくべきだということが分かりました。受験を通して学んだことは、将来を考えて自分に合った選択をする大切さだと思っています。また内申を取ることは都立第一志望でも、私立第一志望でもとても重要なことだと分かりました。部活を11月に引退したため受験勉強が他の人と比べて短い時間でしたが、kipの先生たちのおかげで合格することができました。これからも大学受験に向かって全力で頑張っていきたいです。本当にありがとうございました。
地域みらい留学の概要
カテゴリー:高校受験2025.03.20
留学というと、一般的に海外に行くことを想像すると思うのですが、実は国内でも留学ができるというのをご存じでしょうか?全国の中学生が都道府県の枠を超えて、自分の興味や関心に合った地域の公立高校に進学し、3年間をその地域で過ごす国内留学のプログラム「地域みらい留学」という制度があります。このプログラムでは、130校以上の高校が参加しており、豊かな自然や独自の文化、少人数教育など、地域ならではの魅力的な環境で学ぶことができます。
先日、地域みらい留学」のなかでも、「しまね留学」のアンバサダーを務めてらっしゃる尾糠先生にお話を聞く機会がありましたので、そのときの話をまとめてみました。
- 対象者
対象となる学年は?およびどういう人が留学に向いているのか?あるいは興味をもつのか?
通常の高校入試ですから、対象は高校受験をお考えの中学生です。従来は公立中学校の生徒がほとんどでしたが、最近では、私立中学校からの希望者も増えています。また「しまね高 2 留学」ま たは「地域みらい留学 365」と言う、高校2年生の1年間だけ留学する制度や、一部ですが、小中 学生の留学制度もあります。 昔から「かわいい子には旅をさせよ」とか「他人の釜の飯を食うと一人前になれる」とか言われますけど、留学生は自宅を離れ、寮や下宿で生活するわけですから、その成長度はものすごいです。ですから「向いている生徒、興味を持つ生徒」というのは、「成長欲求が高い生徒、チャレジ精神がある生徒」と言えます。中学校での学力はさほど問題ではありません。都会に比べ、生徒数がとても少なく、入試のハードルはかなり低いですから。
- 目的
地域未來プログラムが始まった目的は何か?どういう目的意識を持って臨めば良いのか?
元々の目的は、地方の学校の統廃合を防ぎ、地域の学校を存続することです。地方の小さな町は、学校がなくなるとダイレクトに町の存続の危機に繋がります。ただでさえ少子高齢化の時代に、学校が亡くなると一挙に高齢化が進み、活気がなくなります。しかし、始まってみると、予想を超える効果が多方面で見られるようになりました。当初の目的通り、若者が増えることにより学校や地域が活性化することは言うまでもありませんが、留学する生徒たちが自宅にいるよりはるかに成長しますし、受ける側の地域の生徒も刺激を受けて大きく成長します。また、留学生が成長して変わっていくと、その家庭、特にお母さんが元気になります。ですから「目的意識」としては「自分を変えること、なにかにチャレンジすること、目標を見つけること」になると思います。
- 特徴
このプログラムの大きな特徴は何か?(ただの農業体験とは違うのか?) うまくいく人と挫折をしてしまう人は何が違うのか?
