Kip学伸のブログ



志望理由書を書くコツ

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2022.07.14

孫氏の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という故事があります。

敵に勝つには、相手のことと自分のことを知ることだという意味です。

志望理由書を書くのも基本はこれと同じです。この基本を守るだけでずいぶんと良い志望理由書に生まれ変わります。

この場合、相手というのは、大学のことになりますから、まず大学を徹底的に調べることです。当然、大学のパンフレットやHPは隅から隅まで読むべきです。大学の理念は何なのか?どういう授業があるのか?大学が力入れていることは何なのか?どういう先生がいるのか?調べられることは無限にあります。

ただし、パンフレットやHPに記載されている言葉をコピペをしてはいけません。

大学のパンフレットは不特定宅数に向けて作っているため、間口を広げるために、具体的には書かれていません。受験生はこれとは逆の立場ですから、できるだけ具体的に書いて、その具体的な例が大学の求めていることと合致すると言えば良いのです。ですから、「様々な視点から」「幅広い知識を」などパンフレットやHPによくある言葉は受験生としては使わないほうが良いでしょう。

コツとしては、カリキュラムや留学制度、大学の先生など固有名を入れることです。

また、大学を調べると同時に大学の立場になって考えてみることも重要です。大学の立場になったときにどういう学生を欲しているのか。また、志望理由書で判断するとはどういうことなのかということについて考えてみるのです。

つまり読み手の立場を考えるのです。

ついつい書きたいことをすべて書こうとなりがちな志望理由書ですが、そうしたことよりも、どうしたら興味をもってもらえるかということを常に意識して書くほうが、はるかに相手の立場になっています。

そうすると、形式的に「無難に書く」という発想ではなく、読み手にどうやったら興味を持ってもらえるのかという発想になってきます。志望理由書に限りませんが、文章であれ映像であれ最初と最後がもっとも肝心です。だからこそ推敲を練って、読み手に伝わる表現を考える必要があります。そのために重要なのは、どこまで具体的に考えているかということです。ついつい使ってしまいがちな、「グローバルに活躍する」「多様な社会」「持続可能な環境」といった言葉には具体性がなく、何も考えていないことがすぐに分かります。コツは一つのことに絞って深堀して書くことです。「多様な社会」と書くのであれば、今どういった人が不利益を被っていて、その不利益をどうやって払拭できるのか、ということを書くのです。一方で、内容を詰め込みすぎると、しばしば一文が長くなります。読み手のことを思うのであれば、全体的に一文は短めで書いて読みやすくなるよう工夫をするほうが良いでしょう。

次に、己のことを知らなければなりません。

己のことを考えるには次のように考えると良いでしょう。

①将来はどういうことがしたいのか?
②そのきっかけは何なのか?また、どういう活動をしてきたのか。
③そのために大学で何を学ぶ必要があるのか。

上記のことを書く際に、自分の長所やこれまでの活動といったことも当然重要ですが、同時に「社会的意義」も意識しましょう。たとえば、建築学科へ行きたい場合、だれのためにどういった建築を作りたいという視点から離れずに書くのです。自分のことだからといって、内省ばかりしていると、社会的な視点がなくなってしまいます。そうした意味では己を知る場合も、情報収集が重要になりますから、書籍やインターネットを活用しましょう。たとえば、外交官になりたいのであれば、まずは元外交官の本を読んで自分なりに具体的なイメージをもてるようにするのです。

さて、最後に付け加えるとすると、書いた志望理由書は誰かに添削をしてもらうほうが良いでしょう。客観的な意見が聞けるからです。多くの人に意見を求めると、船頭多くして船山に上ることになるので、信頼できる人、一人か二人で良いでしょう。

横浜市立大学国際教養学部AO入試 合格までの道のり

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2022.04.22

みなさんこんにちは。Kip学伸塾長の大沢です。
今日は第2弾、卒塾生が来てくれたので対談、AO入試で受かった子です。紹介したいと思います。横浜市立大学国際教養学部に合格した、あきのさんです。よろしくお願いします。

大沢:あきのさん、久しぶりに塾に来てくれてありがとうございます。
今回お呼びしたのは、もちろんKipでAO入試で合格した子はたくさんいるんだけども、すごく特徴があって、みんなに話をした時に、えって言ってくれるような驚きのある書類が作れたから、その驚きのある書類というのは、僕自身すごく重要だと思っていて、学校の先生もすごくAO入試の書類を手伝ってくれたり、あるいは指導してくれたりしますが、どうしても学校の先生の作る書類って見ていると、型通りでよく言うと穴がない、悪く言うとつまらないという感じになっている。その中でやはりほかの受験生と違いを出して、私はこんな風にして、こんなことを学びたい、こんなアイディアを持っていますというようなことを際立ってできたのが、あきのさんだったんじゃないか、と思っているので、是非その辺のアイディア、あきのさんがやってきたことがどう結実していったのかなんかをこの動画でみなさんにお知らせできたらと思っていますのでよろしくお願いします。

あきの:よろしくお願いします。

大沢:まず、塾に入ろうと思ったきっかけと、その時AOを考えていたかどうかを教えてもらえますか。

あきの:私が入塾したのは高校3年生になる前の冬、2月くらいでその時は全然AOについて考えていませんでした。母がそろそろ受験だから塾に行ったらどう?ということで、ここがすごい近所だったこともあり、通塾することに決めました。

大沢:最初から横浜市立大学という名前は出ていたよね?

あきの:はい、横浜市立大学に何回かオープンキャンパスや、文化祭に行ったこともあったので、候補の中に横浜市立大学が入っていました。

大沢:なんで横浜市立大学だったの?

あきの:実家が横浜市立大学(以下、横市)に近いこともあって、文化祭やオープンキャンパスに何度も行く機会があったこと、また中学高校が神奈川の方にあったので、あまり東京の大学に通うことを考えていなかったことが横市を選んだ理由になります。

大沢:うちの塾だと通学圏内が横市だっていう子はいないけれども、高校の関係でっていうことだったんで、あきのさんはそれまで中学受験で私立に入っていて、勉強はそこそこできていたと思うんだけれども、学業的にどんな生徒だったんですか?

あきの:勉強は正直言って、成績は割と上位に入っていてできている方ではあったんですけれども、その分私生活では勉強することがなくて、周りは図書館に行ったり休憩時間を使ったりして勉強していたんですけど、私はテスト前日に一夜漬けで勉強してしまうようなタイプで。

大沢:要領が良かった?

あきの:どうなんですかね、要領が良かったのかもしれません。それにかまけて怠けてしまっていたため、後半で割と苦労することになりました。

大沢:なるほど。基本的に横浜市立大学を一般で受けようと思うと、センター試験もあって全科目できなきゃいけないので、数学もできたし、得意なものがそこまでなかった?

あきの:オールマイティにはできるけど、かといって特筆すべき点はありませんでしたので一般入試で行っていたらどうなっていたのかなって考えてしまいます。

大沢:塾でも数学やっていたり、英語、国語もやっていたりしていたのか。

あきの:最終的には理科と社会もセンター試験のために。

大沢:いつぐらいからAO入試の話が出たのか覚えている?

