Kip学伸のブログ



奈良女子大学――日本に2校しかない、国立女子大学の一つ

カテゴリー:学校紹介2026.05.10

本日は先週のお茶の水女子に続き、国立の女子大である奈良女子大学についてお話しします。

最初に、一つ重要な前提をお伝えしたいと思います。日本の国立大学の中で、女子大学はたった2校しかありません。東京のお茶の水女子大学と、奈良の奈良女子大学。この2校だけです。私立の女子大学は全国にいくつもありますが、国立に絞ると、この2校だけという非常に希少な存在です。このチャンネルではこれまで、神戸女学院・津田塾・白百合女子・お茶の水女子大学を取り上げてきましたが、奈良女子大学はお茶の水と並んで「国立女子大」という唯一無二のカテゴリーに属しています。この時点で、私立女子大とは全く異なる話になります。

 

お茶の水女子大学との違い

よく「東のお茶の水、西の奈良女」と並べて語られます。同じ国立女子大でありながら、この2校はかなり異なる性格を持っています。まずお茶の水女子大学は、東京という立地もあり、全国から優秀な女子学生が集まる「全国区のエリート女子大」という性格が強い大学です。偏差値帯も高く、外部との競争も激しい、いわば「ハイレベル競争型」の大学です。

一方で奈良女子大学は、歴史的に「関西圏の優秀な女子の安定した進学先」という役割を担ってきました。全国区というよりは関西圏における信頼感、競争よりも蓄積と継続に強い環境、これが奈良女子大学の本質的な立ち位置です。ただしここで、単純に「お茶の水の方が上」と結論づけるのは浅い見方です。この2校は、そもそも向いている人が違います。

 

奈良女子大学が2022年にやったこと

奈良女子大学について語る上で、近年の大きなトピックに触れないわけにはいきません。2022年度、奈良女子大学は女子大学として日本で初めて工学部を新設しました。これは単なる学部追加ではありません。「女子大のまま工学部を作る」という選択に、明確な意図があります。

共学の大学では工学部生の8割以上が男性です。そういった環境では、女性はどうしてもマイノリティーになりやすい。そこで女子大に工学部を置くことで、女性が心理的な負担なく工学を学べる環境を作ろうというわけです。実際に初年度の入試では工学部の倍率は平均6倍と、非常に高い関心を集めました。志望動機のアンケートには「共学だったら工学部に行くつもりはなかったが、女子大に工学部ができると聞いてエンジニアを目指す気になった」という声が複数あったといいます。

興味深いことに、お茶の水女子大学も同様の動きをしています。2024年度に共創工学部を開設しており、2校とも「女子大×工学」という方向性を選んでいます。国立女子大2校が揃って工学系を強化しているという事実は、時代の要請として非常に示唆的です。

 

奈良女子大学の3つの強み

話を戻して、奈良女子大学そのものの強みを整理します。

一つ目は、環境の落ち着きです。 奈良という土地柄、コンパクトなキャンパス、歴史ある静かな雰囲気。これは単に地味ということではなく、学習に集中できる環境が整っているということです。お茶の水女子大学が「都会型の競争環境」だとすれば、奈良女子大学は「蓄積型の学習環境」と言えます。

二つ目は、少人数教育の密度です。 規模が小さいぶん、教員との距離が近く、研究指導が丁寧という特徴があります。大規模大学ではなかなか実現しにくい、学部教育の質の安定感があります。

三つ目は、進路の安定性です。 教員・公務員・地元優良企業といった堅実な進路への実績が積み重なっています。派手な実績は出にくいかもしれませんが、確実に力をつけて社会に出ていく。これが奈良女子大学の一貫したスタイルです。

 

どんな人に向いているか

以上を踏まえて整理すると、奈良女子大学に向いているのは次のような人です。

落ち着いた環境でじっくり学びたい人、競争よりも自分のペースで積み上げていきたい人、堅実な進路を見据えている人、そして工学・理系に興味があるが共学環境に抵抗を感じている人。

逆に、全国トップ層と切磋琢磨したい、都市型の刺激的な環境で学びたいという人には、お茶の水女子大学の方が合っているでしょう。

 

まとめ

奈良女子大学は、日本に2校しかない国立女子大学の一つです。お茶の水女子大学とよく比較されますが、この2校は「どちらが上か」ではなく「どちらが自分に合っているか」で選ぶべき大学です。そして奈良女子大学は、女子大として日本初の工学部を新設するという形で、静かに、しかし確実に進化を続けています。キラキラした派手さはないかもしれませんが、「確実に力をつけて堅実に社会に出ていく大学」としての価値は、今も変わっていません。

大学選びでは、偏差値だけでなく「どの環境で自分が伸びるか」を見ることが大切です。その意味で、奈良女子大学は今でも非常に有力な選択肢の一つです。

本日は奈良女子大学についてお話しました。ありがとうございました。

 

お茶の水女子大はオワコン?

カテゴリー:学校紹介2026.05.03

本日は、お茶の水女子大学についてお話をしていきたいと思います。これまで、津田塾大学白百合女子大学、そして神戸女学院大学といった、いわゆる伝統的な女子大学について、「昔と今」を比較することをしてきました。いずれの大学も、かつては非常に高い評価を受けていた一方で、現在は当時と比べると立ち位置が変わってきている、というお話をしてきました。

 

そうした流れもあって「女子大はもう厳しいのではないか」「女子大はオワコンなのではないか」といった声を耳にすることも増えてきています。しかし、ここで一つ重要なことがあります。それは、べての女子大学が同じように変化しているわけではないという点です。

 

本日取り上げるお茶の水女子大学は、そうした中でもかなり特殊な存在です。結論から申し上げますと、お茶の水女子大学は、昔から現在に至るまで、大きく評価を落としていない数少ない女子大の一つです。なぜこの大学だけが、他の女子大と違う動きをしているのか。
本日はその点を、歴史と現在の状況を踏まえながら整理していきたいと思います。

 

まず、お茶の水女子大学とはどのような大学なのか、簡単に確認しておきます。お茶の水女子大学は1875年に設立された、東京女子師範学校を前身とする国立大学です。現在は文教育学部、理学部、生活科学部などを持つ、女子の総合大学となっています。ここで重要なのは、「国立大学である女子大学」という点です。日本には女子大学が数多く存在しますが、その多くは私立大学です。その中で、お茶の水女子大学は数少ない国立の女子大学であり、この点がまず大きな特徴になります。

 

では、昔のお茶の水女子大学はどのような位置づけだったのでしょうか。1980年代から90年代にかけて、お茶の水女子大学は女子の進学先としては最上位クラスの一つでした。

当時はまだ、東京大学をはじめとする難関国立大学において、女子の割合が現在ほど高くはありませんでした。そのため、学力の高い女子受験生の中には、お茶の水女子大学を第一志望、あるいは有力な選択肢とする層が一定数存在していました。

また、教育・研究志向の強い学生が集まりやすく、教員や研究者、公務員といった進路に強い大学としての評価も確立されていました。いわば「女子エリートのための国立大学」という位置づけだったと言えるかと思います。

 

【1980年代後半〜90年代】

・偏差値:60〜65前後
・位置づけ:
 上位国立(筑波・横国あたりと近い)
 女子では最上位クラス

 

 

では現在はどうなっているのでしょうか。結論から言えば、お茶の水女子大学は現在も難関国立大学としての地位を維持しています学部や学科によって差はありますが、偏差値帯としてはおおむね55〜65前後で推移しており、地方の国立大学と比較しても上位に位置する水準です。

また、特に理学部や生活科学部といった分野では、現在も安定した人気があります。他の女子大学が大きく偏差値を落としてきた中で、この安定感はかなり特徴的です。

 

【2000年代】

・偏差値:58〜63前後
・特徴:
やや下がるが大きな崩れなし
東大・早慶への流出が少しずつ増加

 

【現在(2020年代)】

・偏差値:55〜65程度(学部差あり)

・文教育:55〜60
・理・生活科学:60前後〜上振れ

※偏差値は目安です。模試や時代によって異なります

 

 