親元を離れること、都会を離れることで得られるものは何か? 最大の特徴は「生徒が驚くほど成長し、自己肯定感が育まれ、大人になる」ということです。その要因はいろいろありますが、私が一番の要因だと思うのは「良い関係性で関わってくれる大人の人数が都会よりはるかに多い」ということです。都会で子供に関わる大人というと、家族か学校の 先生か、せいぜい塾の先生ですが、この留学では、学校の先生以外に、寮や下宿で面倒を見てくれる人、地域で温かく生徒に関わってくれる人がいますし、また多くの学校では「コーディネーター」 という人がいます。多くは 20 歳代 30 歳代くらいの若者で、高学歴の人が多いのですが、そういう大人の人たちが適度な距離感で生徒たちの学校生活や寮生活をフォローしたり、相談相手になってくれたりしています。こういう方たちの存在は、子供の成長に大変プラスになっていることは間 違いありません。
また、「うまくいく人と挫折してしまう人の違い?」で言いますと、 私の耳には「挫折した」という話はほとんど入ってきていないのですが、強いて挙げるなら、
・都会の便利な生活を続けたい人
・変わりたくない人、チャレンジしたくない人
・勉強面では、塾がないと勉強できない人
くらいですかね? それから、しまね留学のように、長年、県がしっかりバックアップしている環境は失敗する可能性 は低いと思いますが、新しく全国募集を始める学校は、いろいろな体制が整っていないこともあり ますから、良く調べた方が良いと思います。
親元を離れること、都会を離れることで得られるものは何か? 掃除や洗濯、お金や身の回りの物の管理など、自分のことは自分でやらないと誰も助けてくれません。そういう環境では精神的に成長できるということは、大人なら理解できることだと思います。知らない土地で、知らない人と関わり生活してゆくわけですから、毎日の生活が課題発見、課題解決の連続です。常に自分の頭で考え、自分の身体で行動します。ですから自己肯定感が高まり、自分に自信を持ち、コミュニケーション能力も高まります。大人と対等に話せるようになります。親元で過ごす 3 年間とは明らかに違うと思います。
4. 受験方法
どのような基準で入試が行われているのか? 地域を選ぶにはどうすれば良いのか? どのような基準で入試が行われているのか?
これは県によって違いはありますので、一概には言えませんが、よくある例は東京と同様で
・推薦入試
・一般入試
です。推薦入試は内申点と面接、作文、一般入試は主に 5 教科の入試得点です。 県や学校によっては、推薦入試のみ、一般入試のみ、という場合もありますし、それ以外にも、寮 に入るための選考を課される学校もあります。
ただ、東京都での受験と違うのは、ほとんどの学校で「県外枠」というのが決められていることです。学校によっては全体の募集人数の 1 割だったり 2 割だったり 3 割だったり。それを計算し、実際に合格できる人数が何人くらいなのかを知っておく必要があります。
相談者に一番多く聞かれるのがどの地域を選べばよいかという質問です。考えるポイントはいろいろあります。寮か下宿か、学科コース、周囲の環境、部活動、でもそのような細かい情報は、地域みらい留学の HP に詳しく載っていますので、それを参考にされると良いと思います。 私が学校選びでよく見て頂きたいのは、受け入れ態勢の充実度です。
ではそれがどこで分かるか、ですが、重要な点は2つ。県外募集人数が何人くらいか、在校生や卒業生に県外生がある程度の人数がいるかどうかです。その 2 点を見れば、受け入れ態勢の充実度が分かると思います。逆に、 まだこの取り組みの歴史がない、募集人数も少ない、という学校は、不登校など、事情がある生徒 も入学できる可能性があると思います。
理科の実験
カテゴリー:春期講習2025.03.19
今年度の春の理科の実験は以下のようなものになりました。
🔬光のふしぎを探ろう! 分光器で光を分析しよう🔎
🌈 「光の正体」って何?虹の色はどうして分かれるの?
特別実験授業で、分光器を使って光のヒミツを調べてみよう!
📢 実験内容
- 分光器をのぞいて、光がどんなふうに分かれるか観察!
- 太陽の光やLEDライトの光を分析してみよう!
- 身のまわりの光のひみつがわかるよ!
🔍 対象:小学4年生~6年生
中3からの大学受験 一貫校の強みをいかすには?