あきの:5月くらいですかね。最初は出てなかったんですけど春先くらいにAOの話が出て考え始めました。

大沢:なんでそんな話になったんだっけ。成績がよかったからかな。高3の春の段階、夏休み前の段階で、多くの受験生、これを見てくれているみなさん、同じように見たと思うんですけど、高3になってどうしようっていうときにその選択の一つにAO入試があるということですね。
そこから塾の中でAO入試も含めて勉強していこうということで、塾のオリジナルテキストを使って、志望理由書を書いて行ったりしました。ここからがポイントで、まずあきのさんがどういう生徒なのか、どういう過去を持っているのかということによって、通塾の長い子であると小学生から来ているとか、中学生から来ている子であると、やってきた部活であったあり、お父さんとお母さんとの面談もこちらがしてると、バックボーンがなんとなくわかるんですが、あきのさんの場合、高2に最後だったので、あまり部活のこともよくわからなかったので、そこから入ったと思うんですけれど覚えてますか。

あきの:はい、覚えています。すごく話し合ったことを覚えています。

大沢:何してきたのっていうことで、すごく印象に残っているのが、ピアノをやってきたってことと、生物部だったってことと。

あきの:英語を学びたくて空港で働きたいということ。

大沢:そうだね、授業の中でそういう話をしていったり、文章にしていったりして、何が彼女の武器となるかということを一緒に模索していった。これにすごく時間がかかったと思います。その他の書類が最後できていきますが、最初に何をセールスポイントとするか。セールスポイントを探すのにもっとも時間がかかったと。覚えているのは、生物部ですよって話は聞いていたけど、それが結構本格的だった。中1からずっとやっていて、合宿に行ったり、今でも覚えているのが、合宿に行くと山の上で、蝶が通る道を蝶道というらしいのですが、蝶道を探すために推理をしたり、そういうのを別の事と結びつけたりしたの、覚えている?

あきの:覚えています。

大沢:空港のスタッフになって、そういう蝶のことで推理したものが、外国から日本に初めて来る人がこういう動きをしたいんじゃないかなって推理するのに役立つっていうのを書いたりね。

あきの:恥ずかしいです。(笑)

大沢:そういうのもあったんだけれども、それでもなかなかピンとくるものがない中、話はどんどん詰めていったけど、ピンと来るものがない。ところがある時、学校の授業の時ね。何の授業だったっけ?

あきの:飢餓状態にある途上国の子ども達の話を聞いて、途上国の子ども達だけでなく、飢餓状態にある人々を救いたいと思うようになりました。その方法としてあがったのが昆虫食の活用です。

大沢:そうなんです。授業の中で今も飢えに苦しむ人が世界に数多くいると、それをなんとかしたいという思いがある一方でそれを救う手段の一つとして昆虫食があるということに引っかかったわけです。ここがまず偉いところですけれども、それは何もなければたぶん引っかからなかった話なんだけれども、今志望理由書を書かなくてはいけない、どういうネタが自分に合うのだろうっていうのでアンテナを張っている状態だったからきっとその話がすっと入ってきたんだろうと思う。昆虫食って割と最近話題ではありますが、あきのさんの場合は、話題になるまでに生物部の段階で、実は昆虫食というのを食べていたんですよね。これもなかなかみなさん、すごい話だと思うんですけれども。どれくらい珍しい話か僕にはわからないけども、何を食べていたんだっけ?

あきの:コオロギ(笑)。食べるのは、そもそも部活内でも罰ゲームという扱いだったんですよ。正直、そんな褒められるものではなかったかもしれないんですけれど、それのおかげでAO入試の志望理由にすることができました。

大沢:罰ゲームで食べてきた、それが食べられた、生物部にいた、学校の授業で学んだってことがある時ぴょーんとつながったって感じで、アンテナを張ってたからってことなんだけれども、それがつながって話ができていくわけです。

あきの:まさか最初は昆虫食、罰ゲーム目的だったから、飢餓につながると思ってなかったので、それに気づいたときは自分でもすごく衝撃でした。

大沢:昆虫食のメリットってなんですか。

あきの:まず、栄養価がすごく高いことにありまして、次は生産するにあたって牛などと比べると非常に低コストで生産することが可能なことになります。今は需要が低いので価値も高くなっていますが、普及活動を通してどんどん値段を下げて安価で手に入りやすい状態にできたらと考えております。

大沢:そのメリットがあって、普通、国際教養学部っていうと語学の話だったり、私にはこんな海外に行った経験がありますとか、将来国際的な〇〇になりますっていうものができるのに、あきのさんの場合は、まず昆虫食で今多くの飢餓の人を抱えてる国々を救いたいというところからスタートして、そのためにお金がかからない且つ栄養価値があるこの昆虫食を普及させたいんだということで結びつけました。国際教養学部と昆虫食ってなかなか結びつかないと思うんですが、その間に生物部というものがあったおかげで、全てがきれいにつながったと言うことですよね。これが彼女の最大の武器で、もちろん昆虫食のメリットなんかをその後調べていくことになります。高3の夏休みにどこに行かれたんですか?

あきの:昆虫食を食べられるお店に数軒行かせていただきました。

大沢:これもまためぐり合うというんでしょうか、あきのさんのお母様が長野の出身でしたよね。

あきの:はい、実は幼少期から昆虫食についての偏見はあまりなく、実は馴染み深いものだったんです。

大沢:そうなんですね。お母様もちょっと食べられる。でも一緒に食べに行ったときお母様は平気って言いながらも結局食べられなかったって言ってたような。

あきの:その時一緒に食べにいったのがコオロギだったんですけれども、親指くらいの大きさで、母はその見た目にグロッキーになってしまいました。

大沢:そこからは話が早くて、昆虫食をされている先生のセミナーかなにかに受けに行ったんだっけ?

あきの:それは元々何回か受けていたんですけれども、AOで昆虫食をやるって決めてからも何回か訪れました。

大沢:なるほど。そういうような経歴で実際に夏休みに、それによって書類が、それが決まってからはもちろん文章上の随行は何度も何度もおこなっていきましたが、核となるアイディアはできていたので、それをよりブラッシュアップしていく、研ぎ澄ましていって、より形をきれいにしていくという作業だったと思います。その時に横浜市立大学って志望理由書と?あと何が必要だった?

あきの:活動報告書、二次試験が面接と、プレゼンでした。

大沢:プレゼンというのが大きな一つテーマだったので、このプレゼンもちろん昆虫食で攻めていこうという話になりました。普通は模造紙でやるんだっけ?

あきの:推奨されているのはホワイトボードを用意しているので、模造紙に書いて貼り付けて発表という形だったです。

大沢:割とアナログですね。学校の推奨がアナログですけれども、あきのさんの場合はそうせずに?

あきの:大きなスケッチブックを用いてペラペラめくってプレゼンを行いました。

大沢:紙芝居みたいな?それまだ持っている?

あきの:まだ持っています。

大沢:動画撮ったのを覚えている?

あきの:覚えています。

大沢:あの時に食べたコオロギとか、カブトムシ、蚕、蜂の子というようなものの写真が貼ってあって、あれはなかなかインパクトがあるので、通常塾でプレゼンや面接の練習というと先生と受験生という感じで終わるんですが、小学生の子なんかも興味を持って、あのお姉さん昆虫食べて大学入るんだーみたいになって割と有名になって(笑)

あきの:恥ずかしいけどうれしいですね。

大沢:インパクトという意味では塾の先生たちもそうですけれども、横浜市立の先生もびっくりしたんじゃないかと、何この子昆虫食べるんだみたいな。やっぱりそのギャップ、別に昆虫を食べるっていうのが、ギャーっていうだけの話ではなくて、きちっと裏付けされていて、単に珍しいものをしているっていうわけじゃなくて、将来的には横浜市立の教育理念の目指すところとあきのさんの目指すところと一致させてその手段の一つに昆虫が入っているということかなと思います。

大沢:他の受験生との違いを出して私はこんな風にして、こんなことを学びたい、こんなアイディアを持っています、とすごく際立ったことができたのがあきのさんだったんじゃないかなと思います。

あきの:飢餓の状況を救いたい。その方法として昆虫食の活用です。

大沢:今でも昆虫食べています?