では、なぜお茶の水女子大学だけが、このように「崩れなかった」のでしょうか。ここが本日の一番重要なポイントです。理由はいくつかありますが、まず一つ目は、国立大学であるという構造的な強さです。私立大学の場合、人気が下がるとそのまま志願者数の減少につながり、結果として偏差値も下がりやすくなります。一方で国立大学の場合、学費の安さや入試制度の特性から、一定数の受験生が必ず受験します。そのため、人気の変動があったとしても、極端に難易度が崩れにくいという特徴があります。

お茶の水女子大学はこの「国立」という枠組みの中にあるため、他の女子大とはそもそも前提条件が異なっています。

 

二つ目は、大学の価値が「ブランド」ではなく「中身」にあることです。津田塾や白百合などは、かつては「女子大ブランド」そのものが大きな価値を持っていました。つまり、「その大学に通っていること」自体が評価につながる側面が強かったわけです。一方でお茶の水女子大学の場合は、


・研究実績
・教育内容
・進路実績

といった、より実質的な部分に評価の軸が置かれてきました。そのため、時代の変化によって「女子大ブランド」が弱まったとしても、大学そのものの価値が大きく揺らぐことがなかったと考えられます。

 

三つ目は、共学志向の影響を受けにくい層が受験していることです。近年は「できれば共学に行きたい」という受験生が増えていますが、お茶の水女子大学を志望する層は、もともと学問志向や環境志向が強い傾向があります。そのため、「女子大だから避ける」というよりも、「この環境で学びたいから選ぶ」という動機で受験する学生が多く、共学化の流れの影響を比較的受けにくかったと言えます。

 

とはいえ、お茶の水女子大学が全く変化していないわけではありません。たとえば、東京大学に進学する女子学生の割合は年々増えて、かつてでおりあればお茶の水女子大学に進学していた層の一部が、より上位の共学大学に流れているという側面はあります。また、「女子大」というカテゴリーそのもののブランド力が下がっていることもあり、昔ほどの特別感が薄れているというのも事実です。つまり、大学そのものの実力は維持しているが、社会の中での位置づけは変化しているというのが、現在のお茶の水女子大学の姿だと言えるでしょう。

 

ここまでをまとめます。これまで見てきた女子大学の中には、
・偏差値が大きく下がった大学
・ブランドイメージが変化した大学

が多くありました。しかしその一方で、お茶の水女子大学のように、構造的に崩れにくい大学も存在しています。女子大という括りで一括りにしてしまうのではなく、「その大学がどのような仕組みで成り立っているのか」という視点で見ることが、これからの大学選びにおいては非常に重要になってくるのではないでしょうか。最後に一言付け加えるとすれば、

お茶の水女子大学は、

・派手さはない
・しかし非常に堅実
・長期的に見て安心できる進路につながりやすい

そういった特徴を持つ大学です。

華やかさやブランドだけではなく、
「何を学び、どのような進路につながるのか」
という観点で大学を選びたい方にとっては、今もなお有力な選択肢の一つであると言えるでしょう。

 

本日は、お茶の水女子大学について、「昔と今」という観点からお話をさせていただきました。

次回は、同じ国立の女子大学である奈良女子大学についても取り上げていきたいと思います。

ありがとうございました。

 

お嬢様大学はオワコン? ~白百合の今と昔~

カテゴリー:学校紹介2026.04.05

本日は、白百合女子大学について話をしていきたいと思います。保護者の方々、あるいはその世代より上の方にとっては、白百合女子大学といえば「カトリックの名門お嬢様大学」というイメージが強くあるのではないでしょうか。実際、一定の年齢より上の世代には、白百合といえば聖心・清泉と並ぶ「カトリック三大女子大」として、別格の存在感を持つ大学というイメージがあるはずです。

ところが今の受験生やその親御さんの中には、「白百合って、正直今どのくらいの大学なの?」と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

実は、保護者世代が持つイメージと、現在の入試における立ち位置には、非常に大きなギャップが生まれています。そのギャップは、津田塾や聖心といった他の伝統女子大と比べても、特に大きい言えるかもしれません。

今回は、白百合女子大学がかつてどのような存在だったのか、そしてなぜ・どのように変わったのかを、データと時代背景をもとに丁寧に見ていきたいと思います。

 

【1】偏差値の変化

【約40年前(1980年代前半〜中盤)】

  • 白百合女子大学(文学部・仏文学科など)
    • 偏差値:62〜65
    • 聖心・清泉と並ぶ「カトリック三大女子大」として別格の存在感
    • 上智大学とのカトリック人脈的つながりもあり、「品格のある難関女子大」として保護者世代に絶大な信頼
    • 「白百合=良家の子女が行く大学」という明確なブランドイメージ

レベルとしましては、現在のMARCH〜上智下位程度の難易度帯に位置していたと考えていただければ想像しやすいかもしれません。

 

【現在(2025年入試)】

  • 白百合女子大学(文学部・英語英文学科など)
    • 偏差値:42〜48(河合塾・駿台・ベネッセなど各模試平均)
    • 大東亜帝国〜日東駒専下位と重なる

※偏差値は目安です。模試や時代、また学部によって異なります。

まとめると

 → 偏差値で約15〜20ポイント近くダウン!

 → 「名門カトリック女子大」から「中堅女子大」へ

→ 保護者世代と受験生世代で、大学イメージが最もズレやすい大学のひとつ

 

【2】昔の白百合

白百合女子大学の源流は1878年、フランスのシャルトル聖パウロ修道女会が来日したことにさかのぼります。1965年に現在の大学として設立。カトリックの精神に基づく厳格で品格ある教育で知られ、長らく「上流家庭の子女が通う憧れの女子大」として別格の地位を持っていました。

 

当時の白百合の強み

  • カトリック系の三大女子大(聖心・清泉・白百合)の一角として圧倒的ブランド力
  • 「お嬢様大学」としての社会的ステータスが就職・縁談にも直結
  • 上品さ・知性・信仰心を兼ね備えた「理想の女性像」の象徴
  • 少人数制・丁寧な教育が保護者世代に深く信頼されていた
  • 受験生より「親が行かせたがる大学」として圧倒的支持

 

【3】人気低下の理由

1990年代以降、白百合を取り巻く環境は大きく変わります。なぜ「別格の女子大」だった白百合が、今の位置になったのでしょうか?

 

偏差値低下の理由

  • 「お嬢様ブランド」の相対的低下 ⇒かつては「白百合卒=育ちが良い」が社会的なお墨付きになった時代があった。しかし現代では、大学ブランドよりも個人のスキルや実績が重視されるようになり、「お嬢様ブランド」の実利的メリットが薄れた。
  • 学部の少なさ・実学系の弱さ ⇒文学部・人間総合学部中心の構成で、ビジネス・情報・看護・国際系など現代的な人気学部が手薄。「何を学べるの?」という受験生の疑問に答えにくい状況が続いた。
  • 立地の問題 ⇒調布市仙川というキャンパス立地は、都心アクセスの良い大学群と比べると不利。渋谷・新宿まで出やすい大学と比較され、特に首都圏以外からの受験生には選ばれにくい。
  • 共学志向・総合大学志向の拡大 ⇒女子大そのものへの需要が縮小する中、同じカトリック系でも共学の上智大学への集中が加速。「カトリック系で国際的な教育を受けたい」層が上智・ICUに流れた
  • 入試方式・広報力の差 ⇒積極的な入試改革やSNS広報に乗り出した他大学と比べ、伝統校ゆえの保守的な姿勢が受験生へのリーチを弱めた面もある。

 

【4】そして、現状

では、白百合はただ衰退するだけなのでしょうか。実は近年、変革の動きが出てきています。

変革ポイント

  • データサイエンス教育の導入(文系女子にも数理・情報の力を)
  • 英語教育の強化(少人数・実践重視のカリキュラムへ刷新)
  • キャリア支援の充実(少人数ならではのきめ細かい就職サポート)
  • 初等教育・心理・保育系の強み継続(資格取得・教育系就職に強い)
  • カトリックの建学精神を活かした倫理・人間教育(AIや多様性の時代に逆に注目)

 

規模の小ささをデメリットではなく、「一人ひとりに向き合える大学」という強みとして打ち出す方向へ進化しようとしています。

 

