不安
カテゴリー:モチベーションアップ2017.07.27
受験は、学力の争いだと思われていますが、最後はかなりの比重で自分の気持ちとの戦いになります。受験が近づいてくると、それだけ不安は増します。
この不安を誰かと共有するのはなかなか難しいため、どうしても思いつめがちになってしまい、ますます不安が募ります。
この不安を軽減するにはどうすれば良いのでしょうか。
ニューヨークヤンキースに所属して、大リーグで活躍しているイチロー選手。
大リーグのシーズン最多安打記録や10年連続200安打などの多数の記録を保持しています。大リーグへ移籍する前は、日本で活躍し、シーズン最多安打など多数の記録を残しています。
これだけの大活躍をしてきた選手ですから、打って当たり前と思われる。活躍して当たり前と思われている。では、試合に出場する時は、緊張しないのでしょうか?
いつも、恐怖と不安と重圧を、抱えています。
たのしいだけでは、プロの世界にいられない。
こんなに苦しいのは自分だけか、と思うこともたくさんあります。
それを見せるか見せないかの話です。
みなさん、ぼくのことは、疲れていないと思っていませんか?
あのイチロー選手ですら、日々恐怖と不安と闘っているのです。苦しい思いをしているのです。高額の年俸をもらっているのもあって、シーズンを通して活躍しないと、当然のように叩かれる。そういう重圧と日頃から戦っているのです。
つまり、能力が高いから重圧から逃れられるわけではないのです。結局、どの世界でも、最後は自分との戦いになるのです。
受験も最後は自分との戦いです。
自分よりも成績が良い子をみると「いいなあ。羨ましいなあ」と思うかもしれません。
でも、偏差値の高い子は、偏差値の高い子で同じようにプレッシャーを感じます。なぜなら、実力の接近している人がいるところを受験するのですから。
では、この不安が解消されることはないのでしょうか。結果を求める限り解消はされません。しかし、本番において限りなく普段通りの実力が発揮できるようにするための準備はできます。
イチロー選手は、
特別なことをするためには、
普段の自分でいられることが大事です。
と言っています。有名な話ですが、イチロー選手は、朝起きてから試合に出場するまでの行動はほぼ同じで、ベンチからバッターボックスまでの歩数や動作はすべて決まっているそうです。
おそらく、その行為一つ一つにも意味はあるのでしょうが、それよりも、毎回同じ行為をすることで、いつも平常心でいられるようにしているということが重要なのではないでしょうか。
もちろん、それだけではないでしょう。圧倒的な練習をすることで自信をつけているのだとも思います。
受験は、数年間頑張ってきた結果がたった一回のテストで決められるのですから、緊張して当たり前です。「落ちたらどうしよう」と思うのが当たり前です。
偏差値に関係なく全員が、今も不安と闘っています。
この不安を解消できない以上、この不安やプレッシャーと共存していくしかありません。不安によって実力が発揮できなくなるならないようにすることが重要です。
今まで通りの勉強をしよう。
「どうしよう」と思っても、無視して過去問をやろう。
気持ちによって勉強のペースがかき乱されないよう、とにかく自分の決めたスケジュールをきちんと遂行していきましょう。普段の自分でいることが一番パフォーマンスを発揮することに繋がります。
メンタルブロック
カテゴリー:モチベーションアップ2017.07.26
数カ月前に転塾してきた中学生の女の子と、数日前に面談をしているときのこと。
「次の期末では学年で何位くらいになりたい?」
「んー、二十位くらいですかね」
順位は変わるもののよくある会話だ。
「なぜ、一位ではなく二十位なの?」と問い詰める。
「え、なんでだろう・・・なんとなく・・・」この返答もよくあるパターン。
「なんとなく自分に制限をかけているよね。そういうのをメンタルブロックというんだよ。
つまりね、成績を突き抜けようっていうときに、一番の敵になるものは周りのライバルなんかじゃなくて、自分のなか
にあるこのメンタルブロックだよ。最初から二十位を目標にしていると、なんとなく二十位に向かった学習になるんだ
よ。だから、目標を高く設定したほうが、伸びるよ」
もちろん、全員にこういう会話をしているわけではなく、彼女が確実に学年のトップを狙っていけると思ったからこうやって話しかけた。
ちなみに、これが成績が芳しくない高校生だと
「どこの大学にいきたい?」
「えーと、だいたいGMARCHくらいですかね」
となる。
ブレイクスルーを起こしたいなら、まずはここから改めなければならない。
模試の結果で何を思う?
