上智大学カトリック推薦について
カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2023.05.25
上智のカトリック推薦は、一般入試と比べると合格しやすく、ハードルが低いと言われていますが、いったい何を求められるのかが分かっていない人が多いので、ここでカトリック推薦の入試制度について説明します。
まずは、カトリック推薦出願資格について
・日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍していること
⇒2020年度までは、学校指定枠があったが、現在はすべてのカトリックの高校から受験できる。そのため、倍率が上がり一般的には合格が難しくなったと言える。ただし、枠がなくなった分、同じ学校から合格者が増えるということも起こりうるので、人によっては合格しやすくなったともいえる。
・合格したら必ず入学すること
・出願基準を満たしていること
・学科指定の必履修科目を履修していること
入試の日程は下記のとおり
9月上旬 出願
10月上旬 学科試験(基本は小論、理系は試験)・面接試験
11月 合格発表
入試の特徴は、
・求められる評定平均が高い
・募集人員は若干名
・専願にもかかわらず、2学科に出願できる
この他、英検などの検定が条件にあるので、詳細は大学のHPから要綱をチェック!
入試内容は、
・高校の調査書・推薦状
・志望理由書 A4の紙1枚
・学科試験と面接試験
大学が求める人物像は下記のとおり。そして、ここがもっとも重要なので、しっかりと頭に入れること
・カトリック精神の素地を身につけている者で、本学への入学を第一志望とする者
・本学の「建学の精神(キリスト教ヒューマニズム)」に共感し、本学の教育の特徴とする、“For Others, With Others” の精神を実践し得る者
入学者選抜の方針は下記のとおり
・キャンパスにおける学生の多様化(教育背景、文化的背景、社会的活動経験等)に資する選抜とすること
・選抜時点での学力到達度のみを評価基準とせず、これまでの課外活動、社会的活動等の実績並びに本学入学後の人間的成長・学力向上の可能性を多面的、多角的に評価することで、総合的な人物評価を行うこと
・志望学部・学科への適性を評価するとともに、本学在籍中、また卒業後の将来性を考慮して選抜を行うこと
これは、簡単にいうと
過去(これまでの活動)、現在(大学で何を学ぶか)、未来(将来の夢)といったセルフストーリができているかということ。いわゆる志望理由書で学ぶことと同じ。
このようになっています。ミッション系の高校に通っている人は、是非、チェック!
大学全入時代とは何か?
カテゴリー:大学受験2023.03.26
随分と昔から「大学全入時代が来る」という話を聞いてきました。耳にした人も多いでしょう。「全入」とは大学への入学希望者総数が入学定員総数を下回る状況を指す言葉で、数字上では事実上「全入時代に突入した」と言っても良いでしょう。
全員が大学に行けるわけですから、みんなが行きたい大学に行けるような夢のような状況が来るのを想像する人もいるかもしれません。本当にそういう未来が来るのでしょうか?
ところで、「全入時代」という言葉は、「定員割れ」はという言葉とセットで使われることが多いのですが、「定員割れ」とは何でしょうか。大学の募集人員に対して、合格者数が届かないことを「定員割れ」と言います。
1999年から2桁率になるようになった定員割れ私立大学の割合が、2022年には47.5%にまで上がりました。要するに、現在では私大の二校に一校が定員割れをしている状況だということです。学部別で見ると、歯学部、薬学部 家政学系や教育学系において定員充足率が少ないようです。ただしこれは直近の数字ですので長い目で見るとトレンドは変わってくるかもしれません。
こうした定員割れが生じる原因として、まず挙げられるのは少子化です。90年には200万人いた18歳人口が2022年では110万とほぼ半数に減っていますから、定員割れも起こりやすくなると言えるでしょう。ちなみに去年の出生数が80万を切っていますので、18年後の18歳人口は80万人弱となり、今よりも30万人もその数を減らすことになります。
次に、1990年の時点で500ほどであった大学が現在は800ほどまでに増えたことも挙げられます。要は大学が増えたことで進学者数も増えたのです。子どもの数は減ったのに大学の数が増えたということは、当然大学進学率は高まっています。現在の大学進学率は、男女ともに6割弱となっています。上位二つの都道府県である京都、東京は7割以上の人が大学に進学しています。大学進学率が高まった一方で、高卒生や専門学校進学者は減りました。たとえば、昔であれば看護専門学校へ行っていた人たちは、現在では大学の看護学部へ行くようになっています。受験率が上がった結果として、18歳人口の減少ほど大学志願者は減っていません。