【5】まとめ・これから

白百合女子大学は、偏差値という数字だけ見れば、確かに昔とは大きく変わりました。しかし、それは「女子大の時代」が終わりつつある中での構造的な変化でもあり、白百合だけの話ではありません。

白百合が今も向いている人は、

 

  • 少人数で丁寧な教育を受けたい
  • 教育・保育・心理系の資格・就職を目指したい
  • カトリックの価値観・倫理観を大切にしたい
  • 落ち着いた環境でじっくり学びたい

そんな人にとっては、今もなお「合う大学」と言えるでしょう。大学選びは偏差値だけではない。ひょっとすると白百合はその最たる例かもしれません。

 

成城学園が人気復活!偏差値が回復した本当の理由

カテゴリー:学校紹介2026.03.18

最近、中学受験の中で再び注目を集めている学校の一つが成城学園です。

ここ数年で人気が回復し、偏差値も上昇傾向にあります。

しかし、少し前を振り返ると、実は一度「低迷期」を経験している学校でもあります。
本記事では、なぜ成城学園の偏差値が再び上昇したのかを、データと背景から整理していきます。


 偏差値の推移から見る「復活」

まずは偏差値の変化を確認してみましょう。

※首都圏模試(男子・合格率80%)

  • 2026年:62

  • 2016年:55(谷の底)

  • 2013年:57

この10年で偏差値が7ポイント上昇しています。

一般に、伝統校は一度人気が落ちると回復が難しいと言われますが、成城学園は例外的に見事な復活を遂げました。


■ 偏差値回復の理由は「複合要因」

では、なぜここまで評価が回復したのでしょうか。
結論から言うと、一つの理由ではなく、複数の要因が重なった結果です。


① 中学受験市場そのものの回復

2015〜2016年は、首都圏の中学受験者数が底を打った時期でした。

  • 2013年:約45,000人

  • 2015年:約43,000人(底)

  • 近年:50,000人超

この時期は、受験者数の減少に加え、
早慶附属・MARCH附属といったブランド志向の強まりがあり、中堅校は相対的に埋もれやすい状況でした。

しかしその後、

  • 少子化にもかかわらず受験熱は上昇

  • 受験者数はむしろ増加

という流れになり、中堅校全体の評価が押し上げられたことが、成城学園の回復にもつながっています。


② 「進学の自由がない」という誤解の解消

成城学園の評価を大きく下げていた要因の一つが、
「外部大学を受験できない学校」という誤解です。

実際には、

  • 成城大学への内部進学を基本としつつ

  • 外部大学の受験も可能

  • Aコースでは推薦権を保持したまま受験可能

という柔軟な制度が以前から存在していました。

しかし、2010年代半ばまではこの制度が十分に知られておらず、
難関大学志向の層から敬遠されていたのです。

つまり、

制度の問題ではなく「情報の伝わり方の問題」

でした。

現在ではこの点が広く認知され、

「内部進学の安心」と「外部挑戦の自由」を両立できる学校

として再評価されています。

個人的には、これが最大の要因だと考えています。


③ 総合型選抜との相性の良さ

三つ目の理由は、大学入試制度との相性です。

近年主流になりつつある総合型選抜では、

  • 評定平均

  • 課外活動

  • 探究活動

  • 人間関係・表現力

といった多面的な評価が重視されます。

成城学園はもともと、

  • 学業一辺倒ではない

  • 豊かな学校生活を重視する

という教育方針を持っています。

つまり、

総合型選抜に強い土壌がある学校

と言えます。

保護者側もこの点を理解し始め、

「どの学校に行くか」が
「どの入試で有利になるか」に直結するという認識が広がってきました。


■ 補足①:保護者・塾業界の評価の変化

もう一つ重要なのが、第三者評価の変化です。

かつては
「外に出られない学校」
というイメージもありましたが、

現在では

「安心の内部進学 × 自由な外部受験」

というバランスの良さが評価されています。

特に塾業界では、

  • 難関志向一辺倒ではない家庭

  • 子どもの個性を重視する家庭

に対して、成城学園を薦めるケースが増えています。

この評価の変化は、志望者の「量」と「質」の両方に影響を与えています。


■ 補足②:「どんな子に合うか」が明確

成城学園が支持される理由として、

向いている生徒像が明確であることも挙げられます。

例えば、

  • 競争に追われず自分のペースで学びたい

  • 将来の進路をじっくり考えたい

  • 内部進学も外部受験も両方視野に入れたい

といったタイプの生徒には非常に相性の良い学校です。


■ まとめ:復活の本質は「誤解の解消と時代適応」

成城学園の復活は、

  • 市場の回復

  • 制度の再認識

  • 入試制度との適合

といった複数の要因が重なった結果です。

特に大きいのは、

本来あった強みが正しく理解されるようになったこと

でしょう。

現在の成城学園は、

「昔ながらの一貫校」ではなく
柔軟で時代に合った進学環境を持つ学校へと再評価されています。

今後もこの流れが続けば、
さらに人気が高まる可能性は十分にあると言えるでしょう。

「ぽんきんかん」から「早慶近?」へ なぜ近畿大学は人気が出たのか?

カテゴリー:学校紹介2025.12.04

近畿大学の人気が出た三つの要因を徹底解説

048_02こんにちは。今日は、近畿大学について話をしていきたいと思います。「国際バカロレアIB広場」というところのサイトによりますと、「大学受験者数11年連続日本一」とのことです。受検者数が増えただけではなく、偏差値も年々上がっており、名実ともに上昇中の大学だと言えるでしょう。

ところが、昔から人気があったというわけではありません。昔は、「ぽんきんかん」(日本大学・近畿大学・関西大学)」などと揶揄され、大学は大きいが、実力はそこまではない、などと言われていました。

では、なぜ人気がそこまででたのでしょうか。話をしていく前に、下記のポスターを見てください。ここに大きく書かれた 「早慶近」。コピーの中では、最新の世界大学ランキング(THE)で私立総合大学の上位を頭文字でくくると「早慶近」になるという挑発的なメッセージが添えられ、広告の締めには「早々に慶(よろこ)びが近(ちか)づきますように」というダジャレも入っている。こうした「攻めの姿勢」が、近大の人気急上昇の象徴と言えるでしょう。

では、なぜここまで伸びたのでしょうか?今日は 近畿大学が人気を獲得した三つの要因 に絞って解説します。

  • 攻めの広報戦略が完全に刺さったから

近畿大学の快進撃の最大の特徴は、大学とは思えないレベルのブランディング力 にあります。

▼代表的な広告例

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  • 「早慶近」
  • 富士山が割れて、中からマグロが飛び出す迫力広告
  • SNSでの強烈なコピー、Web戦略
  • オープンキャンパスの演出、動画のクオリティ

これらは「話題づくり」というよりは、大学イメージの刷新を明確に狙ったものでしょう。

親世代の「普通の総合大学」「中堅」という固定観念を壊し、子ども世代には「今一番ノリに乗っている大学」という印象を植え付けることに成功したのだと思います。

  • 学部・研究分野で「全国的に通用する強み」が生まれたから

もちろん、広報だけで人気は伸びません。近大は 研究・教育の中身も大きく評価され始めました。

▼特に強い代表分野

  • 水産研究(近大マグロ)
  • 生物・理工系分野の実績
  • 医療系・農学・工学の応用研究
  • 情報系の成長

近大の強みは、「わかりやすく強い研究」を複数持っていること。特にマグロの養殖は有名で、専門の飲食店が大阪と東京にあります。これが全国の受験生に刺さるのだと思います。総合大学でありながら、「この分野なら近大で学びたい」という選ばれる理由がはっきりしてきたことが大きいです。

③キャンパス改革 → 女子学生の取り込み

近畿大学のキャンパス改革は、「綺麗になった」「設備が最新」という表面的な改善ではなく、結果として 女子からの評価を一気に高める構造改革 でした。

ここがおそらくポイントです。

「安全・清潔・明るい」環境の整備

大学選びで女子が特に重視すると言われているのが、キャンパスの雰囲気の良さ、安全性、清潔感です。

近大はここを徹底改革しました。

  • 新校舎のデザイン性が高い
  • 動線が明るく広い
  • カフェやラウンジの充実性
  • トイレ・休憩スペースなど細部まで綺麗

特に、キャンパス内に滞在できる場所を多く作ったことで、「授業がない時間も快適に過ごせる環境」があるとなり、結果として、「行ってみたくなるキャンパス」→「女子人気の上昇」という流れを作りました。

まとめ:なぜ近畿大学は人気が出たのか?

