中学受験が終わった子に、今すぐ勉強させる必要はある?― 進学校・中堅校・附属校の違い―
カテゴリー:私立中学生2026.02.01
中学受験が終わった直後に、わが子に勉強させたほうがいいかで迷われる方は多いのではないでしょうか。大手の塾であれば中学の先取りを少ししましょうという勧誘を受けることもあるかもしれません。ご家庭を巻き込んでの大変な戦いが終わった後ですから、ご本人だけでなく、お母さんやお父さんもホッとされるときに、今後のことはしばらく考えたくないと思ったとしてもしごく当然のことだと思います。しかし一方で、ここでダラダラと過ごしてしまうと、そのダラダラずっと続いてしまうかもしれない、という不安もお持ちの方が多いのではないでしょうか。
本日は、こうした悩みを進学する学校別によって分けて考えてみたいと思います。パターンは以下の三つです。
①進学校
②中堅校
③附属校
Kip学伸がありますのが、小田急沿線ですので、小田急沿線の学校名を例にしながら整理してみたいと思うのですが、ただし、どのパターンに進んでも共通して言えることがあります。それは、どの学校タイプでも、中1の夏までに「定期テストである程度点数が取れる学習リズム」ができていないと、後から必ず苦しくなっていくということです。
要は中1の夏までに学習のリズムを作ってそれに乗りなさいということです。その前提で話を進めていきます。
① 進学校の場合
例:東京農業大学附属第一中学校(経堂・千歳船橋)
農一のような進学校に進む人については、受験後すぐにガリガリと勉強をさせる必要はありません。中学に入っても先取り学習をしていくというよりは、学校のペースについていければ、おのずと難関大学が受験できるようにカリキュラムが組まれているからです。ですから重要なのは、入学前に難しいことに取り組もうとするのではなく、せっかくついた学習習慣をなくさないようにすることです。
進学校の特徴
- 授業が進む速度が速く、なおかつ難しい
- 特に数学・英語は中1後半から一気に差がつく
- 中1の1学期は比較的余裕がもてるように見える
受験後にするべきこと
- 受験勉強は一度リセットしてOK
- ただし
- 毎日机に向かう時間を固定
- 英語:音読・単語
- 数学:数学の先取り(正負の数と文字式程度)
上記のような学習内容に絞って、「負荷は軽いが毎日勉強をするリズム」だけは作っておく。量よりリズムが重要!ということです。
② 中堅校の場合
例:玉川学園中学部(玉川学園前)
中堅校の判断は難しいと言えるでしょう。そもそもどれくらい真剣に難関大学を目指すかが人によって大きくことなるからです。よくある誤解としては、「勉強が進学校ほど大変じゃないから大丈夫」というものがあります。これは半分正解ですが、半分は不正解です。確かに進学校ほどの内容の難しさはありませんし、進度もそこまで早いとは言えません。ただし、だからこそ進学校に通っている人と差がつきやすいとも言えます。中高一貫に通っていますと、他の学校の生徒と学力を競う機会が減ってしまいますが、大学受験では争わなくてはなりません。
また中堅校の魅力としては、「学校の成績が取りやすい」ことが挙げられるでしょう。
中堅校の魅力
- 良い成績が取りやすい
- 学習進度が早くないので、復習にも力を入れられる
- 学校以外の活動に力を入れられる
上記の魅力と上手に向き合えば、「総合型選抜入試」や「推薦入試」で難関大学に進学することも難しいことではありません。
ですから、入学後にやるべきこととしては、
- 中1の1学期から「テスト2週間前 → 毎日勉強」というリズムを体に入れる。
- 点数だけでなく「提出物・復習・やり直し」が忘れずに行われているかどうかの確認
③ 附属校の場合
例:成城学園中学校(成城学園前)
附属校は、当然ですがもっとも油断しやすいと言えるでしょう。実際によく「大学まであるから、勉強はほどほどで」といった言葉を耳にします。ただし、成城の場合は学部に出る人も多いので、所謂付属校とは少し異なるかもしれません。ただ、外に出る場合でも一般の受験よりも、推薦系の入試で出る人の割合が高いので、学校の成績が非常に重要になってきます。もちろん、内部進学の場合でも学校の成績順に学部が選べるわけですから、学校の成績がどちらにしても重要だということは変わりません。
入学後に必要なこと
- 難しい問題は不要
- ただし、
- 授業を聞く
- ノートを取る
- テスト前に復習する
といった当たり前にことを当たり前にすることが重要です。附属校の場合は、魅力そのものは「大学に進学できること」ですので、むしろ心配事のほうに気をつけたほうが良いでしょう。もっとも怖いのは「自由=何もしない」になってしまうことです。
すべての学校にあてはまるNGパターンは、「受験が終わったから、春〜夏まで完全オフ」にしようというものです。これをしてしまいますと、せっかく築いてきた学習習慣が崩れます。そのうえ、 中1の2学期で「授業を聞いているとき分かるけど、一人では解けない/テストで点が取れない」という状態に入りやすいと言えます。中学の学習のなかでも、「英語」と「数学(代数)」は学んだことを積み上げていくタイプの教科になりますので、できていないと、先に進めば進むほどチンプンカンプンになっていくという負のループに入っていきます。
一つの目安としては1学期の定期テストの結果でしょう。良くない結果であれば、夏から立て直すためにも塾に通うことをお薦めします。
中学1年生 期末テストで悪かった人はこうすれば良い!