あきの:今でも食べています。コロナがまん延しているので、そんなに外に行く機会はなかったんですけれども、昆虫食の通販ショップとかも今は充実してきているので、そこで頼んだり、実際に店に赴いたりして食べています。

大沢:生徒にあきのさんの話を小学生なんかに、おもしろ半分にちょっと脚色して話をすることがあるんだけれども、そうすると、塾のipadなんかでAmazonで売ってるんだよってサイトを見せるとみんなワーって言うんだけれど、自分が見ちゃうとおすすめにタランチュラとかコオロギのなんとかですっていうのがね。(笑)でもみなさんが思われているのはたぶんちょっとグロい昆虫食だと思うんですが、今結構よくなって、あきのさんに写真を見せてもらったクッキーとか普通にあるよね。

あきの:ありますね。昆虫ショップでも昆虫食を粉末状にして練りこんでパスタにしたり、クッキーにしたり見た目はわからないけれど、昆虫食になっている日常生活で食べられるようなものが多いです。

大沢:そういうことなので、みなさん偏見がある人、僕自身も偏見を持っている一人ですね。理性じゃなくてなんとなく拒絶してしまうというのがあるけども、言われずに対すると案外わからない。生徒の中にはタランチュラを食べたっていう女の子がいるんだけど、すごいおいしかったってエビみたいだったって言っていて、へぇとは思ったけれども、なかなか食べられないかなあと思います。でもそういうようなところに頭を使うということが、何も考えずにとりあえず書類というものを形式的に終わらせようっていうのではなくて、この書類を大学の先生に届けるのに、どうやって自分が真剣に考えてるってことを伝えるのかってことに工夫をしたことが勝因だったんじゃないかな、と。

倍率は最終的にどうったの?

あきの:倍率は最終的に8倍。

大沢:8倍、なかなか高いです。そもそも教養学部って人数とらないよね。学科がとらないんだっけ?

あきの:学科は取るんですけれども、学系があまり取らないですね。最初は都市学系を望んでいたので、そこがあまり取る人数が少なかったと記憶しています。

大沢:じゃあ、結局最終的に受けたときは、8倍で何名合格したの?

あきの:数名だと思います。一次試験を受ける際には200名くらい。それが減らされて4,50人くらい。それからまた面接で5人くらい。

大沢:もう少し取ったような、20人くらい取ったのかな?それでも20倍くらい?
なかなか倍率が高かったとは記憶しています。そういうところで、他の人と同じようなことを書いてしまうと、絶対残らないし、甲乙つけがたいなってなっちゃうけれど、実際面接のときはどうだったの?

あきの:面接はすごく緊張しました。私、緊張するとすごい早口になって、学校や塾で行ったプレゼンの練習が、プレゼンの時間が10分だったんですけど、7分で終わってしまうくらいすごい早口だったので。

大沢:iphone立てて時間を計って練習したよね。

あきの:実際の本番でのプレゼンはすごい落ち着いてできて、逆に10分ちょっと超しちゃったんです。面接がその分すごい緊張してしまって、一つ質問を途中解答している時に忘れてしまって、どうにもならなかったってことがあります。質問されたことも忘れたし、今まで自分がしゃべってきたことも忘れてしまいました。(笑)

大沢:だからみなさん安心してください。このように合格している人も緊張してストーンと飛んでしまうこともあるということですね。でもまあ大学の先生もそれはプロなのでわかっていると思います。今でも面接の内容覚えています?

あきの:どうしてもその自分が忘れてしまった質問だけは思い出せません。(笑)

大沢:特に聞かれたこと。やっぱり昆虫食って確か聞かれたんだよね?

あきの:昆虫食についても聞かれましたし、昆虫食って聞いたら理系っていうイメージが強いと思うんで、なぜ国際教養学部を選んだかについて聞かれました。

大沢:先ほどの話には出ませんでしたが、志望理由書の段階で、もちろん昆虫食っていうのを実際の途上国に行って普及させようと思うと行政的な手続きも必要だしっていうので、横浜市と実際に提携をしている横浜市立だとそういう行政上のことも学べるっていうことも気にしていたんだよね。だから、そこも隙ないように、実際にそんな簡単に行くかどうかは別にしてもそういうことも当然に考えて、書類を作ったということになると思います。でも緊張はしつつも、その1個飛んだの以外は、普通にできた?

あきの:できたんですけれども、最後逆にアドバイスをされてしまってすごく不安な気持ちで帰りました。

大沢:何についてアドバイスされたの?

あきの:ジビエ料理について聞かれて、ジビエ料理なんかももっと勉強した方がいいよって言われて帰ったんですけど、それに加えてお母さんたちがいるスペースがあったんですけれど、そこで母が「あなたが一番早かったよ」って言われて、そこで「あー、自分が一番面接時間早かったんだ」っていうのもあってすごく落ちたんではないかと心配になってました。

大沢:みんなこういう風に終わった後も合格発表があるまでは、不安と闘ってるということです。むしろ安心する必要もないかもしれません。緊張はしてほしいですけれども、合格する人が終わった瞬間にすべて「よっしゃ、うまくいった!」と思うとは限らない。ただ、僕は長い経験があるので、あきのさんの試験が終わった後、聞かれた話を聞いたり、そういう感じだったかを聞いたりした後には、まあ大丈夫だろうなっていうのは思ってはいました。きっとそういう話もしたような気がします。

あきの:されましたけど、正直その時は信じることはできなかったです。絶望していたので。(笑)

大沢:逆に言うと自分ができなかったことが、きちっとそれにこだわってしまうということはある意味冷静に見れているということでもあって、不思議なんですけれども、一般の試験とかでも、大体合格する子、高得点取る子は完璧だったっていうより、できなかったって言うことがすごく多い。反対に、「よしできた!」って言う子は、あんまりできてないことが多い。だから自分のことを客観的に見れていないということかなと思います。

こうやって振り返ってみると、あきのさんは結局何がAO入試の中で合格まで行って、何が大切だったと思いますか。

あきの:私が今日横浜市立大学にAOで受かって最も大切だと思ったことは、志望理由書に伴った、自分の志望理由のユニークさかなと思います。

大沢:なるほど。自分ならではで、こういうことがしたいとか、そのためにこういうことをしてきましたというようなことを明確化したこと。

あきの:正直、先生が言われたとおり、空港で働くとかを理由にすると、他の人と甲乙つけがたいというか差がないから、落ちてたと思います。自分の中で携わってた昆虫、その中でも昆虫食という道を見つけることができ、学校の授業でやった内容と合わせて、それがよりユニークさにつながったのかなと思っています。

大沢:生物の話はすごくした記憶が。

あきの:しました。自分が生物部で蝶を専門にしていたので、蝶に関する知識はすごくお話させていただいた記憶があります。

大沢:今日の話には出ませんでしたけれど、実は自分の図鑑も作っていて、毎年文化祭で発表していたんだっけ?