■人気の三要因

① 広報の成功
→ 「早慶近」広告に象徴される“攻めのブランド戦略”
② 研究・学部の強み
→ わかりやすい実学系の強み
③ キャンパス改革 
→ 女子学生が行きたいと思う環境づくり

この3つが同時に揃ったことで、
ぽんきんかんの中堅 → 全国区の人気大学へと急上昇したわけです。

お買い得度ナンバー1中学!富士見丘中学とは?

カテゴリー:学校紹介2025.07.19

本日は東京都渋谷区笹塚にある女子校、富士見丘中学の紹介をしていきたいと思います。場所柄、kip学伸から過去に何人もの生徒が合格して入学してきました。時に、受験生にお薦めすることもあります。

じつはこの富士見丘中学、最大の特徴は「お買い得度が高い!」ということです。まずはそこから話をしていきたいと思います。

①偏差値が低い学校は行く必要がないという意見

中学受験をするかどうかで悩んでいる保護者の方と面談をすると、一定の割合で「一定以下の偏差値であれば受験させずに公立中学に行かせます」と言われる方がいらっしゃいます。不思議なことにお母さんよりもお父さんからこの意見が出ることが多いですが、おおむね下記のような理由からそのようなことを言われるのだと思います。

  • 低い偏差値の学校に通わせる意味はない
  • わが子はまだ受験をする時期ではない

確かに、偏差値40台と聞くと、本当に大丈夫なのか不安になるのは当然です。高いお金を払って私立の中学に行かせる意味などない、と思われるのは、むべならざることです。しかし、こうした考えはあることを見落としていると言わざるをえません。

というのも、私立の中学に通わせる最大の理由は、「地元中学に行って高校受験するよりも、良い教育が受けられる。良い大学に行ける確率が高い」ということだからではないでしょうか。そのことを吟味したうえで、上記の意見を改めて考えますと、以下のような疑問が湧きます。

  • 入口の偏差値は見るのになぜ、出口(大学進学実績)を見ないのか?
  • 低い偏差値の私立中学よりも地元の中学のほうが良い授業を提供してくれるのか?
  • 今成績が伸びていないのに、なぜ数年後本人がやる気になって偏差値が伸びると思うのか?

結構辛辣な意見かもしれませんが、重要なことです。ほとんどの人は、中学受験をゴールに設定して今を考えていることが多いのですが、大学受験をゴールに設定することで見えてくるものは異なります。「出口を見る」というのもそうですし、「どんな授業をしてくれるのか」というのも中学に入ってからの話です。こうした視点が抜けたまま、「受験をするべきかどうか」と悩んでいる人が多いのです。

これは私の持論ですが、都会に住んでいるのであれば、勉強が苦手な人、偏差値が上がらない人ほど中学受験をして私立中学に行ったほうが良いということです。そして、その見本となる学校がまさに富士見丘中学なのです。

②富士見丘に対する評価

まずは、富士見丘中学の偏差値を見てみましょう。

WILL入試 42

一般入試 43

です。お世辞にも高い偏差値とは言えません。ところが、大学の進学先を見ると、早稲田、上智に各10名以上、MARCHも10名前後、しかもすべて現役で合格しています(2026年版の『中学受験案内』から参照)。これは、かなりの進学実績だと言えるでしょう。要は6年の教育でかなり伸ばしてくれる学校なのです。

実際、『週刊ダイヤモンド』によりますと、「中高一貫校レバレッジ度総合ランキング」で富士見丘中学は首都圏で1位を獲得しています。レバレッジ度というのは、簡単に言うと、 6年間でどれだけ伸びるかということです。

③富士見丘が“1位”である理由

❶ 少人数制×学びの密度

  • 教師との距離が近い/質問しやすい環境
  • 英語・数学などで習熟度別/個別サポートあり

⇒要は面倒見が良い。実際、合格した生徒は通塾しない。

❷ 探究×グローバルの両立

  • 探究型学習・模擬国連・SGH(スーパーグローバル)などの実践
  • WWL拠点校として世界規模の課題に挑む教育

⇒要は新しいタイプの教育を提供してくれる。結果として推薦や総合型選抜入試での合格者が増える。

❸ 進路指導の徹底

  • 中3?高1でキャリア教育→自己理解
  • 推薦・総合型選抜・海外進学にも精通した指導体制

⇒進学校にありがちな国立の一般受験目指す指導オンリーとならず、今の時代に合った新郎指導をしている

結果として、国内であれば、早慶上智、国際基督教、東京外国語、京都大などに合格者を輩出して、海外大学も、UCLA、クイーンズランド大学などに合格者を出しています。

こうした進学実績を地元中学⇒公立高校で実現することは難しいでしょう。そもそも6年かけてより良い大学を目指すという目標を掲げられないのですから。

さて、今日のお話を踏まえますと富士見丘中学は、下記のような魅力のある学校であると言えるでしょう。

  • 偏差値が低くても大学進学実績は良い!
  • 英語や探求学習に力を入れた新しいタイプの学校!
  • 今の多様な受験に対応してくれる進路指導!
  • 海外の大学も視野に入れてくれる!

興味のある人は、是非学校のHPに飛んでみてください。

「名門・神戸女学院大学の現状は?」 今と昔を比べてみた!

カテゴリー:学校紹介2025.06.26

先日、「津田塾の今」という動画を出したところ、とても反響がありました。津田塾が「東の名門」であるなら「西の名門」は神戸女学院!

ということで、本日は、神戸女学院の今と昔について話をしていきたいと思います。現在の親御さんが神戸女学院に対して持たれているイメージと現実とでは随分と異なると思います。ひょっとするとショックを受ける人もいるかもしれません。お母さん世代ですと「女子大の最高峰」というイメージを持たれている人も多いかと思いますが、それが実際はどうなのかについて本日は話をしていきたいと思います。

①神戸女学院大学とは? 歴史と伝統

  • 創立1875年、関西最古の女子大学の一つ
  • ミッション系(キリスト教主義)
  • リベラルアーツ教育の伝統
  • 英語教育の名門としても知られていた
  • かつては関西女子トップ層が目指す大学
  • 関西財界・文化人家庭の子女が通うことも多かった

②昔の偏差値・難易度・ブランドイメージ

1980年代後半(バブル期前後)

大学・学部 偏差値目安(当時)
同志社(文学部英文学科) 62~65
関学(文学部英文学科) 60~62
神戸女学院(英文学科) 58~61
立命館(文学部) 58~62
関大(文学部) 55~60

→ 神戸女学院の 英文学科は同志社・関学と併願が成立するレベル

立命館・関大の一部学部よりはむしろ神戸女学院のほうが難しい場合もあった

女子だけに限定すれば「神戸女学院を第一志望にして関関同立を併願」する人もいた

1990年代前半(女子大がまだ強かった時代)

大学・学部 偏差値目安
同志社(文学部) 62~65
関学(文学部) 60~63
神戸女学院(英文学科) 57~60
立命館(文学部) 58~62
関大(文学部) 55~59

③現状はどうなっている? 偏差値・人気

  • 現在の偏差値(最新データ例)
    → 学科にもよるが50台前半~中盤くらいが中心
  • 関関同立との距離がかなり開いた
  • 併願層の変化
    → 関西外大・京都女子・武庫川女子あたりとの競合が目立つ
  • 受験者数の推移 → ここ10年はやや減少傾向

④就職状況はどうなっている?

  • 大手企業への就職は減少傾向
  • ただし教育系・医療福祉系・文化系の職業志向は今も強い
  • 英語力を活かして航空系を目指す学生も(近年は厳しいが)
  • 女子大ならではのきめ細かいキャリア支援は健在
  • 昔はアナウンサー出身大学ランキングの常連

特に 1980年代後半~1990年代初めは、「女子アナ御三家」 → 慶應/津田塾/神戸女学院 みたいな扱われ方が一部メディアにも出ていました。

しかし、近年では2000年代以降は女子アナの出身校がほぼ共学化し、早慶・上智・青学・法政・明治などのミスコン出身女子アナが主流になり、 神戸女学院は上位から外れるようになりました。

※ 2020年代現在 → ランキングにはほぼ登場せず

⑤ブランド価値は残っているのか?