しかし、ここで奇妙なことに気づくはずです。全入時代が到来したにもかかわらず、全国的には6割の人しか大学に進学していないという事実です。
そもそも本当に「全入」であれば進学率が100%になるはずですから、なっていないということは大学に行けるとしても進学しない人がいるということです。
その大きな要因の一つは地域的な問題です。
これまで話してきた「定員割れ」というのは平均で起こっている現象です。つまり、全国平均で見ると確かにそういう状況ではあると言えますが、もう少し細かい範囲で見ると、必ずしも「定員割れ」が起こっていると言えないからです。実際、こうした定員割れ現象が起こっている一方で、都市部の人気大学の人気がますます高まっている現象も同時に起こっています。2023年の受験者数のトップは近畿大学で15万人です。こうしたマンモス大学のほとんどは首都圏と関西圏にしかありません。
「23区規制」や「定員数厳格化」などを考慮すると実際には人気大学はもっと人気があるということになります。
要は、人気大学はますます人気になり、人気のない大学にはいつまで経っても人が来ないために、定員割れのような現象が生じるのです。個人的には、日本に現在のような数の大学は必要ないと思いますが、大学として認可されると文科省から補助金が出ますから、維持したい人たちがいるのでしょう。その意味で言いますと、人気大学は依然として入学することが難しいと言えるでしょう。ただし、こうした数の問題とは別に入試方法も多様化しているので、早い段階から情報を収集して、自分に合った受験を選べば昔よりも入りやすくなったと言えるかもしれません。
明治大学文学部 合格体験記
カテゴリー:大学受験2023.03.23
『私のド根性受験奮闘記』
私には根性がある。これは強みだ。私が歩んできた短い人生の中のつらく苦しい受験勉強の中で、このド根性が身についた。高校二年生の冬に志望校を決め、意気込んだ受験勉強。本当につらい戦いにはなったが、得られたものがとても多く、今ではこの経験は何物にも代えがたい素晴らしいものになったと思う。
まず、大学受験と本気で向き合おうと決めたきっかけは、ほとんど挑戦心だった、と今では思い返せる。高校二年生までの成績は本当にひどいものだった。現代文はまず文章を読むのが遅い、語彙の知識も少ない、古典は文法が覚えられていない。数学は何が何だかさっぱり。英語は、辛うじて文法は理解しているのだが長文はまったくダメだった。世界史に関しては、興味はあるものの、やる気がなく学習しようとしない。本当に勉強がいやでいやで仕方がなかった。しかしそんな勉強が苦手だった私の考えを覆すこととなった出来事は、大学選びだった。二年生の冬、私には行きたい大学が見つかった。最初は自分の学力の範囲で行けるところを、と選んでいたのに、私が見つけたその大学は、当時の学力ではほぼ無謀だった。そして私はそこで初めて、挑戦しようと思い立った。まだ時間はある、やれるところまで努力すれば“いい線”までは行けるはずだ、と。そこから私の“戦い”は始まった。
受験期間の高校三年の春、入塾をし、夏休みまでは、ずっと基礎を叩き込み続けた。本当にずーっと。まず、学校への通学時間は英単語と古文単語を暗記。HRが始まる一時間前に到着し、また英単語と長文。休み時間は移動教室がなければ世界史の資料集を広げ、放課後は図書時間で古典文法を覚え、塾で授業、そのあとは自習。苦しかった。自分がやっている問題たちは本当に簡単なものばかりで、情けなかった。ほかの人はきっと、もっと難しい勉強をしているはずなのに…。こう、卑屈になることもあったが、あきらめなかったのは、自分の精神力のおかげだった。周りがどうであろうと、やっぱり自分の成績が上がればうれしいし、自分を高められるのは自分しかいないぞ、と常に心にとどめていた。それだけではない。いつも励ましてくれる、先生。テストの点数を見せるたびに、お褒めの言葉をくださって、この調子で成績が上がり続ければどこまででも行けるんじゃないかと言ってくださった。どれだけ励みになったことか。その言葉通り、本当に成績は伸びた。面白いほど伸びた。
夏休みになると実践的な問題も取り組むことができるようになった。それでも英単語長や、古文単語長は毎日見直した。一回も遊びにはいかなかった。自分にはそんな時間なんてない、と腹をくくっていた。本当は遊びたかったけれど、それよりも、受験結果をいいものにしたかった。