あきの:文化祭では蝶を取って標本にしたり、蝶の情報を自分達で図鑑など見てまとめたりして毎年更新して図鑑として置いてました。

大沢:蝶というのは昆虫の中でも一番深いと言われているものなんだよね。昆虫捕りの中でも蝶専門ですっていう人は結構いるというのは聞いてますけどもまさにそういうので、これもなかなか難しくて、あきのさんにとっては当たり前のことかもしれないし、あるいは私蝶が専門で大好きなんだって言っても、周りにはえー、変わってるねで終わってるようなただの一つのネタだったかもしれないけども、話をしていくうちに、大人であって他人である、塾講師の私と話を通してそれって結構本格的だよ、と。単に虫好きだったっていう話じゃなくて、6年間の活動があって図鑑も作って毎年合宿も行ってということが、他にもあきのさんはピアノをずっとやっているとかいろいろあったんですけれど、そういうのも全部話をしてくれていくうえで、何が一番武器になるか、核となるかなということでたどり着いたということです。

ですので、みなさんこれを見ている人の中には、私こういうの何年もずっとやっているなとか、俺もこういうの好きなんだけどって、好きなことがあれば中3の子とか高1の子はもっとその道を極めたほうが案外大学へ近道になるかもしれませんのでその時に重要なのは、自分の好きなことと社会がどのように結びつくかということ、単なる好きだと、オタクだねで終わってしまうので、社会性がそこに伴うと一気に大学が近づく可能性が出てきます。

今はAO入試、総合型選抜入試を目指す人たちは今後も出てくると思うのでその人たちに一つ、なにかメッセージを。

あきの:今コロナウィルスがまん延してしまって、受験体制も去年から変わったりしてみなさんもついていけない部分も多いと思うんですけれども、私はAO入試で受かって、自分は書類や文章を先生にすごく見てもらってその知識が大学生になった今でも役立っているし、それが就職の時も役立つと思います。なので、みなさんもAOに興味を持ったら、AO入試を考えてみてください。

大沢:今日はありがとうございました。

小論文の書き方

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2022.03.30

英語や数学といった科目に比べ、小論文はどうやって勉強を始めたら良いか分からない人が多いのではないでしょうか。

学校で小論の授業があって受講している人もいるかと思いますが、その多くはいきなり実践的な(本番に近い)形式の小論を書いていることが多いようです。

しかし、それでは自分の力がついていくという実感ももてないでしょう。そのうえ何が採点のポイントとなるかどうかも分かりづらいのではないでしょうか。

長年、小論・作文指導をしてきた私の書き方指導は以下のような手順です。

1 すべての文章には読み手がいる    ⇒読み手を想像して書く。
2 文章は具体的に書く         ⇒曖昧な表現は、思考が練られていない証拠。
3 文の構成を考える          ⇒接続詞の正しい使い方と小論の型。
4 知識を増やす            ⇒調べながら書くことで、各分野の知識を増やす。
5 実践問題              ⇒過去問対策

このような流れに従って、訓練を積んでいきます。各ステップの中にいくつもの課題を書かせます。そうすることで、何を学んでいるかが分かり、その課題がクリアできているかどうかも分かります。

多くの小論文のテキストや授業では3と4のみに力がおかれているため、もともと文章が苦手な人は、けっきょく何も身につかないということに陥りがちです。そうならないためには、特に1と2の訓練を積んで、文を書いて相手に伝えるということが、どういうことなのかを知ることが最善の道となります。

「運を引き寄せる力」上智大学法学部 公募推薦

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2021.12.21

私がkipに入塾したのは出願を一か月後に控えた十月でした。
それまでは、普通の予備校で一般受験の勉強と並行して小論文を見てもらいながら、出願書類は、法律関係の仕事についている父と学校の政治経済の先生の手を借りて作成していました。当時は、法律を知っている人に見てもらいながら書けば、間違いないだろうという安直な考えの下、出願書類の作成を進めていましたが、私が作った書類に違和感を覚えていた母が九月末にkipに問い合わせをし、出願まであまり時間がない中でも見て下さると聞いて入塾しました。

そして入塾した日から、出願書類である自己推薦書、課題レポートの書き直しを始めました。

自己推薦書は、自分の長所・短所や今までの経験などを書き出し、そこから、大学でやりたいことと繋がるものを見つけることから、課題レポートはオープンなテーマに対して、どのような切り口で書くかを決めることから始めました。
自己推薦書は内容を固めるまでに4回、そこに推敲を加えながら7回書き直し、課題レポートは切り口を変えながら7回、方向性を決めてからは25回書き直しました。一つひとつ書き直すごとに大沢先生に添削していただき、話し合いを重ねながら少しずつ大学に提出できるレベルのものに仕上げていきました。
最後の最後まで書き直し、出願締め切り日の前日に33稿目のレポートと12稿目の自己推薦書を提出しました。

そして、出願後は当日の試験に向けての準備を始めました。それまでにもやっていた小論文の演習に加え、kipや学校で面接練習をしてもらいながら、学校の政治経済の先生と一緒に想定問答を作りました。出願書類にまだまだ推敲の余地があった分、出願書類について聞かれたら、それを補えるだけの答えを用意しなくてはという緊張もあり、かなり入念に準備したと思います。その甲斐あって、面接に関しては不安を残さず、当日を迎え、楽しく面接を終えることができました。

面接以上に不安だったのは、小論文でした。新聞を読む習慣もなければ、テレビのニュースさえまともに見ていなかった私は、時事問題に疎く、前提知識を要する出題だった場合、手も足も出ないかもしれないと思っていたからです。そのため、小論文のネタ帳のような本を何週も読んで、どんなに浅くても前提となる知識をつけようとしたり、大沢先生に問題を予想してほしいと頼み、いくつか挙げてもらったテーマについて調べてみたり、直前になってかなり足掻きました。しかし、当日、問題を開いてみると、問一が今までメディアで報道された児童虐待に関する事例・事件の概要を300字程度で書かせる問題で、とても付け焼刃の知識で太刀打ちできるようなものではありませんでした。しかし、幸い、以前に関心を持っていた時期があり、本を読んだり、実際の事件をもとにした映画を見たりしていたこともあったので、ある事件について母親が我が子を虐待するに至るまでの経緯も含め、かなり詳細に書くことができました。今考えても、この小論文の出題は本当に運がよかったのだと思います。

そして、試験の10日後、学校で合否発表を見ました。結果は合格。大沢先生と家族にLINEで連絡し、仲の良い友人と担任の先生、想定問答を一緒に作ってくれた政治経済の先生にすぐに報告しに行きました。まだあまり実感が湧いていない私よりも喜んでくれる先生や友人を見て、運はもちろん、何より人に恵まれたのだと感じました。ずっとそばで応援してくれていた家族や友人、「学校の先生は好きなように使って」と全面的に協力してくれた担任の先生、面接前に毎日、朝・昼・放課後と想定問答を一緒に作ってくれた政治経済の先生、そして何より出願まで残り少ない中で受け入れて下さり、親身になってご指導くださった大沢先生をはじめ、kipの先生方には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

上智大学法学部 公募推薦合格!合格の秘策

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2021.12.09

さきほど、Yさんから上智大学法学部法学学科への合格通知をもらいましたと報告がありました。公募推薦です。

おめでとうございます!こちらもホッとしております。

Yさんが入塾してきたのは、高3の9月末。公募推薦の書類提出は10月末ですから、正直遅すぎると言えるでしょう。

お母さまからご連絡をいただきときは、その時点からできることは限りがありますとお伝えしました。提出する書類はすべてお父様と一緒に作り上げられており、大学が発した設問に答えてはいるものの、大学が求めているものとはズレがあるものでした。

時間はありません。できることは、限られた時間ですべて書き直すことです。たかが、文章を書き直すだけと思われる方が多いのですが、公募推薦では、

・課題レポート
・自己推薦書
・当日小論文
・面接

などを通して、しっかりと推薦するにふさわしい人物であることをアピールしなければなりませんから、単に文章の添削の話ではないのです。トータルで戦略を立てたうえで、各文章を作り上げていかなければなりません。