  • 親世代には「名門女子大」のイメージはまだ根強い
  • 関西圏では「品のよさ」「文化的教養」のイメージも健在
  • 首都圏では知名度が低下している
  • 国公立併願層の減少が大きな課題

⑥まとめ・今後どうなる?

  • 女子大復権の流れをうまくつかめるか?

たとえば:

  • 東京女子大・日本女子大が「リベラルアーツ×キャリア教育」路線で 人気回復中

人気を回復している東京女子大や日本女子大はリベラルアーツの良さを活かしつつ「現代的キャリア教育(ICT、PBL、STEAM教育、女性のライフデザイン)」を整備して 受験生にわかりやすい進路像 を示せている一方で、神戸女学院や津田塾は歴史ある本格的リベラルアーツ校として 学問的には高い質 を維持しているものの、「キャリア教育との接続」が弱いため、職業志向の高い現代受験生には訴求力がやや低いといえる。

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【津田塾の今】かつての憧れ女子大は、どう変わった?

カテゴリー:学校紹介2025.05.25

【1】偏差値の変化

保護者の方々、あるいはその世代より上の方にとっては、おそらく津田塾といえば、女子大の最高峰といったイメージがあるのではないでしょうか。ひょっとすると今もそのイメージを持たれているかたも多いかもしれません。しかし、随分と前から昔とは世間的な評価がだいぶ異なるようになってきました。津田塾がどう変わったのかをまずは偏差値の変化を通して見てみましょう。

【約40年前(1980年代前半~中盤)】

  • 津田塾大学(学芸学部・英文学科など)
    • 偏差値:65~68
    • 旧帝大レベルの共学の難関学部に迫る高偏差値
    • 津田塾大学は、早慶(特に早稲田の文系)に次ぐ最上位の女子大という位置づけ
    • 共学が当たり前でない時代、「女性エリートの象徴」だった

【現在(2025年入試)】

  • 津田塾大学(学芸学部・英語英文学科など)
    • 偏差値:52~56(河合塾・駿台・ベネッセなど各模試平均)
    • 偏差値はMARCHより明確に下がり、成蹊・成城・獨協あたりと並ぶ位置に。

※偏差値は目安です。模試や時代によって異なります

まとめると

偏差値で約10~15ポイントダウン!
大学ランク感覚で言うと、旧帝大クラスから中堅私大上位クラスへ
→ 「かつては超難関、今は一般的な上位私大」という位置づけに変化

【2】昔の津田塾

津田塾大学は1900年、津田梅子によって設立されました。まだ女性が自由に教育を受けられない時代に英語とリベラルアーツを重視する超先進的な教育を行い、“女子の東大”とも呼ばれる存在になりました。そしてバブル期までは、『津田塾ならどこにでも就職できる』というような神話すらありました。

【当時の津田塾の強み】

  • 日本初の本格的女子英語学校(当時は「英語といえば津田塾」)
  • 海外留学者を多数輩出
  • 知性と品格の象徴だった
  • 就職にも直結していた(大手企業が津田塾女子を取り合った)
  • 女子の進学先自体が少なかった時代背景もある(東大や国立大学がまだ男子中心)

【3】人気低下の理由

ところが1990年代以降、時代は変わります。かつては偏差値65以上で早慶と並び称されるほどの超名門だった津田塾大学が、なぜ今、偏差値は50台になったのでしょうか?そして、本当に津田塾は衰退したのでしょうか?

【偏差値低下の理由】

  • 共学志向の拡大

    ⇒女子だけの環境よりも、男女共学の大学を選ぶ受験生が増加。早慶、上智・ICU・MARCHの共学化された人気学部に流れる傾向が強まった。

  • 実学・キャリア志向の台頭

    ⇒ビジネス・国際・情報・看護などの実学系学部がある大学が人気に。津田塾は学芸学部中心で、学部の選択肢が少ないのが弱み。

  • 女子大人気の低下

    ⇒少子化とともに、女子大学全体のブランド力が低下。保護者世代と違い、「女子大安定・安心」のイメージが若年層では薄れている。

  • 入試方式の柔軟性の差

    ⇒MARCHや共立女子などは多様な入試方式(共テ利用・英検利用・総合型)で広く受験生を集めている一方、津田塾はやや保守的で受験の間口が狭い

上記のよう原因があてはまる津田塾をはじめとした多くの伝統女子大は、苦戦を強いられました。当然、それにともなって偏差値も、かつての『超エリート校』から、いわゆる“中堅校”の位置へと変わっていきます。

【4】そして、現状

しかし、このまま凋落が続くのでしょうか。津田塾はただ衰退していったわけではありません。今では時代に合わせて、大きな変革を進めています。

【変革ポイント】

  • 総合政策学部を新設(文理融合型)
  • データサイエンス教育の強化
  • ICT・英語教育のアップデート
  • キャリア支援の充実(少人数制・きめ細かいサポート)

もともとの英語教育の強みを生かしながら、現代のリーダーシップ教育に進化しようとしています。今、津田塾は“小さいけれど個性の強い女子大”へと生まれ変わっていると言えるでしょう。

【5】まとめ・これから

こうした変化を遂げた津田塾は、昔のブランドにしがみつくのではなく、“これからの時代に必要な女性”を育てる大学へと変わっています。背景には、大学選びは、単なる“偏差値”だけでなく、『どんな力をつけたいか』で選ぶ時代に変わってきたということもあるでしょう。
津田塾は、

  • 英語を伸ばしたい
  • 世界で活躍したい
  • 少人数できめ細かい教育を受けたい

そんな人にとって、今も間違いなく魅力的な選択肢だと言えるでしょう。

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学校紹介【昭和女子大附属昭和中学校・高等学校】

カテゴリー:学校紹介2025.04.22

昭和女子大学附属昭和中学校は、東京都世田谷区太子堂に位置する私立の中高一貫の女子中学校です。 アクセスは、東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」から徒歩7分と便利な立地にあります。学校の設立は、大正9年でもともと文京区にありました。

高校は募集をしていない完全な六年一貫教育となっています。

入試においては、2科目、4科目、3科目から選択でき、英語資格を持つ受験生には試験免除の制度も設けています。 英語資格が利用できる入試というのは、今のはやりにのっていると言えるでしょう。

 

昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校では、生徒の多様な興味や将来の目標に応じて、以下の3つのコースを設けています。

 

  1. 本科コース:基礎的な学力を養い、多様な進路に対応する一般的なカリキュラムを提供しています。
  2. グローバル留学コース:英語力やコミュニケーション能力を高めることを目的とし、高校2年次にカナダでの10か月間のホームステイと現地校への通学を通じて、国際的な視野を広げます。
  3. スーパーサイエンスコース:理数分野に興味を持つ生徒を対象に、STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)教育を推進し、高度なサイエンスプログラムを展開しています。

 

英語と数学に力を入れているという意味では今のはやりにしっかりと乗っていると言えるでしょう。また、昭和⼥⼦⼤学の推薦を得たまま、他⼤学受験の準備をし進学することもでき、そういったことが理由となってか、偏差値も12年前に比べると上がっているようです。

 

2013年

卒業生 226名

首都圏模試偏差値 53と53 四谷大塚偏差値 45と47

 

 

2025年

卒業生 179名

首都圏模試偏差値 59と61  四谷大塚偏差値 46と49

 

偏差値は上がっていますが、注意が必要です。首都圏模試では偏差値が6~8上がっていますが、四谷大塚模試ではそうでもありません。大学進学実績を見ても、2013年に比べて良くなっているわけではないなぜ、首都圏模試だけ偏差値が上がったのでしょうか?背景には「模試の特性」と「受験層の違い」が関係しています。ポイントを整理します。

 