秋、冬は孤独を感じたりもした。過去問を解いては絶句し、見直し、また絶句しては見直し。最初は一人で勉強することが苦痛だった。しかし、そんなことはないのだ。頑張っているクラスメートも応援してくれる先生も、家族もいた。だから、別に受験をあきらめる理由なんてものは、別になかった。塾には寝て起きてそのまま直行していた。ぼさぼさ頭にジャージ姿。目標以外、あの頃の私には何も見えていなかった。もちろん成績には停滞期もあったが、そこで折れたら私の得てきた根性は役立たずだ。とにかく粘った。受験が終わったら何でもできるのだから、せめてそこまでは。必死に自分と戦った。
受験は結局のところ、第一志望には届かなかったけれど、一年前の自分では不可能だっただろう大学に合格できた。もちろん悔しかったが、本当に頑張った結果がこれなら、とてもよかったと思えた。周りのみんなも、喜んだり驚いたりしていて、改めて自分は頑張ってこれたなあとうれしいと同時に誇らしかった。
今回の大学受験で、私は学力を手に入れたが、精神力も手に入れられた。大学受験のような、過酷で険しい山にはどんなにしんどくとも、トライしたことに意味がある。困難にぶつかることはこれから何度もあるだろうが、このような受験期の経験が私の人生の中で生きてくることは間違いないだろう。
受験生の受験直前の不安は何か?
カテゴリー:大学受験2023.01.26
入試が近づいてきたので、受験生数名に何か不安がないかどうかを尋ねてみると、次のような不安を挙げてくれた。
入試が近づいてきました。最初の試験が滑り止めで絶対に落とせないので緊張しています。この緊張とどう向き合えば良いのでしょうか?
入試前夜から当日にかけてとても緊張すると思うのですが、どうすれば良いですか?
他にも同じような不安を挙げる人がいた。要するに、緊張とどう向き合えばよいのかということだ。受験に緊張はつきもので、実は緊張に関しては、毎年悩む人がいるのでその都度、話をするようにしている。
緊張してしまうという人に、緊張緩和のためにできるアドバイスはそんなに多くはない。極論を言ってしまえば、緊張する人から緊張を取り除くことはおそらくできない。
もちろん、たとえば手のひらに「人」と書いて飲み込むのような具体的な方法は存在する。そうした方法が機能するには、そのことを言う人と言われる人とに信頼関係がなければならない。もっと言うと、「何を言うか」よりも「誰が言うか」ということのほうが重要である。
そもそもこうした相談は、悩みの具体的な解消よりも、相談することで少しでも不安を解消したいという思いのほうが強いかもしれない。相談することで安心できるのであれば、安心を提供することも指導者の重要な役割だ。
そうしたことを意識して、できるだけユーモアを交えて答えるようにしている。ユーモアそのものが人の緊張をほぐす役割があるからだ。
いつも話すのは以下のような話だ。
人が緊張するのは次のような状況のときだ。
1・生命の危機のとき
2・人がいるとき
1は受験とは無関係で、受験での緊張は2である。たとえば、人前で歌ったり、スピーチをしたりするのは緊張をともなう人が多いだろう。だが、ジャガイモ畑でだれもいない状況であれば、歌ったりスピーチをしたりしても緊張はしない。緊張どころか、むしろ自分の姿を客観視することで笑ってしまうかもしれない。要するに人がいるから緊張するのである。受験が緊張するのは、周りに人がたくさんいるからだ。だから、受験会場では周りに人がいると思わずに全員ジャガイモだと思えば良いと伝える。
以前、模試でそれを試した高校生が「緊張は和らいだけど、試験監督もいた」と言ったことがある。それに対して「では、次から試験管はニンジンだと思いなさい」と答えた。
この方法がどこまで効果を発揮しているかは不明だが、話した生徒に聞くと、いちおう思い込むようにしていることがほとんどであるようだ。
とにかく、少しでも安心してもらうために同じ悩みを抱える人が多く存在することも必ず伝えるようにしている。
次に伝えることとしては、緊張することを前提に準備をしていくことだ。一人の生徒が「緊張をするようなイベントのときに必ず風邪をひきます」という話をしてくれた。
要は、緊張の高まりが身体に症状として現れるというのである。
ただ、こうしたことを知っていれば準備できることもある。風邪をひかないように、手洗いうがいを徹底して、睡眠を十分にとるなど。
本番は想定とは違うことが起こりがちであるから、受験が近づいてきたらそうした準備を整えておくことが重要である。
試験前に緊張が高まってくるとついつい猛勉強をしがちである。あるいは、分からなかった問題や見たことのない問題にチャレンジしがちだが、それではむしろ緊張は高まるばかりである。最後の調整は知っていること、既に解いた過去問など確認作業で良い。
学力が伸びる受験生は何が違うのか?
