Kip学伸のブログ



明大付属中野高等学校

カテゴリー:高校受験2017.03.31

Aくんのお母さんからご相談をいただいたのは、去年の夏休み前でした。

彼は中3で、当時某大手塾に通い、早慶を中心とした大学の付属校を目指していました。ところが、お母さんのほうでは、早慶ならともかくそれ以外の付属校なら都立高校も選択肢としてあり得るのではないかと悩まれていました。英数に比べ、国語もできないため、私立の三科だと国語の比重が高いことも悩みの種でした。

ただ、学校の成績はよくないため、その時期から都立といっても行ける学校が限られてきてしまいます。そうしたことすべてをご相談したいといって来られました。

当時お話をしたのは、その時点から都立を目指しても行ける学校が限られてしまうので、私立の学校を目指す方向が正しいでしょう。ただ、たとえそれが付属校であったとしても、大学受験をする方向でいけば良いのではないでしょうか、といったことでした。

お母さんは賛同してくれましたが、本人は大学受験をしたくないと言ってようでした。

どの方向に進むにしろ、われわれは国語だけを指導するということでしたので、夏休みから志望校である明大中野に向けて学習が始まりました。特に、明中は語彙系の問題が多く点数配分も高いため、その辺は集中的に学習しました。

そうした授業の中で、彼に尋ねてみました。なぜ、大学受験はしたくないのかと。

 

彼は次のように言いました。

 

自分は、理系なので国語の勉強をしたくない。大学で受験するなら、国立なら国語が必要だし、私立に行くのであれば、高校で付属校に行けばそれで済むから、付属校が良いと。

 

折しも、ノーベル賞の受賞発表後で、東工大の先生がノーベル生理学賞を受賞ということでニュースを賑わせていました。彼に訊いてみました。

東工大知っているよね?

あそこだったら、数学と理科が抜群にできるのであれば、国語ができなくても行けるよ。

 

それに、文系だったらともかく、理系に行きたいなら、私立より国立の方が良いよ。なぜなら、予算が違うからね。実験器具一つとっても全然変わってくるよ。

たまたま、そのとき早稲田の理系の先生がいたので、その辺のことをもっと詳しく説明してくれました。

彼にとっては知らないことばかりだったようで質問を交えながら話を聞いていました。

 

それから数カ月。

 

彼は無事に明大中野に合格し、その直後から大学受験に向けて学習を始めました。

 

卒塾生 顔をだす!!

カテゴリー:その他2017.03.29

昨晩、授業の終わりころに九大に行った卒塾生のTくんが遊びに来てくれました。IMG_9688

 

九州から、青春18きっぷを使って帰ってきたそうです。距離もありますから、新幹線だと割高です。学生らしく、時間をかけつつも交通費をできるだけ抑えての方法です。

小学生の頃から鉄道や地理は詳しかったのですが、ますます磨きがかかり、名古屋も京都も大阪も随分と詳しくなっていました。

われわれ講師にとって、卒塾していった生徒が顔を出してくれるのは非常に嬉しいできごとです。

 

 

 

暁星・・・通塾生の学校紹介

カテゴリー:学校紹介2017.03.29

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)

暁星中学

現在中3のMくんは幼稚園から暁星に通っています。

暁星は、幼稚園からの生徒が40名・小学校で80名・中学で60名入ってきて、高校では募集をおこなっていません。中高一貫校ですから進度も速く、中学生2年生頃から高校の学習に入ります。

去年の合格実績では

東大 17名
京大  3名
一橋大学 4名
東京工業大学 4名
・・・

と国立では東大が一番多い合格者を出しています。

Mくんによると半分以上がお医者さんの子どもで、それもあってか医学部志望者が多いとのことです。「東大の理3行きたいなあ」と言っているクラスメートも何名かいるそうです。

合格実績を見ると、東京慈恵会医科大学、東京医科歯科大学、北里大学、順天堂大学といった私立医学部が多いのが特徴といえるでしょう。

医師の子どもが多いこともあって、裕福な家庭が多く、Mくんによると「お父さんが車をたくさん持っているから、車に詳しいという人が多い」とのことでした。Mくん自身も医学部志望者です。

また、フランス語をやっていることも大きな特徴だと思います。

勉強ばかりに力を入れているわけではなく、サッカー部は強いそうで、そのためグランドは人工芝とのことでした。足を怪我しないようにしているのですね。

暁星の英語の授業では、多くの進学校が私用している「Progress in English」を使用しています。

このテキストはイエズス会の神父さんが作ったもので難易度が高いことで有名です。

ちなみにこの「Progress」、教科書ガイドがないので自学自習をするのがとても大変です。使用校の生徒はみな苦労しながら予習をしています。

 