首都圏模試の偏差値が上がった理由としては、中学受験率の上昇(地元人気)が最大の理由だと思います。要は昔であれば受験しなかった人も中学受験をするようになった結果、偏差値があがったのです。一方の四谷大塚は首都圏模試よりも難しい模試であるため、受験者の顔ぶれがあまり変わってないから偏差値は大きく動かないと言えるでしょう。

 

分かりやすく言うと、

四谷大塚の偏差値は →「御三家や早慶レベルを受ける子が併願で受けたときの昭和女子の立ち位置」

首都圏模試は →「地元の子・公立併願の子が本命で受けたときの昭和女子の立ち位置」

このズレが今回の現象の正体です。

 

 

また学校の最大の特徴として、五修⽣制度というものがあります。

 

「五修生制度」は、高校3年生(6年生)の1年間に、在籍を維持しながら昭和女子大学の授業を受講できる独自の制度です。​この制度により、高校卒業後に昭和女子大学へ進学する場合、受講した大学の授業が単位として認定され、大学生活を1年早く開始することが可能となります 。​

 

主な特徴とメリット

  • 中高一貫教育の早期修了:​中高の5年間で高校卒業に必要な単位をほぼ修得し、6年生で大学の授業に参加します 。
  • 大学単位の先取り:​昭和女子大学に進学した場合、6年生で受講した大学の授業が正式な単位として認定されます 。
  • 進路の多様性:​大学生活を1年早く始めることで、留学や研究、大学院進学、就職活動などに余裕を持って取り組むことができます 。​昭和女子大学附属学校
  • ダブルディグリー制度との併用:​五修生制度とダブルディグリー制度を組み合わせることで、5年間で昭和女子大学と海外協定大学の2つの学位を取得することも可能です

この制度は、昭和女子大学附属校ならではの特色であり、生徒にとって多様な進路選択や早期の専門的学習の機会を提供しています。

 

八雲学園中学校高等学校

カテゴリー:学校紹介2024.11.17

所在地は、東横線都立大駅から徒歩10分弱の住宅地の真ん中にあります。1938年に女子校として創立されましたが、2018年度より女子校から共学になりました。

首都圏模試の偏差値は、2024年で男女ともに47です。これは国・算の二科受験での数字です。共学化前の2017年は、4科で54、2科で51でしたから、若干下がったということになります。150名いた卒業生も89名まで減っていますので、人気が下降気味と言えるでしょう。ただし、大学進学率は78%から87%に上がっています。

合格実績としては、以前に比べMARCHを始めとした日本の大学は下がっていますが、海外大学の合格者数は増えているようです。海外協定大学推薦制度(UPAA)というのもあり、高校の成績・英語力を基準として、アメリカ・イギリス・オーストラリアの協定大学に推薦入試で受験できるそうです。今後はもっと海外大学が増えるのではないでしょうか。

さて、八雲学園の最大かどうかは分かりませんが、大きな特徴の一つに初年度納入金の高さが挙げられます。女子校時代の2017年は初年度納入金が103万でしたが、2024年は179万になっています。そうなのです。これはかなり高額でして、八雲はお金がかなりかかります。首都圏の私立中学初年度納入金の高さランキングでいいますと、3位です。ただし、学費や入学金が高いわけではなく学費以外のものが高いようです。

納入金が高いこともあって設備は豪華なものが多く、たとえば、トイレは帝国ホテルのものと同じものを使用しているようで、ものすごく綺麗なようで音楽も流れているようです。学校のHPも拝見しましたが、本当にホテルのようです。また、陸上レーンは、国際大会が行われる陸上競技場と同様のタータンレーンが2本あり、本番さながらのスタート練習ができるようになっています。また、足元を照らすライトも設置され、暗くなっても練習に励むことができるようです。さらにすべての教室には毎月生花が生けられるようです。以前、私は八雲に住んでいたのですが、もっとも印象に残っているのは、クリスマスのときに学校に電飾がされていたことでした。建物全体がデコレーションされています。

学習カリキュラム最大の特徴は、英語に力を入れていることです。近年は、受験の段階で英語が得意な生徒を集め、あたかも英語が得意になるかのような印象をつくる学校もありますが、八雲はそうではなく、全員英語ができるように一から鍛えてくれるようです。

共学になった2018年より、世界50か国の私立校が交流する「ラウンドスクエア」のグローバルメンバー校の一つになりました。「ラウンドスクエア(Round Square)」は、世界50カ国から約200校が加盟している私立学校を結ぶ大きなネットワークです。国連の会議さながらに、世界中から加盟国の生徒たちが集まり、環境や国際問題などをテーマに、ディスカッションや研究発表、奉仕活動、アドベンチャーなど様々な活動をおこなっています。また、中3生になると全員がカリフォルニアにある「八雲レジデンス」という学校施設で研修を行います

こうしたグローバル教育以外にも文化体験にも力を入れているようで、月に一度文化体験の日を設け、美術鑑賞、ミュージカル、映画鑑賞をはじめ、さまざまな場所に出かけて文化や歴史を探求します。ただし、コロナ以降はその回数は減っているようです。また、部活動にも力を入れており、空手部は世界大会で金メダルをとったそうです。他にも女子バスケっと部が全国大会に出場しています。

さて、英語や文化体験に力を入れているという話からは近年の流行の学校のような印象を受けますが、そういった学校は人気が高くなり、年々偏差値が上がる傾向にあります。しかし、八雲は受験者数が減っており、偏差値も下がっています。なぜでしょうか。いくつか考えられることを挙げてみます。

一つは、校則が厳しいことです。髪型や服装に関してかなり厳しいらしいのですが、校則が厳しいことそのものよりも、英語や文化体験に力を入れているということと校則が厳しいことが、保護者や受験生にとって合わないのではないでしょうか。

また、在校生に話を聞きますと女子校時代からいる先生たちはずっと在籍されていても、新しい先生は出入りが激しいようです。そうしたことに加えて、朝礼などで話される先生たちの話もかなり昭和感があり、今の時代と合わないことが多いと言っていました。こうした学校の空気が、イメージとあまりにも合わないのだと思います。

おそらくこうしたイメージギャップが原因で、人気が下がっているのではないかと考えられます。学校の教育方針は、もっとも重要な要素ですから、人気をとるために方針を変えるということが良いことかどうかは分かりませんが、人気校にしていくには、自由な校風にしていくことかもしれません。

>合格を目指す方は「私立中学受験対策コース」もご覧ください!

 

青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科ってどんなところ?

カテゴリー:学校紹介2024.08.27

卒塾生の美咲さんが出演してくれました。青学の理工学部情報テクノロジー学科について色々と聞いてみました。

動画はこちらから

上智大学法学部地球環境法学科の学生に聞いてみた!【動画】

カテゴリー:学校紹介2024.04.23

現在Kip学伸で講師を務めているO先生に上智大学法学部地球環境法学科の実情について話を聞いてみました。

 

動画はこちら

恵泉女学園

カテゴリー:学校紹介2023.03.18

恵泉女学園は、小田急線の経堂駅から徒歩10分ほどにある、プロテスタントの女子校です。河井道さんが戦前に創設し、「広く世界に向かって心の開かれた女性を育てなければ戦争はなくならない」という理念を持っています。

最近の特徴としては、偏差値が伸びていることです。2013年の53から2023年には65まで上昇し、(すべて首都圏模試の2月1日合格率80パーセントを参照)鴎友学園(偏差値70)に迫る勢いとなっています。高校では募集をしていないため、入学したい人は中学受験をする必要があります。進学実績は近年良くなっており、特にMARCHへの進学者数が増えています。2013年と23年の合格者数を見てみると下記のようになります。

 

明治 5⇒27

青学 17⇒14

立教 9⇒17

中央 6⇒8

法政4⇒22

ただし、早慶国立はあまり変わっていないところを見ると、学習カリキュラムがMARCHレベルなのだと言えるでしょう。実際、進度もそこまで速いわけではなく、内容ももちろん公立中学よりは難しいのですが、バリバリの進学校ほどではありません。

 

教育方針は、主体性・多様性・協働性を育むことで、聖書(主体性)を用いて自己肯定感や自分自身と向き合う力を育み、国際(多様性)を学び、英語力と世界観を広げ、園芸(協働性)を通じて「いのち」の尊さや感謝の気持ちを養います。

 

園芸に力を入れており、園芸の授業があるのは、特徴と言えるでしょう。英語に力を入れていますが、帰国子女に対してはそこまで積極的であるとは言えず、10名弱の合格に留まっています。

恵泉女学園は少人数制で、学習習慣を確立することに力を入れ、昨今注目されているような学習にも積極的に取り組んでいます。授業料は、初年度の納入金額は112万円で、10年前に比べて20万円ほど上がっています。

 

授業スタイルは少人数制で、学習習慣を確立することに力を入れており、昔からディベートや小論など昨今注目されているような学習にも力を入れてきました。

 

また、成績が明確にでないため、自分の学力的な位置が分かりづらく、高3時の指定校推薦をとるかどうかのときに、情報がオープンではないことによって、受験生が大変な思いをする可能性があります。さらに、成績が良いと指定校推薦ではなく、一般で国立・早慶を目指すよう促されます。

東京海洋大学ってどんなところ?後編

カテゴリー:学校紹介2022.03.24

【後編】東京海洋大学に入るまでしてきたこと

大沢:では、具体的にどんな勉強をしてきたのか。国立なので5教科7科目、全部やったの?