カテゴリー:モチベーションアップ2017.07.24
受験生には模試の結果がつきまとう。
良い結果が出た時は、誰でも嬉しくて、もっと頑張って勉強しようと
思うものだが。
模試の結果が悪かった時。
みんなは、何を考えるのかなあ?
模試を受ける人は多いけれど、模試の結果をきちんと分析して
それを活かしている人が以外と少ない気がする。
結果をもらった時に一番初めにどこを見る?
得点
偏差値
志望校の判定
所感
志望校判定でEだ!!
「こりゃあダメだ!!」
で終わっている人も多いかも。
人間って、悪い点をとると、反射的に隠したり、ごみ箱に捨てたくなったりするものだ。
小学生の頃、悪い点数をとって、ごみ箱に捨てたり、机の奥に隠したりする子は
結構いるものだ。心当たりがある人もいると思う。
母親に見せると叱られるので、それが嫌で隠したりする心理はわかる。
母親が感情的に怒ったりせず、テストの点数に関心がなかったりすると、
多分こういう行動にはでないはずだ。
中高生が模試の結果を母親に見られて・・・もうそんなこどもではないので
自分で見て、自分で分析をして、次に学習計画をたてるというのが
ごくごく普通の中高生だと思う。
もう母親からは自立しようね!!
模試の結果がかえってきたら、まず何ができていなかったのかを確認する。
ケアレスミスなのか、理解ができていなくて間違ったのか。
そして、ミスしたすべての問題をやり直す。
これだけでもやっている人がいたら、その人の学力は伸びているはずだ。
「勉強の仕方が分からない」と何年もつぶやいている人がいるが、
それは、やり方が分からないと言い訳をしながら、勉強をしていないだけだ。
やり方なんて、自分で工夫をするものだし、全員に効果のあるやり方なんてない。
とはいうものの、私もKip生にいろいろな勉強の方法を教えている。
学力の上がらない人って、何を教えても結局やらない。
やり方がわからない。わからない。といいながら、
以前のように効率の悪い自分流の学習を朝の歯磨きのようにやっている。
成績の悪い人は、落ち込んでいる時間なんてないので、模試の間違い直しに取り掛かろう。
できていなかった問題ができるようになるだけで、成績は上がる。
ただ、ある程度学力が上位で推移している人で、かつ一生懸命勉強をしているのに、
模試の結果が悪かった人は、どうしていいかわからないよね??
普段成績が良くて、でももう一歩上を目指したいと思って、今まで以上に勉強に取り組んだのに、模試の結果が悪かった時。落ち込むよね。
模試って、必死で努力したのに、それに反して悪い時があるものだ。
こういう人に一番大切なことは、
辛い結果にめげずに、「こんなことで諦めないぞ!!」と強い心で
チャレンジを続けることだ。
これを繰り返し挑戦している時に、グ~ンと学力が伸びるのだ。
「心を鍛える」チャンスと捉えよう。
受験でもスポーツでも最後に勝つのは、心の強い人なのだ!!!