最初におこなったのは、自己推薦書の全面的な書き直しです。

将来の夢⇒大学で頑張りたいこと⇒そのために高校時代の活動

こうした軸を中心に、上智大学がどういう大学なのかを話しました。つまり、自分が上智大学とどれだけ合うのかをアピールするのです。
また、同時に課題レポートも進めましたが、こちらのほうでもネタ選びから作り直しをしました。

結果として、完璧と言えるまでには至りませんでしたが、できることはすべて尽くたという状態まではいけました。

入試だけでなく、スポーツの勝敗や人生の成功なども最後の最後のところでは運の要素が強いように思います。「引きが強い」とか「強運」であるとか「運が良い」というような言葉があるのは、そうした人生の経験を反映しているのでしょう。

しかし、一方で冷静に考えてみると、(というより数学的に考えてみると)運というものはすべての人に平等であるはずです。さいころを振って、6が5回連続で出ることはありますが、振る回数が増えれば増えるほど、6が生じる可能性は1/6に近づくのと同じ原理です。要するに、たった一回の勝負事でしたら運の要素が大きくなることはありえても、人生のような多くの分かれ道が生じるものは、運で切り抜けるには複雑すぎるため、運で片づけられるはずがないということです。しかし、それにもかかわらず、長年入試に関わってきますと、運を引き寄せる人がいると感じざるを得ません。

今回上智大学法学部に合格したYさんにもそのような運を感じました。

まず、お母さまが問い合わせをしてきたのが9月下旬でした。書類提出までひと月ほどだったと思います。来られた際に言われたのが、お父さんと一緒に書き上げた課題レポートが「何か違う」と思ったからだというのです。その何かは分からないが、とにかく「何か違和感を覚えるのでプロの人に見てもらいたい」ということでした。面談にお越しいただいて、お話は一通り聞きましたが、基本的にそのような短期間で納得のいく書類が書きあげるのは難しいというのと、その他にも理由があったため、その日のうちに入塾はお受けできないとお断りの電話をしようと考えておりました。ところが、こちらが電話をするより早く、お母さまよりお電話があり、今日からでも入塾したいという旨を伝えられました。こちらが電話をかけようと握った際に、かかってきましたから本当に数秒の差であったと言えます。

塾に来て、初日から公募推薦の書類は全面的に書き直しをしました。

文章で書くとたった一行で済んでしまいますが、お父さんと時間をかけて書いてきた自分の力作を、否定されるのです。しかも初対面の人間に。褒められるわけでないのですから、気持ち良いはずがありません。それからも、毎日こちらが読んで、添削をして書き直しをして・・・の連続です。

そうした日々が続いても、Yさんは大変そうな素振りも見せずに、素直にただ「はい」と言って毎日書き直しを続けました。そうした素直な態度にこちらも心を打たれ、指導にも熱が入っていきました。提出書類には正解はありませんから、どこまで推敲を練るかはすべて自己判断となります。書くのを嫌がったり、ためらう素振りを見せたりすることがあれば、推敲回数も減り、違ったものになったでしょう。そうしたことがなかったため、当初考えていたものよりもは良いものができました。個々の書類はまだ、修正の余地がありましたが、全体像はできたので、勝負の土俵には上がれました。

こうした過程では、受験する人にとっても、指導する人にとっても無数の判断の連続が存在します。あと一回、納得のいくものに少しでも近づけるために、修正するかどうか。提出まであとわずかな日数しかない中で、新しい案をとりあえず、書いてみるかどうか・・・。指導する側が妥協せずに添削をするということは、指導される生徒もそれについてこれる気持ちがないといけません。

結局のところ、どのような態度で入試に臨むのかという根本的な姿勢が問われるのです。日々で見ると少しずつ、しかしいずれはそれが結局大きな違いとなり、最終的には合否という結果につながっていくのだと思います。

そう考えると、一言で運と言っていることは、原因が複雑すぎて言葉で言い切れないために便宜的に言っているにすぎないもので、本当のところは、周りの人をどれだけ味方をできるかという生き方の姿勢ではないかと思えてきます。

他人と差がつく志望理由書の書き方(動画)

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2021.10.13

他の人よりも一歩先をいく志望理由書の書き方について話をしています。

【動画はページの最下部にあります。以下は動画のテキストバージョンとなります。】

はい、こんにちは、Kip学伸塾長の大沢です。
今日はですね、一歩先をいく志望理由書の書き方ということについてお話をしていきます。

前回と言いますか、数分前の動画でですね、志望理由書の書き方について
こういう風に考えるんだよということで、過去現在未来3つの点をですね、
つなげていってセルフストーリーをつくっていくというお話をしました。
ただですね、ネットで調べていただいても
あるいは志望理由書の書き方の本なんかを読んでもですね、
言葉が違ったり若干表現が違ったりはあっても基本的には同じようなアプローチで
志望理由書の書き方なんかが書かれています。

英語数学といった一般入試にある、いわゆる勉強の科目というのは模範解答があって、
唯一無二の答えがあってその回答に近づく、あるいは解答に至るということで
正解を競う、そして正解の数が多ければ合格ということになりますが、
この志望理由書の書き方、
あるいはまあこの総合型選抜そのものがですね、
そのようなもので測れない唯一無二の正解がないというところが大きな特徴ですから、
みんなと同じような書き方をしていると
そのユニークさが出せないです。

ちょっとポイントとして今挙げましたユニークさということで、
ユニークというのは唯一無二ということですよね。
例えばですね、僕は毎年、沢山の志望理由書を見たり、
添削をしたり書き直しをさせたり、色々してますけれども、
多くの人が同じようなフォーマットに従って書いて、
結論として、よって私は貴学部を志望します、とかいうような形で結論を得ている人がたくさんいます。
でもそれってこのようなフォーマットですよっていう決まりがあるわけではありませんし、
反対の立場、つまり読み手の立場に立ったらそこってそんなに引っかかることなのかなと思います。

つまり当然、志望していることは分かっているわけですから、だから志望理由書を書くわけです。
分かりきった事を本当に書く必要があるのかなと。
そういうところで工夫をしていって、ユニークさを出していってほしいと思ってます。

特にまあ書き出しそれから最後っていうのは非常に
工夫するべきところだと思いますので、
何十回と書き直して、いろいろ流れが出てきた中でも、
最初と最後は特に推敲を練ってですね、
読み手がハッとするような文章を書くのが、
読んでいて、この子面白いなと思ってもらえるコツだと思います。

いいですか、まずはそうですね、文章の工夫ということで、
まあ最初の部分、最初と最後の工夫ですね。
で今ですね、こういう形でテキスト、
塾のオリジナルの志望理由書持ってきたんですよ。
ここにはですねこれまでに合格したいくつかの子の
出だし・最初と最後の例文だとか、そういったものも入っています。
一番最後は慶応大学に入った子の文章なんかも入ってますので
まあ過去に受かった人・先輩の文章なんかを参考にするとこういうふうにして
工夫してるんだなっていうのがわかる、と。

それからですね、自己推薦という入試制度、
今もちろんありますけども総合型選抜のひとつに含まれるこの自己推薦というのがですね、
他のAO・公募と比べてもこれまでの活動実績が重視される傾向があります。
前回お話ししたように、過去現在未来のその3つ点をつなげるという話をしましたけれども、
学部学科によって、その過去の、これまでの実績を重視するのか、
それとも大学で何をしたいのか、大学はこういう人物を求めますよっていうのを重視するのか、
それとも未来の職業ですね、
看護師になりたい、お医者さんになりたい、学校の先生になりたいというような
未来を重視するのかっていうので、若干この総合型入試も分かれてくるんですけども、
この中でも過去を重視するようなところというのは
例えば自分はなになにで全国大会に出たとか、日本選抜に選ばれたとか、
海外でこういうことしてきたとかっていうようなことを重視するところが多いんですけれども、
これはですね、
著しい成績ですと当然まあ得点が高いと言うと変ですけども、ポイント高いわけです。
これまでですね
僕も教えてきた子の中で
一番印象に残っているのは実際の囲碁のプロの人でした。
新人王を取ってですね、最年少で新人王を取ってということで、
世界ツアーに毎年出てたりとか、
そういうような人だったんですけど、
それで実績が素晴らしいと当然ポイントが高いわけですが、
皆さん当然ですけども全ての人がそのような素晴らしい実績を
持っているわけではありません。
しかしこの実績が素晴らしく見えれば見えるほど、
大学にとってはこの子面白いなと思ってくるんです。

