Kip学伸のブログ



2月1日より新年度

カテゴリー:お知らせ2025.01.28

2月1日より新年度となり、新学年体制となります。

コースが変更になる方は、お時間の間違いがないようご注意ください。

上智大学文学部ドイツ文学科/「楽しい!が引き出した粘り強さ」

カテゴリー:合格体験記2025.01.24

「20世紀のドイツという時代にあっても平和を訴え続けた作家たちが、なぜ巨大な国家を敵に回してでも自己を貫けたのか」。その核心を探究したいという想いから、私はドイツ文学科を志望しました。 しかし、このテーマに辿り着くまでには終わりが見えないような苦悩がありました。中高テニス部で部長を務めた経験から「一人ひとりが輝けるチーム作り」に関心を持ち、経営学科で組織論を学びたいと思った時期もありました。また、人間関係に悩んだときに哲学の入門書に救われた経験から哲学科に惹かれた時期もありました。そうした迷いがあったため、高校入学時から推薦入試を意識してきたにもかかわらず、最終的にドイツ文学科を受験する決意を固めたのは高校3年生の7月と遅くなってしまい、大きな焦りと不安を覚えました。特に苦しかったのは夏休みでした。毎日Kipに通い続けているにもかかわらずテーマが決まらないため、何も進んでいないように感じて焦りと不安に苛まれました。夏休みの終わりが近づくにつれて不安は募り、母に泣きついて電話をして帰った日もありました。それでも私は、大沢先生について行けば絶対に合格できると確信していたため、テーマを模索している時間と努力が無駄になってしまうかもしれないという思いから焦りを覚えながらも、思いつく限りのことは全て試みました。思い浮かんだことは全て大沢先生に話して対話を重ねたり、ひたすら内省をしたり、関連する入門書を読み込んだり、さまざまな論文を調べたりしました

私は中高テニス部で部長を務める中で、誰もが活き活きといられるチームを作ることに強い想いを抱いてきました。この経験から、誰もが集団の中でも自分を生きられるように、力となりたいと考えるようになりました。この想いが私の根底にあったため、大沢先生と対話を重ねる中で、個人が国家に途方もなく翻弄された20世紀のドイツの中であっても平和を願う想いを抱き続けた作家たちに惹かれている自分に気付きました。そして、彼らがなぜ群集心理や同調圧力に屈することなく自分の想いを貫くことができたのかを学びたいと思ったのです。その瞬間、人生で最も苦しかった経験や中高テニス部の部長を全力で務めるなかで取り組んできたことといった、まさに「私」と「ドイツ文学」が結ばれたような感覚を覚えました。しかし、テーマが明確に定まったのは9月の終わり頃でした。この遅いスタートからでも上智大学に合格できたのは、「楽しむ」ことができたからこそ粘り強くなれたからだと思います。Kipでの8ヶ月間、苦難に何度も直面しましたが、心の底には常に「楽しい!」という思いがありました。大沢先生と毎日のように重ねた対話を通じて、新たな価値観や概念と出会い、今まで学んだことも考えたこともなかった視点から世界を捉え直し、改めて深く考えることができました。その対話の中で、視点が変わることで世界が新しく見えてくる楽しさに触れ、これこそが文学を学ぶ意義であり、楽しさなのだと強く実感しました。大沢先生との対話を重ねるたびに、「こんな経験が入学したらずっとできるんだ!」と思い、上智大学でドイツ文学を学びたいという気持ちがどんどん大きくなっていきました。

この「楽しい!」という思いこそが、私を粘り強くさせてくれました。楽しいからこそ、大沢先生が伝えてくださる新たな概念や価値観を完全に自分のものにしたいという思いが掻き立てられました。そして、新たな視点から世界を捉え直し、今まで見えてこなかった世界の見え方が目の前に広がる楽しさを実感したいと思いました。そのため、どんな小さな疑問も私の未熟な考えも隠すことなく全て大沢先生に素直に伝えました。そんな私に対し、大沢先生はいつだって真摯に全力で向き合ってくださいました。粘り強さは私の強みですが、時には弱点にもなります。私は完璧主義に近い状態になってしまい、要領が悪くなってしまうことが弱点でした。学校のテスト勉強では1から100までやり切ってしまい、「ここまでやらなくても十分な点数が取れた」と感じることがよくありました。しかし、上智大学の受験においては、「これほどやらなければ合格できなかった」と心から思いました。その努力を支えてくださったのがKipでした。Kipは80%の力で効率よく合格を目指す塾ではなく、今まで出したこともないほどの全力を出して確実に合格を掴み取る塾でした。特に印象的だったのは、大沢先生がたった一文字の推敲にさえも夜遅くまで向き合ってくださったことです。Kipは粘り強い私にとって最高の環境でした。Kipでは毎日塾に通い、大沢先生と思う存分対話を重ねることができます。何気ない対話の中から文学の知識を得たり、書類の新たな切り口が見つかったりするなど、想像を超える発見や創造が生まれる瞬間が何度もありました。これは、授業がなくても自由に学びを深められるKipだからこそ得られる体験です。

