Kip学伸のブログ



新高3生【公募推薦を含む総合型選抜入試を検討の方】

カテゴリー:志望理由書の書き方2024.04.06

公募推薦を含む総合型選抜入試を考えている新高3生で、受講を悩んでいる方はお早めにご連絡お願いします。受験の概要を知りたい方でも結構です。

総合型選抜入試を考えている高校生の方へ

カテゴリー:志望理由書の書き方2023.09.28

高1、2年生の方で総合型選抜入試に興味のある人はできるだけ早めに塾探しをしましょう。

総合型選抜入試で受験をすると決めてからで良い、と思っていると3年生の一学期の成績が出た後、あるいは部活が終わった後から探しはじめることになります。年々そういうお問合せが増えていますが、残念ながらその時期のお問合せのほとんどはお断りしています。残席がないからです。

総合型選抜入試において、まず重要なことは文を書く力です。基本的に学校の授業では、文を書く訓練(ある程度の長さの文章を書いて添削を受ける)をすることはあまりありません。たとえば、小学生のときに大半の人は読書感想文を書いたと思いますが、添削を受けた人はほとんどいないでしょう。当たり前ですが、文章を書けるようにするには、それ専門の訓練を受けなければなりません。この当たり前の事実を分かっていない人も多く、国語が得意だから大丈夫だと考えている人も多いようです。しかし、文が書けることは、国語の成績が良い、悪いとは別のことですので、具体と抽象を行き来しながら、論理的に展開していく文章を書けるようにするためには、それなりの訓練が必要であり、そのためには一定の時間が必要だということです。

 

また、将来就きたい職業や進みたい方向など決まっている人は良いですが、そうでなければ、そういうことは今日の明日で決まるものではありませんので、多くの職業や大学の学部にはどういうものがあるのかを調べなければなりません。将来のことだけではなく、志望理由書には活動履歴も書かなければなりませんので、書くべき活動がなければ活動をし始める必要があります。

 

こうしたことすべてに対応しようとすると、残念ながら高3の夏からでは間に合いません。そもそも厳しいようですが難関大学に数か月で入ろうという考え自体が甘いのです。

 

とはいえ、早いうちから対策を始めれば合格率が圧倒的に高まることは間違いありませんので、少しでも興味のある人は早めにご連絡してください。お待ちしております。

ダメな志望理由書

カテゴリー:志望理由書の書き方2023.08.29

ありがちなダメな志望理由書を挙げてみました。何がダメなのか考えてみてください。添削は下の箇所にあります。

 

私は将来世界に出て活躍できるビジネスマンになりたいと思っています。その夢を実現させるために貴学の経営学部を志望します。

 

そのように思うようになったきっかけは、海外赴任が多かった父の影響です。父は、仕事で世界中を飛び回り、様々な国の話をしてくれました。国によって文化が異なることを具体的に教えてくれて、自分もそのような多様な国に行き、多くの人とビジネスができるようになりたいと思いました。

 

 貴学部には、他大学にはない実践的な英語カリキュラムがあり、それが最大の魅力です。大学時代は英語に力を入れて、将来多様な国の人とコミュニケーションがとれるようにします。また、ワンキャンパスのため他学部の人との交流ができるので、異なる考えを持つ人と出会えると思います。自分とは異なる意見を持つ人と交わることで、多様性を受け入れられるようになり、将来のビジネスの場で役立つはずです。

 

 高校時代は部員が校内最大であったサッカー部に所属していました。部で学んだ最大のことは「コミュニケーションの重要性」です。副キャプテンということもあったので、同級生だけではなく、下級生とも話す機会が多くあり、意見を聞くことの重要性を学びました。また、小学生の頃から英語も習っており、英検は準一級をもっています。

 

 こうした私の力をいかして、卒業後は世界をはばたくビジネスマンになるためにも、貴学部を志望します。

 

まず、この志望理由書の最大の問題点は、 将来の自分像をまったく具体的に考えていないところです。「世界で活躍できるビジネスマン」とは具体的にどのようなビジネスマンでしょうか。たとえば業種や具体的に取り組んでみたい分野について考えて、進みたい方向性を絞りましょう。

 

第二段落に、「様々な国の話」国によって文化が異なることを具体的に教えてくれて自分もそのような多様な国に行き、多くの人とビジネスができるようになりたいと思いました。」とありますが、様々な国とはどこですか?また、どのような話であり、その話を聞いてどういうことを考えたのでしょうか?お父さんが具体的に教えてくれたのであれば、具体的に書かなければ、どのような話であったのか読み手にはまったく伝わりません。

第三段落を見てみましょう。

「 貴学部には、他大学にはない実践的な英語カリキュラムがあり・・・」

「また、ワンキャンパスのため他学部の人との交流ができるので、異なる考えを持つ人と出会えると思います。自分とは異なる意見を持つ人と交わることで多様性を受け入れられるようになり・・・」

まずは、英語のカリキュラムに関してですが、「実践的なカリキュラム」だけでは分かりません。どの講義がどう実践的なのかを書きましょう。また、考え方が異なるかどうかは学部は関係ありません。そもそも他学部の人と交流できるだけで、多様性が受け入れられるというのは、安直すぎます。そもそも「多様性を受け入れる」とはどういう意味でしょうか?どういった人とどういう議論を交わしたいのかを具体的に考えてから書きましょう。

第四段落では、高校時代の部の話がでてきます。

「部で学んだ最大のことは「コミュニケーションの重要性」です。・・・意見を聞くことの重要性を学びました。」

 

「コミュニケーションの重要性」や「意見を聞くことの重要性」といった言葉が出てきていますが、これらもまた具体的なエピソードが書かれていないので、何を学んだのかがよく分かりません。

 

以上のような箇所がまず、ひっかかるポイントとなります。ダメなポイントは基本的に一点。

具体的に文が書けていないということです。

では、なぜ具体的に書けないのでしょうか?それは、具体的に書くために考えたり調べたりしていないからです。パンフレットやHPに出てきそうな言葉を使うことで、何となく伝えようとしているのは分かりますが、書き手の人間性が見えてきません。それは、具体的に何も書かれていないからです。

 

志望理由書を書いている(あるいは書く)人は、このことを意識して、仕上げていきましょう。

 

 

 

 

 

上智コース

カテゴリー:志望理由書の書き方2023.08.18

IMG_2937上智コース高3生は満席ですが、高2生は受け付けております。毎年この時期でのギリギリとの問い合わせがをいただいておりますが、早めの対策がもっとも効果的。興味のある高1、高2生は早めのご連絡をお願いします。

志望理由書 安易に使わないほうがよい言葉

カテゴリー:志望理由書の書き方2023.07.22

多くの受験生にとって、これまで書いたことがない志望理由書を書くというのは、正解が分からないということもあり大変な作業です。どうやって書けば良いか分からないから、ググったり、大学のHPを見たりして参考になりそうなものを引用して、書くことも多いのではないでしょうか。

さて、そんな志望理由書ですが、多くの人がよく使う言葉の中で安易に使わないほうが良いものがいくつかあります。これから具体的な言葉とその理由について説明をしていきます。

ワード①
『多様性』

え?と思う方も多いでしょう。大学も受験生もみんなが好む「多様性」というワード。なぜ、これを安易に使ってはいけないのか。たとえば、「生物の多様性を保つ保全活動」といった文脈であれば問題ないのですが、よくあるのは人間社会に使うときです。たとえば、「多様性に富んだ社会をつくるために・・・・」といった文脈です。

よく考えてほしいのですが、「多様性に富んだ社会」とはまず何でしょうか?

