合格したのに「入学できなかった」理由
カテゴリー:大学受験2026.02.15
本日は、大学受験に関するお話です。毎年、「合格したのに、入学できなかった人」が必ず一定数いることをご存じでしょうか。ふつうに考えれば、合格したら入学できるはずです。学力が足りなかったわけでも、面接で失敗したわけでもありません。それなのに、大学に通うことができなかった。実際に、そういう人が毎年出ています。
では、なぜそんなことが起きるのか。理由はとてもシンプルです。入学金の振り込みを忘れてしまったからです。
《合格=入学ではない》
まず、ここを強調しておきたいのですが、合格しただけでは、大学には入学できません。合格後に、
・入学金を振り込む
・所定の手続きを期限内に済ませる
こうした手続きを経て、はじめて「入学が確定」します。私の知り合いに、私立大学の事務局で働いている人がいます。その人から聞いた話ですが、推薦入試でも一般入試でも、「振り込みが確認できない受験生」は、毎年思っている以上に多いそうです。しかも、この数は年々減るどころか、増えているとのことでした。そうした場合、大学側はどうするかというと、多くの大学では、期限前に一度、受験生や保護者に電話をかけてくれるそうです。ただし、これは大学側の善意です。義務ではありません。おそらくですが、webで手続きができるようになり、書類が簡素化されたことが、かえって「うっかり忘れる」原因になっているのだと思います。紙の書類が分厚かった時代は、「まだ何か残っている感じ」が目に見えていました。ところが今は、スマホやパソコンで完結します。その結果、手続きの重さが見えにくくなっています。
《一般入試ほど起こりやすい》
「そんなこと、さすがにあり得ないでしょう」と思う方もいるかもしれません。ただ、特に一般入試では、複数の大学を同時に受験するケースがほとんどです。そうしますと、
・合格発表の日程が違う
・振り込み期限が大学ごとに違う
・滑り止め校のほうが期限が早い
こうした状況が重なると、ついうっかり忘れてしまうということは、十分に起こり得ます。
今これをご覧になっている方は、大丈夫でしょうか。もちろん大学側も、先ほどお話ししたように、電話をかけてくれることがあります。ただし、まったく連絡がつかない人も一定数いるそうです。そもそも知らない番号からかかってきた場合に、電話に出るという習慣がなくなってきました。当然、大学側も、すべての受験生に何度も何度も連絡できるわけではありません。公平性の問題もありますし、期限を過ぎてしまえば、原則としてアウトです。
当たり前ですが、《最終責任は受験生側》だということです。ですから、「電話が来るから大丈夫」と思わないことです。大学からの電話は、あくまで善意ですから、最終的な責任は、受験生側、そして保護者側にあります。特に注意が必要なのは、次のようなケースです。
・親は「もう全部終わった」と思っている
・本人は「親がやってくれている」と思っている
このすれ違いが、もっとも危険です。成績が良いかどうか、真面目かどうかは、ほとんど関係ありません。では、こうした事故を防ぐにはどうすればよいか。
最低限、次の3つを徹底してください。
【ステップ①】親子で「役割」を決める
最初にやるべきことは、
入試に関する事務手続きの役割分担をはっきりさせることです。
・誰が合格発表を見るのか
・誰が入学手続きを確認するのか
・誰が振り込みを行うのか
ここを曖昧にしないでください。「たぶんお母さんがやってくれているだろう」といった思い込みがもっとも危険です。
【ステップ②】合格発表を見た「その場」でやること
合格を確認したら、その場で、入学手続きの書類をすべて開いてください。確認するのは、最低でも次の3点です。
・入学金・学費の振り込み期限
・振り込み方法(銀行・ネット・窓口)
・期限必着かどうか
大事なのは、「あとで読む」をしないことです。あとで、は事故のもとです。
【ステップ③】期限を「見える化」する
最後にやるのが、期限の見える化です。
・紙に大きく書いて貼る(冷蔵庫、机など)
・スマホのカレンダーに入力する
・前日ではなく、2〜3日前にアラームを設定する
特に、複数校合格している場合は注意してください。
・滑り止め校の期限が一番早いことが多い
・辞退する大学でも、「何もしない=辞退」ではない
・手続き放棄は、後々トラブルの元になります
すべてリスト化することをおすすめします。こういった話は、大学入試に限った話ではありません。奨学金、入学後の手続き、社会に出てからの契約ごとなど、「能力ではなく、手続き」で結果が変わる場面は意外と多くあります。せっかく勝ち取った合格を、たった一つの振り込み忘れで失わないために、ぜひ、今日お話ししたことを確認してみてください。
推薦系入試は本当にズルいのか?