試験当日、小論文は例年より課題文が1枚多く、内容が何度も展開されていたため、もっとも伝えたいことを読み取るのがとても難しかったです。しかし、大沢先生との対話の内容や、大沢先生が勧めてくださった本の内容がそのまま活用できるテーマであったため、頭の中で書く内容の選択肢を沢山広げることができました。面接では小論文に関する抽象的な質問を受けましたが、大沢先生との対話の内容を思い出しながら答えることができた。また、ドイツの歴史に関する質問も受けましたが、大沢先生が日常的にドイツの歴史や文学運動の流れ、哲学についても話してくださっていたおかげで対応することができました。パソコンの画面に「合格」の文字が現れたとき、必要最低限ではなく、自分史上最高の努力を全力で後押ししてくださるKipで学んだからこそ掴み取れた合格だと思いました

Kipで学んだ最後の日、大沢先生が励ましの言葉をかけてくださいました。ドアを開けてKipから出た時、合格したわけでも試験が終わったわけでもないのに、自然と涙が溢れていました。それだけKipで全力を尽くしたのだと感じました。ここまで頑張れたのは、文学を学ぶ「楽しさ」を私に伝えてくださり、「粘り強い」私にいつだって全力で向き合ってくださった大沢先生のおかげです。面接の練習を何度もしてくださった講師の先生方、そして私を導いてくれた大沢先生に心から感謝しています。本当にありがとうございました。

【中学受験】女子校のメリット・デメリット!

カテゴリー:中学受験2025.01.21

 

  前回は男子校に進学するメリットとデメリットを話しましたが、本日は女子校に通うメリット三つとデメリット二つについてお話をしてみたいと思います。ふつうに考えると男子校におけるメリットとデメリットと同じではないかと思われると思います。確かにそういう側面もありますが、最大のメリットとデメリットは男子のそれとは大きく異なるように感じますので、今日はそのあたりを中心に話をしてみたいと思います。

 

メリット

  1. 推薦枠が多い

現在の大学受験は、高校受験や中学受験と異なり、一般的な筆記による入試の割合が減っています。一般入試が減った分、総合型選抜入試や帰国子女、指定校推薦やその他の推薦入試が増えています。ということは、そうした入試に対応した学校が望まれるのは当然です。女子校の場合は、特に指定校推薦枠が充実していることが多いと言えるでしょう。伝統的な女子校は長い歴史を持ち、特に有名大学や名門女子大学とのつながりが強いことがあります。その結果、指定校推薦の枠が充実しており、生徒の進学先の選択肢が広がります。また、女子校は学習環境が整っており、大学側からの信頼も厚いことが多いため、推薦枠が維持されやすいです。卒業生の進学後の実績や大学時代の学習態度が評価されて、さらに推薦枠が増えることもあります。

そもそも私大にとって重要なことは4年間、学生が学校を辞めることがないことです。私立の女子校に通っていたとなると、経済的な問題で大学を辞める理由が低く、また成績が優秀な生徒であれば大学時代も真面目に学問に取り組むだろうということも挙げられるでしょう。こうした二点を女子校出身者はクリアしていると思われている、あるいはその確率が高いためか、評価されているのだと思います。

 

  1. 学びやすい環境

共学の学校に比べ、女子校では性別による役割分担や偏見が少なく、自由に発言や行動がしやすい環境が整っています。たとえば、男子がいないことで、理系科目やスポーツなどで活躍する女子生徒が増えやすいと言われています。また、周囲が同性ばかりのため、外見や異性との関係に対するプレッシャーが軽減され、内面的な成長に集中でき、自己肯定感が育みやすい側面があり、その結果、自分に自信を持つ生徒が多く育つ傾向があるとも言われています。

小学生の高学年の特定の男子は、おそらく特定の女子生徒にとって信じられないくらいがさつな存在です。そうしたことを感じる人にとっては、そういうがさつな人がいない環境は居心地が良いと言えるでしょう。

 

3.女子特有の活動の充実

部活動において、演劇や茶道、華道など、女子が好むとされている文化的活動が充実している学校もあります。また、運動部であっても女子だけでの活動となりますので、男子の目を気にせずのびのびと活動しやすいと思う方も多いでしょう。

 