池田:全部やりました。

大沢:何が一番得意なんですか。

池田:生物です。

大沢:なかなか塾では教える機会のない生物が一番得意で、今もそういうのが好きなの?

池田:今も生物が好きです。

大沢:なるほど。生物が得意で、あとは?

池田:あとはしいて言うなら英語か国語と社会。

大沢:あれ、数学理科はそうでもない?

池田:そうでもないです。

大沢:そうだったんですね。国立なので、センター試験をやって、2次試験をやって、点数配分ってどれくらいだったんですか?

池田:他の大学だと全部圧縮されたりすると思うんですけど、うちの大学では英語は圧縮されないで250点満点で換算されて、他の教科を圧縮するって感じなんで。

大沢:じゃあ、センター英語が非常に重視される?

池田:ですね、はい。

大沢:じゃあ真面目にやってる子は行きやすいよね?

池田:そうです。そうです。

大沢:2次試験は?

池田:2次試験は私の学科だと小論文と、数学か化学か生物から1つ選んで2つで受験する。

大沢:あー、なるほど。じゃあもちろん生物をとって。

池田:はい、生物と小論文で受験しました。

大沢:小論はどういう題材が多いんですか?

池田:そんなに海の関係とかではなくて、文章を読んで求められた答えが書けるのかっていうのが知りたい内容なので、普通に何かの本の本文から引っ張ってきて・・・

大沢:国語みたいな?一番オーソドックスな筆者の主張みたいなのをまとめていって?

池田:要約したりみたいな。

大沢:そういう感じなんですね。他なかなか一緒に目指そうっていう友達もいなかったんじゃないですか?

池田:いなかったです。

大沢:うちでも多分、受験した子はいなかったと思います。
他にもじゃあ、特殊と言っても、今日の話を伺ってると、食品流通とかだとここの大学じゃないと絶対ダメっていうわけじゃないと思うので、私大もいろいろ受けたと思いますけど、どんな私大を受けたんですか?

池田:まずは明治大学農学部、法政大学生命科学部、東京農業大学。

大沢:全部そういう関連なんですね。たとえば今の3つでいうと、明治なんかだと、明治が滑り止めになるのか、明治の方がレベル高いのか?

池田:どうなんでしょう?私は第一志望が国立で、第二が明治大学という感じで受験しました。

大沢:やっぱりそういう人が多いのかな?国立受けると、明治や法政だと滑り止めなるの?ならないくらいなの?

池田:滑り止めになるかならないかギリギリ。

大沢:同じくらいのレベルになるのかな?

池田:そうですね。

大沢:で、農大だとちょっと滑り止め?

池田:はい。

大沢:ちなみに大学に向けての勉強っていうのはいつぐらいからスタートを切ったのですか?

池田:本格的に始めたのは高3の夏休みくらいからですね。4月から夏休みまでの間は実感がなくて、何をすればいいのかわからなくて、行動に移せなかったというか。

大沢:頭ではわかっていても?なるほど。 結構じゃあ、夏はがんばりましたか?

池田:はい、普通に大手の塾に通ってたんですけど、毎日朝9時から夜10時まで塾に行って。

大沢:予備校?

池田:映像授業の塾ですね。

大沢:自習室みたいなところで?

池田:映像の授業を受けて、今日の分の勉強をしたあとに、夜までずっと自習するっていう感じです。

大沢:9時から10時だと13時間?

池田:途中お昼休憩を入れながら。

大沢:結構きつい勉強を夏休みめいいっぱいして、何か覚えてることありますか?夏前にセンターこれくらいだったけど、終わるとこれくらいになったとか。

池田:英語は多分伸びたと思います。
夏前あったら6割7割だったのが、夏終わったらはそれを当たり前に超えるようになってきました。

大沢:最終的にはどれくらいになったのかな?

池田:最終的には8割。

大沢:その30日40日の間で力をつけて、国立で全科目必要なので数学も?社会は何を取ったんですか。

池田:政治経済です。

大沢:なるほど、あまり勉強しなくて済むようなものを?

池田:そうです。

大沢:それでも科目多いので大変で、小論もやらなきゃいけないしとか?
もし、センター試験をしくじってしまったら変えようかなとかありましたか?

池田:いや、それはなくてダメ元で受けようと思ってました。

大沢:自分の想定の点数を下回っていたとしても、うけてやろうと?

池田:はい。0%ではないじゃないですか。

大沢:そうだね。結構やりたいことがはっきりしている人が多そうな大学なので行きたい人にはすごい魅力的な大学な感じが。うちにも生徒で海が好きで行きたいって言ってる子もいるので、そういう子には理想の大学かも。4年間ずっと船に乗れるってわけではない?

池田:そうですね、でも船乗りの学科に、他の学部学科に行けば、1年に2,3回乗船実習っていうのがあって、2週間とか長かったら1か月2か月くらい船の上で生活するのはあります。

大沢:そこで漁師さんでは学べないことを何かいろいろ学ぶってことだよね?

池田:大型の船の機械室とか航海に関わる仕事、技術面とかで資格が取れるようにっていうのはあります。

大沢:じゃあそういう船に乗る人っていうのは、そういう船を運転するような人に就職したりする?

池田:はい、そうです。

大沢:じゃあちょっとコロナで大変だったのかな?

池田:今は乗船実習の前は2週間家から出るなって言われているらしいです。

大沢:なるほど。2週間の隔離を経て、陰性であることがわかって乗れるみたいな。
そういうことなんですね。
学校の勉強も夏までは普通にしてたと。じゃあいつから大学は目指しだしたんですか?

池田:大學は、夏休みのオープンキャンパス行ったときにちゃんとここ目指そうと。

大沢:それは行ったのは高2?高3?

池田:高3です。それまではなんかいくつか候補があって、第一志望にする大学があやふやだったんですけど、とりあえず全部第一志望は国立だったので幅広く勉強しておけば対応できるのかなって思って。

大沢:ちらっと前に授業が終わったあとお話ししていた時に、お母さまが北陸の方だと聞いて、その時にお母さまはすごい魚介類にうるさくて、東京のスーパーの魚は食べられないから東京で買うときはデパートに行くって話をしてたと思うんだけど、そういうお母さんの影響もあって?

池田:この大学を初めて知ったのはお母さんに言われたからですね。さかなクンがうちの大学の客員教授をしていて、お母さんがなぜかわからないけどさかなクンが好きで。

大沢:お母さん、やっぱり魚が好きなんですね。そういうのもあって、海のものにきっと小さい頃からお母さんの話を通して近かったのかもしれないですね。
はい、わかりました。こんな感じでうちで講師をしてくれている池田さんが、大学でどういったことを学んで、こういう勉強をしているというお話をしました。今日はありがとうございました。

東京海洋大学ってどんなところ?前編

カテゴリー:学校紹介2022.03.23

こんにちは、Kip学伸の大沢です。

今回はうちの塾で現在講師をしてくださっている池田先生に来てもらいました。お願いします。池田先生は現在海洋大学海洋生命科学部海洋政策文化学科というところで勉強しているので、きっと海洋大学というのはどういう大学なのと疑問に思っている人もいるでしょうし、東京海洋大学に行ってみたいと思っている人もいると思うのでどんなことを勉強しているのか?入学するまでどういう勉強をしてきたのかということについて色々とお話を聞けたらいいなと思いますのでよろしくお願いします。

大沢:まずは、なぜ東京海洋大学に行こうと思ったんですか?