じゃあその、悩むわけですね、どうしたらいいかと言うと
実はですね、頭を使って少し工夫すれば
そんなにすごいことじゃなくてもユニークな存在になれるんです。
何かといいますと、例えばですね、
1万人あるいは10万人、
自分の同世代の中でも、
自分はこれだと10番以内に入る、あるいは100番でもいいかもしれませんけど、
その全国トップレベルは難しかったとしても、
10人集まったうちの1位ぐらいかなっていうようなものだと、
考えればあると思います。
その、10人集まったうちだったら1位になれるかなっていうのを
3つつなげることによって、
こうすることによって、
1/1000の存在になれればいいです。
具体的に言いますと例えば
私英語好きなんだ、と。
たくさんの人が英語好きだと思いますが、
英語というのはですね、帰国子女姓の、帰国子女も増えているので、
簡単に英語が少しできるぐらいで私英文科いきたいのよねということは、
アピールになりません。
僕も塾で小学生から高校生まで教えていますけれども、帰国子女の子、
小学生でも帰ってきて、その専門のですね
塾に行って、英検1級とかも珍しくなくなりました。
小学生で英検1級です。
そうなるとじゃあ高校生だとどんなレベルなんだという話になってしまうので、
英語はあくまでも好きとかちょっと得意くらい、それでいいと思います。
なぜなら英語だけで勝負できるほど甘くないんです。
でもこの英語以外なら、
例えば文章を書く、私昔から作文書くの好きなのよねとか、
文章書くの得意だから先生によく褒められたとか、そういうようなものがある。
それからそうですね、
例えば自分はミステリーが好きなんだ、とか。
昔からミステリーを読むのが大好きで、っていうようなことがあったとすると、
英語が得意な人、ちょっと書いてみましょうか、
例えば、英語が得意と。
得意といってもそんなべらぼうではないということですね。
それから文章書くのが得意だと。
それから、ミステリーが好きだとなりますとそれぞれの要素はそんなに珍しくありせん。
例えばミステリーが好きだからって大学に行けるわけではありません。
ところがこの3つをつなげるとですね、
なかなかそんな人はあまりいないと思います。
これをうまくつなげたら、
将来私が、あるいは僕は、
日本の今輝いているミステリーをですね、英語で出版するのが夢だというようなことを
書けるかも知れませんし、
反対にオーストラリアでまだ日本語に訳されてないけど、
この人の本面白いなっていうのを紹介したいんだと。
それがぼくのわたしの夢なんだっていうようなことです。
だから大学でこういうことをやって、こういうことを学びたいということを
つなげていくわけです。

こうしたことを、今こうパッと例として出しましたけれども、
簡単にはもちろん見つかりません。
ですから、工夫をしなければいけないわけです。
自分がやってきたことが、どういう風に武器になるのかということに
頭を使うわけです。
つまり、この総合型入試とはそういうところで頭を使わないと、
パッと読んだ瞬間に。私は帰国子女です、英語が得意です、将来海外住みたいです、だと、
なんのユニークさもないわけです。
読んだ人がですね、面白いなと思ってもらえる視点を
どれだけ入れられるかということです。

僕の教えた生徒で、
去年おととし、数年前ですね、2年ぐらい前に横浜市立大学というところに受かった
女の子はですね、中高一貫校の、私立の中高一貫校の高校に行ってたんですけども、
中1から生物部にいたそうです。
その生物部自体全然珍しくないんですけども、話を聞いてるとですね、
結構本格的な活動をしていました。
そこからですね、色んな話をしてどうやったらそれがつながるかと、
何十回話し合ってですね、
最終的に、そこからどこにいったかというと、昆虫食というところに行って、
昆虫食から、途上国あるいは貧しい国の貧しい人たちの貧困をなくすと。
昆虫食の普及という話になって。
で実際、彼女は昆虫を食べに行ってですね、写真を撮ってそれをプレゼンにして、
とてもユニークな存在になって、もう受験する前からこれだけを得られてるんだから、
合格も間違いないだろうということで、
見事に合格を勝ち取ったと。
戦略です。
ユニークさを競うということです。

それからですね、他にもまあ実際にどうやってユニークになれるのかわからないって言った時に、
どういう発想があるか。
たくさんあるんですけど、ここで一つだけ。
例えばですけども、海外の視点を入れてみると。
特にまあこれ志望理由書というよりも、小論なんか特にそうかもしれませんが、
小論っていうのは基本的にイエスノーをはっきりさせる、是非を問うものが多いわけ。
例えば日本で、中学生の制服着用、
ほとんどの学校で義務付けられていますよね。
あるいは、髪型だったり髪の色だったり染髪禁止、
まあ要するにカラーをつけたりするの禁止と言ってる学校、中学校多いと思うんですけども、
それについてどう思いますか、あなたの意見を、と言うと。
まあ、私はその中学生のカラーリング、髪の毛を染めることに賛成ですか反対ですか、
という小論を書いたりするんですけども、
そういった時にですね、
ふとした時に考えた時に海外はどうなってるのかなっていうような視点をいつも考えておくと、
なんかこう発想するときにですね、ちょっと違った視点から
ものを考えることができるんだよね。
そういうような習慣をつけてですね、何か文章を書くと。
志望理由書なんかでも、これって海外だとどうなのかなっていうような風に考えてみると、
視野が少し広がるので、ほかの人とは違った視点からものが書けると思います。

そうですね、あとは、わざと普通の人だったらこう言うだろうっていうのと逆の表現、
逆張りって言いますけど、そうやって逆張りの発想でものを書くというようなのも
一つのアイデアです。
ユニークさは多彩です。
昔ですね、上智大学歴史学科に入った、
公募推薦で入った女の子がいるんですけども、
上智の史学科はですね、あれがあるんですね、
課題レポートがあってですね、
その時の課題レポートの内容が
タイトルがですね、食料生産と飢餓の歴史に付いて書け、と
なんでもいいわけですけども、
食料生産と飢餓の歴史、とあったんですけれども、
彼女が最初に書いてきたのは、江戸の三大飢饉について何かを調べて書いてたんですけども、
それじゃあつまんないよっていうので、
逆の発想で書こうというので、
日本で飢餓の歴史はあったけども食糧生産は十分だったと。
普通思うのは食糧生産が足りないから飢餓が起こるよ、食料生産を増やそうねって話ですけど、
そうじゃなくて、生産量は足りてたけどもうまく必要なところに届いてないから、
というような発想。
現代、現世界でもそうですね。
先進国といわれる日本なんかでも物は溢れてます。
食べ物もたくさん、日本だと二十数パーセントが廃棄されています。
ところが一方で、貧しくてご飯食べれない国もあるので、
これって何でって言うと、
あるところにありすぎて、必要なところに届いてないってことです。
こういう発想で書いていって
しかもですね、お父さんなんかにも手伝っていただいて、
excel でグラフなんかも作りました。
そうするとですね、
大学の先生に、「グラフ書いてきたの、君が初めてだ」と言ってもらった。
こういうのもユニークさで目に留まるわけです。
歴史のレポートなのにグラフを書いてきた。
こんな風にして石高と…というようなことですね。
そういうのも他の人がやってない発想で考えて作ってきました。