カテゴリー:大学受験2022.12.01
受験直前まで学力が伸びる生徒もいれば、早い段階で成績が上がらない、場合によっては下がってしまう生徒もいますが、何が違うのでしょうか。
受験生において、何をどうやって勉強するか、どういうテキストで仕上げるのか、過去問はいつから始めるかといったようなことが重要なのは言うまでもありませんがmもっとも重要なことは心構えだと思います。
毎年受験生を見ていて思うのは、人間はプレッシャーがかかると、自分の弱い部分が必ず出てくる、ということです。つまり、受験が近づいてくると弱い部分が出てくるのです。
しなければならないのは分かっているのに、勉強から目を背ける。
よくあることです。こうした自分の弱い部分と向き合うために、必要なことを二つ挙げてみたいと思います。
まずは、「目標に対してブレない」ということです。
受験生であるから、何としても受験が終わるまでは勉強をできる限りしなければなりません。たとえば、世間がサッカーでにぎわっているからといって、「ちょっと今日だけは見てしまおう」なんて思うと、そこから勉強に対する軸がブレだします。とにかく、受験以外のことはできる限りシャットダウンして、コンスタントに全力で勉強に取り組むことです。志望校を常に念頭に置き、そこに行くためにするべきことを受験が終わるまでする、という姿勢を崩さないことです。
これは必ずしも、志望校を変更するな、という話ではありません。極言すれば、受験生のやるべきことは勉強であり、その覚悟をもって勉強し続けろということです。
次に挙げたいのは、「変な見栄やプライドは捨てろ」ということです。
受験はプライドが傷つきます。模試が返却されると、落ち込むこともあるでしょう。E判定など見て、落ち込まない人はいないでしょう。
しかも、そうした成績を学校に把握されていたり、塾の先生に見せなければならないのですから、自尊心が傷つくのも無理はありません。自尊心が強すぎると傷つかないように防御が働きます。
防御が働くと、自分自身の弱い部分と向き合えなくなります。加えて、弱点をさらせなければ救いの手は伸びてきません。
「助けてください」と言うから、救いの手を差し伸べる人がいるのです。「大丈夫です」と言っている限り、だれも救いの手は差し伸べてくれません。
結果として、学力が伸びることはありません。
要するに、目標達成を第一に掲げれば、小さなプライドは捨てなければならないのです。
「絶対に上智大学に!」上智大学神学部 合格体験記
カテゴリー:大学受験2022.11.17
上智大学神学部にカトリック推薦で合格したS君
彼は高校受験で第一志望校に合格できなかったものの、その悔しさをバネに高校時代は三年間、すべての定期テストで学年1位をとり続けました。その努力プラス、上智への思いを形にするためにKip学伸で、小論や志望理由書の訓練を積んできました。努力で勝ち取ったご
「絶対に上智大学に!」
この思いを胸に私は、高校入学当初から合格を目指し努力を重ねてきました。そして今日、11月1日私は上智大学神学部にカトリック推薦で合格することができました。
カトリックのミッション系スクールに通い、「隣人愛」や「他社のために」という精神を学ぶ中でキリスト教に惹かれたのが、日本で唯一のカトリック神学部を有する上智大学を志望したきっかけです。
そして私は、上智大学への合格を確固たるものとしたいと、高校2年の夏ごろにKip学伸に入塾しました。カトリック推薦では、事前に志望理由書を提出し、当日試験として小論文と面接を行います。したがって、入塾当初は、文章を書くときのルールや要約などの基礎練習を重ね、提出書類などの足掛かりを作りました。そして志望理由書の作成では、将来の夢を根底として大学、学部で学びたいことを書きました。作成時は夢や目標が定まらず、文章を一から書き直すことが多かったです。その道程は険しく、甘いものではありませんでした。
また小論文の対策では、私は高校からキリスト教を学び始めた未信者ということもあり、聖書の知識やキリスト教の教えをもとに時事問題への意見を論じる小論文は苦戦を強いられました。しかし、宗教の授業を傾聴することや聖書の解説書を読み解く中で知識を蓄えていくことで最終的には、納得のいくものが書けるようになりました。