・多くの人種や国籍の人が集まる社会
・異なる価値観をもつ人々が集まる社会

およそこのような意味で使われることが多いでしょうか。しかし、価値観が大きく異なる人たちが集まる社会は、合意を形成するのに大変な労力を要します。話が通じないかもしれません。そうした社会に生きるのは大変なことです。日本人の得意な阿吽の呼吸など存在しません。「空気を読む」といったこともないでしょう。人々の争いやいざこざも絶えないでしょう。
そのような大変な社会を作りたいというのであれば、必ず負の側面を考慮し、それでもなお、その大変さを引き受けてでもつくらない意義を明確に書かなければ、単に何も考えていないことを露呈するだけの言葉となってしまいます。

ワード②
『国際』

一時「国際」と付く新設学部が雨後の筍のようにできました。今では人気学部も数多くあります。大学だけではなく受験生にも人気があり、志望理由書にも何枚かに一枚は「国際的な活躍」や「グローバルに活躍する」といった文が見られます。

しかし、「国際」というのは字のごとく「国と国の際」のことですから、たとえば「日本」といったような特定の場所を指す言葉ではありません。一体どことどこに国の間で活躍するのでしょうか?ほとんどの場合は「英語が好きです」というのを体裁よく書き替えているだけのような使われ方がされているので、書くのであれば、具体的な国名を挙げたほうが、将来のことを具体的に考えていることが伝わるでしょう。

ワード③
『英語を活かす』

五教科のなかで英語がもっとも得意であると、ついつい「英語を活かした職業」といった文章が頻出します。

しかし、よくよく考えてみてください。英語そのものは言語の一つであり、あくまでもコミュニケーションの手段です。何か専門的な知識もないのに、「英語を活かす」ことなどできるはずもありません。われわれが人の話を聞くのは、その人が中身のある話をするからであって、日本語を上手に話すからではありません。英語であっても同様です。
英語が得意なのであれば、別の武器となるものを探し、それを英語とつなげて考えましょう。

ワード④
『~に興味がある』

志望理由書に「~といった分野に興味があり」と書く人がいます。特定の分野に興味をもつことは重要なことではありますが、志望理由書に安易に書くべきではないでしょう。というのも、大学は研究施設であり、そのために国から補助金が出ています。であるからには、どのような形で社会貢献ができるのかという視点が必要不可欠です。
ですから、自分の興味云々を書くのであれば、自分がその分野で学ぶことで社会にこういう形で貢献できると書くほうが説得力ある志望理由書になるでしょう。

今日は四つの言葉を挙げましたが、これらは「書いてはならない言葉」ではなく、「安易に使わないほうが良い言葉」です。もっと言えば、深く考えて使えば汎用性の高い言葉になることは間違いないでしょう。

是非、参考にして志望理由書を書いてください。

どうすれば地方の高校生が都会の大学に総合型選抜入試で合格できるのか?

カテゴリー:志望理由書の書き方2023.06.08

有名私大というのは、そのほとんどが東京、関西、名古屋といった三大都市圏に存在しています。それ以外の地域に住んでいる人にとっては、ただでさえ距離を感じるのに、総合型選抜入試で受験となると、その距離はもっと遠く感じることでしょう。

 

とはいえ、不利な点だけではなく地方に住んでいることが有利に働くこともありますので、そのあたりについて話をしていきます。

 

まず、不利な点として挙げられるのは相談相手がいないということでしょう。

・学校の先生

・地元の塾

・同級生

に相談しても求めているような答えは返ってこないでしょう。特に、学校の先生は地元国立志向が強いために、大学の情報自体が間違っていたり、偏見にとらわれていたりすることが多く見られます。

 

また、総合型選抜入試の制度そのものがわからないというのも弱みかもしれません。これまでに学校で多くの合格者数がいれば、何となくでも制度が分かりますが、周りにいないとなると、

・何をすれば良いのかが分からない

・合格のポイントが分からない

 

ということに悩んでしまいます。こうした悩みを解消するには、相談できる人を探すのが手っ取り早いのですが、そのほとんどは都会の塾に頼ることになるでしょう。そうすると、いったい何を基準に塾を選べば良いのかも分かりづらいはずですので、そのポイントを押さえましょう。

 

まず、 総合型選抜の場合は、一般受験と違って学部・学科によってやるべきことが異なるので、試験自体の説明だけに終わっているところは要注意です。というのも、小論や志望理由書の書き方や面接の問答などは全員に共通するものであり、学部学科に関係なく学ばなければならないこともありますが、内容そのものに踏み込めば、学部・学科によって知っておくべきことやおさえておくべき知識が異なりますので、その内容を相談できるかどうかがポイントとなります。

 

たとえば

・文学部哲学科に行きたい

・商学部に行きたい

・法学部に行きたい

といった三人では、読むべき本も、知っておくべき知識も、その専門知と社会との接点もまったく異なるので、自分の志望する志望学部・学科の押さえるべき点を適切に指導してもらえるかどうかを聞いた方が良いでしょう。単なる「小論文の書き方」だけでは、合格するための小論文にはなりません。あくまでも志望する学部・学科に合わせた小論を書けたほうが良いでしょう。

 

一方で地方から都会に出ることの強みもあります。たとえば、早稲田大学や慶応大学は、多様性を求め、多くの地域から生徒が来ることを望んではいますが、その思いとは裏腹に、関東圏の合格率が高まっています。これを解消するために、「地域ブロック枠」というのを採用していますが、ほとんどの人は知りません。調べるとすぐに出てきますので、興味のある人は調べてみてください。

 

こうした制度を利用すれば、合格率は高まります。

 

また、地元に貢献するという視点がもてれば、武器が一つ増えます。

 

たとえば、地元の観光産業をもっと盛んにするために○○大学◇◇学部で学びたいとすれば、漠然と観光産業に携わりたいと思うよりも、具体的に考えられます。

 

上記のような強みをいかしながら、弱みを消していけば、合格率は圧倒的に高まるでしょう。これからますます高まる総合型選抜入試に、みなさんがチャレンジしてくれるのを楽しみにしています。

相談があればいつでも相談してください。

 

 

 

 

推薦系入試は本当にズルいのか?