カテゴリー:勉強方法2025.07.11

中学一年生はようやく新しい学校生活に慣れたころでしょうか。私立中学に通っている人は、なんとか中学受験で合格したのだから、もうしばらくは勉強したくないと保護者の方を含めて思っている人は多いでしょう。小学4年生、場合によってはもっと前から塾に入り、勉強を最優先してきた日々。私立中学に入った以上、しばらくはのんびりと過ごしたいと思うのも、むべなるかなと言えるでしょう。
ところが、そういった思いとは裏腹に学校の学習は容赦なく進んでいきます。のんびりしている暇もありません。特に進学校の場合は、速く進むだけではなく難しさも加わります。
とはいえ、一学期の中間テストは、公立中学であっても私立中学であってもさすがにそこまで学習進度が進んでいないこともあり、壊滅的な点数をとる人はそこまで多くありません。問題は一学期の期末と二学期の定期テストです。数学で言えば「一次方程式の利用」、英語で言うと「三単現」の単元が出題されるときが、一気に平均点が下がるときです。
一度悪い成績をとった場合に、すぐに修正ができれば良いのですが、多くの場合は「次頑張る」と言ってあまり変化がないまま進みます。これはすでに一歩、負のスパイラルに足を踏み入れています。
科目の中でも、理科や社会であれば、各単元に必ずしもつながりがあるわけではないので、次のテストの範囲のみを少し頑張れば、点数に結びつくことも多いのですが、英語や数学はそうはいきません。be動詞と一般動詞の区別がつかないままですと、どこまでいっても英語が苦手なままです。
私立中学に進学した人にとって、中学1年生と2年生で大事なことは学習習慣がついているかどうかです。公立中学生は、中1で習慣をつけないと中3の時点で受験態勢に入っていくのは難しくなります。
英語・数学は
予習をする⇒授業を聞いて復習をする⇒定期テスト前に復習をする
という流れを作るのです。これができれば、無理することなく一つの単元を三回学習することになるので、結果として学んだことが身につくのです。
反対に
授業でよく理解できなかった⇒テスト前に慌てる⇒テストで点数がとれない⇒改善されない
という流れに乗ってしまうと、完全に負のスパイラルにはまってしまいます。その最初の分岐点が中1の一学期期末、もしくは二学期の中間なのです。ここで思ったほどの点数がとれていなければ、学習スケジュールを見直したほうが良いでしょう。この時点であれば間に合います。特に夏休み前に気づけば、塾に入るなり、夏の課題を与えるなどして、取り戻せるでしょう。学習スケジュールをつくっていくポイントはまず、数か月単位で作ることです。
新学期であれば4月~7月といった一学期すべて、次は7月~8月の夏休み。その次は、二学期といった感じです。
その数か月でどこまで進めるかの予定を立てて、それを月割りにし、さらに週単位に落としていくのです。そうすれば、毎週何をしなければいけないのかが分かってきます。
しかし、流れに乗れていないことにも気づいていないまま進んでしまいますと、次に手を打つ時期はだいたい中3になってからになってしまいます。
中1に成績が悪い⇒叱るけど改善されず⇒中2も同じ状況⇒中3で「なんとかしなければ大変」と家族みんなが気づく
このような流れになってしまう人が一定数います。ここから流れを作り直すことができないとは言いません。頑張れば何とかなるからです。しかし、大変であることは強調しても強調しきれません。
たとえば、九九でつまずいた人が小3、小4の算数でうまくいくと思いますか?小4の段階で九九を覚え直しながら、学校で学んでいることも同時並行で進めなければいけない状況を想像すればその大変さは理解してもらえるのではないでしょうか。
すべての科目を頑張るというのは、一部の人を除いて現実的ではありません。ある程度の流れに乗るために、英語と数学の先取り学習をできるような学習スケジュールを作りましょう。
もう一度言いますが、一学期の期末、もしくは二学期の中間が分かれ目になりますので、そのときの点数を見て、手を打たなければならないのであれば、すぐに手を打つようにしましょう。
【中学1年生】期末テストで悪かった人はこうすれば良い!