そして試験当日、小論文は問いに対してキリスト教の理念を交え、悔いのないものに仕上げることができました。また、面接では学校やKip学伸の先生方と練習したことで、焦らず自分の想いを的確に伝えることができました。自分の全霊をぶつけられた1日だと振り返って思います。
今回の上智大学の合格は、ひとえに大沢先生のご指導があってこそのものだと言えます。小論文や志望理由書の対策はもちろん、豊富な知識からくる考えは、とても刺激をもらえました。もし、Kip学伸に出会ってなかったらと思うと怖くも思えます。大沢先生をはじめ、Kip学伸の先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。
そして、この成功体験から難民支援という夢を掲げる身として、合格がゴールだとは思わず、Kip学伸の学びを活かして上智大学神学部で夢の舵を切っていきます。
指定校推薦
カテゴリー:大学受験2022.11.10
今年は、指定校推薦を受けた受験生が結果的には多く、現時点で7名の進路が決まりました。
東京理科大、青学二名、法政、東京都市大、東海大、上智大と難関大学が多めです。
あとは、公募推薦と一般です。
学力を伸ばすためにできることfor高校生
カテゴリー:ブログ2022.05.27
学力に限らず、何かの力を伸ばそうと思ったとき、最良の方法は目標を設定することです。たとえば、ダイエットをしたいのであれば目標数値を決めて、いつまでに達成するのかを決めないと、ズルズルと時間だけが過ぎ、いつの間にかダイエットそのものが終わっているということになりかねません。
目標を設定することで、日々の食事の見直し、あるいはするべき運動などの具体的な方法が決まってきます。もちろんそれとは反対に、先にダイエット方法があっても良いでしょう。その場合でも、やはり目標設定が重要です。途中でその目標が変わることがあっても、もちろん良いでしょう。
勉強も同様に何のための勉強なのかを意識することが重要です。
たとえば、学校で英語の成績をとるために、教科書やプリントを丸暗記して試験に臨む人がいます。文法理解よりも、とにかくすべて覚えてしまうという方法です。この方法で、中学はもちろん高校によっても良い成績がとれることがありますが、当然これでは英語の力そのものはつきません。
学問の基本である「なぜ」と「どうやって」がそこには欠けているからです。そうすると、どこかの段階で英語の力をつけなければならないという現実にぶつかります。
それはいつでしょうか?
たいてい受験生になってからです。当然、そこから力をつけていくのは並大抵のことではありません。
目の前の定期テストで点数を取ることは重要です。しかし、一方でそれよりも先の、そしてそれよりも大きな目標を設定していなければ、普段の勉強がテスト対策のみになってしまいます。高い目標を設定して、長期スパンでどうすればその目標を達成できるかを考えていきながら、日々の勉強に励みましょう。そのために、学校の勉強についていくのではなく、学校の勉強が復習になるように流れをつくりましょう。
自分でつくった流れにのって勉強が進められれば、学力が自然とついてきます。
一橋大学経済学部合格までの道のり(動画)
カテゴリー:大学受験2022.03.29
先日、一橋大学経済学部に合格したK君との対談です。K君は慶応大学法学部にも合格しました。
英語はできて当たり前。差をつけるために数学をかなりのレベルに上げる。最後の差をつけるために国語(慶応の場合は小論)の対策を行う。
現在の大学受験制度(動画)前編
カテゴリー:ブログ2022.01.29
民間の英語テスト併用、総合型選抜入試、公募推薦、指定校推薦・・・ますます複雑化していく現在の大学受験制度を簡単に説明しています。
入試制度が変化していく背景についても語っています。
根性と覚悟が学力を高める(動画)
カテゴリー:大学受験2022.01.26
受験で学力を高めるのにもっとも重要なことは何かと問われたら、「根性と覚悟」と答えます。受験期のプレッシャーがかかる時期は、その人が持っているもっとも弱い部分が出てきます。そうしたときに、重要になってくるのが「覚悟です」
メンタリストDaiGoに学ぶ受験生の心得(動画)
カテゴリー:ブログ2021.11.02
メンタリストDaiGoと苫米地英人博士による対談本を元に、ここから学べる受験生の考え方について話をしました。
目的を達成するための考え方が、普通の人とは違うという話をしています。