Kip学伸のブログ



間違いの癖

カテゴリー:勉強方法2017.08.28

ロシアの文豪トルストイは、あるとき、刑務所に見学に行き、受刑者を見て、「幸福な人の顔はみな一緒だが、不幸な人の顔はそれぞれだ」と言った。

幸福な人は、概ね状況が似通っているため顔の表情も似ているが、不幸にはさまざまな形があるため、顔の表情もさまざまであるという意味だ。この考えをもう少しおしすすめると、人の個性は、幸福時より、不幸な状況のときのほうが出やすいと言えるのかもしれない。

学習においても、正解の仕方よりも間違え方の方が、その人の性格や個性がよくでる。

正解は、誰であっても同じだが、間違い方は千差万別だ。ケアレスミスが多いが、難問はできるという人と、ケアレスミスはないが難問は解けないという人では、対策の仕方がまるで異なる。

学力をつけたければ、この間違い方に注目しよう!

普段の学習、定期テスト、模試・・・・自分の間違いを見つめ、その癖を把握しよう。できるところは、いくら学習してもこれ以上の点数には繋がらない。できないところができるようになることで、点数に結び付く。

そのためには、間違いをしっかりと直して、どうして間違えたのか、なぜ分からなかったのかを普段の学習時から意識していこう。

 

「受験勉強」って役にたつの?

カテゴリー:モチベーションアップ2017.08.22

受験勉強で役にたっていないことは山ほどあった。
日常生活の中で、因数分解やベクトルの計算が必要だったことはなかったし、
英語が話せても日本で必要なことはなかった。
要するに英語が話せなくても日常的に困ることは何もないということだ。最近は特に日本語の上手な外国人も多いし。

「だったら受験勉強なんて必要ないじゃん?」って声が聞こえてきそうだね。

大人になってみると、受験勉強は必要だとおもいます。

なぜか?
志望大学に入るためには、計画をたて、自分の弱さを乗り越え、モチベーションを継続して
目標を達成するわけです。自分に弱いに人間や行動力のない人間は、達成できません。

ですから、受験を通して、学力だけでなく精神力も体力も培われていくのです。

大手企業がトップ大学の学生に門戸を開くのも、そういう意味があるのです。

厳しい受験競争を勝ち抜いて志望大学に入った学生。
つまり、自分に打ち勝って目標に到達できる自立した人を求めているからこそ、偏差値の高い大学の学生を受け入れるのです。

そういう意味では受験勉強は、心身共に大きく成長できるまたとないチャンスとも捉えることができますね。

未来のために、今に集中しよう!!

 

M

 

文章を書くということ

カテゴリー:勉強方法2017.08.17

夏期講習も8月に入り、塾生も朝から夜遅くまで勉強をしています。

毎年の光景ですが、うだるような暑さの中、がんばっている子どもたちを見ていると
努力が結果に結びつくことを願わずにはいられません。
受験勉強は大変ですが、こどもたちにとっては、大きく成長していく時期でもあります。
いろいろなことを我慢しながら、一つの目標に向かって自身と闘っていくわけですから。
成長しない子はいません。

結果云々でなく。チャレンジしていく過程で、親が考える以上に子どもたちは
逞しくなっていきます。
今夏は特に、夏休みに入ってからのお問い合わせが急増しています。
大学受験生の小論文対策です。

論文を書くということは、大変難しいことです。
多分、すべての科目の中で一番難しいかもしれません。
文章を書かせると、学力、知識力、思考力、等々・・・本人自身の人格を含めた
総合的な人間力が垣間見えるものです。

課題を与えて、論文を書かせても、課題に対する知識がなければ何も書けません。
まずは、知識をつける、情報を得る。という作業からスタートします。

たくさん、関連の本を読み、基本的な知識を得てからが、スタートラインです。
プロに添削をしてもらえば、簡単に書けるというふうに安易に考えている人もいますが、
それは間違いです。

何回も何回もディベートを繰り返し、悩み、書き直しをし続けるなかで
少しずつその子らしい文章が出来上がっていくものです。

 

継続する方法ってあるの?

カテゴリー:勉強方法2017.08.07

継続は力なんて誰でも知っている。

それができないから悩むし、落ち込むし。

「なにをやっても中途半端!!」な自分。

どれだけ自己嫌悪に陥ったことだろう。

サッカー部員が毎日リフティングを100回とか
野球部員の素振り500回・・・。
陸上部員のランニング6キロ・・・結構やっている人いるでしょ?
なんでも継続している人を見ると、それだけで落ち込む!!

自分は何で継続ができないのか?
罪悪感に苛まれる。

ここで終わると永遠に何も達成できない自分のままだ。
脳は同じことを永遠に繰り返すのを嫌がる。
だから、続かない。
とっても科学的なんだね。

継続するためには、脳が嫌がらないようにするしかない。
だから、息抜き・気分転換を上手にいれることが
大切。
「人間の集中力は90分」と言われている。

無理な計画を立てない。

まず、始める前に全体の学習量を頭にいれておく。

試験の範囲でもOK.

次に、どこまでで終了するかを決めてスタートする。
例えば、英語の試験範囲が200ページあるとする。
4週間後の定期テストまでに、すべてクリアーしたい。

1週間で50ページ。

今日は10ページやろう。
今から5ページを60分でやりきろう!

というように、スタートする前に、学習する量と時間をきちんと決めれば
飽きることはない。
何をやっても、終わりが見えないと疲れてしまうものだ。
同じように勉強をしていても、脳の仕組みを知って、
行動することで、効率よく学習ができるものだ。

 

M