Kip学伸のブログ



国語オリジナルテキスト『LT』完成!

カテゴリー:お知らせ2017.04.27

オリジナルテキスト1オリジナルテキストがついに完成しました!!!

構想から完成まで十年の長い道のりでした。

これまでの国語テキストにはない

「文が短くポップな文章を読みながら国語力を養成する」

ものとなっています。

 

一般販売はまだ先になりまして、まずは多くの塾のみなさんに使っていただきたいと考えております。

 

 

特待生に向かって

カテゴリー:塾の様子2017.04.05

 

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)

 

現在中3のNくんは、中学受験をしました。第一志望校ではなかったものの、吹奏楽部に入り毎日楽しく過ごしていました。

一旦は、卒塾したものの中2の夏休みに、部活が忙し過ぎて勉強時間がおろそかになっているからと夏期講習に参加することになりました。

一年半の間でもっともかわったと感じたのは、集中力でした。

男の子は、女の子に比べ成長が遅く、小学生であると2歳ほどの違いを感じることがよくあります。彼の場合も、小学生時代は幼く感じることが多かったのですが、中学生になって体が大きくなっただけでなく、落ち着いた雰囲気からは精神的にも大人になったことを感じさせる雰囲気がでていました。

とはいえ、成績はイマイチでした。

部活が忙しいこともあって、塾に来られる時間が限られていたので、テスト前に集中して学習することにしました。

Kipでは、中学生以上は、試験一週間前からは自習に来て良いとなっています。彼は毎回欠かさず来て、黙々と勉強をしています。家では勉強ができないのだと言っていました。

しかし、それが信じられないというくらい、塾では集中して取り組んでいるのです。小学生のときと比べると、学習する姿勢が大きく変わりました。その姿勢を見て、これは必ず成績が上がると確信しました。

おそらく、自覚の問題でしょう。

小学校時代は算数が苦手で、大変な思いをしていたのですが、数学になって演習量をこなすことで苦手意識が少しずつなくなっていったようです。

また、学校のスピードもちょうど良いのでしょう。私立中学の場合、進学校はかなりのペースで進み、学校によっては、中2の秋から高校数学に入ります。

ですから、ついていけなくなる生徒も当然でてきます。

彼に中学はその点、公立中学より若干速い程度のため、数学が苦手であったとしても、その苦手意識を演習量によってカバーすることが可能です。

今回の中間試験では、学年20番以内を目標にと話しをしていました。

テストの結果が却ってきたのですが、数学は100点(平均点55)と96点(平均点62)と大健闘!他の科目でも平均点よりも20点ほど高いので、成績が上がるのは必至です。

順位が却ってくるのはこれからですが、楽しみです。

今年の目標は、学年5位以内に入って、来年度の特待生をとることだねとなりました。

成績が良いと、やる気になって学習意欲が高まり、学習量が増える。結果、ますます成績が上がるという正のスパイラルに乗れるので、成績を上げたいのであれば、勉強をするということに尽きると思います。

 

大手塾からの転塾

カテゴリー:中学受験2017.04.03

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)

小学生クラスでは、大手の進学塾から転塾してくる子がいる。5年生が最も多いが、中には6年生になって思い切って転塾してくる子たちも少なからずいる。

理由はいくつか挙げられる。

6年生の場合、特に夏休み前後からの転塾の場合は、志望校対策をめぐってだ。

大手進学塾の一斉授業の場合は、一人ひとりの第一志望だけの対策をするわけにはいかないので、どうしても志望校対策としては内容が薄まってしまう。

そうすると、生徒にとっては、自分が受けることのない学校(たとえば男子にとっての女子校であったり、あるいはその反対の場合など)に残りの貴重な時間を割かなくてなならない。

問題の傾向が似ていればまだしも、まったく似ていない学校の問題など時間を浪費している気分になるのは至極当然のことだ。

それを避け、自分の志望校に絞って対策をおこうなおうと決意した結果としての転塾がそれである。

5年生の場合は、理由が多岐にわたるが最近増えてきたと感じるのが、塾の学級崩壊である。

塾のクラスがいくつかに分かれている場合、下の方のクラスが崩壊していることが多い。

・授業がうるさくて聞こえない。

・授業中に立ち歩いている子がいる。

・崩壊していても放置状態。

・自習室が機能していない。

・優秀な先生はすべて上のクラス。

などなど

難関中学の合格者数を全面的に打ち出そうとするとどうしても、塾は成績上位者に力を注がなくてはならなくなる。しかし、実際は中学受験生すべてが御三家を目指すわけではない。その結果、上位クラス以外に力が注がれないことになってしまう。そして、転塾へとつながる。

 

 

新4年生&5年生のみなさんへ

カテゴリー:中学受験2017.04.03

これは過去のブログの再掲載になります。

いよいよ2月から新学期です。どこの塾でも学習量が増えていきますので、慣れるまでの最初の一カ月は特に大変になるとは思いますが、それを乗り越え学習習慣を身につけていきましょう。