それから、当たり前なんですけども、
内容を深めよう、という話です。
志望理由書を書く、一つ一つ書くのでも内容を深める。
で、じゃあどうやって内容を深めるんだろうというと、実は簡単です。
例えば1200字の志望理由書を書くのに、1200字しか書かないと内容は深まりせん。
1200字の志望理由書を書くのであれば、1万2000字の志望理由書を書けばいいわけ。
1万2000字書いて、そこから必要なものにするために
削って削って…として、
本番に出すものは、削ったこの一番ピカピカに磨いたものを提出するわけ。
その前には捨てた九割の文章があるわけですよね。
ですから、たくさん、実際の量よりも書く、ということです
量を書くということです。

それからもう一つ志望理由書を書きながら同時にですけども、
面接も考える。
面接も同時に考える、と。
当たり前ですけども、面接があります
で、面接で、志望理由書に書かれていることでツッコミ入れたくなるとか、
先生たち当然ツッコミを入れてくるので、
そういうことも考慮に入れて、
面接でこうやって聞かれたら、こうやって答えようと。
ここではこれだけしか量の関係で書けないけれども、
その背景には、僕5分でも10分でも語れるよっていうふうに、
面接も同時に考えつつ、
志望理由書を書くということが重要です。

そういう感じでですね、
内容を深めるにあたっては、
やはり少しちょっと話が大きくなりますけれども、
その志望学部とですね、学科でもいいですけども、
志望学部学科と、社会の接点を考える。
常にですね、考えるときに、
社会というものを意識してほしいと思うんです。
皆さんは大学に行くのは当然、
自分のキャリアを作っていったり、いい大学に行きたいなとかっていう、
自分の事を考えていると思いますけども、
当たり前ですけど、社会に出るということは社会に貢献していくということです。
そして社会に貢献できる人物を作る専門機関の1つが大学です。
君のキャリアが、君がお給料高い会社に入れたらいいよねっていうようなことで、
大学があるわけではありません。
ですから、当然本心の中では自分のことをたくさん考えているかもしれませんが、
これを機にですね、
一体自分のやっていること、自分の行きたいところに行くと、
社会にどういう形で貢献できるのか。
あるいはですね、
時事問題なんかも調べて、新聞なんか調べて、
調べたり読んだりしてですね、切り抜きをしてノートをつくっていくといいと思うんですけども、
そういうときはですね、
まあどうしたことが、自分の行きたい学部が今どういう問題があるのかと
いうようなことを知っておくことが当然重要です。
あるいは今後来たるべき社会、今日本だけではなくて世界も大きく変わっています。
特に日本はですね、少子高齢化と言って、老人が今から20年かけてどんどん増えていきます。
反対にですね、子供はどんどん減っていきます。
大きな問題になってきますし、
社会のあり方が変わってくるので、
その来たるべき社会のことを想定しながらですね、
今とは違う価値観になることを読み込んだ上で、考えた上でですね、
自分は将来こういうことをしたい、というようなことを
考えて欲しいと思います。

例えばそうですね、看護師とか。
今、これからも、看護師ってどんどん必要になると思いますけど、
今後はその地位も上昇していくと思います。
これまではお医者さんがいて、
お医者さんをあくまでもサポートする存在としての看護師だったと思いますけども、
これからはですね、患者さんも増えてきますから、
お医者さんがいて、患者さんがいて、看護師がいて、
看護師というのは一番患者と近い存在です。
ですから、今までこういう縦関係になっていたのがそうじゃないよということで、
予防も含めて、あるいは病気ではないけども、
どんどん歳をとって高齢が進んでいるので、病院に通わなければいけないとか、
そういうような人も増えてきますから、看護師の役割というのが変わってきます。
あるいはAIなんかが発達していると、今手作業でやっているお医者さんの作業のなんかも
機械がやる時代が近いうちに来る。
そうすると変わってきますので、そうしたことも最新の情報なんかも
自分なりに調べてですね、それを分かった上で。
お父さん、お母さん、あるいは先生が言ったからこうなんだよねって思うことは危険です。
なぜならお父さん、お母さん、あるいは先生というのは、
あなたたちよりも、皆さんよりも年齢がずいぶん上です。
その時の価値観はこうだった、こういうふうに思われてるっていうのはあるかもしれませんが、
今後はそういうものも大きく変わってくるので、
皆さんは自分の頭で考え、今後こうなるからというようなことを理解した上で、
あるいは自分なりの頭の中で答えを出した上でですね、
志望理由書を書いていくと内容が深まっていきます。

今日はここまでにしておきます。
ユニークさということで他の人と差をつけるためにどういう発想するとか、
どういうことを気をつけるのかというのと、
書かれている内容を深めるためにはどうすればいいのか、
といったお話をしました。
それでは今回はこれで終わりです。
頑張っていきましょう。

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上智大学総合人間科学部心理学科 公募推薦(動画)

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上智大学総合人間科学部心理学科・公募推薦の小論文概説動画です。

ポイントは圧倒的な課題文の量をどうやって読みこなしていくのかだと思います。

詳細知りたい方は、こちらをどうぞ。https://www.kipgakushin.com/sophia.html

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上智大学総合グローバル学部公募推薦に出題される小論文について話をしています。

ポイントは世界的問題(グローバルイシュー)について、グローバルとローカルの視点がそれぞれどのようなものであり、そのような差異から生じる摩擦をどうやって解決するのかを、自分なりに考えているかどうかです。

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上智大学総合人間科学部社会学科の公募推薦対策動画です。

出題されている小論文の概要を話しています。

ポイントは

・60分で800字程度を書く
・「格差」についての出題が多いので、自分が興味がある「格差」について書けるようにしておく

です。

【上智大学総合人間科学部社会学科】公募推薦 攻略(動画)

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志望理由書は一瞬で改善できる(動画)

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2021.02.19

いちおう書いてみたものの自分の志望理由書のでき具合がよく分からない。こんな悩みを抱えた人は多いでしょう。

この動画では、一つのことを意識するだけで、簡単に改善できる方法を話しました。

みなさんこんばんは、Kip学伸塾長の大澤です。
今日は志望理由書を一瞬で改善する方法を、具体例をあげながらみなさんにお話ししていきたいと思います。

志望理由書、推敲を練ったり、添削してもらったりで大変な思いをすると思うんですけども、まずその前にですね、自分が書いたその文章をちょっとしたことですごくよくなるという方法があるので、そのお話を今日はみなさんにしていきたいと思うんですが、まずはいくつか文章でよくありがちな文章というのをあげてみました。4つか5つあげてみたので、それを具体的にどうやって直す、どうやって一瞬で直すのかについてお話していきたいと思います。

まずは最初なんですけれども、読んでみましょう。

「私は将来、日本だけでなく地球規模で考えるグローバルな視点でさまざまな課題と向き合う仕事がしたいです。

フィールドワークが充実したカリキュラム、論理的思考力が高まるゼミに参加して夢に向かって進みたいです。」

これ段落で、別の文章だと思ってください。

「オープンキャンパスで貴学の存在を知りました。その際に説明会や模擬授業を受けましたが、こんなにも興味が湧く学部に出会ったのは初めてでした。

貴学では他大学に比べ、会社法、労働法などの企業活動に関係する法律を重点的に学ぶことができる。」

こうしたこと、もちろん文章は実際にこれと同じってことはなくても、同じようなことを書いている人いると思います。どうやって直していくのか見ていってみましょう。

まずは改善すべき点として、この赤く書いているところですかね。

「私は将来、日本だけでなく地球規模で考えるグローバル視点で様々な課題と向き合う仕事がしたいです。」

こうやって書く人すごく多いんですけれども、突っ込みどころとして様々な課題っていったいどんな課題?課題と向き合う仕事、どんな仕事?具体的に書かれていません。様々なという表現でごまかされています。