「自分が信じたことを貫け そして 泣いて、泣いて、強くなれ ? 」
メキシコ パチューカ 本田圭佑
準備万端の人にチャンスが訪れることを幸運とよぶ
カテゴリー:モチベーションアップ2017.07.22
「運がいいね!」「超ラッキー」そう思う時があるよね。あるときは自分自身だったり、
友人だったり有名人だったり。
身近にいる友達が、ラッキーだったりすると、それに比べて自分は、「なんて運から見放されているのだろう」なんて人生を呪ったりしないでね。
一度きりの人生を「運が悪かったからね」なんて言われて終わりたくないですよね。
「運」とか「運命」というと、人の幸・不幸などは、未来永劫に人の力をこえたところであらかじめ決まっていて、自分の力ではどうにもならないようなイメージがあるけれども、「運命」も自分次第で少しは変えられるって思わない?
自分が生まれた国、Japan!!!・・・「俺はフランス人が良かった」とか言われても・・・。
でも、フランス語を必死で勉強してフランスに住んで、パリジェンヌと結婚することは可能だ。
チャンスは待っていてもこない。自分でつかみ取るもの。
だから、結局、自分が運命をつくっている。
今ある結果は全部、自分が作ったもの。
それが嫌で納得しないのなら、納得するような未来の自分を今!作るしかない。
It depends on YOU.
準備万端の人にチャンスが訪れることを幸運とよぶの。
オプラ・ウインフリー 米国のTV司会者・女優
M
いよいよセンター試験まで あと 180日(今日は7月21日)!!
カテゴリー:その他2017.07.21
夏は毎年暑いけれど、今夏は全国的に猛暑が続き、熱中症対策にも
余念がありません。
室内でも熱中症にかかるということで、ドリンクを肌身離さず持ち歩いている
始末です。
外に出れば、クラクラするような強い日差しに、帽子・サングラス・日傘で対抗するも
突然雷鳴が鳴り響き、雹が降ってきたり・・・
誰もが予想もできないような天気の激変に、「傘を持って外出すればよし」という
平和な時代は過去の話で、ヘルメットをかぶって外出するような自体になりそうで恐ろしいです。
今夏期講習の準備で、塾長も私も不眠不休の日々です。
Kipは個別進学塾ですから、ひとりひとりの学力や進度等々、考えに考えてカリキュラウムを
作成しています。
長期休暇である夏休みを、どう過ごしたのか?
私たちとしては、みなさんに何をどう学習させたのかで、秋以降に大きな学力差になって
あらわれてしまうからです。
中高生との面談、保護者との面談を毎日のようにやっていますが、受験学年になると
みな焦ります。
自分の行きたい学校のレベルと、自身の学力のレベルのギャップに打ちのめされるからです。
打ちのめされていればまだいいのかもしれません。
冷静に判断しているということですから。
大学受験になるとみな口をそろえて、最低GMARCHレベルに行きたい。
できたら、ICU・早慶・上智へ。
自宅から通学しないとお金がかかるので、東京の国立大学へ。
志望校は高めに設定した方がいい。
誰でも同じことを言います。私もそう思いますし、そう言っています。
これは、目標に向かって必死で努力することが前提です。
Q:受験日から逆算して、あと何日ありますか?(現高3生の場合)
今日は7月21日 センターまであと180日!
Q:睡眠時間をいれて残りの時間を日数にかけてください。
180×5時間(学校のない時は10時間)=900時間
Q:その総時間で受験科目を割ってください。
私立で3教科受験の場合
900÷3=300時間
国立で5教科7教科の場合、もっと少なくなりますね。
自分で計算してみてください。
Q:センターまで、一科目にかけられる時間はどのくらいになりましたか?
1日は24時間ですから、日数にすると300時間÷24=12.5
1教科にかけられる時間が12日間です。
計算するとぞっとしますね。
12日間で早稲田に合格できる3000語~4000語の単語を覚えられますか?
ただ漠然と、有名校に憧れているだけでなく、現実を直視して
残された時間数でできることに全力を尽くしましょう。
なんとなく志望校を決めてなんとなく受験しても、合格を手にすることは
できません。
「憧れを持ちすぎて自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。
自分のもっている能力を活かすことができれば、可能性が広がるとおもいます」
byイチロー