カテゴリー:ブログ2022.10.07

少し前に、早稲田大学の卒業生が「これまでは学歴社会であったから収入格差社会となった。これからは、学歴ではなく各自が経験したことを基準に、することで格差が縮小する」というようなことを発言して炎上騒ぎがあった。批判する側は「その経験こそが経済的な基盤によって支えられている」、つまり金で経験を買っていると言っているのだ。

議論のどこに焦点を絞るかによって話は変わってくるので、ここでは分かりやすく、これまでの「学力中心の入試」というのと「学力以外の能力を計る総合型選抜入試」との2つに分けて考えてみる。

以前から「AO入試はズルい」といった声はあった。

その一つは、そもそも都会に住んでいるお金持ちが有利だというのである。帰国子女の大半は、関東や関西に帰国する。海外に行くことだけではなく、何か活動をするのでも都会のほうが有利であり、また周りにもそういう人に恵まれている。つまり、都会の高校生のほうが田舎の高校生よりも有利であるため、学力で測るほうが平等であるという主張である。

 

確かに、帰国子女、海外経験などは地方の高校生よりも都市部の高校生のほうが身近に存在する。ただ、総合型選抜入試は海外に行った、あるいは住んでいたということを競う入試ではないので、あくまでもその経験をどうやって昇華するかがポイントであるため、海外経験の有無そのものが評価の対象ではない。それよりはむしろ、過去の活動と大学で取り組みたいこと、未来の夢が形となっているかどうかがポイントである。したがって、都会も田舎も海外経験の有無もあまり関係ない。

次に、学校の成績が良いだけで勉強があまりできないのに、難関大学にいくのがおかしいというような声もある。一所懸命に勉強をしている人が受からない大学に、書類と面接と小論だけで受かるのはおかしいと主張する人もいる。これは二つの意味でおかしな批判である。一つは、学校の成績が良いだけで難関大学に受かるのであれば、自分も高校時代に成績をとれば良いだけである。成績をとるチャンスは平等に与えられている。そもそも、良い成績をとり続けることは大変であり、その大変なことを努力によって続けた人を、高3になって要領よく学習できるからといって批判するのはおかしい。

 

最初に書いたように、総合型選抜入試が「学力以外の能力を測る入試」だからである。たとえば、社会に出たときに、要領の良い人よりも愚直に努力をできる人を評価することがあるように、大学がそうした人を評価するとしても何もおかしなことはない。学力のみによって、人の能力が測れるという考えが、必ずしも正しいわけではない。そもそも、能力というもの自体が社会的なものである。たとえば、百メートル走を世界一速く走れる人間は、その能力を称えられるが、その競技自体が社会的な存在である。というのも、もし百メートルを競争するのであれば、必ずしも平地でなくても構わないからだ。垂直に百メートル登る競技であったとしても構わないはずである。百メートルの建物を登る人間の能力が称賛されないのは、彼の能力の不足が原因ではなく、そうした競技が社会で認められていないということに起因する。あるいは、仮に現在の百メートル走の世界記録を上回る人がいたとしても、社会に認められなければ(社会のルールに則ってタイムを測らなければ)、その記録は、存在していないに等しい。

また、書類と面接だけで受かると思っているのであれば、それは書類を作成する難しさと手間を分かっていない。高校生の段階でいったん、自分の夢を描き、その夢を実現するのに必要なこと、勉強しなければならないことを考え、調べる。そのうえで、自分にその適正があるかどうかも、自問していきながら少しずつ、ネタを集めることは、想像以上に時間と手間がかかることである。もちろん、ネタが集まったとしても、実際に書類を書き始めると何十回との書き直しがあり、その過程は不安との闘いである。周りの友達が確実に覚えるべき英単語を増やしていく中、自分は正解のない書類を作り上げていかなければならないのだ。

私自身は、いくつもの理由があるにせよ、その一つには実社会の要請に従って、これまでの入試方式ではなく総合型選抜入試の類が生まれたと考えている。ペーパーテストがいくらできたとしても、海外の人たちと仕事を取り合う過程で勝てるとは限らない。日本の経済力が世界でも地位が高ければ、日本の価値観だけで生きていったとしても困ることはないが、経済力が低下するにつれて、世界標準に合わせていかなければならないのは当然の理である。

 

そのように考えると、総合型選抜入試はズルい入試方法どころから、今後の時代もっともっと国をあげてレベルアップを図らねばならない入試方式だと私自身は信じている。

 

志望理由書最後の仕上げ

カテゴリー:志望理由書の書き方2022.09.17

総合型選抜入試・公募推薦・自己推薦などで受験をする人は、志望理由書が最後の段階にきたころでしょうか。

自分の書いた書類がどのレベルなのか分かず、不安も大きいと思います。

誤字脱字衍字のチェックはできても、内容そのものをチェックすることは難しいことでしょう。

たとえば、ご両親や学校の先生からOKを貰ったのであれば、形式としてはおかしくないということです。

それでももっとブラッシュアップしたいのであれば、コツとしてはライバルとどうやって差をつけるのかを考えることです。

ライバルと同じような内容を書いていれば、読み手に引っ掛かりません。どうすれば、読み手に興味をもってもらえるのか、ということに焦点をあてて最終段階への修正を考えましょう。

 

 

志望理由書を書くコツ

カテゴリー:志望理由書の書き方2022.07.14

孫氏の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という故事があります。

敵に勝つには、相手のことと自分のことを知ることだという意味です。

志望理由書を書くのも基本はこれと同じです。この基本を守るだけでずいぶんと良い志望理由書に生まれ変わります。

この場合、相手というのは、大学のことになりますから、まず大学を徹底的に調べることです。当然、大学のパンフレットやHPは隅から隅まで読むべきです。大学の理念は何なのか?どういう授業があるのか?大学が力入れていることは何なのか?どういう先生がいるのか?調べられることは無限にあります。

ただし、パンフレットやHPに記載されている言葉をコピペをしてはいけません。

大学のパンフレットは不特定宅数に向けて作っているため、間口を広げるために、具体的には書かれていません。受験生はこれとは逆の立場ですから、できるだけ具体的に書いて、その具体的な例が大学の求めていることと合致すると言えば良いのです。ですから、「様々な視点から」「幅広い知識を」などパンフレットやHPによくある言葉は受験生としては使わないほうが良いでしょう。