デメリット

  1. 面倒な人間関係

小学校や幼稚園からあるような女子校に通っている生徒が共通して言うのが、「人間関係が面倒臭い」ということです。クラスメイトや友達に配慮しなければならないという点では女子の大変さは、男子とは比較にならないでしょう。特に小学校の高学年くらいからその大変さはどこにいても増してきます。女子校の場合、女子だけの環境となるため、そうした人間関係が大変になります。ただし、ピークは中3の途中くらいまでで、そこからはしだいに落ち着いてくることが多いでしょう。学年が上がるにつれ、だれが面倒な人なのかが分かるようになり、自然にそうした面倒を起こす人とは距離をとるようになり問題が発生しなくなるためです。

 

2.異性との接触が少ない

男子校同様、同性同士の環境のため異性との自然な交流が減る点が挙げられます。中高の多感な時期に異性と接する機会が少ないと、大学入学後以降、異性との距離のとり方が分からず、極端に近かったり極端に遠かったりしてしまうことがあります。恋愛をする際などに難しさを覚えることがあるかもしれません。ただし、学校以外の活動や習い事などで、コミュニケーションを図る機会は得られます。

 

3. 学校文化と合わない

同性のみという環境ですと、必然的に内輪の価値観が強まり生徒同士の関係性が密接になるぶん、トラブルが深刻化するケースがあります。また、女子校特有の「女子だけの世界」での暗黙のルールや期待が強調されることがあります。たとえば、服装や言葉遣い、振る舞いに厳しい目が向けられることがあり、同調圧力を感じる場合があります。こうしたことから、グループ内のトラブルやいじめが深刻化しやすいと言われます。特に小さなことが大きな問題に発展する場合もあります。こうした女子校で顕在化しやすい慣習や学校の雰囲気・文かなどが自分に合わないと感じる場合、居心地の悪さを感じることがあるでしょう。

 

まとめ

以上、女子校のメリット・デメリットを挙げてきました。男子校同様、環境に偏りがあることでメリット・デメリットが生じますが、女子校の場合は、メリットとして推薦枠が多い点、デメリットとしては人間観関係が難しい点が挙げられるのが特徴でしょう。

とはいえ、あくまでも一般論を述べただけですので、各学校や通われている生徒の個性によって、学校はそれぞれ異なります。学校説明会や文化祭に足を運び、実際の雰囲気を感じ取ることが大切です。また、共学と女子校の両方を視野に入れ、お子さんの性格や希望に合った学校選びをすることが成功の鍵です。どちらが良いとか悪いと考えるよりは、お子さんにより合った環境探しという視点で考えられると良いと思います。大切は6年間を過ごす場所探しですから、時間をかけてそれぞれメリットとデメリットを吟味したうえで検討してみてください。

 

 

【中学受験】男子校のメリット・デメリット!

カテゴリー:中学受験2025.01.15

男の子のお子さんをもつ保護者の方にとって、私立中学受験を考えているのであれば男子校のほうが良いのか、共学のほうが良いのかで迷われるケースが多いと思います。本日は男子校に通うメリット三つとデメリット二つについてお話をしてみたいと思います。

 

メリット

  1. 男子ならではの教育環境

男子校は、男子生徒の特性に合わせた教育を行うことができる点が特徴です。たとえば、以下のような効果が期待できます:

  • 授業で積極的に発言しやすい:女子の目を気にする必要がなく、自分の意見を率直に表現しやすい環境があります。
  • 男子特有のエネルギーを活かした活動:体育祭や文化祭などで、大規模でダイナミックな活動を行う学校が多いです。

 

両極端ではありますが、たとえば「女子が怖い」という人にとっては理系に力を入れた男子校などは居心地が良いことが多いと思いますし、反対に運動や学校行事などに力を入れたいという人にとっても男子だけの環境は思い切りエネルギーを発散できる場所となるでしょう。

 

  1. 強い仲間意識と人間関係

男子校では、同性だけの環境のため友人関係が非常に深まりやすいです。

  • ライバル意識と協力のバランス:学業や部活を通じて切磋琢磨する仲間ができ、一生ものの友情を築くケースが多いです。
  • ストレートなコミュニケーション:お互いに率直に話しやすく、悩み事も相談しやすい環境があります。

 

気の置けない友達は年を取るほど作るのが難しく、多感な時期であるからこそ作りやすいと言えるでしょう。増してや男子だけの環境であれば、本音で話すことがしやすく、生涯の友達をつくるには適している環境ではないでしょうか。

 

  1. 進学実績や特色ある教育

男子校の中には、進学実績に強い学校や独自の教育方針を掲げる学校が多くあります。

  • 高い学業レベル:男子校は進学校として知られる学校が多く、大学受験を見据えた指導が充実しています。
  • 理系への進路サポート:理系志向の男子に特化したカリキュラムや、理系進学者の割合が高い学校もあります。

 

たとえば東大合格者数全国1位の開成や、灘や筑駒といった全国トップの進学校は男子校です。学校の中が男子だけであることによって学習に向き合いやすい環境を作りやすいのだと言えるでしょう。

 