カテゴリー:大学受験2026.02.08
本日は、総合型選抜入試を含めた一般以外の受験がズルいのか、ということについて話をしていきます。
最近でこそ少し減ったような気もしますが、以前はよく、「一般で最後まで頑張っている受験生はエラいが、総合型や指定校推薦生は早くに終わるうえに勉強していなくてズルい」というような声を聞きました。AO入試の時代も、「AO入試は一芸入試で勉強ができない」といった声をよく聞きました。また、指定校推薦入試は、学校の成績が良いだけで勉強があまりできないのに、難関大学にいくのがおかしいというような声もよく聞きます。一所懸命に勉強をしている人が受からない大学に、書類と面接と小論だけで受かるのはおかしいというのです。
こうしたことに答える前にまず大前提として、総合型選抜入試が「学力以外の能力を測る入試」であることを改めて確認しておきましょう。その背景には能力=学力といった神話が崩れたという社会背景があると思います。
さて、先に述べた批判ですが、二つの意味でおかしな批判であると思います。一つは、学校の成績が良いだけで難関大学に受かるのであれば、批判する人も高校時代に成績をとれば良いのでは?という疑問です。成績をとるチャンスは平等に与えられています。そもそも、良い成績をとり続けることは大変であり、その大変なことを努力し続けた人を、受験生になった段階で頑張りだした、要領よく学習できる人が批判するのは首を傾けざるを得ません。
最初に書きましたように、総合型選抜入試は「学力以外の能力を測る入試」です。それは、たとえば、社会に出たときに、要領の良い人よりも愚直に努力をできる人が評価されることがあるように、大学がそうした人を評価するとしても何もおかしなことはないということです。そもそも学力のみによって、人の能力が測れるという考えが、必ずしも正しいわけではありません。
考えてみてください。能力というもの自体が社会的なものです。たとえば、百メートル走を世界一速く走れる人間は、その能力を称えられますが、その競技自体が社会的な存在です。というのも、もし百メートルを競争するのであれば、必ずしも平地でなく、垂直に百メートル登る競技であったとしても構わないはずです。しかし、残念ながら建物を100メートル登るスピードが速かったとしても、評価されることはないでしょう。それは、その人の能力の不足が原因ではなく、そうした競技が社会で認められていないということに起因します。あるいは、仮に現在の百メートル走の世界記録を上回る人がいたとしても、社会に認められなければ(社会のルールに則ってタイムを測らなければ)、その記録は、存在していないに等しいでしょう。要するに、能力を測るのが社会なのですから、社会が変われば求められる「能力」も変わるということです。
また、書類と面接だけで受かると思っているのであれば、それは書類を作成する難しさと手間を分かっていないといえます。高校生の段階でいったん、自分の夢を描き、その夢を実現するのに必要なこと、勉強しなければならないことを考え、調べる。そのうえで、自分にその適正があるかどうかも、自問していきながら少しずつ、ネタを集めることは、想像以上に時間と手間がかかることです。もちろん、ネタが集まったとしても、実際に書類を書き始めると何十回との書き直しがあり、その過程は不安との闘いです。周りの友達が確実に覚えるべき英単語を増やしていく中、自分は正解のない書類を作り上げていかなければならないのですから、その不安やプレッシャーは一般受験に劣るわけではりません。
私自身は、いくつもの理由があるにせよ、その一つには実社会の要請に従って、これまでの入試方式ではなく総合型選抜入試の類が生まれたと考えています。ペーパーテストがいくらできたとしても、海外の人たちと仕事を取り合う過程で勝てるとは限りません。日本の経済力が世界でも地位が高ければ、日本の価値観だけで生きていったとしても困ることはありませんが、経済力が低下するにつれて、世界標準に合わせていかなければならないのは当然の理であるといえるでしょう。
そのように考えますと、総合型選抜入試はズルい入試方法どころから、今後の時代もっともっと国をあげてレベルアップを図らねばならない入試方式だと思います。
指定校か総合型かで悩んでいる人へ
カテゴリー:大学受験2026.02.06
今日は、現在高2生で、「指定校推薦にするか、総合型選抜にするかで悩んでいる人」に向けて話をしてみたいと思います。多くの高2生が、2年生の成績が見えてきたことで下記のような悩みをもっていると思います。
- 学校や親から進路の話が増えて
- 「そろそろ決めないといけないのかな」と思っていて
- でも、どちらが正解なのか分からない
こんな悩みを持っている人、たくさんいると思うのですが、今日は、無理にどちらかを選ぶ必要はなく、現実的に「両方を残す」考え方が良いのでは、という話をします。
①結論
最初に結論から言いますと、高2のこの時期にやるべきことは、指定校か総合型かを「決める」ことではありません。するべきなのは、指定校を狙いながら、総合型の可能性も同時に育てることです。これがもっとも、リスクが低く、選択肢が減らない方法です。これは、一般受験を加えても一緒です。指定校推薦一択というのは現実的ではないので、指定校推薦を第一にする場合でも、総合型も同時に考えるのが良いでしょう。
② この時期にすべきこと
ここからが、今日もっとも伝えたいポイントです。高2のこの時期にすべきことは、実はとてもシンプルです。
まず一つ目。
学校の成績がしっかり取れる学習体制を整えること。
そして二つ目。
同時に、総合型選抜入試に向けた準備も始めること。
この二つは、どちらかを犠牲にしないと成り立たないものではありません。むしろ、正しくやれば、互いにプラスになります。
③ 成績を取りながら、総合型の準備も「同時に」進める
そして、もう一つ。この学習体制を整えたうえで、総合型選抜入試に向けた準備も、同時に始めます。もっとも手っ取り早いのは、対策をしてくれる塾に通うことです。これまで学校の成績をとることに注力してきましたが、それに加えて総合型に向けた学習も始めるのです。ただ、ここで一つ誤解してほしくないことがあります。「総合型の準備」と言っても、今すぐ志望理由書を完璧に書けとか、活動実績を無理に作れという話ではありません。
④ 総合型の準備とは「今は何をするか」
高2のこの時期にやる総合型の準備で、もっとも大切なのは
「自分が何に興味を持っているのかを、言葉にできるようにしておくこと」
ということです。多くの人は、
・将来やりたいことが決まってから準備する
・テーマが決まってから動く
と思っています。しかし、実際は反対で、考え始めた人から、しだいに言葉が形になっていくというケースがほとんどです。たとえば
・最近気になったニュース
・授業で面白いと感じたテーマ
・「これ、なんかモヤっとするな」と思ったこと
こうした小さな引っかかりを、
「なぜ気になったのか」
「自分はどう考えているのか」
と整理する練習を始める。これが、高2でやるべき総合型の準備です。
⑤ 指定校を狙う人ほど、総合型を捨てない方がいい理由
ここは、少し現実的な話をします。
指定校推薦は、
・評定平均
・校内順位
・枠の有無
こうした自分ではコントロールできない要素が必ず入ります。どれだけ頑張っても、
・枠が来ない
・校内で競争に負ける
・学部が変わる
ということは、普通に起こります。だからこそ、指定校一本に絞るのは、実はリスクが高い。
一方で、総合型は
・評定
・書類
・面接
・小論文
複数の要素で評価されます。つまり、「成績がある人ほど、総合型でも戦える」という構造になっています。指定校を狙える成績がある人は、総合型を“保険”として持っておくことで、
進路の選択肢が一気に広がります。
総合型選抜入試で合格するのはこんな人
カテゴリー:大学受験2026.01.04
今年の総合型選抜入試の時期は終わりました。結果発表もすべて終わったのではないでしょうか。Kip学伸の総合型選抜入試もすべて終わり、まだ記憶が残っているせっかくの機会ですので、合格するために何が重要なのかを改めて考えてみました。
そもそも、総合型選抜入試が以前よりも普及することで、専門の塾が増え、また塾が増えたことで塾に通う人も増えて、結果として入試のレベルが上がっているように感じます。そのような状況でも、どうすればより合格率が高まるのかを話してみたいと思います。
とはいえ、「要領のいい人」や「評点平均が高い人」、あるいは「活動実績が著しい人」が受かりやすいでは、当たり前すぎるので、まったく別の角度から話をしたいと思います。また、少し前の動画で、「最近は準備を早める人が増えた」という話をして、早めの準備の大切さを説いたので、「早めに準備をする人」と思う人もいるかもしれませんが、それも違います。もちろん、準備が早いほうが良いという結論に変わりはないのですが、自塾で見ていても書類提出が近づいてくると、猛烈な勢いで内容が良くなっていくのに、春の段階では緩慢にしか変化が見られず、単純に時間が長ければ内容が良くなるわけではない、ということに改めて気づかされたからです。そこには、春の段階が、入試が自分のこととして自覚できていない時期であるのに対し、秋の段階が書類の提出期限が迫って合否がここで決まるというあせり時期の違いから、向き合い方がまったく異なるという理由もあげられるでしょう。
こうしたことを考えた経緯から、もっと大切にしなければならないことが何なのかを言語化しなければならないと思うに至りました。書類提出前に、何をしているのか、夏休みの間に何をしているのかを、じっくりと振り返ってみました。そこで分かったことは以下のことです。
もっとも合格に近づくのは、
- 考え続けた人
- テーマを深めた人
- 途中で軌道修正できた人
だということです。三つ挙げていますが、要は常に「自分が学びたいテーマは何なのか」を考えて続けることが重要で場合によっては軌道修正も必要だということです。そして、考え続けることで、たとえばニュースを読んだとき、何かヒントになることがあるかもしれません。あるいは、授業で聞いた内容がヒントになるかもしれません。あらゆるところにヒントが隠れているので、それに気づくためには、常日頃からずっと意識し続けなければいけないということです。そして、そうしたヒントを得ることで、テーマがより深くなっていきます。たとえば、今年度國學院大學の人間開発学部に合格した生徒は、「運動を楽しむ」というのが最初からの一貫したテーマでした。日本で、多くの人が運動を楽しむために、何ができるかというテーマですが、そのために下記のようにテーマ周辺のことを調べていきました。
・スポーツと運動の違いは?