コツとしては、カリキュラムや留学制度、大学の先生など固有名を入れることです。

また、大学を調べると同時に大学の立場になって考えてみることも重要です。大学の立場になったときにどういう学生を欲しているのか。また、志望理由書で判断するとはどういうことなのかということについて考えてみるのです。

つまり読み手の立場を考えるのです。

ついつい書きたいことをすべて書こうとなりがちな志望理由書ですが、そうしたことよりも、どうしたら興味をもってもらえるかということを常に意識して書くほうが、はるかに相手の立場になっています。

そうすると、形式的に「無難に書く」という発想ではなく、読み手にどうやったら興味を持ってもらえるのかという発想になってきます。志望理由書に限りませんが、文章であれ映像であれ最初と最後がもっとも肝心です。だからこそ推敲を練って、読み手に伝わる表現を考える必要があります。そのために重要なのは、どこまで具体的に考えているかということです。ついつい使ってしまいがちな、「グローバルに活躍する」「多様な社会」「持続可能な環境」といった言葉には具体性がなく、何も考えていないことがすぐに分かります。コツは一つのことに絞って深堀して書くことです。「多様な社会」と書くのであれば、今どういった人が不利益を被っていて、その不利益をどうやって払拭できるのか、ということを書くのです。一方で、内容を詰め込みすぎると、しばしば一文が長くなります。読み手のことを思うのであれば、全体的に一文は短めで書いて読みやすくなるよう工夫をするほうが良いでしょう。

次に、己のことを知らなければなりません。

己のことを考えるには次のように考えると良いでしょう。

①将来はどういうことがしたいのか?
②そのきっかけは何なのか?また、どういう活動をしてきたのか。
③そのために大学で何を学ぶ必要があるのか。

上記のことを書く際に、自分の長所やこれまでの活動といったことも当然重要ですが、同時に「社会的意義」も意識しましょう。たとえば、建築学科へ行きたい場合、だれのためにどういった建築を作りたいという視点から離れずに書くのです。自分のことだからといって、内省ばかりしていると、社会的な視点がなくなってしまいます。そうした意味では己を知る場合も、情報収集が重要になりますから、書籍やインターネットを活用しましょう。たとえば、外交官になりたいのであれば、まずは元外交官の本を読んで自分なりに具体的なイメージをもてるようにするのです。

さて、最後に付け加えるとすると、書いた志望理由書は誰かに添削をしてもらうほうが良いでしょう。客観的な意見が聞けるからです。多くの人に意見を求めると、船頭多くして船山に上ることになるので、信頼できる人、一人か二人で良いでしょう。

「運を引き寄せる力」上智大学法学部 公募推薦

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.12.21

私がkipに入塾したのは出願を一か月後に控えた十月でした。
それまでは、普通の予備校で一般受験の勉強と並行して小論文を見てもらいながら、出願書類は、法律関係の仕事についている父と学校の政治経済の先生の手を借りて作成していました。当時は、法律を知っている人に見てもらいながら書けば、間違いないだろうという安直な考えの下、出願書類の作成を進めていましたが、私が作った書類に違和感を覚えていた母が九月末にkipに問い合わせをし、出願まであまり時間がない中でも見て下さると聞いて入塾しました。

そして入塾した日から、出願書類である自己推薦書、課題レポートの書き直しを始めました。

自己推薦書は、自分の長所・短所や今までの経験などを書き出し、そこから、大学でやりたいことと繋がるものを見つけることから、課題レポートはオープンなテーマに対して、どのような切り口で書くかを決めることから始めました。
自己推薦書は内容を固めるまでに4回、そこに推敲を加えながら7回書き直し、課題レポートは切り口を変えながら7回、方向性を決めてからは25回書き直しました。一つひとつ書き直すごとに大沢先生に添削していただき、話し合いを重ねながら少しずつ大学に提出できるレベルのものに仕上げていきました。
最後の最後まで書き直し、出願締め切り日の前日に33稿目のレポートと12稿目の自己推薦書を提出しました。

そして、出願後は当日の試験に向けての準備を始めました。それまでにもやっていた小論文の演習に加え、kipや学校で面接練習をしてもらいながら、学校の政治経済の先生と一緒に想定問答を作りました。出願書類にまだまだ推敲の余地があった分、出願書類について聞かれたら、それを補えるだけの答えを用意しなくてはという緊張もあり、かなり入念に準備したと思います。その甲斐あって、面接に関しては不安を残さず、当日を迎え、楽しく面接を終えることができました。

面接以上に不安だったのは、小論文でした。新聞を読む習慣もなければ、テレビのニュースさえまともに見ていなかった私は、時事問題に疎く、前提知識を要する出題だった場合、手も足も出ないかもしれないと思っていたからです。そのため、小論文のネタ帳のような本を何週も読んで、どんなに浅くても前提となる知識をつけようとしたり、大沢先生に問題を予想してほしいと頼み、いくつか挙げてもらったテーマについて調べてみたり、直前になってかなり足掻きました。しかし、当日、問題を開いてみると、問一が今までメディアで報道された児童虐待に関する事例・事件の概要を300字程度で書かせる問題で、とても付け焼刃の知識で太刀打ちできるようなものではありませんでした。しかし、幸い、以前に関心を持っていた時期があり、本を読んだり、実際の事件をもとにした映画を見たりしていたこともあったので、ある事件について母親が我が子を虐待するに至るまでの経緯も含め、かなり詳細に書くことができました。今考えても、この小論文の出題は本当に運がよかったのだと思います。

そして、試験の10日後、学校で合否発表を見ました。結果は合格。大沢先生と家族にLINEで連絡し、仲の良い友人と担任の先生、想定問答を一緒に作ってくれた政治経済の先生にすぐに報告しに行きました。まだあまり実感が湧いていない私よりも喜んでくれる先生や友人を見て、運はもちろん、何より人に恵まれたのだと感じました。ずっとそばで応援してくれていた家族や友人、「学校の先生は好きなように使って」と全面的に協力してくれた担任の先生、面接前に毎日、朝・昼・放課後と想定問答を一緒に作ってくれた政治経済の先生、そして何より出願まで残り少ない中で受け入れて下さり、親身になってご指導くださった大沢先生をはじめ、kipの先生方には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

他人と差がつく志望理由書の書き方(動画)

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.10.13

他の人よりも一歩先をいく志望理由書の書き方について話をしています。

【動画はページの最下部にあります。以下は動画のテキストバージョンとなります。】

>>合格を目指す方は「総合型選抜入試・AO入試/小論文対策コース」もご覧ください!