カテゴリー:大学受験2025.03.05
今回は、高校受験のない中高一貫校に通っている人に向けた話となります。そもそも中高一貫校のメリットはたくさんありますが、今日はその中でも二つに絞って話をしたいと思います。
われわれの塾は、中学生は長いこと私立生しか募集をしておらず、公立の中学生は基本的に小学校から通ってくれている人のみで、外部生は受け付けないという体制を続けてきました。そのなかで、私立中学生に対する教育カリキュラムは簡単に言いますと、次のようになっています。
- 中1・2は学習の流れを作ってその流れにのる
- 中3から大学受験を考え始める
なぜ「中3から大学受験に向けて動く」のか?それは、高校受験のない中高一貫校に通っているみなさんにとって、その最大のメリットは早い段階から大学受験について計画を立てることができることにあるからです。
そうです。一つは、「中3から大学受験を考えはじめることができる」というのが一つ目のメリットとなります。
というのも同じ中3生であっても公立中学生は、高校受験に向けて猛勉強をしています。ですから学力も勉強体力もつくでしょう。一方受験のない一貫校生は、受験まで時間があるため、中だるみをしてしまった学力低下に陥る人が少なくありません。
もちろん受験生と同じ量の勉強をする必要はありませんが、だからと言って学力が低下しても良いわけではありません。入試がない分、大学受験に向けての情報収集をしなければ、せっかく入った一貫校のメリットを活かせません。
そもそも現在の大学受験制度はかなり複雑化しています。勉強だけをすれば良いわけではなく、自分に合った入試制度を利用することも重要な受験への備えの一環だと言えるでしょう。そう考えると、受験制度が複雑化するなか、最も重要なことは情報収集だと言えるでしょう。新試験となった共通テストに加えてコロナの影響もありましたので、大学側もこうした変化を受けて、入試の募集人員や入試方法などを変えていっています。こうした変化の激しい状況に対応していくためには、早い段階からの情報収集がいちばんです。高3になってから、「どうしよう・・・」と悩むのでは遅いですから、今からできることは今から始めていきましょう。
たとえば、総合型選抜入試の場合は、探求学習や課外活動が活きてくる場合が多くあります。受験勉強だけでなく、部活動や研究活動、課外活動に没頭できるのも強みとなります。総合型選抜や推薦入試を視野に入れるなら、自分だけの強みをつくるチャンスになります。こうした活動で成果を出せば、大学の志望理由書や面接でも強いアピールになります。
当然、こうした活動は一朝一夕で何か実績を出せるものではありませんから、早い段階で始められるほうが良いでしょう。
さて、次のメリットは、「得意科目をつくる」です。高校受験があると、どうしても高校受験に向けた戦略や戦術が必要になり、苦手科目などがあるとどうしてもその補強をしなければならなくなります。つまり、全体のバランスを考えながら学習を進めていく必要性にかられるのです。
もちろん、一貫校に通っても学校の成績がよくなければ問題になりますから苦手科目というのはないに越したことはありません。しかし、そういうレベルの話とは違って意味で、自分の好きな科目・自ら進んで学びたい科目をつくることは中高一貫ならではのメリットだと思います。しかも、それは科目よりももっと小さな単位で得意な分野をつくることでもよいと思います。
たとえば、英語であれば検定にチャレンジするのはもちろんですが、発音に強くなる、英文を書くのを得意とする、など細かなところで他の人よりも得意になるのです。あるいは、日本史であれば戦国武将や芸術家といった特定のジャンルの人に絞って詳しくなるでも良いでしょう。数学であれば、幾何に限定しても良いかもしれません。
というのも、好きなことに絞って勉強をすれば、進めていくうちに他の分野のこととも繋がっていき、しぜんに知識の量が増えていくからです。しかも、好きなことですから、吸収するスピードも速いでしょう。要は無理やりの勉強というよりは、好きな分野を極めていき、そこからその科目全体を得意としていくという作戦です。
高校受験がある人は、高校入学後は大学受験に向けて学習を始めなければならないため、学校の課題に追われ続けます。それに比べると中2までに学校の定期テスト対策をする流れができていれば、一貫校の人は自分の好きな科目に時間をかけて取り組むことができるでしょう。そうすることで、大切な十代を自分の得意なことを伸ばしながら過ごせることができるようになります。また、大学受験においても一つ、自分の得意な科目があれば自信をもって臨みやすくなるといえるでしょう。
こうしたことを意識しながら、どんな大学にどんな受験方法で受験したいのかを考えていけば良いでしょう。
豊多摩高校合格!
カテゴリー:高校受験2025.03.04
昨日、Mさんから第一志望である都立豊多摩高校に合格したというお知らせが届きました。おめでとうございます。
12月の冬期講習から、受験までで過去問20年分を2周半解きました。受験に関係のない学習は一切やめて、とにかく都立高校に必要な学習に絞って学習した結果、最後まで点数が伸び続けました。本番では苦手であった社会が満点でした!しかも、受験が終わっても大学受験に向けて気持ちを切り替えて学習を始めています。
※ およそ10年分の過去問です↓