・体育の歴史
・運動を楽しむ国は?
・競技以外での運動の楽しみ方
・今後伸びそうな運動イベントとは?
このようにして最初のテーマを広げていきました。そのためには、何度も「問い」を立てて、その答えを探るという作業が必要です。もちろん、情報収集も欠かせません。そうした過程を経て、テーマに広がりが出るのです。声を大にして伝えたいのは、総合型選抜は「問いの質 × 更新回数」で決まる入試であるということです。ですから、言われたことだけを淡々としているだけではダメです。
では、「考え続ける」「問い続ける」ためには、何ができるのでしょうか。以下のことを意識してみてください。まずは、大前提として考えたり、問いを立てつづけたりするにはインプットが重要だということです。
- ニュースを読む/見る
- ネットでニュースを読む習慣をつける
- あるいはキーワードを使って検索をしてみる
- 時事問題に興味をもつ
- 興味を“1つに絞らない”
- 今は広くてOK
- むしろ複数持っている方が後で強い
- 本を読む/動画を見る
- 関連しそうな本を読む
- 関連しそうな動画を見る
- 月1回「なぜ〇〇大学を目指すのか」を書く/考える
- 志望理由は完成させない
- 更新するもの
- 他人と比べない
- 総合型は横並びのレースではない
- 比較は無意味
- ただし、自分の考えがどこまで深くなっているのかはチェックをする
静かな大変化 入塾が早まっている大学受験
カテゴリー:大学受験2025.12.19
こんにちは。今回は大学受験、特に総合型選抜入試を考えている人に向けた話となります。Kip学伸は、わりと早くから総合型選抜入試に取り組んできたため、総合型選抜入試に対する一般の受験生や保護者の視線がだいぶ変わってきたのを肌で感じています。特に今年から大きな変化を感じています。それは、一言でいうと、総合型選抜入試が周知されるようになって、早い段階からの対策をしておこうという人が増えているということです。
たとえば、数年前まで高3の春先に連絡してくるのは当たり前で、遅い人ですと夏休み過ぎてからの問い合わせになっていました。それがだいぶ変わり、自塾に関して言いますと、来年度の高3生は今年の9月の段階で締め切りました。要は高2の夏期講習の時点で、総合型選抜に向けた準備を始めようとして問い合わせをしてくるのです。これを「当たり前」と思うのか「早い」と思うのかは人によるかもしれませんが、確実に早い段階からの対策を求めている人が増えているのを感じます。
入塾早期化が進む3つの背景
- 大学入試が総合型選抜中心の時代に変わった
- 推薦・総合型で合格する割合は全体の半分。学校の授業が必ずしも役立たない入試のため、専門の塾を探す。
- 小論文・面接・探究活動の準備は時間がかかるため、高3からのスタートでは間に合わない。
- 保護者の「早く始めないと不利になる」という意識が急上昇。
- 総合型選抜を指導する塾が増えた。
→ この結果、高1・高2から問い合わせが増加。
- 総合型選抜入試に合っているカリキュラムをもつ高校が増えた
- 探求型の授業が増えた
- 学校の意識が高まったために、それが生徒にも普及し、結果として早めの対策開始に繋がっている
- 留学に力を入れている学校も増え、そうした活動を活かせる総合型選抜に人が流れるようになった
- 中間レベルの学校が、「総合型選抜入試」を活用すれば進学校を超える進学実績が出せることに気づいた
- SNSの普及
- 「総合型選抜入試=よく分からない」だったのが、SNSの普及で必要な情報が急速に出回るようになった
- YouTubeで入試の詳細がプロによって解説されるようになった。
- 総合型選抜入試対策をする塾がSNSでの宣伝に力を入れている
今後の見通し
上記に加えて、今年度のいちばんの変化は生成AIの普及だと思います。書類の提出が必須な総合型選抜入試の場合、ChatGPTに相談して文章を作成する人が今年度より爆増したと思います。今後も減ることはないでしょう。当然、大学もそうしたことを踏まえたうえで、どうやって入試を作っていくかを考えるはずです。以下、私の予想です。
・提出書類に限って言えば、文章の体裁での差は生じなくなる。
・重要なのはChatGPTでは作れない「セルフストーリ」。自分をいかに深掘れるかが今後のポイント
・小論文の重要性が増える。なぜなら、提出書類での差がつきにくくなるから。提出書類と当日の小論文であまりの乖離が見られる場合は、提出書類が生成AIによって作られたと思われる。
・大学で何を学びたいのかを徹底的に調べること。特にChatGPTでは出てこないようなことをネタとしてどれだけ持てるかがポイント!