 

デメリット

  1. 異性との接触が少ない

男子校では女子生徒がいないため、異性との自然な交流が減る点が挙げられます。

  • 異性とのコミュニケーション能力の不足:高校卒業後や大学進学時に、女子との付き合い方に戸惑うことがあると言われます。
  • 視野が偏る可能性:異性の意見や価値観に触れる機会が少なく、柔軟な視点が育ちにくい場合があります。

 

インフルエンサーとして有名なホリエモンこと堀江貴文さんは、久留米大学附設の中高出身なのですが、久留米大附属は当時男子校でした。彼は東大で初めて女子に「堀江君」と声をかけられたときに、緊張して顔も見ずに逃げたというエピソードがあるそうです。要は、思春期の多感な時期に異性と出会わないことによって、異性との接し方が分からないまま大学生になってしまう可能性もあるということです。

 

  1. 偏った環境での育成

英語のHomosocialという単語をご存じでしょうか。社会学用語で、男性同士の緊密な結びつきや関係性を意味します。日本の会社社会によく見られる現象で、たとえば海外で出張中の男性が数名一緒に行動し、そこに女性がいないような状況はまさにhomosocialと言えるでしょう。Homosocialな環境では、ミソジニー(女性嫌悪)やホモフォビア(同性愛嫌悪)が生じやすいと言われています。

  • 同じタイプの友人が集まりやすい:多様な価値観や考え方を知る機会が少なくなる場合があります。
  • 特定の行動や文化が強調されやすい:例えば、男子ならではの「やんちゃな雰囲気」や「競争意識」が強まりすぎるケースがあります。
  • 特定の行動様式への適応が必要:男子特有の「ノリ」や「勢い」が苦手な子どもにとってはストレスになることがあります。

 

まとめ

これらの点を踏まえると、男子校は男子生徒にとって学業面でも精神面でも多くのメリットを提供する選択肢といえます。もちろん、学校ごとに特徴が異なるため、見学や説明会を通じてお子さんに合った学校を見つけることが大切です。一方で、異性との交流不足や多様性の欠如などの課題が考えられます。

どちらが良いとか悪いと考えるよりは、お子さんにより合った環境探しという視点で考えられると良いと思います。大切は6年間を過ごす場所探しですから、時間をかけてそれぞれメリットとデメリットを吟味したうえで検討してみてください。

 

 

 

上智大学総合人間科学部社会福祉学科「200%の努力」

カテゴリー:合格体験記2025.01.04

 私がkip学伸に入塾したのは、高校2年生の3月でした。入塾前にお話を伺ったときに、大沢先生の公募推薦への熱意が非常に強かったのが印象的でした。そのため「大沢先生の元で学べば、上智大学へ100%合格できるだろう」と確信し、kip学伸へ入塾することを決めました。

初めに、日本語で正しく文を書くことができるようになるために「文トレ」を行います。このようなことは他の塾ではおそらく行わないと思いますが、kip学伸では確実に合格するために初歩的な基礎も細かく教えてくれます。このことで、正しい書き言葉を学ぶことができ、自分自身の文章に自信が持てるようになりました。数か月の基礎訓練を経て、7月から志望理由書、レポート特定課題の作成に取り掛かりました。作成にあたって、大沢先生が「たくさん本を読みなさい」とアドバイスをしてくださいました。そのため、週に一回図書館へ行き、10冊借りるということを繰り返しました。その結果、社会福祉に関しての知識が増えて小論文においても説得力のある文章を書くことができるようになりました。

志望理由書やレポート課題の作成において大沢先生は、日本語の誤りから、いかに読みやすい文章にするかなど、きめ細かく指導してくださいました。ここまで、一人の生徒に時間をかけてくださる先生はなかなかいないと思います。加えて、私は精神的に弱く受験を乗り越えられるか不安でしたが、学業だけでなく精神的にも寄り添ってくださいました。

私は、小論文への自信が最もなかったのですが、先生は数多くの予想問題を作ってくださいました。その結果、受験までの最後の3ヶ月間毎日小論文を書くことができました。また何人もの講師の人が面接の練習もしてくれました。こうしたことが、私自身の自信や合格にもつながったと思います。

このようにkip学伸は、生徒一人ひとりの夢を精一杯応援してくれます!加えて、合格させるだけでなく、その生徒が「どのようなことを大学でやりたいのか」「卒業後は何がしたいのか」などを一緒に考え、後押ししてくださいます。このような生徒一人ひとりに寄り添ってくださる塾に出会えて、ほんとうに先生方には感謝でいっぱいです。私は、kip学伸で数多くのことを学び、自分自身成長することができました。ここで学んだことを活かし、大学生になっても精進していきたいです。そして将来は、誰一人取り残さない福祉を実現するために、すべての児童の明るい未来を創造していきたいです。