カテゴリー:私立中学生2024.07.07
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ところが、そういった思いとは裏腹に学校の学習は容赦なく進んでいきます。のんびりしている暇もありません。特に進学校の場合は、速く進むだけではなく難しさも加わります。
とはいえ、一学期の中間テストは、公立中学であっても私立中学であってもさすがにそこまで学習進度が進んでいないこともあり、壊滅的な点数をとる人はそこまで多くありません。問題は一学期の期末と二学期の定期テストです。数学で言えば「一次方程式の利用」、英語で言うと「三単現」の単元が出題されるときが、一気に平均点が下がるときです。
一度悪い成績をとった場合に、すぐに修正ができれば良いのですが、多くの場合は「次頑張る」と言ってあまり変化がないまま進みます。これはすでに一歩、負のスパイラルに足を踏み入れています。
科目の中でも、理科や社会であれば、各単元に必ずしもつながりがあるわけではないので、次のテストの範囲のみを少し頑張れば、点数に結びつくことも多いのですが、英語や数学はそうはいきません。be動詞と一般動詞の区別がつかないままですと、どこまでいっても英語が苦手なままです。
私立中学に進学した人にとって、中学1年生と2年生で大事なことは学習習慣がついているかどうかです。公立中学生は、中1で習慣をつけないと中3の時点で受験態勢に入っていくのは難しくなります。
英語・数学は
予習をする⇒授業を聞いて復習をする⇒定期テスト前に復習をする
という流れを作るのです。これができれば、無理することなく一つの単元を三回学習することになるので、結果として学んだことが身につくのです。
反対に
授業でよく理解できなかった⇒テスト前に慌てる⇒テストで点数がとれない⇒改善されない
という流れに乗ってしまうと、完全に負のスパイラルにはまってしまいます。その最初の分岐点が中1の一学期期末、もしくは二学期の中間なのです。ここで思ったほどの点数がとれていなければ、学習スケジュールを見直したほうが良いでしょう。この時点であれば間に合います。特に夏休み前に気づけば、塾に入るなり、夏の課題を与えるなどして、取り戻せるでしょう。学習スケジュールをつくっていくポイントはまず、数か月単位で作ることです。
新学期であれば4月~7月といった一学期すべて、次は7月~8月の夏休み。その次は、二学期といった感じです。
その数か月でどこまで進めるかの予定を立てて、それを月割りにし、さらに週単位に落としていくのです。そうすれば、毎週何をしなければいけないのかが分かってきます。
しかし、流れに乗れていないことにも気づいていないまま進んでしまいますと、次に手を打つ時期はだいたい中3になってからになってしまいます。
中1に成績が悪い⇒叱るけど改善されず⇒中2も同じ状況⇒中3で「なんとかしなければ大変」と家族みんなが気づく
このような流れになってしまう人が一定数います。ここから流れを作り直すことができないとは言いません。頑張れば何とかなるからです。しかし、大変であることは強調しても強調しきれません。
たとえば、九九でつまずいた人が小3、小4の算数でうまくいくと思いますか?小4の段階で九九を覚え直しながら、学校で学んでいることも同時並行で進めなければいけない状況を想像すればその大変さは理解してもらえるのではないでしょうか。
すべての科目を頑張るというのは、一部の人を除いて現実的ではありません。ある程度の流れに乗るために、英語と数学の先取り学習をできるような学習スケジュールを作りましょう。
もう一度言いますが、一学期の期末、もしくは二学期の中間が分かれ目になりますので、そのときの点数を見て、手を打たなければならないのであれば、すぐに手を打つようにしましょう。

