私立の中高一貫校に通っている人であれば、中3で現在の受験方式を知って、何が自分に有利なのかを考えることが重要です。公立中学⇒公立高校の人の場合は、学校で話させる情報だけを鵜呑みにしないほうが良いでしょう。受験に対する考え方が古いことが多いですから。どこに住んでいても、現在はSNSを使えば同じように情報が無料で手に入りますので、まずは早い段階での情報収集をお薦めいたします。
8月からの逆転合格!総合型選抜で合格のための3つの条件
カテゴリー:大学受験2025.08.19
いよいよ8月に突入しました。推薦や総合型の入試を考えている人にとっては、9月~10月の書類提出や面接が視野に入り、焦りが募ってくる時期と言えるでしょう。そもそもまだ何も準備ができていない人もいて、すでに諦めモードに入っている人もいるかもしれません。しかし、諦めるにはまだ早いです。まだチャンスはあります。過去に指導してきた人の中には、8月に入ってから本格的なスタートをきった人も少なからずいました。しかもちゃんと結果を出しています。ということは、ここからスタートしても逆転できるということです。ただし、もちろん無条件で大丈夫です、とはなりません。いくつかの条件があります。
今から、その条件について三つ話をしていきたいと思います。
- 信頼できる指導者がいるかどうか
8月からの逆転合格でもっとも重要なことは、良き指導者に出会えるかどうかでしょう。それは学校の先生かもしれませんし、現在通っている塾の先生かもしれません。ひょっとすると、今から入塾する新しい塾の先生かもしれません。良い指導者といえる大前提として「あなたが信頼できるかどうか」というのがあります。
たとえば、志望理由書を書きあげたとしましょう。先生からもOKを貰って、これで提出となった段階で、学校の先生からダメ出しが出たとします。あなたなら、どうしますか?
こうしたことはよくあることです。私の経験上言えることは、学校の先生が指導する志望理由書は硬く、形式的です。無難なものでありますが、面白みはありません。ですから、私は最初に「学校の先生に万が一、何か言われても、気にするな。私のほうが経験値があるから」とはっきりと伝えます。これが成立するためには、信頼関係がなければなりません。
こうした信頼関係があるうえで、下記の三つが良き指導者かどうかの判断基準となります。
・ あなたの志望理由をじっくり聞いてくれるかどうか
- 「これでOK」と責任をもって判断してくれるかどうか
・ 実際に推薦・総合型での合格実績があるかどうか
まず、総合型選抜入試の書類に正解はありませんので、自分自身が何をしたいのか、ということをじっくり考える必要があります。そのためには、人に話を聞いてもらうのがいちばんですので、やはり話をじっくりと聞いてくれる人が必要になります。答えをいうのではなく、あくまでも話を聞いたうえでアドバイスくれる人が理想でしょう。
また、完成したものを見てもらって「これで提出しても良いでしょうか?」と質問したにもかかわらず、明言してくれない場合です。「これで大丈夫」としっかり言ってくれれば安心できますが、お茶を濁された返事では不安は募るばかりです。もちろん、事前に合否が完全に分かることはありませんが、合格のレベルに達している書類かどうかを明言してくれる先生でないと、適切な指導ができるとは言えないでしょう。そういう意味では、実績と関連するのかもしれません。
三つすべてを事前に確認することは難しいかもしれませんが、少なくとも判断する材料の一つにはなるのではないでしょうか。
- 本人の資質
次に重要なのは受験生ご本人の資質です。時期が時期なだけに、突進力が必要になることは言うまでもありません。特に指定校推薦の話が決まる9月直前はプレッシャーも大きくなりますから、性格的なものが表れやすくなります。そうした短い時間で、書類を仕上げられる人と、仕上げられない人の特徴を挙げてみましょう。
間に合う人の特徴:
- 判断が早く、すぐ動ける(学校・塾・親への相談がスムーズ)
- 諦めない
- 文を書くことに抵抗がない
間に合わない人の特徴:
- 情報収集ばかりして何もしない
- 自分の考えがない
- 自分の考えを言語化できない。
資質といっていますが、もっとも重要なことは、「頑張れるかどうか」だと思います。その思いと、ある程度の文章力があれば、最後劇的な伸びを発揮するでしょう。また、たとえ間に合わない人の特徴にあてはまったとしても、あきらめる必要はありません。大切なのは、今から何に優先順位をつけるかです。「自分の過去をどう活かせるか」「どう書類に落とし込めるか」を、プロと一緒に考えていけば、まだまだ間に合います。
- 大学(学部)選びの的確さ
8月スタートで結果を出すには、「どこを受けるか」の見極めが極めて重要です。推薦・総合型選抜は、入試の難易度だけでなく、大学ごとの「相性」や「評価ポイントの違い」が結果に大きく影響します。
たとえば、
・活動実績が重視される大学
・学部の志望理由を深掘りされる大学
・プレゼンやディスカッションを課す大学
など、それぞれ求められる人物像や準備内容が大きく異なります。8月から準備を始めるなら、「自分が書きやすい・語りやすいこと」と大学の求める人物像が一致する大学を見極めることが、合格への近道です。反対に、自分の得意でない形の試験に無理して挑んでしまうと、せっかくの努力が報われにくくなります。つまり、「行きたい大学」よりも、「通過できる可能性の高い大学」から入試戦略を立てることが、8月スタート組の合格戦略としては理にかなっています。もちろん行きたい気持ちをもっていることが最低条件ではありますが。
さて、今日は8月からの逆転合格ということで話を進めてきました。合格のポイントとして、
・信頼できる先生を見つけること
・本人の資質
・的確な大学選び
の三点を挙げました。これを参考にぜひ、頑張ってください。
【2025年 大学受験総括】高校生が知っておくべき3つの変化!