はい、こんにちは、Kip学伸塾長の大沢です。
今日はですね、一歩先をいく志望理由書の書き方ということについてお話をしていきます。

前回と言いますか、数分前の動画でですね、志望理由書の書き方について
こういう風に考えるんだよということで、過去現在未来3つの点をですね、
つなげていってセルフストーリーをつくっていくというお話をしました。
ただですね、ネットで調べていただいても
あるいは志望理由書の書き方の本なんかを読んでもですね、
言葉が違ったり若干表現が違ったりはあっても基本的には同じようなアプローチで
志望理由書の書き方なんかが書かれています。

英語数学といった一般入試にある、いわゆる勉強の科目というのは模範解答があって、
唯一無二の答えがあってその回答に近づく、あるいは解答に至るということで
正解を競う、そして正解の数が多ければ合格ということになりますが、
この志望理由書の書き方、
あるいはまあこの総合型選抜そのものがですね、
そのようなもので測れない唯一無二の正解がないというところが大きな特徴ですから、
みんなと同じような書き方をしていると
そのユニークさが出せないです。

ちょっとポイントとして今挙げましたユニークさということで、
ユニークというのは唯一無二ということですよね。
例えばですね、僕は毎年、沢山の志望理由書を見たり、
添削をしたり書き直しをさせたり、色々してますけれども、
多くの人が同じようなフォーマットに従って書いて、
結論として、よって私は貴学部を志望します、とかいうような形で結論を得ている人がたくさんいます。
でもそれってこのようなフォーマットですよっていう決まりがあるわけではありませんし、
反対の立場、つまり読み手の立場に立ったらそこってそんなに引っかかることなのかなと思います。

つまり当然、志望していることは分かっているわけですから、だから志望理由書を書くわけです。
分かりきった事を本当に書く必要があるのかなと。
そういうところで工夫をしていって、ユニークさを出していってほしいと思ってます。

特にまあ書き出しそれから最後っていうのは非常に
工夫するべきところだと思いますので、
何十回と書き直して、いろいろ流れが出てきた中でも、
最初と最後は特に推敲を練ってですね、
読み手がハッとするような文章を書くのが、
読んでいて、この子面白いなと思ってもらえるコツだと思います。

いいですか、まずはそうですね、文章の工夫ということで、
まあ最初の部分、最初と最後の工夫ですね。
で今ですね、こういう形でテキスト、
塾のオリジナルの志望理由書持ってきたんですよ。
ここにはですねこれまでに合格したいくつかの子の
出だし・最初と最後の例文だとか、そういったものも入っています。
一番最後は慶応大学に入った子の文章なんかも入ってますので
まあ過去に受かった人・先輩の文章なんかを参考にするとこういうふうにして
工夫してるんだなっていうのがわかる、と。

それからですね、自己推薦という入試制度、
今もちろんありますけども総合型選抜のひとつに含まれるこの自己推薦というのがですね、
他のAO・公募と比べてもこれまでの活動実績が重視される傾向があります。
前回お話ししたように、過去現在未来のその3つ点をつなげるという話をしましたけれども、
学部学科によって、その過去の、これまでの実績を重視するのか、
それとも大学で何をしたいのか、大学はこういう人物を求めますよっていうのを重視するのか、
それとも未来の職業ですね、
看護師になりたい、お医者さんになりたい、学校の先生になりたいというような
未来を重視するのかっていうので、若干この総合型入試も分かれてくるんですけども、
この中でも過去を重視するようなところというのは
例えば自分はなになにで全国大会に出たとか、日本選抜に選ばれたとか、
海外でこういうことしてきたとかっていうようなことを重視するところが多いんですけれども、
これはですね、
著しい成績ですと当然まあ得点が高いと言うと変ですけども、ポイント高いわけです。
これまでですね
僕も教えてきた子の中で
一番印象に残っているのは実際の囲碁のプロの人でした。
新人王を取ってですね、最年少で新人王を取ってということで、
世界ツアーに毎年出てたりとか、
そういうような人だったんですけど、
それで実績が素晴らしいと当然ポイントが高いわけですが、
皆さん当然ですけども全ての人がそのような素晴らしい実績を
持っているわけではありません。
しかしこの実績が素晴らしく見えれば見えるほど、
大学にとってはこの子面白いなと思ってくるんです。

じゃあその、悩むわけですね、どうしたらいいかと言うと
実はですね、頭を使って少し工夫すれば
そんなにすごいことじゃなくてもユニークな存在になれるんです。
何かといいますと、例えばですね、
1万人あるいは10万人、
自分の同世代の中でも、
自分はこれだと10番以内に入る、あるいは100番でもいいかもしれませんけど、
その全国トップレベルは難しかったとしても、
10人集まったうちの1位ぐらいかなっていうようなものだと、
考えればあると思います。
その、10人集まったうちだったら1位になれるかなっていうのを
3つつなげることによって、
こうすることによって、
1/1000の存在になれればいいです。
具体的に言いますと例えば
私英語好きなんだ、と。
たくさんの人が英語好きだと思いますが、
英語というのはですね、帰国子女姓の、帰国子女も増えているので、
簡単に英語が少しできるぐらいで私英文科いきたいのよねということは、
アピールになりません。
僕も塾で小学生から高校生まで教えていますけれども、帰国子女の子、
小学生でも帰ってきて、その専門のですね
塾に行って、英検1級とかも珍しくなくなりました。
小学生で英検1級です。
そうなるとじゃあ高校生だとどんなレベルなんだという話になってしまうので、
英語はあくまでも好きとかちょっと得意くらい、それでいいと思います。
なぜなら英語だけで勝負できるほど甘くないんです。
でもこの英語以外なら、
例えば文章を書く、私昔から作文書くの好きなのよねとか、
文章書くの得意だから先生によく褒められたとか、そういうようなものがある。
それからそうですね、
例えば自分はミステリーが好きなんだ、とか。
昔からミステリーを読むのが大好きで、っていうようなことがあったとすると、
英語が得意な人、ちょっと書いてみましょうか、
例えば、英語が得意と。
得意といってもそんなべらぼうではないということですね。
それから文章書くのが得意だと。
それから、ミステリーが好きだとなりますとそれぞれの要素はそんなに珍しくありせん。
例えばミステリーが好きだからって大学に行けるわけではありません。
ところがこの3つをつなげるとですね、
なかなかそんな人はあまりいないと思います。
これをうまくつなげたら、
将来私が、あるいは僕は、
日本の今輝いているミステリーをですね、英語で出版するのが夢だというようなことを
書けるかも知れませんし、
反対にオーストラリアでまだ日本語に訳されてないけど、
この人の本面白いなっていうのを紹介したいんだと。
それがぼくのわたしの夢なんだっていうようなことです。
だから大学でこういうことをやって、こういうことを学びたいということを
つなげていくわけです。