受験は長期戦です。たとえるとそれはマラソンです。ある瞬間だけ全力で走っても意味がありません。自分が現在、どの位置にいるのかを正確に判断しながら一定のペースで走り続けることでゴールが見えてくるものです。

これからみなさんが学んでいくことの量は厖大です。

少なくとも受験をしない子の5倍以上の勉強時間は必要です。また、学校では習わない難しいことも学習していきます。覚えなければならないこともたくさんあります。これらのことを吸収していくのは一朝一夕では身につきません。

普段からコツコツと学習することが一番力になります。一週間の学習スケジュールをしっかりと作ることをお薦め致します。

その際は、必ず家族で話し合って頂いて、納得した上で書き込んで下さい。そして、自分でやると決めた以上、それを実行して下さい。

実行し続けるのは大変ですが、成績が上がっていく喜び、志望校に合格した時の喜びは何にも替え難いものです。

どこの塾に通われても恐らく必ず毎週、小テストはあると思います。そうした小テストをお座なりにせず大切にしましょう。

そして、何よりも一番重要なのは、分からなかった問題、間違えた問題を放置しないことです。また、小テストや他の模試を含めるテストで間違えた問題は、必ず間違いを直して同じ間違いをそれ以後しないようにしましょう。

これをきちんと実行するだけで、必ず成績は上がります。良い成績をとって喜びをかみしれられるよう、毎日勉強していこう!

 

不安

カテゴリー:モチベーションアップ2017.04.03

これは過去のブログの再掲載になります。

受験は、学力の争いだと思われていますが、最後はかなりの比重で自分の気持ちとの戦いになります。受験が近づいてくると、それだけ不安は増します。

この不安を誰かと共有するのはなかなか難しいため、どうしても思いつめがちになってしまい、ますます不安が募ります。

この不安を軽減するにはどうすれば良いのでしょうか。

ニューヨークヤンキースに所属して、大リーグで活躍しているイチロー選手。

大リーグのシーズン最多安打記録や10年連続200安打などの多数の記録を保持しています。大リーグへ移籍する前は、日本で活躍し、シーズン最多安打など多数の記録を残しています。

これだけの大活躍をしてきた選手ですから、打って当たり前と思われる。活躍して当たり前と思われている。では、試合に出場する時は、緊張しないのでしょうか?

いつも、恐怖と不安と重圧を、抱えています。
たのしいだけでは、プロの世界にいられない。

こんなに苦しいのは自分だけか、と思うこともたくさんあります。
それを見せるか見せないかの話です。
みなさん、ぼくのことは、疲れていないと思っていませんか?

あのイチロー選手ですら、日々恐怖と不安と闘っているのです。苦しい思いをしているのです。高額の年俸をもらっているのもあって、シーズンを通して活躍しないと、当然のように叩かれる。そういう重圧と日頃から戦っているのです。

つまり、能力が高いから重圧から逃れられるわけではないのです。結局、どの世界でも、最後は自分との戦いになるのです。

受験も最後は自分との戦いです。

自分よりも成績が良い子をみると「いいなあ。羨ましいなあ」と思うかもしれません。

でも、偏差値の高い子は、偏差値の高い子で同じようにプレッシャーを感じます。なぜなら、実力の接近している人がいるところを受験するのですから。

では、この不安が解消されることはないのでしょうか。結果を求める限り解消はされません。しかし、本番において限りなく普段通りの実力が発揮できるようにするための準備はできます。

イチロー選手は、

特別なことをするためには、
普段の自分でいられることが大事です。

と言っています。有名な話ですが、イチロー選手は、朝起きてから試合に出場するまでの行動はほぼ同じで、ベンチからバッターボックスまでの歩数や動作はすべて決まっているそうです。

おそらく、その行為一つ一つにも意味はあるのでしょうが、それよりも、毎回同じ行為をすることで、いつも平常心でいられるようにしているということが重要なのではないでしょうか。

もちろん、それだけではないでしょう。圧倒的な練習をすることで自信をつけているのだとも思います。

受験は、数年間頑張ってきた結果がたった一回のテストで決められるのですから、緊張して当たり前です。「落ちたらどうしよう」と思うのが当たり前です。

偏差値に関係なく全員が、今も不安と闘っています。

この不安を解消できない以上、この不安やプレッシャーと共存していくしかありません。不安によって実力が発揮できなくなるならないようにすることが重要です。

今まで通りの勉強をしよう。

「どうしよう」と思っても、無視して過去問をやろう。

気持ちによって勉強のペースがかき乱されないよう、とにかく自分の決めたスケジュールをきちんと遂行していきましょう。普段の自分でいることが一番パフォーマンスを発揮することに繋がります。