カテゴリー:大学受験2025.06.08
こんにちは、今回は2025年の大学受験の総括というテーマでお話しします。
昨年度の入試の動きをふり返ることで、これからの受験がどう変わっていくのかを予測できるようになります。とくに高校1・2年生のみなさんにとっては、「受験の常識」が数年前とは変わってきていることを知ることが、とても大事です。というのも、学校の先生が古い受験制度のイメージをもとに指導していることがけっこうあるからです。昔ながらの「一般入試一択」のような考え方だと、たくさんあるチャンスを逃してしまうことになってしまいます。
今日は、2025年の大学受験を総括することで見えてくる三大トレンドを以下の3つのテーマでお話ししていきます。
①「推薦・総合型」が主流になりつつある
かつては「大学入試=一般入試(共通テスト+個別試験)」が当たり前でしたが、今や私立大学の約6割が推薦・総合型選抜で合格者を出している時代です。
とくにMARCH(明治・青山・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関学・同志社・立命館)といった人気校では、学部によっては推薦での募集定員の方が多いというケースもあります。
たとえば、上智大学の公募推薦では、「与えられたテーマについて数か月かけてレポートを作成し、プレゼンや面接、小論文で審査される」というかなり高度な選抜が行われています。明治大学の情報コミュニケーション学部や、立命館大学のグローバル教養学部も、総合型選抜で個性的な学生を積極的に受け入れています。
もちろん、私立大学だけでなく国立も最近は力を入れています。たとえば、旧帝国大学の中で、東北大学は総合型選抜の比率が約3割と、他の大学に比べて高い割合を占めています。特に注目すべきは、AO入試Ⅲ期です。この入試では、共通テストの結果がメインの評価軸として設定されており、一般入試との両立がしやすい形式となっています。また、出願要件として評定平均値の制限がないため、多くの受験生にとって挑戦しやすい入試となっています。
さらに、全学部で共通テストの配点が最も高く設定されており、学部によっては共通テストの比重が8割以上となっています。これにより、特別な活動や実績がなくても、学力を重視する受験生にとってもチャンスが広がっています。
総合型選抜入試で評価されるのは、単なる成績だけではなく、
- 探究活動や課外活動の実績
- プレゼン力や表現力
- 自己分析力と志望理由の深さ
などです。高1・高2から「何をしてきたか」「何を考えているか」が問われる時代になっています。
②「共通テスト」は難化傾向。思考力勝負に
昔のセンター試験は「知識をいかに正確に覚えているか」がポイントでしたが、今の共通テストでは「知識をどう使うか」が問われるようになっています。
特に数学IAでは「データから規則を推論する問題」や、国語では「複数の資料を読み比べて要点をまとめる問題」といったそれぞれの科目と日常生活をからめたような出題傾向が目立ちます。英語リーディングも、80分で2000語以上を読むという高負荷の内容です。リスニング重視・読解重視というのはすでに定着していて、パターン暗記では太刀打ちできません。つまり、共通テスト対策は「慣れ」と「読解力」が命と言えるでしょう。では、たとえば旧帝で共通テストの比率というのはどれくらいなのでしょうか?比率の低い順に簡単にまとめてみました。
東大 約20%、 京大 約25% 東北大・九大 約33% 名大 約40%
北大 約41% 阪大 約43%
私立大学も最近は共通テストを重視するところが増えています。
早稲田大学
- 共通テスト利用方式(共通テストのみで合否を判定)を導入。
- 特に政治経済学部は、独自入試を廃止して、英語4技能試験+共通テスト+独自小論文という形式に移行。
- 一部の学部では共通テストの成績のみで合否を出す方式あり。
明治大学
- 全学部で共通テスト利用入試を実施(A方式・B方式など複数)。
- 学部によっては3教科で受験可能で、個別試験なしの方式も。
- 併願しやすく、地方の受験生にも人気。
立教大学
- 英語外部検定+共通テスト型を導入している学部あり(例:異文化コミュニケーション学部)。
- 共通テスト利用方式は試験なしで出願できるパターンもあり、実質書類審査型に近いものも。
青山学院大学
- 共通テスト利用入試(A方式、B方式など)を採用。
- 英語外部試験との併用で多様な方式を提供。
- 特に文・法・経済など主要学部で共通テスト型が人気。
同志社大学
- 共通テスト利用方式(C方式・D方式など)を学部ごとに設定。
- 関西圏の難関私大の中でも、共通テスト型での募集枠が比較的多い。
関西大学・関西学院大学
- 両校とも共通テスト利用入試の枠が広く、合格者数も多い。
- 「個別試験なし」「3教科で受験可能」といった方式が多く、受験生にとって負担が軽い。
③「学部選び」がより重要に。人気集中と分散
最近の大きな傾向として、「情報系」「国際系」「経済・経営系」への人気集中があります。
たとえば、
- 立命館大学では情報理工学部の偏差値が65前後まで上昇し、「文学部」とは10ポイント以上の差がついています。
- 東京大学でも理科一類からAI・情報分野に進む学生が増えており、「工学部計数工学科」などが人気です。
- 同志社大学のグローバル・コミュニケーション学部、明治大学の国際日本学部なども志望者が増えています。
背景には「将来の仕事を見据えて学部を選ぶ」流れがあり、
- 情報系:AIやデータサイエンスの需要拡大
- 国際系・経営系:企業での活躍、起業への関心
といった志向が強まっています。
こうした流れとは反対に、文学部や教育学部はやや志望者数が減少傾向です。
つまり、「どの大学」よりも「何を学ぶか」を重視する受験生が増えてきており、将来像から逆算して大学・学部を選ぶのが新しい常識になっています。
高校1年生へのメッセージ
高1の今こそ、「自分はどう生きたいか」「何に興味があるか」をじっくり考えてください。大学受験はその延長にあるだけです。
「受かるための勉強」だけではなく、「自分の軸」を探す時間を大事にしてくださいね。
【上智大学・公募推薦】今後必ず難化する理由!
カテゴリー:大学受験2025.05.29
上智大学には公募推薦という世間一般でいう総合型選抜入試に近い入試制度があります。この公募推薦の大きな特徴の一つとしては、課題レポートがあることが挙げられます。6月に課題が発表されるので、ほとんどの受験生は夏休みに課題の下調べをおこない、夏休み後半からまとめていき、10月に提出するという流れです。もちろん書く期間が数か月に渡るわけですから、受験生は様々な人から助言を受けながら書きすすめていくことになります。学部・学科によって課せられる内容はまったく異なりますが、今年度より、全学部・学科において間違いなく難化するであろうことが予想されます。
試験が難しくなる理由は原理的には二つです。一つは、試験そのものが難しくなること。もう一つは、倍率が高くなることで難しくなることです。今回の上智の話で当てはまるのは、どちらでもありません。珍しいケースではありますが、ライバルたち(要するに他の受験生)のレベルが上がることで、入試のレベルが上がるというものです。
その理由は、「生成AI」の登場と普及です。
生成AIのなかでも有名なのはChatGPTですが、公開されたのは2022年です。2023年に当チャンネルでも動画にしたことがありますが、当時は話題にはなっていたものの、みんなが使っているということはありませんでした。しかし、去年の秋くらいから多くの人が普通に使っているツールとなっているように感じます。
実際、塾でも使っているという生徒もいて、生徒たちに話を聞くと、学校の対応も二通りあって、積極的に使っていく学校と、一切の使用を認めない学校です。
生成AIを認めるかどうかについては議論の余地がありますが、しかし、すでに学生や教育機関にとって不可欠な存在となりつつ、今後はその普及により、レポートや課題の質が全体的に向上することが予想されます。
要するに課題レポートにAIを使用する人が爆発的に増えることによって、今後はレポートの内容が格段に飛躍することが見込まれるということです。もちろん、生成AIの使用は認められていません。上智大学に限らず、原則的にはその使用はどこの大学も禁止しているでしょう。しかし、禁止をしても使用の有無がチェックできないのであれば有名無実になってしまいます。
【生成AI使用禁止と実態の乖離】
- 多くの大学が「生成AI使用は禁止」と明記しているのは、教育の公平性や学習者の思考力の保証を守るためです。
- しかし、現実にはAIを下書き作成や構成補助、文法チェック、参考資料探しなどの形で利用する受験生が増えています。
- 特に家庭や学校からの監督が届かない「自宅課題型レポート」では、使用の有無を判定する決定的手段がありません。
多くの人が生成AIを使用するようになると、提出するべき書類の内容はより洗練されたものになるでしょう。
【結果としてのレベル上昇】
- 生成AIを活用すれば、論理構成・文章表現・引用スタイルなどが自然に整い、「最低限破綻のないレポート」が誰にでも書けるようになります。
- よって、審査する側は、従来よりも高水準の完成度を“平均レベル”として求めざるをえなくなる。
- つまり、全体の相対的なハードルが上がる一方で、「真に思考した形跡があるかどうか」の見極めがより重視されるようになるでしょう。
さて、これだけを話すのであれば、あまり有益な話になりませんので、視聴者の皆さんの知りたい「だったら今後はどうすれば良い?」ということに絞って話をしていきたいと思います。
【今後の変化予測】
- 「なぜその問いを立てたのか」「自身の経験との接点」など、AIでは補いきれない“内面の論理”を問う設問が増える可能性
- レポート内容だけでなく、後の面接や口頭試問で“本当に自分で書いたのか”を探る流れの強化
- 評価軸が「正確さ」や「構成美」よりも、「独創性」「具体性」「知的誠実さ」へとシフト
【まとめ】
・内発的動機づけをすること!