こうしたことを、今こうパッと例として出しましたけれども、
簡単にはもちろん見つかりません。
ですから、工夫をしなければいけないわけです。
自分がやってきたことが、どういう風に武器になるのかということに
頭を使うわけです。
つまり、この総合型入試とはそういうところで頭を使わないと、
パッと読んだ瞬間に。私は帰国子女です、英語が得意です、将来海外住みたいです、だと、
なんのユニークさもないわけです。
読んだ人がですね、面白いなと思ってもらえる視点を
どれだけ入れられるかということです。

僕の教えた生徒で、
去年おととし、数年前ですね、2年ぐらい前に横浜市立大学というところに受かった
女の子はですね、中高一貫校の、私立の中高一貫校の高校に行ってたんですけども、
中1から生物部にいたそうです。
その生物部自体全然珍しくないんですけども、話を聞いてるとですね、
結構本格的な活動をしていました。
そこからですね、色んな話をしてどうやったらそれがつながるかと、
何十回話し合ってですね、
最終的に、そこからどこにいったかというと、昆虫食というところに行って、
昆虫食から、途上国あるいは貧しい国の貧しい人たちの貧困をなくすと。
昆虫食の普及という話になって。
で実際、彼女は昆虫を食べに行ってですね、写真を撮ってそれをプレゼンにして、
とてもユニークな存在になって、もう受験する前からこれだけを得られてるんだから、
合格も間違いないだろうということで、
見事に合格を勝ち取ったと。
戦略です。
ユニークさを競うということです。

それからですね、他にもまあ実際にどうやってユニークになれるのかわからないって言った時に、
どういう発想があるか。
たくさんあるんですけど、ここで一つだけ。
例えばですけども、海外の視点を入れてみると。
特にまあこれ志望理由書というよりも、小論なんか特にそうかもしれませんが、
小論っていうのは基本的にイエスノーをはっきりさせる、是非を問うものが多いわけ。
例えば日本で、中学生の制服着用、
ほとんどの学校で義務付けられていますよね。
あるいは、髪型だったり髪の色だったり染髪禁止、
まあ要するにカラーをつけたりするの禁止と言ってる学校、中学校多いと思うんですけども、
それについてどう思いますか、あなたの意見を、と言うと。
まあ、私はその中学生のカラーリング、髪の毛を染めることに賛成ですか反対ですか、
という小論を書いたりするんですけども、
そういった時にですね、
ふとした時に考えた時に海外はどうなってるのかなっていうような視点をいつも考えておくと、
なんかこう発想するときにですね、ちょっと違った視点から
ものを考えることができるんだよね。
そういうような習慣をつけてですね、何か文章を書くと。
志望理由書なんかでも、これって海外だとどうなのかなっていうような風に考えてみると、
視野が少し広がるので、ほかの人とは違った視点からものが書けると思います。

そうですね、あとは、わざと普通の人だったらこう言うだろうっていうのと逆の表現、
逆張りって言いますけど、そうやって逆張りの発想でものを書くというようなのも
一つのアイデアです。
ユニークさは多彩です。
昔ですね、上智大学歴史学科に入った、
公募推薦で入った女の子がいるんですけども、
上智の史学科はですね、あれがあるんですね、
課題レポートがあってですね、
その時の課題レポートの内容が
タイトルがですね、食料生産と飢餓の歴史に付いて書け、と
なんでもいいわけですけども、
食料生産と飢餓の歴史、とあったんですけれども、
彼女が最初に書いてきたのは、江戸の三大飢饉について何かを調べて書いてたんですけども、
それじゃあつまんないよっていうので、
逆の発想で書こうというので、
日本で飢餓の歴史はあったけども食糧生産は十分だったと。
普通思うのは食糧生産が足りないから飢餓が起こるよ、食料生産を増やそうねって話ですけど、
そうじゃなくて、生産量は足りてたけどもうまく必要なところに届いてないから、
というような発想。
現代、現世界でもそうですね。
先進国といわれる日本なんかでも物は溢れてます。
食べ物もたくさん、日本だと二十数パーセントが廃棄されています。
ところが一方で、貧しくてご飯食べれない国もあるので、
これって何でって言うと、
あるところにありすぎて、必要なところに届いてないってことです。
こういう発想で書いていって
しかもですね、お父さんなんかにも手伝っていただいて、
excel でグラフなんかも作りました。
そうするとですね、
大学の先生に、「グラフ書いてきたの、君が初めてだ」と言ってもらった。
こういうのもユニークさで目に留まるわけです。
歴史のレポートなのにグラフを書いてきた。
こんな風にして石高と…というようなことですね。
そういうのも他の人がやってない発想で考えて作ってきました。

それから、当たり前なんですけども、
内容を深めよう、という話です。
志望理由書を書く、一つ一つ書くのでも内容を深める。
で、じゃあどうやって内容を深めるんだろうというと、実は簡単です。
例えば1200字の志望理由書を書くのに、1200字しか書かないと内容は深まりせん。
1200字の志望理由書を書くのであれば、1万2000字の志望理由書を書けばいいわけ。
1万2000字書いて、そこから必要なものにするために
削って削って…として、
本番に出すものは、削ったこの一番ピカピカに磨いたものを提出するわけ。
その前には捨てた九割の文章があるわけですよね。
ですから、たくさん、実際の量よりも書く、ということです
量を書くということです。

それからもう一つ志望理由書を書きながら同時にですけども、
面接も考える。
面接も同時に考える、と。
当たり前ですけども、面接があります
で、面接で、志望理由書に書かれていることでツッコミ入れたくなるとか、
先生たち当然ツッコミを入れてくるので、
そういうことも考慮に入れて、
面接でこうやって聞かれたら、こうやって答えようと。
ここではこれだけしか量の関係で書けないけれども、
その背景には、僕5分でも10分でも語れるよっていうふうに、
面接も同時に考えつつ、
志望理由書を書くということが重要です。