池田:一つは私が将来食品の流通業に関連する仕事をしたいなと思って、それでいうと例えば水産加工会社とか、水産系を扱う食品会社に関わることができる大学なると、この大学が一番いいのかなっていうのがあって。

大沢:もっと聞きたいのは、なんで食品の流通に興味があったのか?

池田:食品関係で働きたいと思ったのが始めなんですが、それはなんでかというと、人間が生きている限り食料品というものはあるので、少なくとも自分が生きている間は「食」があるなあって思って。

大沢:なるほど。確かに生きている限り食べなくてはいけないです。

池田:人間がいる限り、ずっとある分野だからと思いました。

大沢:で、そこから海洋加工品、海の関係だっていうので海洋大学に行こうと。その海洋大学では、他にもいくつも学部があると思いますけれども、どういう人が多いの?

池田:普通の大学に比べると少し変わってる人が多いかなあと。やっぱり海の生物が好きとか、釣りが好きとか、変な人が多いなって思います。

大沢:大学はそんなに大きくはない?

池田:大きくはないです。でもキャンパスは品川と、門前仲町にあって、それ2つなんですけど、人数は本当に少なくて1つの学部に100人いないですね。私の学部は40人弱しかいません。

大沢:じゃあ本当に高校の延長のみたいな感じですか?

池田:クラスみたいな感じです。

大沢:みんなで船に乗ったりはするの?

池田:1年生の交流みたいなので学校の持っている船で2泊3日のクルージングとかもありました。

大沢:2泊3日のクルージングって結構ハードでしょ?

池田:陸に降りれないので気持ち悪くなったら終わりです。(笑)

大沢:でも海に特化しているので、高校でも商船みたいな感じでいくつもあると思うけど、東京にそういう海洋に特科した国立があるってことを今のお父さんお母さん世代は知らないような気がします。設置が最近、2003年なので。やっぱり海が大好きで、海が基本にあってそこから海の生物だったり、海から派生するいろんなことに興味がある人が集まってくるイメージ。なるほど。池田さんそのものは、食品加工に関わりたくて入ったと、それは大学に入ってもその思いは変わらず?

池田:はい、ずっと変わらないです。

大沢:あとみんな大学院が多いんですか?

池田:ほとんどそうなんですけど、私の通ってる学科が理系でも文系でも受験できる学科で、その学科は6割くらい就職しています。でもほかの学科は8割9割、大学院に行くという感じです。

大沢:基本大学としては理系メインな感じですか?

池田:そうです。全部理系です。

大沢:海洋政策文化学科というのは、タイトルだけ見ると海の政策文化って言っても政策と文化がどう結びつくのかが名前ではわかりずらいんですけど、どういう狙いというかどういうことが学べるのでしょうか?

池田:例えば、海女さんとか捕鯨とかの伝統的な海に関する文化を交えて今の漁業の問題について考えるとか。

大沢:ということは、捕鯨を反対しているような海外の団体の人たちとやりあったりとかは?そこまではしない?

池田:そこまではしないです。

大沢:でも捕鯨であったり海女さんであったり、日本に昔からあって、伝統だけど廃れつつあるような文化的なものを学問的にとらえたり・・・なるほど。

池田:あとは、その海に関する文化以外にも普通に国際的に、例えば国際法とか。言ってみれば海って世界共通のつながっているものじゃないですか。国際的な見方もできるような勉強もするし、国際的ないろんな文化を理解する姿勢を持てるようにしようとか。

大沢:東京以外にも全国どれくらい国立で海洋系の大学があるか知っていますか?

池田:北海道と神戸・・・

大沢:北海道って北海道大学?

池田:そうです。

大沢:昔教え子が船に乗るような学部に行った気が。他は神戸にあって。
じゃあ、あんまりないんだね。それだけ貴重であり、希少なことが学べるところでもある、と。

池田:それは自信を持って言えます。

【後編に続く】

東京海洋大学ってどんなところ(動画)

カテゴリー:ブログ2021.10.22

2003年に設立された東京海洋大学ってどんなところ?現役生に話を聞いてみました。

桐朋女子

カテゴリー:学校紹介2017.05.29

本日、午前中に桐朋女子の学校説明会に参加してきました。

場所が近いこともあって、うちからも何人もの生徒が行きました。

中学受験での入り口の偏差値の割に出口の大学進学では実績が良いという印象がありましたが、本日の説明会でも同じくらいの偏差値の学校に比べ、大学実績はよいとの話がありました。

通っている生徒の印象から割と自由闊達なイメージがあったのですが、本日の話を聞いてその印象がなお強まりました。先生がついてくださって校内見学もさせてもらいました。女子校ですが、実験室が七つもあり、設備は古いものの調っておりました。

レポートを書かせ、なおかつディベートもあるとのことなので、AO入試や公募推薦には有利だと思います。

AO入試者は、今後も増えていきますから、そこのところをもう少しアピールされたら良いのではないかなとも思いました。

 

 

暁星・・・通塾生の学校紹介

カテゴリー:学校紹介2017.03.29

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)

暁星中学

現在中3のMくんは幼稚園から暁星に通っています。

暁星は、幼稚園からの生徒が40名・小学校で80名・中学で60名入ってきて、高校では募集をおこなっていません。中高一貫校ですから進度も速く、中学生2年生頃から高校の学習に入ります。

去年の合格実績では

東大 17名
京大  3名
一橋大学 4名
東京工業大学 4名
・・・

と国立では東大が一番多い合格者を出しています。

Mくんによると半分以上がお医者さんの子どもで、それもあってか医学部志望者が多いとのことです。「東大の理3行きたいなあ」と言っているクラスメートも何名かいるそうです。

合格実績を見ると、東京慈恵会医科大学、東京医科歯科大学、北里大学、順天堂大学といった私立医学部が多いのが特徴といえるでしょう。

医師の子どもが多いこともあって、裕福な家庭が多く、Mくんによると「お父さんが車をたくさん持っているから、車に詳しいという人が多い」とのことでした。Mくん自身も医学部志望者です。

また、フランス語をやっていることも大きな特徴だと思います。

勉強ばかりに力を入れているわけではなく、サッカー部は強いそうで、そのためグランドは人工芝とのことでした。足を怪我しないようにしているのですね。

暁星の英語の授業では、多くの進学校が私用している「Progress in English」を使用しています。

このテキストはイエズス会の神父さんが作ったもので難易度が高いことで有名です。

ちなみにこの「Progress」、教科書ガイドがないので自学自習をするのがとても大変です。使用校の生徒はみな苦労しながら予習をしています。

 

女子学院・・・通塾生の学校紹介

カテゴリー:学校紹介2017.03.29

Kさんは女子学院に通う中学2年生。

女子学院は桜蔭、雙葉と並んで女子御三家と言われる学校です。とはいえ、学習進度はそれほど速くなく、わりとゆっくりとしています

全国的に女子校は、年々変わってきているとはいえ、進学意識が男子校に比べ弱いと言えます。トップ校の偏差値は男女ともに大きな差はないのですが、進学実績で開きがあるのはそのためでしょう。

ところで、女子御三家の生徒をたとえるのにこういう話があります。

道に空き缶が落ちていると、桜蔭生は本を読んでいるので気付かない。雙葉生は拾ってゴミ箱に捨てる。女子学院生は思い切り蹴る。

世間では自由闊達な校風からか割とおてんばなイメージもあるのでしょうか。制服も一応ありますが、普段は私服だそうです。

合格実績を見ると国立では

東大 30名
一橋大学 11名
東京工業大学5名

の順になっています。

私立では早慶をはじめ医学系の大学や東京理科大学といった理系が多いのも特徴かもしれません。

*これは楽天ブログからの転載になります。(ブログをHP内に移しています)