・無難なものではなく、自分にしか書けないことを書くこと!
・「書き方」や「小論文の型」などに縛られないこと!
「推薦?一般?」【高1から意識したい大学受験のルートとは】
カテゴリー:大学受験2025.05.07
今回は新高1年生の人、あるいはその保護者に向けて話をしていきたいと思います。新高1生といっても、高校受験が終わったばかりの人もいれば、中高一貫校に通っていてそのまま高校生になる人もいるでしょう。今回はどちらの人にも向けた動画となっております。というのも、大学受験に向けた話になるからです。
まず、新高1生にもっとも訴えたいこととしては、大学受験に向けて「高1」が非常に重要であるということです。高校受験が終わったばかりの人にとっては、「え、受験が終わったばかりなのに、もう次の受験を考えないといけないの??」と思うのも無理はないでしょう。しかし、よく考えてください。中学受験であれ高校受験であれ、基本的にはローカル戦です。大学受験は全国区での戦いとなりまるので、当然ライバルの数もけた違いに多く、また学習内容にしてもはるかに難しく、また出題範囲も広いのが現実です。
さらに言いますと、大学受験がもっとも多様な受験方法があります。だからこそ、早いうちから準備をすることが重要だと声を大にして言いたいのです。
今回は大きく四つの章に分けて以下のような話をしていきます。
第1章:大学受験の主なルートとは?
第2章:なぜ高1が重要なのか
第3章:進路をどう考える?親としてのサポート
第4章:塾選びのヒント
このような構成で話を進めてまいります。
第1章:大学受験の主なルートとは?
現在では、一般入試で大学に合格する人の割合は既に半分を以下となっています。そうしますと、当然その他の受験方法についてもある程度の知識をもっておいたほうが良いと言えるでしょう。基本的に大学受験には以下の四つの方法があります。
- 一般入試:高3で本番に向けて勝負
- 総合型選抜:活動実績+志望理由+面接+(小論)
- 学校推薦型選抜:評定平均と学校内順位が命
- その他の推薦(スポーツや宗教系など):活動実績+志望理由+面接+(小論)
合否を決める試験内容が異なるわけですから、当然どの受験方法を選択するかによって、高校時代に力を入れるべきことが変わってきます。
第2章:なぜ高1が重要なのか
1章で述べたように入試方法によって、求められるものが異なるわけですから、高校時代に頑張るべきことが、入試方法によって変わってくるのです。要するに、学校で出される課題の延長に必ずしも入試に出題されるものがあるとは限らないのです。だからこそ、ゴール(志望大学とその入試方法)を意識し、そこから逆算していくことが重要になってくるのです。
- 自分の強みをいかすには、高1の時点で受験方法を知っておくこと!
- 評定平均は高1から積み上がる!(推薦狙いなら必須)
- 部活やボランティア、資格などの活動も1年生からカウントされる
- 学習習慣がこの1年で固まる→高2・高3がラクに
- 一般入試志望でも国立と私立では何に力を入れるかが変わる。
学校の進路指導が必ずしもすべての入試方式に対応しているとは限らないので、自分で調べていくことが重要です。高校時代はやるべきことが山ほどある。だからこそ、初めに優先順位をつけておくことが大切になると言えるでしょう。
第3章:進路をどう考える?親としてのサポート
このように大学入試が多様化していきますと、戦いが情報戦になってきます。昔のように一般入試がメインであれば、能力=学力と分かりやすかったのですが、現在のように受験方式が多様化していますと、持っている武器を最大限いかせる入試方法を探すことが重要です。そのためには、早い段階からの情報収集が重要です。
- 志望校とその大学の入試方式を早くから調べておく
- 早めに「どんな大学生活を送りたいか」の対話を
- 文系・理系を意識し始めるタイミング
- 推薦を狙うなら高1で何を積み上げるか決めておく
- 将来進みたい道などを考えさせる機会をつくる
第4章:塾選びのヒント
それでは、高1で塾を探す場合、何を基準にすれば良いのでしょうか?
- とりあえずの塾選びをにせず、何に力を入れるのかを明確にしてから塾を探す
- 推薦向け:内申対策・活動サポート
- 一般向け:基礎からの先取りと習慣化
- 自分に合ったスタイル(集団?個別?オンライン?)