そういう感じでですね、
内容を深めるにあたっては、
やはり少しちょっと話が大きくなりますけれども、
その志望学部とですね、学科でもいいですけども、
志望学部学科と、社会の接点を考える。
常にですね、考えるときに、
社会というものを意識してほしいと思うんです。
皆さんは大学に行くのは当然、
自分のキャリアを作っていったり、いい大学に行きたいなとかっていう、
自分の事を考えていると思いますけども、
当たり前ですけど、社会に出るということは社会に貢献していくということです。
そして社会に貢献できる人物を作る専門機関の1つが大学です。
君のキャリアが、君がお給料高い会社に入れたらいいよねっていうようなことで、
大学があるわけではありません。
ですから、当然本心の中では自分のことをたくさん考えているかもしれませんが、
これを機にですね、
一体自分のやっていること、自分の行きたいところに行くと、
社会にどういう形で貢献できるのか。
あるいはですね、
時事問題なんかも調べて、新聞なんか調べて、
調べたり読んだりしてですね、切り抜きをしてノートをつくっていくといいと思うんですけども、
そういうときはですね、
まあどうしたことが、自分の行きたい学部が今どういう問題があるのかと
いうようなことを知っておくことが当然重要です。
あるいは今後来たるべき社会、今日本だけではなくて世界も大きく変わっています。
特に日本はですね、少子高齢化と言って、老人が今から20年かけてどんどん増えていきます。
反対にですね、子供はどんどん減っていきます。
大きな問題になってきますし、
社会のあり方が変わってくるので、
その来たるべき社会のことを想定しながらですね、
今とは違う価値観になることを読み込んだ上で、考えた上でですね、
自分は将来こういうことをしたい、というようなことを
考えて欲しいと思います。

例えばそうですね、看護師とか。
今、これからも、看護師ってどんどん必要になると思いますけど、
今後はその地位も上昇していくと思います。
これまではお医者さんがいて、
お医者さんをあくまでもサポートする存在としての看護師だったと思いますけども、
これからはですね、患者さんも増えてきますから、
お医者さんがいて、患者さんがいて、看護師がいて、
看護師というのは一番患者と近い存在です。
ですから、今までこういう縦関係になっていたのがそうじゃないよということで、
予防も含めて、あるいは病気ではないけども、
どんどん歳をとって高齢が進んでいるので、病院に通わなければいけないとか、
そういうような人も増えてきますから、看護師の役割というのが変わってきます。
あるいはAIなんかが発達していると、今手作業でやっているお医者さんの作業のなんかも
機械がやる時代が近いうちに来る。
そうすると変わってきますので、そうしたことも最新の情報なんかも
自分なりに調べてですね、それを分かった上で。
お父さん、お母さん、あるいは先生が言ったからこうなんだよねって思うことは危険です。
なぜならお父さん、お母さん、あるいは先生というのは、
あなたたちよりも、皆さんよりも年齢がずいぶん上です。
その時の価値観はこうだった、こういうふうに思われてるっていうのはあるかもしれませんが、
今後はそういうものも大きく変わってくるので、
皆さんは自分の頭で考え、今後こうなるからというようなことを理解した上で、
あるいは自分なりの頭の中で答えを出した上でですね、
志望理由書を書いていくと内容が深まっていきます。

今日はここまでにしておきます。
ユニークさということで他の人と差をつけるためにどういう発想するとか、
どういうことを気をつけるのかというのと、
書かれている内容を深めるためにはどうすればいいのか、
といったお話をしました。
それでは今回はこれで終わりです。
頑張っていきましょう。

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上智大学総合人間科学部心理学科 公募推薦(動画)

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.09.21

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ポイントは圧倒的な課題文の量をどうやって読みこなしていくのかだと思います。

詳細知りたい方は、こちらをどうぞ。https://www.kipgakushin.com/sophia.html

上智大学総合グローバル学部 公募推薦 小論概説(動画)

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.09.15

上智大学総合グローバル学部公募推薦に出題される小論文について話をしています。

ポイントは世界的問題(グローバルイシュー)について、グローバルとローカルの視点がそれぞれどのようなものであり、そのような差異から生じる摩擦をどうやって解決するのかを、自分なりに考えているかどうかです。

早稲田大学社会科学部 自己推薦の小論文 予想(動画)

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.09.15

早稲田大学社会科学部の自己推薦の過去問の解説と、いくつかの予想動画を挙げています。

上智大学総合人間科学部社会学科 公募推薦 対策(動画)

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.09.15

上智大学総合人間科学部社会学科の公募推薦対策動画です。

出題されている小論文の概要を話しています。

ポイントは

・60分で800字程度を書く
・「格差」についての出題が多いので、自分が興味がある「格差」について書けるようにしておく

です。

【上智大学総合人間科学部社会学科】公募推薦 攻略(動画)

カテゴリー:志望理由書の書き方2021.09.08

上智大学総合人間学部社会学科、公募推薦の小論文の概説です。

キーワードは「格差」

自分なりの格差問題をどうやって書けるかがポイントとなります。

3分で分かる志望理由書の書き方(動画)

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これまで志望理由書の書き方についてはいくつかアップしてきましたが、3分でまとめたものを挙げてみました。

AO入試5月に準備すること(動画)

カテゴリー:ブログ2021.05.19

総合型選抜入試を考えている高3生が5月に準備することについて動画を投稿しました。ぜひご覧ください。

志望理由書は一瞬で改善できる(動画)

カテゴリー:ブログ2021.02.19

いちおう書いてみたものの自分の志望理由書のでき具合がよく分からない。こんな悩みを抱えた人は多いでしょう。

この動画では、一つのことを意識するだけで、簡単に改善できる方法を話しました。

みなさんこんばんは、Kip学伸塾長の大澤です。
今日は志望理由書を一瞬で改善する方法を、具体例をあげながらみなさんにお話ししていきたいと思います。

志望理由書、推敲を練ったり、添削してもらったりで大変な思いをすると思うんですけども、まずその前にですね、自分が書いたその文章をちょっとしたことですごくよくなるという方法があるので、そのお話を今日はみなさんにしていきたいと思うんですが、まずはいくつか文章でよくありがちな文章というのをあげてみました。4つか5つあげてみたので、それを具体的にどうやって直す、どうやって一瞬で直すのかについてお話していきたいと思います。

まずは最初なんですけれども、読んでみましょう。

「私は将来、日本だけでなく地球規模で考えるグローバルな視点でさまざまな課題と向き合う仕事がしたいです。

フィールドワークが充実したカリキュラム、論理的思考力が高まるゼミに参加して夢に向かって進みたいです。」

これ段落で、別の文章だと思ってください。

「オープンキャンパスで貴学の存在を知りました。その際に説明会や模擬授業を受けましたが、こんなにも興味が湧く学部に出会ったのは初めてでした。

貴学では他大学に比べ、会社法、労働法などの企業活動に関係する法律を重点的に学ぶことができる。」

こうしたこと、もちろん文章は実際にこれと同じってことはなくても、同じようなことを書いている人いると思います。どうやって直していくのか見ていってみましょう。

まずは改善すべき点として、この赤く書いているところですかね。

「私は将来、日本だけでなく地球規模で考えるグローバル視点で様々な課題と向き合う仕事がしたいです。」

こうやって書く人すごく多いんですけれども、突っ込みどころとして様々な課題っていったいどんな課題?課題と向き合う仕事、どんな仕事?具体的に書かれていません。様々なという表現でごまかされています。