女子学院・・・通塾生の学校紹介

カテゴリー:学校紹介2017.03.29

Kさんは女子学院に通う中学2年生。

女子学院は桜蔭、雙葉と並んで女子御三家と言われる学校です。とはいえ、学習進度はそれほど速くなく、わりとゆっくりとしています

全国的に女子校は、年々変わってきているとはいえ、進学意識が男子校に比べ弱いと言えます。トップ校の偏差値は男女ともに大きな差はないのですが、進学実績で開きがあるのはそのためでしょう。

ところで、女子御三家の生徒をたとえるのにこういう話があります。

道に空き缶が落ちていると、桜蔭生は本を読んでいるので気付かない。雙葉生は拾ってゴミ箱に捨てる。女子学院生は思い切り蹴る。

世間では自由闊達な校風からか割とおてんばなイメージもあるのでしょうか。制服も一応ありますが、普段は私服だそうです。

合格実績を見ると国立では

東大 30名
一橋大学 11名
東京工業大学5名

の順になっています。

私立では早慶をはじめ医学系の大学や東京理科大学といった理系が多いのも特徴かもしれません。

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)

 

日本女子大付属豊明小学校・・・通塾生の学校紹介

カテゴリー:学校紹介2017.03.29

Rちゃんは日本女子大の附属校の一つである豊明小学校をこの春卒業しました。豊明幼稚園時代からKipに通っているので通塾期間も丸6年になりました。最近は国立の歯学部を目指すと言って勉強を頑張っています。

豊明小学校は長い伝統のある学校で、それゆえ学校内では、とても伝統を大切にするそうです。一般的にはお嬢様のイメージが強いのではないでしょうか。Rちゃんの話を聞いていても、豊かな方が多いように感じます。軽井沢に学校の施設があるそうで、小中高それぞれがその施設を利用するそうです。

Kipには他にも何人か日本女子大付属に通っている生徒がいますが、みな書くことが得意です。日本女子大付属は小学校の時から、書くことをとても重視する学校で、書かされる量は半端ではありませんから、それが多いに関係しているのではないでしょうか。

たとえば、学校行事があると、全て原稿用紙で4~5枚で書かなければならず、他にも週に2回書かなければいけない日記もあります。中学校の定期テストの記述量も他校と比べると群を抜いています。そうした訓練を経ることできちんとした日本語を書くことができるようになるのではないでしょうか。

また8割の生徒は日本女子大に進学しますが、残りの2割の生徒は難関大学や国立の医学部、歯学部を目指すそうです。内部進学した人の半分以上は家政科に進学します。

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)

 

早稲田大学に決まって!

カテゴリー:大学受験2017.03.18

自分は中学二年生から約5年ほど、kipでお世話になりました。

高校では、部活を最優先し、勉強は二の次となっていました。

そのせいで、最初のほうは成績が良かったものの、時間が経つにつれ学力は低下していきました。

しかし、急激に落ちるということはありませんでした。

これは、kipに継続的に通ったおかげだと思います。
また、このおかげで、受験勉強を始める際に英語に関しては比較的楽に取り組むことができました。

やはり、長期休暇の際に一気に取り組むより、長い間続けて勉強するほうが良いと受験が終わって感じました。

志望する大学に受かったのはkipに通っていたおかげだと思います。

今までありがとうございました !

*合格の報告に、お母様と一緒にきてくれました。その後、ラインで感想を送ってくれました。

 

 

 

早稲田大学 社会学部合格

カテゴリー:大学受験2017.03.17

早稲田大学合格

S君が入塾してきたのは、彼がロシアから帰国した中2の時でした。

現地では日本人学校に通っていましたので、英語圏からの帰国子女のように

英検1級・準1級を武器に受験を突破するというわけにはいきませんでした。

彼は、中学生の時から、自立していました。

親御さんからすると、何も話してくれないので何を考えているのかわからずに、

戸惑いがあったようです。

ただ、「ママがいないと何もできない男子」が多い中で、自分をもっている中学生でしたので

塾ではとても指導しやすかったです。

家庭内反抗期?

家庭内無愛想?

親離れの早い男子の特徴かもしれません。

ご家庭ではお母様が大変かもしれませんが、他人とのコミュニケーションがきちんととれていれば問題はありません。

大学生くらいになると、母親想いの頼れる息子に変貌しますよ!!