たとえ、最初は補講のような形での授業が必要であったとしても、それだけでは大学受験を目指せないので、合格への道筋をキチンと示してくれる塾を選ぶこと。
さて、本日お話したことをまとめると、高1は準備期ではありますが、ここをどう過ごすかで選択肢が増えると言えます。推薦入試であれ一般入試であれ、どちらを目指す場合でも、スタートの意識は同じです。まずは、“何を目指すか”を親子で話してみてください。
これで攻略!総合型選抜入試
カテゴリー:ブログ2025.04.13
総合型選抜入試を考えている人は、いったい何をどうやってスタートさせれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。今日はそのような人のために、総合型選抜入試の攻略の仕方を簡単に説明したいと思います。
① 総合型選抜の全体戦略を考える
まずは、志望校を絞っていく。そして、それらの大学を受験するにあたって、何が必要なのかを調査する。学校の成績や英語の検定試験以外には一般的には下記。
・志望理由書
・面接
・小論文
その他よくある必要事項
・課題レポート
・学修計画書
・活動報告書
上記すべてをバラバラの項目として考えず、将来進みたい道⇒そのために大学で学びたいことを考え、そこからそれぞれの書類に何を書くのかを考える。将来進みたい道や職業がどうしても分からない人は、とりあえず、大学で何を学びたいのかということと、その分野を学ぶことで社会にどう貢献できるのかを考えてみましょう。
② 志望理由書・自己PRの準備
志望理由書は、提出一か月前まで、書くべきネタを集めたり、志望理由書の書き方のテキストを進めたりして、セルフストーリーを作っていく。集めたネタが多ければ多いほど、ユニークなストーリーができあがり、合格が近づく。最後のひと月で、本番の書類を仕上げる。これも推敲を練れば練るほど良い物ができあがる。大事なことは「必ず合格する!」という気持ち。気持ちが弱いと、書類も弱いものになる。
③ 小論文対策のスタート
小論文の学習をするのであれば下記の手順。
- 一般的な小論文の練習
- 新聞や本の要約、時事問題の整理などをして自分の進みたい道の知識を増やす
- 志望校の過去問あるいは類似問題の対策
小論文の上達のコツは、信頼できる先生に添削をしてもらうこと。先生との信頼関係が重要。多くの先生に見てもらうよりも、信頼できる先生だけにチェックしてもらえば良い。書きっぱなしはよくないので、必ず誰かに添削をしてもらうこと。
④ 面接対策の準備
小論文とは違って、面接の練習は多くの人にしてもらおう。というのも、慣れることが重要だからだ!それだけでなく、多くの人に面接をしてもらうことで、どういうことが質問されやすいのかがしぜんと分かってくる。さらに面白いのは、一人ひとり質問することが微妙に、あるいは大きく異なることがある。多くの質問を受けておくことで、本番に備えることができるだろう。
また、多くの高校生は無意識に、「えーと」「なんか」といった口ぐせがある。こうした口ぐせを一つひとつ直していくために、スマホで録画をして自分の話す様子を観察すると良い。
どういったことが聞かれるのかは、ネットで調べれば良い。志望理由が聞かれることもあれば、直前にあった小論文についてのみ聞かれることもある。重要なことは何が聞かれても答えられるように準備をすること。
⑤その他の対策
課題レポートが課せられるところは、数か月かけて準備をする。専門の塾に通って添削をしてもらうのがベストだが、それがかなわない場合は、学校でいちばん専門分野が近い先生に添削をしてもらえばよい。活動報告書や学修計画書は、志望理由書と同時に進めるのが良い。要は、将来進みたい道があるからこそ、そこに向かって大学で何を学ぶのか(学修計画書)や、そのためにこれまで頑張ってきたこと(活動報告書)となるからだ。
以上のようなことを準備していけば良いでしょう。直前になって慌てて書き始めないようにするためも、春からしっかりと準備を進めてください!
中3からの大学受験 一貫校の強みをいかすには?
カテゴリー:大学受験2025.03.05
今回は、高校受験のない中高一貫校に通っている人に向けた話となります。そもそも中高一貫校のメリットはたくさんありますが、今日はその中でも二つに絞って話をしたいと思います。
われわれの塾は、中学生は長いこと私立生しか募集をしておらず、公立の中学生は基本的に小学校から通ってくれている人のみで、外部生は受け付けないという体制を続けてきました。そのなかで、私立中学生に対する教育カリキュラムは簡単に言いますと、次のようになっています。
- 中1・2は学習の流れを作ってその流れにのる
- 中3から大学受験を考え始める
なぜ「中3から大学受験に向けて動く」のか?それは、高校受験のない中高一貫校に通っているみなさんにとって、その最大のメリットは早い段階から大学受験について計画を立てることができることにあるからです。
そうです。一つは、「中3から大学受験を考えはじめることができる」というのが一つ目のメリットとなります。
というのも同じ中3生であっても公立中学生は、高校受験に向けて猛勉強をしています。ですから学力も勉強体力もつくでしょう。一方受験のない一貫校生は、受験まで時間があるため、中だるみをしてしまった学力低下に陥る人が少なくありません。
もちろん受験生と同じ量の勉強をする必要はありませんが、だからと言って学力が低下しても良いわけではありません。入試がない分、大学受験に向けての情報収集をしなければ、せっかく入った一貫校のメリットを活かせません。
そもそも現在の大学受験制度はかなり複雑化しています。勉強だけをすれば良いわけではなく、自分に合った入試制度を利用することも重要な受験への備えの一環だと言えるでしょう。そう考えると、受験制度が複雑化するなか、最も重要なことは情報収集だと言えるでしょう。新試験となった共通テストに加えてコロナの影響もありましたので、大学側もこうした変化を受けて、入試の募集人員や入試方法などを変えていっています。こうした変化の激しい状況に対応していくためには、早い段階からの情報収集がいちばんです。高3になってから、「どうしよう・・・」と悩むのでは遅いですから、今からできることは今から始めていきましょう。
たとえば、総合型選抜入試の場合は、探求学習や課外活動が活きてくる場合が多くあります。受験勉強だけでなく、部活動や研究活動、課外活動に没頭できるのも強みとなります。総合型選抜や推薦入試を視野に入れるなら、自分だけの強みをつくるチャンスになります。こうした活動で成果を出せば、大学の志望理由書や面接でも強いアピールになります。
当然、こうした活動は一朝一夕で何か実績を出せるものではありませんから、早い段階で始められるほうが良いでしょう。
さて、次のメリットは、「得意科目をつくる」です。高校受験があると、どうしても高校受験に向けた戦略や戦術が必要になり、苦手科目などがあるとどうしてもその補強をしなければならなくなります。つまり、全体のバランスを考えながら学習を進めていく必要性にかられるのです。
もちろん、一貫校に通っても学校の成績がよくなければ問題になりますから苦手科目というのはないに越したことはありません。しかし、そういうレベルの話とは違って意味で、自分の好きな科目・自ら進んで学びたい科目をつくることは中高一貫ならではのメリットだと思います。しかも、それは科目よりももっと小さな単位で得意な分野をつくることでもよいと思います。
たとえば、英語であれば検定にチャレンジするのはもちろんですが、発音に強くなる、英文を書くのを得意とする、など細かなところで他の人よりも得意になるのです。あるいは、日本史であれば戦国武将や芸術家といった特定のジャンルの人に絞って詳しくなるでも良いでしょう。数学であれば、幾何に限定しても良いかもしれません。
というのも、好きなことに絞って勉強をすれば、進めていくうちに他の分野のこととも繋がっていき、しぜんに知識の量が増えていくからです。しかも、好きなことですから、吸収するスピードも速いでしょう。要は無理やりの勉強というよりは、好きな分野を極めていき、そこからその科目全体を得意としていくという作戦です。
高校受験がある人は、高校入学後は大学受験に向けて学習を始めなければならないため、学校の課題に追われ続けます。それに比べると中2までに学校の定期テスト対策をする流れができていれば、一貫校の人は自分の好きな科目に時間をかけて取り組むことができるでしょう。そうすることで、大切な十代を自分の得意なことを伸ばしながら過ごせることができるようになります。また、大学受験においても一つ、自分の得意な科目があれば自信をもって臨みやすくなるといえるでしょう。
こうしたことを意識しながら、どんな大学にどんな受験方法で受験したいのかを考えていけば良いでしょう。
上智大学【総合人間科学部社会福祉学科】合格!