次の文章、
「フィールドワークが充実したカリキュラム、論理的思考力が高まるゼミに参加して夢に向かって進みたいです。」
カリキュラム、どんなカリキュラムですか?
フィールドワークが充実したというのは、どんなフィールドワークがあるのか?
論理的思考力が高まるゼミってどんなゼミなのかを具体的に講義名を書いてもいいでしょう。先生の名前を書いてもいいでしょう。具体的なことをもっと書きましょう。

次にですね、
「オープンキャンパスで貴学の存在を知りました。その際に説明会や模擬授業を受けましたが、こんなにも興味が湧く学部に出会ったのは初めてでした。」

志望するきっかけを書いているのでしょうが、何に興味を持ったのか、こんなにも興味が湧く学部っていうんですけれども、話された先生のどこに興味を持ったのか具体的に書きましょう。

「貴学では他大学に比べ、会社法、労働法などの企業活動に関係する法律を重点的に学ぶことができる。」

とありますが、なぜ他大学と違うのか、他大学と違うことが学べるのはわかったんですけれども、なぜそうなのか?具体的な授業、たとえばカリキュラムの内容について書きましょう。

さて、4つ5つですか?例をいくつかあげて、こういう風に直して方がよくなるのではないかといったことを踏まえますと、ここで話してたことは一つにつきます。

何かっていうと、文は具体的に書こうと、さっきから言ったのはこれ具体的に書きましょうねと話しています。

いいですか、志望理由書をよりよくするためには文章はできるだけ具体的に書くということです。具体的ってなんですかというと、読み手が読んだときにイメージできるということを基準に考えてください。

簡単な方法としては、一瞬で直せる方法としては、自分で読み直してみて、「色々な」「様々な」「たくさんの」「数多くの」といった表現が使われているところが具体的でない可能性が高いです。特に「様々な」という言葉は非常に便利ですが、それを使ってしまうとふわっと曖昧な表現になってしまうので、そこを直せばより具体的なものになります。

具体的になるとどうなるか。

具体的なものになってきますと、内容がより深くなっていきますし、頭を使うことになります。実際にですね、うちの塾で添削のやりとりをしていったのをここで公開してみたいと思います。

より具体的に書かせていくとどんな文章になるのか、ということで、

まずは①、
「中学一年生のときから、自分で採集した蝶についての記録をつけ、生態などを調べて図鑑を作ってきました。」

なんかのきっかけでこういう文章が出てきたので、書いてきたので、添削として面白い経験なのでもう少し詳しく書いてください。細かく詳しく書いてくれと言いました。
そうするとですね、

「中学一年生のときから、自分で採集した蝶についての記録をつけ、生態などを調べて図鑑を作ってきました①。図鑑の蝶の数は6年で100種を超えました。文化祭の見学者や、OB・OGの方にもほめていただくことが②多かったです。中には作った図鑑を見て、私の説明を聞いてくれた人がこの部活に入りたい、と思い入部してくれることもありました。自分の好きで作った蝶図鑑が多くの種類を記録し、人々の心を動かせるものとなったことに私はとてもやりがいを感じました。」

ずいぶん詳しく書いてくれましたが、ここで①、②と書いてあるところですね、

① というのは図鑑を作ってきた、なんで図鑑を作ってきたのかということをですね、それからどういう特徴がある図鑑か。作っている人は蝶の図鑑を作りましたよっていうと、自分が作ってみたものを思い浮かべられると思いますけれども、読み手としてはですね、それを見てその部に入りたいなと思う人がいたぐらいの図鑑なのであるから、どういう特徴のある図鑑なのかを知りたいと思うんです。具体的に書いてある。
② またそれからOB・OGにほめられることが多かった。なにをほめられたのか?具体的にほめられたことについて書いてみようという話をしました。
③ そうしたことを踏まえますと、こんな感じで、「私は部活では蝶を専門として扱っています。蝶を知らない人に蝶の特徴や良さを伝えていくために、最もふさわしい方法は図鑑を読んでもらうことだと私は考えました。」理由を書いてますね。
「そこで、私は中学1年生のときから独自に部で採集した蝶についての記録をつけ、生態などを調べ、蝶をわかりやすく、かつ見やすいように説明できるようにしたい、ということを目標に掲げ、試行錯誤しながら図鑑を作っていき、その数は6年で100種を超えました。」ずいぶん細かくなってきました。
「先生や文化祭の見学者、OB/OGの訪問者に図鑑の蝶の種類の数やレイアウトなどをほめられることが多く、」具体的にレイアウトだったりをほめられたと書いてあります。「私の説明を聞いてくれた人が入部してくれることもありました。」

こういうような感じで、掘り下げていけるわけです。具体的に書くことによって、自分が曖昧により深く考えなければいけないのに、その手前で止まっていることがもっともっとですね、頭を使って、これってどういうことだったのかなと、曖昧に終わらせないで済むということです。

具体的に書くためによく調べ、よく考える。
自分のことでしたら調べるというよりよく考えるということになりますけれども、相手の大学のこと、カリキュラムの事、あるいは大学の理念だったり学部のことだったりであれば、調べることです。曖昧に終わらせてはいけません。よく考える自分のことであればなぜこうだったのかな、どうしてこうなったのかなというのを具体的に掘り下げていくと。志望理由書っていうのはこういうところで頭を使うのです。

実際にですね、よく調べよく考えるということは、メモの数も膨大になってきます。どれくらい勉強するのかということで、前回動画にも出演してもらった慶應大学の看護医療学部に入った子の実際に作ったノートの数だとかをちょろっと見ていただこうと思います。こちら、向こうがノートです。慶應の実際に大学に行って買って、志望理由書用のノートと面接用のノート、こちらの方は切り抜き、資料だったり新聞の切り抜きだったりをクリアファイルに入れていったものです。膨大な数、この中にも10冊くらいありますね。それから、こちらが実際に読んだ書籍、AO入試の時に読んだ本、でこちらが、実際に集めた資料だったりパンフレットだったりインターネットから探してプリントアウトしたものの一部です。こういうような感じでよく調べてよく考えて推敲を練ることによって具体的になり、より内容が深いものになっていくわけです。
これを見ているみなさんは、文章が一瞬でよくなるということで、具体的ということを意識して志望理由書を書いていってほしいと思います。

それでは今回はこの辺で。