彼は、口数は多い方ではありませんでしたが、コミュニケーションもきちんととれますし、素直でした。

それに、ぶれない逞しさがありました。

公立中学から都立高校へ進学し、部活動と勉強も両立させました。

中学生の時から、小田急線で通塾していましたが、高校生になると吉祥寺へ引っ越しをしましたので、一緒に通塾していた小学生の妹さんは通えなくなってしまいました。

遠方でしたので、継続するのは無理があるかと心配もしましたが、彼は淡々と

高校の帰りに塾に通い続けました。

 

1年生の時は、週1で塾に通いました。春休みや夏休みを利用して足りない分を

カバーしてきました。

部活を卒業してからは授業数を増やし、最後は毎日来ていました。

学校での成績も上位でしたが、受験体制に入ると、グングン学力が伸びてきました。上智・立教、明治も合格圏でしたが、早稲田も圏内に入ってきましたので最後は持ち前のぶれない性格が功を奏し、強気で責めることができました。

 

5年間通塾している間に彼の口から愚痴や文句、

言い訳等を聞いたことはありません。

学校から塾へ直行。

授業が終わってから帰宅。

午後11時を回っています。

吉祥寺の駅から自宅まで結構時間がかかると聞いていました。

私たちも、通塾が無理かもしれないと何度も思いました。

きっと彼も悩んだ時期があったと思います。

しんどいこともたくさんあったと思います。

 

Kipでは遠方から通塾している子が多く、無理をしないように話しますが、

そういう大変な子に限って、頑張り屋さんが多いのも不思議です。

通塾の電車を利用して単語を覚えるように、指導し励ましたこともあります。

私立大学最終日受験の早稲田大学受験日まで、持ち前の集中力で頑張りました。

 

受験生への年賀状に書いた言葉です。

 

「メンタルブロック」は自身が作り出しているものです。

さあ! 弱気な自分を乗り越えよう!!!

やる気をすっかりなくさない限り、失敗はありえない。
自分の内部から生まれる敗北以外に敗北はない。
心の弱さ以外に越えられない障害などない

By エルバート・ハバード

 

 

 

 

 

学力の高い人の共通点

カテゴリー:モチベーションアップ2017.03.10

過去の記事の再アップです

 

受験は、学力の争いだと思われていますが、最後はかなりの比重で自分の気持ちとの戦いになります。

受験が近づいてくると、それだけ不安は増します。

この不安を誰かと共有するのはなかなか難しいため、どうしても思いつめがちになってしまい、ますます不安が募ります。

この不安を軽減するにはどうすれば良いのでしょうか。

ニューヨークヤンキースに所属して、大リーグで活躍しているイチロー選手。

大リーグのシーズン最多安打記録や10年連続200安打などの多数の記録を保持しています。

大リーグへ移籍する前は、日本で活躍し、シーズン最多安打など多数の記録を残しています。

打って当たり前と思われるイチロー選手。活躍して当たり前と思われているイチロー選手。

では、試合に出場する時は、緊張しないのでしょうか?

いつも、恐怖と不安と重圧を、抱えています。
たのしいだけでは、プロの世界にいられない。

こんなに苦しいのは自分だけか、と思うこともたくさんあります。
それを見せるか見せないかの話です。
みなさん、ぼくのことは、疲れていないと思っていませんか?

あのイチロー選手ですら、日々恐怖と不安と闘っているのです。苦しい思いをしているのです。

高額の年俸をもらっているのもあって、シーズンを通して活躍しないと、
当然のように叩かれる。そういう重圧と日頃から戦っているのです。

つまり、能力が高いから重圧から逃れられるわけではないのです。

結局、どの世界でも、最後は自分との戦いになるのです。

受験も最後は自分との戦いです。自分よりも成績が良い子をみると「いいなあ。羨ましいなあ」と思うかもしれません。

でも、偏差値の高い子は、偏差値の高い子で同じようにプレッシャーを感じます。なぜなら、実力の接近している人がいるところを受験するのですから。

では、この不安が解消されることはないのでしょうか。

結果を求める限り解消はされません。
しかし、本番において限りなく普段通りの実力が発揮できるようにするための準備はできます。

 

イチロー選手は、
「特別なことをするためには、
普段の自分でいられることが大事です」

と言っています。

有名な話ですが、イチロー選手は、朝起きてから試合に出場するまでの行動はほぼ同じで、
ベンチからバッターボックスまでの歩数や動作はすべて決まっているそうです。

おそらく、その行為一つ一つにも意味はあるのでしょうが、それよりも、
毎回同じ行為をすることで、いつも平常心でいられるようにしているということが重要なのではないでしょうか。

もちろん、それだけではないでしょう。

圧倒的な練習をすることで自信をつけているのだとも思います。

受験は、数年間頑張ってきた結果がたった一回のテストで決められるのですから、緊張して当たり前です。

「落ちたらどうしよう」と思うのが当たり前です。

偏差値に関係なく全員が、今も不安と闘っています。

この不安を解消できない以上、この不安やプレッシャーと共存していくしかありません。

不安によって実力が発揮できなくなるならないようにすることが重要です。

今まで通りの勉強をしよう。