カテゴリー:大学受験2024.12.12
先ほど公募推薦で上智大学の総合人間科学部社会福祉学科を受験した生徒から合格したと連絡がありました。おめでとうございます!
上智大学総合グローバル学部【カトリック推薦合格】
カテゴリー:大学受験2024.11.01
今年度のKip学伸の合格第一号がでました!おめでとうございます!
カトリック推薦で、上智大学総合グローバル学部に合格されました。
長崎に在住の方で半年間、オンランで自己推薦書と小論文の授業を受講していただきました。
面接試験の前日は親子三人で塾に来られて、面接の練習もしました!
ほんとうにおめでとうございます!
中学時代に優秀だった人ほど陥るワナ
カテゴリー:大学受験2024.08.01
都道府県によってテスト形式や点数配分は異なるものの、公立の高校受験において、中学校の成績が小さくない比率でかかわってくるという点において、全国の高校受験は一緒だと言えます。提出物を忘れることなく提出して、テスト前だけに徹夜をするのではなく、日ごろからコツコツと全科目の学習ができている人が良い成績を修められます。ただし、ここで言う「良い成績」とは、その人の学力的な能力に比べてということです。要するに、もし成績が実力テストのようなもので測るとしたら、もう少しその成績は下がるであろうということです。中学の成績はそうした学力的なもの以外の要素が大きいのです。もちろん中には本当に実力もある人もいるでしょう。
こういった人たちの強みは、自分の学習スタイルが既に確立されていることにあります。ところが、高校ではこの強みが、弱みに転換することがあるのです。今日はそういった話をしたいと思います。
学習面で言いますと、高校と中学の最大の違いは学ぶできことの量と質にあります。まずは量から考えてみましょう。
中学時代は「数学」や「英語」を学びますが、高校では「数Ⅰ」「数A」となり、英語も「英語コミュニケーション」と「論理・表現」と別れます。単純に学ぶべき量がまず増えます。ちなみに、学習指導要領が変わって「コミュニケーション英語」が「英語コミュニケーション」になったのですが、習得すべき語彙数も1800から2500に増えました。ただでさえ、高校では中学よりも単語数が増えるのに、指導要領の改訂にともなって、より覚えなければならない単語の量も増えたのです。変わるのは量だけではありません。
たとえば、中3では二次関数を学びますが、原点を通るものに限定されています。ところが、高校ではそうとは限らなくなります。もちろん当たり前に難しくなるのです。中3と高1で理解力が大きく変わるわけではありません。しかし、学ぶ内容がより難しくなるのですから、理解をするのにより時間がかかるというのは、だれでも分かると思います。
さて、では中学時代に真面目に全科目をコツコツと学習していた人が、同じ要領で高校時代も学習をするとどうなるのでしょうか?
残念ながら成績が下がる傾向が強いと言えます。中学時代と同じように進めようと思っても、まず量が多く、そのうえ難しくなるのですから、同じようにできずにテストで結果が出なくなるのは当然です。勉強量を少し増やした程度ではとても太刀打ちできません。ポイントは、中学時代ではコツコツすることで成績をとれたために、同じノリで高校時代の勉強をこなそうとすると、うまくいかなくなってしまうということです。
では反対に高校時代に成績が伸びるのはどういう人でしょうか?一つは中学時代から、高校時代を意識した勉強をしていた人です。たとえば、中学時代であれば英語を学ぶ際に、教科書を丸暗記したり、試験範囲の文法事項を丸暗記したりしてしまえば、点数がとれることもめずらしくありません。(to 不定詞の話)コツコツと学習できる人なかには、このような学習方法をとる人が少なくありません。反対に教科書を丸暗記したり、文法を丸暗記したりはしていなくても、文法の理解を深める学習をしていれば、そのときのテストの結果に必ずしも結びつかなくても、その理解のうえに次に学ぶべき文法が積みあがっていきますので、高校時代に開花することも珍しくありません。ただ、これは本人の問題というよりも、指導者の問題であることが多いのです。ですから、中学時代にどういう先生に学ぶのかというのが重要になってきます。公立中学の定期テストをコピーして、翌年以降の生徒に暗記させ、定期テストで点数をとらせるという方針の塾もありますが、そういう勉強法は結局王道の勉強法には勝てません。
また、英語と数学を高校入学時までにある程度先取り学習をしている人もうまく学習の波に乗れることが多いと言えます。お伝えしたとおり、高校では学ぶべきことが多いうえに難しいのですから、高校に入る前に簡単な問題で構わないので一通り、英語であれば文法をすべて、数学であれば数Ⅰと数Aを終わらせてしまうのです。そうすれば、学校の授業を受ける際に、一度学んだことであるため、理解が深まるのです。英数に余裕をもって臨めれば、他の科目に時間をかけられるようになりますので、結果的に全体的な成績が上がるようになります。
以上のことを踏まえますと、高1の1学期で中学ほどの成績が修められなかった人は、この夏に頑張れば良いということになります。英語は丸暗記という方法を止めて、文法事項を嫌がらずに徹底的に理解する。そして、高校で学ぶべき単元を一通り終わらせる。数学も数Ⅰと数Aを終わらせる。それらができれば、二学期以降変わってくると思います。

