次の文章、
「フィールドワークが充実したカリキュラム、論理的思考力が高まるゼミに参加して夢に向かって進みたいです。」
カリキュラム、どんなカリキュラムですか?
フィールドワークが充実したというのは、どんなフィールドワークがあるのか?
論理的思考力が高まるゼミってどんなゼミなのかを具体的に講義名を書いてもいいでしょう。先生の名前を書いてもいいでしょう。具体的なことをもっと書きましょう。

次にですね、
「オープンキャンパスで貴学の存在を知りました。その際に説明会や模擬授業を受けましたが、こんなにも興味が湧く学部に出会ったのは初めてでした。」

志望するきっかけを書いているのでしょうが、何に興味を持ったのか、こんなにも興味が湧く学部っていうんですけれども、話された先生のどこに興味を持ったのか具体的に書きましょう。

「貴学では他大学に比べ、会社法、労働法などの企業活動に関係する法律を重点的に学ぶことができる。」

とありますが、なぜ他大学と違うのか、他大学と違うことが学べるのはわかったんですけれども、なぜそうなのか?具体的な授業、たとえばカリキュラムの内容について書きましょう。

さて、4つ5つですか?例をいくつかあげて、こういう風に直して方がよくなるのではないかといったことを踏まえますと、ここで話してたことは一つにつきます。

何かっていうと、文は具体的に書こうと、さっきから言ったのはこれ具体的に書きましょうねと話しています。

いいですか、志望理由書をよりよくするためには文章はできるだけ具体的に書くということです。具体的ってなんですかというと、読み手が読んだときにイメージできるということを基準に考えてください。

簡単な方法としては、一瞬で直せる方法としては、自分で読み直してみて、「色々な」「様々な」「たくさんの」「数多くの」といった表現が使われているところが具体的でない可能性が高いです。特に「様々な」という言葉は非常に便利ですが、それを使ってしまうとふわっと曖昧な表現になってしまうので、そこを直せばより具体的なものになります。

具体的になるとどうなるか。

具体的なものになってきますと、内容がより深くなっていきますし、頭を使うことになります。実際にですね、うちの塾で添削のやりとりをしていったのをここで公開してみたいと思います。

より具体的に書かせていくとどんな文章になるのか、ということで、

まずは①、
「中学一年生のときから、自分で採集した蝶についての記録をつけ、生態などを調べて図鑑を作ってきました。」

なんかのきっかけでこういう文章が出てきたので、書いてきたので、添削として面白い経験なのでもう少し詳しく書いてください。細かく詳しく書いてくれと言いました。
そうするとですね、

「中学一年生のときから、自分で採集した蝶についての記録をつけ、生態などを調べて図鑑を作ってきました①。図鑑の蝶の数は6年で100種を超えました。文化祭の見学者や、OB・OGの方にもほめていただくことが②多かったです。中には作った図鑑を見て、私の説明を聞いてくれた人がこの部活に入りたい、と思い入部してくれることもありました。自分の好きで作った蝶図鑑が多くの種類を記録し、人々の心を動かせるものとなったことに私はとてもやりがいを感じました。」

ずいぶん詳しく書いてくれましたが、ここで①、②と書いてあるところですね、

① というのは図鑑を作ってきた、なんで図鑑を作ってきたのかということをですね、それからどういう特徴がある図鑑か。作っている人は蝶の図鑑を作りましたよっていうと、自分が作ってみたものを思い浮かべられると思いますけれども、読み手としてはですね、それを見てその部に入りたいなと思う人がいたぐらいの図鑑なのであるから、どういう特徴のある図鑑なのかを知りたいと思うんです。具体的に書いてある。
② またそれからOB・OGにほめられることが多かった。なにをほめられたのか?具体的にほめられたことについて書いてみようという話をしました。
③ そうしたことを踏まえますと、こんな感じで、「私は部活では蝶を専門として扱っています。蝶を知らない人に蝶の特徴や良さを伝えていくために、最もふさわしい方法は図鑑を読んでもらうことだと私は考えました。」理由を書いてますね。
「そこで、私は中学1年生のときから独自に部で採集した蝶についての記録をつけ、生態などを調べ、蝶をわかりやすく、かつ見やすいように説明できるようにしたい、ということを目標に掲げ、試行錯誤しながら図鑑を作っていき、その数は6年で100種を超えました。」ずいぶん細かくなってきました。
「先生や文化祭の見学者、OB/OGの訪問者に図鑑の蝶の種類の数やレイアウトなどをほめられることが多く、」具体的にレイアウトだったりをほめられたと書いてあります。「私の説明を聞いてくれた人が入部してくれることもありました。」

こういうような感じで、掘り下げていけるわけです。具体的に書くことによって、自分が曖昧により深く考えなければいけないのに、その手前で止まっていることがもっともっとですね、頭を使って、これってどういうことだったのかなと、曖昧に終わらせないで済むということです。

具体的に書くためによく調べ、よく考える。
自分のことでしたら調べるというよりよく考えるということになりますけれども、相手の大学のこと、カリキュラムの事、あるいは大学の理念だったり学部のことだったりであれば、調べることです。曖昧に終わらせてはいけません。よく考える自分のことであればなぜこうだったのかな、どうしてこうなったのかなというのを具体的に掘り下げていくと。志望理由書っていうのはこういうところで頭を使うのです。

実際にですね、よく調べよく考えるということは、メモの数も膨大になってきます。どれくらい勉強するのかということで、前回動画にも出演してもらった慶應大学の看護医療学部に入った子の実際に作ったノートの数だとかをちょろっと見ていただこうと思います。こちら、向こうがノートです。慶應の実際に大学に行って買って、志望理由書用のノートと面接用のノート、こちらの方は切り抜き、資料だったり新聞の切り抜きだったりをクリアファイルに入れていったものです。膨大な数、この中にも10冊くらいありますね。それから、こちらが実際に読んだ書籍、AO入試の時に読んだ本、でこちらが、実際に集めた資料だったりパンフレットだったりインターネットから探してプリントアウトしたものの一部です。こういうような感じでよく調べてよく考えて推敲を練ることによって具体的になり、より内容が深いものになっていくわけです。
これを見ているみなさんは、文章が一瞬でよくなるということで、具体的ということを意識して志望理由書を書いていってほしいと思います。

それでは今回はこの辺で。

白百合女子大学合格!

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2020.11.05

本日、オンライン授業を受講していたYさんが白百合女子大学文学部を総合型選抜入試で合格しました!

おめでとう!!!

志望理由書では「おもてなし」をキーワードに地元の愛媛と将来の夢をうまく繋げて書けました。

面接前日に塾に来て最終的な確認と練習をして、万全の態勢で面接に臨めました。

この入試で具体的に考えていった夢を実現するために、充実したキャンパスライフを送ってください。

 

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横浜市立大学国際教養学部 AO入試(動画)

カテゴリー:AO入試・総合型選抜入試/小論文対策2020.10.31

横浜市立大学国際教養学部にAO入試で合格した卒塾生との対談です。

昆虫食を軸に組み立てた書類はインパクト大でした!

 

 

世田谷区「千歳船橋」の個別指導塾・進学塾・学習塾 Kip学伸
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